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H 3130

:2012

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  種類及び記号  

2

5

  品質 

2

5.1

  外観  

2

5.2

  化学成分  

3

5.3

  機械的性質  

3

6

  寸法及びその許容差  

10

6.1

  板及び条の代表寸法  

10

6.2

  条のコイルの代表内径  

10

6.3

  寸法の許容差  

10

6.4

  条の曲がりの最大値  

11

7

  製造方法  

12

8

  試験 

12

8.1

  分析試験  

12

8.2

  引張試験  

12

8.3

  曲げ試験  

12

8.4

  ばね限界値試験  

13

8.5

  硬さ試験  

16

8.6

  時効硬化処理  

16

9

  検査 

16

10

  表示  

17

11

  報告  

17

附属書 A(参考)板及び条の代表寸法及び条のコイルの代表内径 

18


H 3130

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

伸銅協会(JCBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ

る。

これによって,JIS H 3130:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 25 年 10 月 21 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS H 3130:2006 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任をもたない。


日本工業規格

JIS

 H

3130

:2012

ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,

ニッケル−すず銅及び洋白の板並びに条

Copper beryllium alloy, copper titanium alloy, phosphor bronze,

copper-nickel-tin alloy and nickel silver sheets, plates and strips for springs

適用範囲 

この規格は,圧延したばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板(以

下,板という。

)並びに条(以下,条という。

)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS H 0321

  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 0500

  伸銅品用語

JIS H 1051

  銅及び銅合金中の銅定量方法

JIS H 1052

  銅及び銅合金中のすず定量方法

JIS H 1053

  銅及び銅合金中の鉛定量方法

JIS H 1054

  銅及び銅合金中の鉄定量方法

JIS H 1055

  銅及び銅合金中のマンガン定量方法

JIS H 1056

  銅及び銅合金中のニッケル定量方法

JIS H 1058

  銅及び銅合金中のりん定量方法

JIS H 1060

  銅及び銅合金中のコバルト定量方法

JIS H 1062

  銅及び銅合金中の亜鉛定量方法

JIS H 1063

  銅合金中のベリリウム定量方法

JIS H 1073

  銅合金中のチタン定量方法

JIS H 1292

  銅合金の蛍光 X 線分析方法

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験−試験方法

JIS Z 2248

  金属材料曲げ試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 0500 による。


2

H 3130

:2012

種類及び記号 

板及び条の種類及び記号は,

表 による。表 の記号の後に質別を示す記号を付けて製品記号とする(表

3

表 参照)。

表 1−板及び条の種類及び記号

種類

記号

参考

合金番号

形状

名称

特色及び用途例

C 1700

板 C

1700

P

ば ね 用 ベ
リ リ ウ ム

耐食性がよく,時効硬化処理前は展延性に富み,時効硬化処理後は,
耐疲労性及び導電性が増加する。ミルハードン材を除き,時効硬化処
理は成形加工後に行う。

高性能ばね,継電器用ばね,電気機器用ばね,マイクロスイッチ,ダ
イヤフラム,ベロー,ヒューズクリップ,コネクタ,ソケットなど。

C 1700 R

C 1720

板 C

1720

P

C 1720 R

C 1751

板 C

1751

P

ば ね 用 低
ベ リ リ ウ
ム銅

耐食性がよく,時効硬化処理後は,耐疲労性及び導電性が増加する。
特に導電性については,純銅の半分以上の導電率をもつ。 
スイッチ,リレー,電極など。

C 1751 R

C 1990

板 C

1990

P

ば ね 用 チ
タン銅

時効硬化性銅合金のミルハードン材で,展延性,耐食性,耐磨耗性及
び耐疲労特性がよく,特に,応力緩和特性及び耐熱性に優れた高性能

ばね材である。 
電子,通信,情報,電気及び計測機器用のスイッチ,コネクタ,ジャ
ック,リレーなど。

C 1990 R

C 5210

板 C

5210

P

ば ね 用 り
ん青銅

展延性,耐疲労性及び耐食性がよい。特に,低温焼なましを施してあ
るので,高性能ばね材に適する。質別 ESH 及び XSH は,ほとんど曲
げ加工を施さない板ばねに用いる。

電子,通信,情報,電気及び計測機器用のスイッチ,コネクタ,リレ
ーなど。

C 5210 R

C 5240

板 C

5240

P

C 5240 R

C 7270

板 C

7270

P

ば ね 用 ニ
ッ ケ ル −
すず銅

耐熱性・耐食性がよく,時効硬化処理前は展延性に富み,時効硬化処
理後は応力緩和特性・耐疲労性・導電性が向上し,高性能ばね材に適
する。ミルハードン材を除き,時効硬化処理は成形加工後に行う。

電子,通信,情報,電気及び計測機器用の端子,コネクタ,ソケット,
スイッチ,リレー,ブラシなど。

C 7270 R

C 7701

板 C

7701

P

ば ね 用 洋

光沢が美しく,展延性・耐疲労性・耐食性がよい。特に低温焼なまし
を施してあるので高性能ばね材に適する。質別 SH はほとんど曲げ加
工を施さない板ばねに用いる。

電子,通信,情報,電気及び計測機器用のスイッチ,コネクタ,リレ
ーなど。

C 7701 R

注記 1  ミルハードン材とは,製造業者側で適切な冷間加工及び時効処理を施し,規定された機械的性質を付与し

たものをいう。

注記 2  質別記号の定義は JIS H 0500  伸銅品用語によるが,質別 SH,ESH 及び XSH については,次のとおりとす

る。

質別 SH は,引張強さが質別 EH と ESH との中間となるように加工硬化したもの。 
質別 ESH は,引張強さが質別 SH と XSH との中間となるように加工硬化したもの。

