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日本工業規格

JIS

 H

4303

-1993

DM

鉛板

DM lead sheets and plates

1.

適用範囲  この規格は,一般工業用に使用する DM 鉛板(

1

)

について規定する。

(

1

) DM

鉛板は,鉛溶湯に回転するロールを浸し,鉛板を直接製造する装置 DM (Direct Method)  機

によって製造されたもの。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS H 0321

  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 1121

  鉛地金分析方法

JIS H 1123

  鉛地金の発光分光分析方法

JIS H 2105

  鉛地金

2.

種類及び記号  DM 鉛板の種類及び記号は,表 のとおりとする。

表 1  DM 鉛板の種類及び記号

種類

記号

特色及び用途(参考)

DM

鉛板 PbP-DM 厚さ 0.3mm 以上 2.0mm 以下の純鉛板で,柔軟性に優れ,主

として建築及び設備の防音並びに制振に適している。

機械的性質は,厚さ 0.3mm の場合,引張強さ 10.5N/mm

2

伸び 20%程度である。

3.

品質

3.1

外観  DM 鉛板は,酸化物,その他の異物を介在してはならない。

3.2

化学成分  DM 鉛板の化学成分は,表 による。

表 2  DM 鉛板の化学成分

単位%

Pb Ag Cu As

Sb

+Sn Zn

Fe

Bi

99.95

以上 0.002 以下

0.005

以下 0.005 以下

0.010

以下

0.002

以下

0.005

以下 0.050 以下

備考  この表は,JIS H 2105 に規定する 2 種に相当する。

4.

寸法及びその許容差

4.1

標準寸法  DM 鉛板の標準寸法は,表 による。


2

H 4303-1993

表 3  DM 鉛板の標準寸法

厚さ  mm

幅×長さ  mm

1

枚の質量  kg(参考)

0.3 31.6

0.5

930

×10 000

1.0 930

×5 000

52.7

1.5 28.2

2.0

910

×1 820

37.6

備考1.  1枚の質量は,密度11.34g/cm

3

として算出し,有効

数字4けた目を四捨五入したものである。

2.

注文品の厚さ,幅及び長さは,受渡当事者間の協
議によって定めることができる。ただし,この場
合の許容差は,

表 による。

4.2

DM

鉛板の厚さ,幅及び長さの許容差  DM 鉛板の厚さ,幅及び長さの許容差は,表 による。

表 4  DM 鉛板の厚さ,幅及び長さの許容差

単位 mm

幅の許容差

厚さ

厚さの許容差

幅 500 未満

幅 500 以上

長さの許容差

0.3

以上  0.5 未満

±0.05

0.5

以上  1.0 未満

±0.10

1.0

以上  1.5 未満

+0.20

0

1.5

以上  2.0 以下

+0.30

0

+10

0

+20

0

切板の場合

+20

0

5.

試験

(1)

分析試験  化学成分の分析試験は,JIS H 1121 又は JIS H 1123 による。

(2)

厚さの測定試験  DM 鉛板の厚さの測定試験は,質量法を用いるこの場合は,打抜きなど適当な方法

によって面積 50 cm

2

以上の試験片を採り,ひょう量して単位面積当たりの質量を求め,密度で除した

値を板の厚さとする。

なお,DM 鉛板の密度は,11.34g/cm

3

とする。

6.

検査  検査は,JIS H 0321 によるほか,次による。

板は外観・寸法を検査するとともに,5.によって試験を行い,3.及び 4.の規定に適合しなければならな

い。

7.

表示  切板は一枚又は一束ごとに,コイル状の巻板は一巻ごとに,適当な方法によって,次の事項を

表示しなければならない。

(1)

種類又はその記号

(2)

寸法(厚さ,幅,長さ)

(3)

製造番号

(4)

製造業者名又はその略号


3

H 4303-1993

JIS H 4303

  DM 鉛板原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

西  川  精  一

東京大学名誉教授

高  木  譲  一

工業技術院標準部

古  賀  英  宣

通商産業省基礎産業局

大  森  梧  郎

科学技術庁金属材料研究所

田  村  泰  夫

三井金属鉱業株式会社

作  宮  一  新

東邦亜鉛株式会社

平  野  政  雄

三菱マテリアル株式会社

日  野  順  三

日鉱金属株式会社

新  井      強

ヨシザワ LD 株式会社

後  藤      剏

騒音防止協会

吉  川  晴  夫

日本保湿保冷工業協会

平  井  正  史

東洋エンジニアリング株式会社

柿  鳶      昇

ヤマキ工業株式会社

徳  永      博

日本鉛亜鉛需要研究会

(事務局)

吉  川  浩  助

日本鉛亜鉛需要研究会