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H 4204

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  種類及び記号 

2

5

  品質

2

5.1

  外観

2

5.2

  化学成分 

2

5.3

  機械的性質 

4

6

  寸法及び許容差 

5

6.1

  形材の長さ 

5

6.2

  寸法の許容差 

5

7

  試験

10

7.1

  分析試験 

10

7.2

  引張試験 

10

8

  検査

10

9

  表示

10

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

11


H 4204

:2011

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

マグネシウム協会(JMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。

これによって,JIS H 4204:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 H

4204

:2011

マグネシウム合金押出形材

Magnesium alloy extruded shapes

序文 

この規格は,2007 年に第 4 版として発行された ISO 3116 を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,マグネシウム合金の押出形材(以下,形材という。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3116:2007

,Magnesium and magnesium alloys−Wrought magnesium alloys(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS H 0001

  アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金−質別記号

JIS H 0321

  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 1332

  マグネシウム及びマグネシウム合金中のアルミニウム定量方法

JIS H 1333

  マグネシウム及びマグネシウム合金中の亜鉛定量方法

JIS H 1334

  マグネシウム及びマグネシウム合金中のマンガン定量方法

JIS H 1335

  マグネシウム及びマグネシウム合金中のけい素定量方法

JIS H 1336

  マグネシウム及びマグネシウム合金中の銅定量方法

JIS H 1337

  マグネシウム及びマグネシウム合金中のニッケル定量方法

JIS H 1338

  マグネシウム及びマグネシウム合金中の鉄定量方法

JIS H 1340

  マグネシウム合金中のジルコニウム定量方法

JIS H 1341

  マグネシウム合金中のカルシウム定量方法

JIS H 1345

  マグネシウム合金中の希土類定量方法

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

注記  対応国際規格:ISO 6892-1,Metallic materials−Tensile testing−Part 1: Method of test at room

temperature

(MOD)


2

H 4204

:2011

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

形材 

断面が管状及び棒状とは異なる均一な断面もち,直線又はコイルの形状で供給される展伸材。

3.2 

中実形材 

断面に中空部をもたない形材。

3.3 

中空形材 

断面に一つ,又はそれ以上の中空部をもつ形材。

種類及び記号 

種類及び記号は,

表 による。

表 1−種類及び記号 

種類

記号

対応 ISO 記号

1

種 B MS1B

ISO-MgAl3Zn1(A)

1

種 C MS1C

ISO-MgAl3Zn1(B)

2

種 MS2

ISO-MgAl6Zn1

3

種 MS3

ISO-MgAl8Zn

5

種 MS5

ISO-MgZn3Zr

6

種 MS6

ISO-MgZn6Zr

8

種 MS8

ISO-MgMn2

9

種 MS9

ISO-MgZn2Mn1

10

種 MS10

ISO-MgZn7Cu1

11

種 MS11

ISO-MgY5RE4Zr

12

種 MS12

ISO-MgY4RE3Zr

表 及び表 の質別記号は,上記記号の後

にハイフン“-”を伴って付ける。

例  MS1B-F

品質 

5.1 

外観 

形材は,使用上有害なきず,割れ及びその他の欠点があってはならない。

なお,外観の合否判定基準は,受渡当事者間の協定による。

5.2 

化学成分 

形材の化学成分は,

表 による。


3

H 4204

:2011

表 2−化学成分 

単位  %

化学成分

種類  記号

Mg Al  Zn  Mn RE

a)

Zr

Y Li Fe Si Cu

Ni Ca

その他
の元素

b)

その他
の元素
の合計

b)

