>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 H

4170

-1991

高純度アルミニウムはく

High purity aluminium foils

1.

適用範囲  この規格は,圧延した高純度アルミニウムはく(以下,はくという。)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS H 0001

  アルミニウム及びアルミニウム合金の質別記号

JIS H 0321

  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 1305

  アルミニウム及びアルミニウム合金の光電測光法による発光分光分析方法

JIS H 1306

  アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法

JIS H 1351

  アルミニウム及びアルミニウム合金の分析方法通則

JIS H 1352

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法

JIS H 1353

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法

JIS H 1354

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

2.

種類及び記号  はくの種類及び記号は,表 のとおりとする。

表 1  種類及び記号

種類

参考

合金番号

質別(

1

)

記号

用途例

O A1N99H-O

1N99

H18 A1N99H-H18

O A1N90H-O

1N90

H18 A1N90H-H18

電解コンデンサ用

リード線用

(

1

)

質別は,JIS H 0001による。

備考  はくは,巻取品とする。

3.

品質

3.1

外観  はくは,仕上良好・均一で,使用上有害な油しみ,汚れなどの欠陥があってはならない。

3.2

化学成分  はくの化学成分は,表 による。

表 2  化学成分

化学成分  %

合金番号

Si Fe Cu

Al

1N99 0.006

以下

0.004

以下

0.008

以下

99.99

以上

1N90 0.050

以下

0.030

以下

0.050

以下

99.90

以上


2

H 4170-1991

4.

寸法及びその許容差

4.1

標準寸法

4.1.1

はくの標準寸法  はくの標準寸法は,表 による。

表 3  はくの標準寸法

単位 mm

厚さ

0.04 0.05

0.06

0.07

0.08

0.09

0.1

0.15

0.2

幅 125

250

500

1

020

備考  標準寸法以外の寸法は,受渡当事者間の協定による。

4.1.2

巻しん内径の標準寸法  巻しん内径の標準寸法は,表 による。

表 4  巻しん内径の標準寸法

単位 mm

巻しん内径

40,

75

備考  巻しん内径の許容差は,受渡当

事者間の協定による。

4.2

許容差

4.2.1

厚さの許容差  はくの厚さの許容差は,表 による。

表 5  厚さの許容差

厚さ

mm

許容差

%

0.2

以下

±8

備考  厚 さ の 許 容 差 を   ( + )  又 は

(

−)  だけで指定する場合は,上

記数値の 2 倍とする。

4.2.2

幅の許容差  はくの幅の許容差は,表 による。

表 6  幅の許容差

単位 mm

許容差

1 000

未満

±0.5

1 000

以上

±1

備考  幅の許容差を  (+)  又は  (−)

だけで指定する場合は,上記数
値の 2 倍とする。

5.

試験

5.1

分析試験  化学成分の分析試験は,JIS H 1305JIS H 1306JIS H 1351JIS H 1352JIS H 1353 及び

JIS H 1354

のいずれかによる。

なお,分析値のまとめ方は,次のとおりとする。

(1) Si

,Fe 及び Cu については小数点以下 4 位まで求め,

表 に規定した位に JIS Z 8401 によって丸める。

(2) Al

については,Si, Fe 及び Cu の百分率を各々5.1(1)によって求めた後,その総計を 100 から引いた残

部とし,小数点以下 3 位は切り捨てる。


3

H 4170-1991

5.2

厚さの測定試験  はくの厚さの測定試験は,原則として質量法を用いる。この場合は,打抜きなど

適当な方法によって面積 50cm

2

以上の試験片を採り,化学はかりでひょう量して単位面積当たりの質量を

求め,密度で除した値をはくの厚さとする。

なお,はくの密度は,2.70g/cm

3

とする。

6.

検査  検査は,次のとおり行う。

(1)

はくは,外観寸法を検査するとともに 5.によって試験を行い,3.及び 4.2 の規定に適合したものを合格

とする。

(2)

そのほか一般事項は,JIS H 0321 による。

7.

包装  はくは,防湿に注意し,取扱い,保管及び運送の間に損傷のないように包装しなければならな

い。

8.

表示  はくは,一包装ごとに適当な方法によって,次の事項を表示しなければならない。

(1)

合金番号及び質別,又はそれらの記号

(2)

寸法

(3)

製造番号

(4)

製造業者名又はその略号

JIS H 4170

  改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

金  子  純  一

日本大学生産工学部機械工学科

光  川      寛

通商産業省基礎産業局非鉄金属課

池  田      要

工業技術院標準部材料規格課

高  田  範  雄

社団法人日本電子機械工業会技術部

瀬  戸  達  司

松下電子部品株式会社コンデンサー事業部

永  田  伊佐也

日本蓄電器工業株式会社

内      秀  則 KDK 株式会社技術部

芦  田  暢  之

日本たばこ産業株式会社製造本部製造部

下山田  正  博

大日本印刷株式会社包装事業部王子工場

荒  木  勝  正

昭和アルミニウム株式会社箔事業部

木  村      亨

東洋アルミニウム株式会社技術部

田  中  孝  一

日本製箔株式会社技術部

伊  東  祐  圀

三菱アルミニウム株式会社箔製品本部

吉  田  左千雄

住軽アルミ箔株式会社生産技術部

若  村  慎  作

東海金属株式会社管理部

岡  崎  和  美

サン・アルミニウム工業株式会社開発部

(関係者)

近  藤      弘

工業技術院標準部材料規格課

斉  藤  和  則

工業技術院標準部材料規格課

(事務局)

井  波  隆  夫

社団法人軽金属協会