1

種 B MS1B  残 2.4∼

3.6

0.50

1.5

0.15

1.0

− 0.005

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.005

以下

0.04

以下

0.05

以下

0.30

以下

1

種 C MS1C  残 2.4∼

3.6

0.5

1.5

0.05

0.4

− 0.05

以下

0.1

以下

0.05

以下

0.005

以下

− 0.05

以下

0.30

以下

2

種 MS2

残 5.5∼

6.5

0.50

1.5

0.15

0.40

− 0.005

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.005

以下

− 0.05

以下

0.30

以下

3

種 MS3

残 7.8∼

9.2

0.20

0.8

0.12

0.40

− 0.005

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.005

以下

− 0.05

以下

0.30

以下

5

種 MS5

− 2.5∼

4.0

− 0.45∼

0.8

− 0.05

以下

0.30

以下

6

種 MS6

− 4.8∼

6.2

− 0.45∼

0.8

− 0.05

以下

0.30

以下

8

種 MS8

− 1.2∼

2.0

− 0.10

以下

0.05

以下

0.01

以下

− 0.05

以下

0.30

以下

9

種 MS9

残 0.1

以下

1.75

2.3

0.6

1.3

− 0.06

以下

0.10

以下

0.1

以下

0.005

以下

− 0.05

以下

0.30

以下

10

種 MS10  残 0.2

以下

6.0

7.0

0.5

1.0

− 0.05

以下

0.10

以下

1.0

1.5

0.01

以下

− 0.05

以下

0.30

以下

11

種 MS11  残

− 0.2

以下

0.03

以下

1.5

4.0

0.4

1.0

4.75

5.5

0.2

以下

0.010

以下

0.01

以下

0.02

以下

0.005

以下

− 0.01

以下

0.30

以下

12

種 MS12  残

− 0.2

以下

0.03

以下

2.4

4.4

0.4

1.0

3.7

4.3

0.2

以下

0.010

以下

0.01

以下

0.02

以下

0.005

以下

− 0.01

以下

0.30

以下

注記  その他の元素の値は,この表で示されている元素以外のそれぞれの成分の値であり,その他の元素の合計と

は,それぞれの成分の合計値である。

a)

 RE

は,ネオジム(Nd)と他の重希土類元素である。

b)

その他の元素は,存在が予知される場合又は通常の分析過程において規定を超えるおそれがある場合に限っ

て,製造業者の判断によって分析を行う。


4

H 4204

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5.3 

機械的性質 

形材の機械的性質(引張強さ,耐力及び伸び)は,

表 及び表 による。ただし,耐力は受渡当事者間

の協定によって適用する。

表 3−中実形材の機械的性質

引張試験

種類

質別

記号

a) b)

対応

ISO 

質別
記号

記号及び

質別記号

肉厚

mm

引張強さ

N/mm

2

0.2 %

耐力

N/mm

2

伸び

%

1

種 B

1

種 C

F F

MS1B-F

MS1C-F

  1

以上 10 以下

10

を超え 65 以下

220

以上

240

以上

140

以上

150

以上

10

以上

10

以上

2

F F

MS2-F

  1

以上 10 以下

10

を超え 40 以下

40

を超え 65 以下

260

以上

270

以上

260

以上

160

以上

180

以上

160

以上

  6

以上

10

以上

10

以上

F F

MS3-F

40

以下

40

を超え 60 以下

60

を超え 130 以下

295

以上

295

以上

290

以上

195

以上

195

以上

185

以上

10

以上

  8

以上

  8

以上

3

T5 T5

MS3-T5

6

以下

6

を超え 60 以下

60

を超え 130 以下

325

以上

330

以上

310

以上

205

以上

230

以上

205

以上

  4

以上

  4

以上

  2

以上

F F

MS5-F

10

以下

10

を超え 100 以下

280

以上

300

以上

200

以上

225

以上

  8

以上

  8

以上

5

T5 T5

MS5-T5

全断面形状 275 以上

255

以上

  4

以上

F F

MS6-F 50

以下 300 以上

210

以上

  5

以上

6

T5 T5

MS6-T5 50

以下 310 以上

230

以上

  5

以上

8

F F

MS8-F

10

以下

10

を超え 50 以下

50

を超え 100 以下

230

以上

230

以上

200

以上

120

以上

120

以上

120

以上

  3

以上

  3

以上

  3

以上

9

F F

MS9-F

10

以下

10

を超え 75 以下

230

以上

245

以上

150

以上

160

以上

  8

以上

10

以上

F F

MS10-F 10

以上 130 以下

250

以上

160

以上

  7

以上

10

T6 T6

MS10-T6 10

以上 130 以下

325

以上

300

以上

  3

以上

T5 T5

MS11-T5 10

以上 50 以下

50

を超え 100 以下

250

以上

250

以上

170

以上

160

以上

  6

以上

  6

以上

11

T6 T6

MS11-T6 10

以上 50 以下

50

を超え 100 以下

250

以上

250

以上

160

以上

160

以上

  6

以上

  6

以上

T5 T5

MS12-T5 10

以上 50 以下

50

を超え 100 以下

230

以上

220

以上

140

以上

130

以上

  5

以上

  5

以上

12

T6 T6

MS12-T6 10

以上 50 以下

50

を超え 100 以下

220

以上

220

以上

130

以上

130

以上

  6

以上

  6

以上

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

質別記号は,JIS H 0001 に定めている記号,定義及び意味による。

b)

質別記号 F の機械的性質は,参考値である。


5

H 4204

:2011

表 4−中空形材の機械的性質 

引張試験

種類

質別記

a)

b)

対応 ISO
質別記号

記号及び 
質別記号

肉厚

mm

引張強さ

N/mm

2

0.2 %

耐力

N/mm

2

伸び

%

1

種 B

1

種 C

F F

MS1B-F

MS1C-F

1

以上 10 以下 220 以上 140 以上 10 以上

2

F F

MS2-F

1

以上 10 以下 260 以上 150 以上 10 以上

3

F F

MS3-F 10

以下 295 以上 195 以上

  7

以上

5

種 T5 T5

MS5-T5

全断面形状 275 以上 255 以上

  4

以上

F F

MS6-F

全断面形状 275 以上 195 以上

  5

以上

6

T5 T5

MS6-T5

全断面形状 315 以上 260 以上

  4

以上

8

F F

MS8-F

2

以下

2

を超え

225

以上

200

以上

165

以上

145

以上

  2

以上

1.5

以上

9

F F

MS9-F

10

以下

10

を超え 75 以下

230

以上

245

以上

150

以上

160

以上

  8

以上

10

以上

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

質別記号は,JIS H 0001 に定めている記号,定義及び意味による。

b)

質別記号 F の機械的性質は,参考値である。

寸法及び許容差 

6.1 

形材の長さ 

形材の長さは,1 000 mm 以上とする。それ以外は受渡当事者間の協定による。

6.2 

寸法の許容差 

形材の長さ,断面寸法,角度,曲がり,平らさ及びねじれの寸法の許容差は,次による。

a)

形材の長さの指定があったとき,その許容差は    mm とする。

b)

形材の断面寸法は,

図 に示す形状の各部位 ABC

e

C

i

及び とし,その許容差は,

表 による。

ただし,

図 のように,片側の公称肉厚が反対側 の 3 倍以上あるときの断面寸法の許容差は,受渡

当事者間の協定による。

A

1

A

5

:中空部の壁面の厚さ(B)の寸法以外のその他の金属部分の寸法

B

1

B

4

:中空部の壁面の厚さ

C

e

C

i

:開口部の空間部分の寸法

D

1

D

2

:中空部の空間部分の寸法

図 1−断面寸法 

+10

0


6

H 4204

:2011

a) b) c) d) 

図 2−断面寸法 

表 5−断面寸法の許容差 

単位  mm

許容差

a)

金属部

b) c)

(75 %以上が金属で

占められている箇所)

空間部

(空間が 25 %を超える箇所,すなわち,

75 %

未満が金属で占められている箇所)

C

i

又は C

e

d)

指定箇所と足の根元との距離 a

f)

指定箇所の

寸法

右の欄以外

の金属部

A

1

A

2

中空部の壁面
の厚さ

e)

5

を超え

15

以下

15

を超え

30

以下

30

を超え

60

以下

60

を超え

100

以下

100

を超え

150

以下

150

を超え

200

以下

 3.20

以下

±0.23

±0.33

±0.38

3.20

を超え

 6.30

以下

±0.27

±0.39

±0.45

±0.51

6.30

を超え

 12.50

以下

±0.30

±0.47

±0.51

±0.58

±0.61

12.50

を超え

 20.00

以下

±0.35

±0.53

±0.58

±0.64

±0.67

20.00

を超え

 25.00

以下

±0.38

±0.60

±0.64

±0.70

±0.77

±0.89

25.00

を超え

 40.00

以下

±0.45

±0.69

±0.73

±0.83

±0.91

±1.0

40.00

を超え

 50.00

以下

±0.54

±0.79

±0.83

±0.99

±1.1

±1.2

±1.4

50.00

を超え

 100.00

以下

±0.92

±1.1

±1.2

±1.5

±1.7

±2.0

±2.3

100.00

を超え

 150.00

以下

±1.3

±1.5

±1.6

±2.0

±2.4

±2.8

±3.2

150.00

を超え

 200.00

以下

±1.7

±1.8

±2.0

±2.6

±3.0

±3.6

±4.1

200.00

を超える

もの

±2.1

±15 %

ただし,

最大値±2.3

最小値±0.38

±2.1

±2.4

±3.2

±3.7

±4.3

±4.9


7

H 4204

:2011

表 5−断面寸法の許容差(続き) 

注記  外接円とは,形材断面に対する最小外接円のことである。ただし,肉厚に偏りがある場合はその部分を補正

したり,中空形材の場合は中空部を中心とした外接円を考える必要があり,それらの補正によって外接円を
大きく考えなければならないため,必要に応じてあらかじめ生産者に確認することが望ましい。

a)

寸法許容差を,+及び−に均等にしない場合は,許容範囲の中心に当たる寸法に対応する欄の値を基準とし
て,許容差を決める。

b)

断面寸法が次の図のような角度のついた形材は,許容差は寸法 の長さに対しては定めず,角度

α

に対して

定める[6.2 c)  参照]

c)

これらの許容差は,断面寸法が次の図の寸法 の値が寸法 の値の 75 %以上であっても,Xなどの寸法
には適用しない。及び の寸法許容差は,基辺からの距離 に従って,空間寸法 C

i

C

e

の相当する欄を適

用する。

d)

受渡当事者間の協定によって,内寸法 C

i

に代え外寸法 C

e

を規定してもよい。

e)

中空部の囲まれた空間の面積が,70 mm

2

以上の場合に適用する。70 mm

2

未満の場合は,A

1

A

2

の欄を用いる。

f)

 5

mm

以下の場合は,A

1

A

2

欄を用いる。

c)

形材の角度の許容差は,

表 による。

表 6−角度の許容差 

許容差(度)

±2

注記  許容差を(+)又は(−)だけに指定

する場合は,上記数値の 2 倍とする。

d)

形材の曲がりの許容差は,

表 による。


8

H 4204

:2011

表 7−曲がりの許容差

a)

単位  mm

許容差

外接円の直径

最小肉厚

任意の箇所の

長さ

1 000

につき h

s

全長(l

t

につき h

t

2.4

以下

6.6

以下

000

1

6

.

6

t

l

×

以下

38

以下

2.4

を超えるもの

2

以下

000

1

2

t

l

×

以下

38

を超えるもの

2

以下

000

1

2

t

l

×

以下

a)

平面上に置いて自重によって曲がりを最小にした場合の値。

e)

形材の平らさの許容差は,

表 による。

l

t

=全長

h

t

=全長に対する曲がり

h

s

=任意の箇所に対する

曲がり


9

H 4204

:2011

表 8−平らさの許容差 

単位  mm

許容差

中実形材

中空形材

任意箇所の幅 25 につき

全幅 につき

25

以下

− 0.20 以下

25

を超えるもの 0.20 以下 0.008

W

以下

f)

形材のねじれの許容差は,

表 による。

表 9−ねじれの許容差 

単位  mm

許容差

外接円の直径

長さ 1 m につき

全長につき最大値

 12.5

を超え 40 以下 0.070

0.140

 40

を超え 80 以下 0.034

0.105

 80

を超え 250 以下 0.026

0.070

250

を超えるもの 0.017

0.058

W

=幅

h

=平らさ

e

=厚さ

l

=全長

W

=幅

V

=ねじれ


10

H 4204

:2011

試験 

7.1 

分析試験 

化学成分の分析試験は,JIS H 1332JIS H 1333JIS H 1334JIS H 1335JIS H 1336JIS H 1337JIS 

H 1338

JIS H 1340JIS H 1341 及び JIS H 1345 による。

表 の Y,Li 及びその他の元素の分析が必要な場合には,その分析方法は受渡当事者間の協定による。

7.2 

引張試験 

引張試験は,JIS Z 2241 による。試験片は,種類・質別及び寸法が同じ管の中から 1 m 当たり 2 kg 以下

のものは通常 1 000 kg 及びその端数,1 m 当たり 2 kg を超えるものは 2 000 kg 及びその端数を一組とし,

各組から適切な抜取方法によって 1 本を取った試料について行い,JIS Z 2241 によって,定形試験片とし

て 1A 号,4 号,5 号,10 号,13A 号又は 13B 号試験片から,比例試験片として 14A 号又は 14B 号試験片

から,形材の断面形状に合った適切なものを用いる。ただし,いずれの試験片も用いることができない場

合は,受渡当事者間の協定による。

なお,複雑な断面形状の形材においては,主要な肉厚の部分又は最も大きい肉厚の部分から試験片を採

取する。

検査 

形材の検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS H 0321 による。

b)

外観は,5.1 に適合しなければならない。

c)

化学成分は,5.2 に適合しなければならない。

d)

機械的性質は,5.3 に適合しなければならない。

e)

寸法及び許容差は,箇条 に適合しなければならない。

表示 

形材は,1 包装ごと,1 束ごと又は 1 製品ごとに,適切な方法によって,次の事項を表示しなければなら

ない。

a)

種類又は記号,及び質別記号。質別記号は,対応 ISO 記号を用いてもよい。また,JIS 及び対応 ISO

記号の両方を表示してもよい。

b)

寸法

c)

製造番号,及び製造年月又はその略号

d)

製造業者名又はその略号


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS H 4204:2011

  マグネシウム合金押出形材

ISO 3116:2007

  Magnesium and magnesium alloys−Wrought magnesium alloys

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1

適 用 範

マ グ ネ シ ウ ム 合 金
の 押 出 形 材 に つ い

て規定。

 1

マグネシウム合金(棒,
管,鍛造品及び厚板・薄

板)の化学成分及び機械
的性質を規定。

削除

JIS

は,ISO 規格のマグネシウ

ム合金のうち,中実及び中空の

形材だけを適用範囲としてい
る。

ISO

規格は,棒,管,鍛造品及び

厚板・薄板に使用されるマグネシ

ウム合金について,化学成分及び
機械的性質を規定している。JIS
は,使用者の利便性を考慮し,JIS 

H 4201

(板及び条)

JIS H 4202

(継目無管)

JIS H 4203(棒)

JIS H 4204

(押出形材)及び JIS H 

4205

(鍛造品)の 5 種類の規格と

している。

2

引 用 規

3

用 語 及

び定義

形材,中実形材,中

空 形 材 の 定 義 を 規
定。

追加

JIS

では,用語及び定義を追加

した。実質的な差異はない。

4

種 類 及

び記号

ISO

規格の 11 種類

に分類し規定。

 3.1

材料を 11 種類に分類。

削除

JIS

は,ISO 規格の中実及び中

空の異形材用合金以外の種類
を削除した。実質的な差異はな

い。

変更

JIS

は,ISO 規格の中実及び中

空の異形材用合金だけを規定

した。

3.2

質別記号

一致

11

H

 420

4


20
1

1


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

4

種 類 及

び記号 
(続き)

3.3

製品形状による名称

変更

ISO

規格は,形材を中空形材を

T

,中実形材を B と表記してい

るが,

JIS

は独自の記号として,

形材を MS と表記した。

製品形状の記号は,市場の混乱を

招くおそれがあるので現状のま
まとする。

5

品質 5.1

外観を規定。

追加

JIS

として必要な規定項目を追

加した。

ISO

へ外観の追加提案を検討す

る。

 5.2

化 学 成 分 を 11

の種類ごとに規定。

 4.1

化学成分を 11 の種類ごと
に規定。

削除

ISO

規格の中実及び中空の異

形材用合金以外の種類を削除
した。実質的な差異はない。

変更

JIS

は,ISO 規格の中実及び中

空の異形材用合金 11 種類の規
定値を記載した。

1

種 B については耐食性を考慮

し,Mn 含有量の上限値を変更
するとともに Ca の上限値を追

加した。

ISO

へ Mn 含有量の上限値変更及

び Ca の上限値の追加の提案を検
討する。

 5.3

機械的性質を中

実 形 材 と 中 空 形 材
とに分けて規定。

 4.2

機械的性質を 11 の種類ご

とに規定。

削除

ISO

規格の中実及び中空の異

形材用合金以外の種類を削除
した。実質的な差異はない。

変更

JIS

は,ISO 規格の中実及び中

空の異形材用合金 11 種類の規
定値を表にまとめて記載した。
耐力は,受渡当事者間の協定に

よるとした。 
実質的な差異はない。

6

寸 法 及

び許容差

6.1

形材の長さを規

6.2

形材の長さ,断

面寸法,角度,曲が
り,平らさ及びねじ
れの許容差を規定。

追加

ISO

規格は,寸法及び許容差を

規定していない。JIS として必
要な寸法及び許容差を追加し

た。

ISO

へ寸法及び許容差の追加の

提案を検討する。

12

H

 420

4


20
1

1


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7

試験 7.1

分析試験は,化

学 成 分 ご と に 試 験
方法を規定。

 7.1

通常の試験方法による。

変更

ISO

規格は,分析方法の規格を

規定していない。JIS として必
用な化学成分ごとの試験方法
を追加した。実質的な差異はな

い。

 7.2

引張試験

・試験方法は JIS Z 

2241

を引用すると

と も に 試 験 片 の 種
類を規定。

 7.2

引張試験方法は ISO 6892
による。

追加

JIS Z 2241

から必要な試験片

の種類を追加した。実質的な差

異はない。

・試験片採取方法に

ついて規定。

 5

試料採取などの条件は,
受渡当事者間の協定によ

る。

追加

JIS

として必要な試験片の採取

方法を追加した。

ISO

へ試験片採取方法の変更の

提案を検討する。

6

試験片は,押出方向に平
行に採取する。

削除

JIS

は,規定なし。

8

検査

検 査 実 施 項 目 に つ
いて規定。一般事項

は JIS H 0321 を引
用。

 8

再試験の試験条件は,受
渡 当 事 者 間 の 協 定 に よ

る。

追加

JIS

として必要な検査内容を追

加した。

ISO

へ検査内容の追加の提案を

検討する。

9

表示

表 示 事 項 に つ い て

規定。

 3.4

注文用名称

変更

ISO

規格は,棒合金の記号につ

いてだけ規定している。JIS 
して必要な形材の表示項目を
追加した。

JIS

へ形材の表示の追加を提案を

検討する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3116:2007,MOD

13

H

 420

4


20
1

1


注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

14

H

 420

4


20
1

1