質別 XSH は,引張強さが最大となるように加工硬化したもの。

品質 

5.1 

外観 

板及び条の外観は,仕上良好・均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。使用上有害な欠陥の判

断は,受渡当事者間の協定による。


3

H 3130

:2012

5.2 

化学成分 

板及び条は,8.1 によって試験を行い,その化学成分は

表 による。

表 2−板及び条の化学成分 

単位  %

合金

番号

Cu Pb Fe Sn Zn Be Mn

Ni  P  Ti

その他

C 1700

− 1.60

1.79

− Ni+Co  0.20 以上

Ni+Co+Fe

  0.6 以下

Cu+Be+Ni+Co+Fe

  99.5 以上

C 1720

− 1.80

2.00

− Ni+Co  0.20 以上

Ni+Co+Fe

  0.6 以下

Cu+Be+Ni+Co+Fe

   99.5 以上

C 1751

− 0.2

0.6

− 1.4∼

2.2

− Cu+Be+Ni  99.5 以上

C 1990

− 2.9∼

3.5

Cu+Ti

  99.5 以上

C 5210

− 0.02

以下

0.10

以下

7.0

9.0

0.20

以下

− 0.03∼

0.35

− Cu+Sn+P  99.5 以上

C 5240

− 0.02

以下

0.10

以下

9.0

11.0

0.20

以下

− 0.03∼

0.35

− Cu+Sn+P  99.5 以上

C 7270

残部 0.02

以下

0.50

以下

5.5

6.5

− 0.50

以下

8.5

∼9.5

C 7701  54.0

58.0

0.03

以下

0.25

以下

残部

− 0.50

以下

16.5

19.5

5.3 

機械的性質 

板及び条は,8.28.38.48.5 及び 8.6 によって試験を行い,その引張強さ,0.2 %耐力,伸び,ばね限

界値,硬さ及び曲げ成形性は,

表 3∼表 による。ただし,曲げ試験及び硬さ試験は,注文者の要求があ

る場合に限って適用する。

なお,硬さ試験を適用する場合は,引張試験は適用しなくてもよい。


4

H 3130

:2012

表 3−合金番号 C 1700C 1720 及び C 7270 の板及び条の機械的性質

合金 
番号

質別

製品記号

引張試験

硬さ試験

厚さ

mm

引張

強さ

N/mm

2

伸び

%

厚さ

mm

ビッカース

硬さ

a)

HV

C 1700

O

C 1700 P-O

C 1700 R-O

0.10

以上

410

540

35

以上

0.10

以上

90

∼160

1

/

4

H C

1700

P-

1

/

4

H

C 1700 R-

1

/

4

H

0.10

以上

510

620

10

以上

0.10

以上

145

∼220

1

/

2

H C

1700

P-

1

/

2

H

C 1700 R-

1

/

2

H

0.10

以上

590

695

5

以上

0.10

以上

180

∼240

H C

1700

P-H

C 1700 R-H

0.10

以上

685

835

2

以上

0.10

以上

210

∼270

C 1720

O

C 1720 P-O

C 1720 R-O

0.10

以上

410

540

35

以上

0.10

以上

90

∼160

1

/

4

H C

1720

P-

1

/

4

H

C 1720 R-

1

/

4

H

0.10

以上

510

620

10

以上

0.10

以上

145

∼220

1

/

2

H C

1720

P-

1

/

2

H

C 1720 R-

1

/

2

H

0.10

以上

590

695

5

以上

0.10

以上

180

∼240

H C

1720

P-H

C 1720 R-H

0.10

以上

685

835

2

以上

0.10

以上

210

∼270

C 7270

O

C 7270 P-O

C 7270 R-O

0.10

以上

410

540

25

以上

0.10

以上

90

∼160

1

/

4

H C

7270

P-

1

/

4

H

C 7270 R-

1

/

4

H

0.10

以上

510

620

10

以上

0.10

以上

145

∼220

1

/

2

H C

7270

P-

1

/

2

H

C 7270 R-

1

/

2

H

0.10

以上

590

695

4

以上

0.10

以上

180

∼240

H C

7270

P-H

C 7270 R-H

0.10

以上

685

835

2

以上

0.10

以上

210

∼270

EH C

7270

P-EH

C 7270 R-EH

0.10

以上

735

885

− 0.10

以上

230

∼290

SH C

7270

P-SH

C 7270 R-SH

0.10

以上

825

950

− 0.1

以上

250

∼310

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

最小試験力は,1.961 N とする。


5

H 3130

:2012

表 4−合金番号 C 1700C 1720 及び C 7270 の板及び条の曲げ成形性

合金 
番号

質別

製品記号

曲げ試験  圧延方向

a)

曲げ試験  直角方向

a)

厚さ

mm

曲げ

角度

内側

半径

厚さ

mm

曲げ

角度

内側

半径

C 1700

O

C 1700 P-O

C 1700 R-O

0.20

以下

90

°

又は W

0 0.20

以下

90

°

又は W

0

1

/

4

H C

1700

P-

1

/

4

H

C 1700 R-

1

/

4

H

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

1

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

1

/

2

H C

1700

P-

1

/

2

H

C 1700 R-

1

/

2

H

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

3

H C

1700

P-H

C 1700 R-H

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

6

C 1720

O

C 1720 P-O

C 1720 R-O

0.20

以下

90

°

又は W

0 0.20

以下

90

°

又は W

0

1

/

4

H C

1720

P-

1

/

4

H

C 1720 R-

1

/

4

H

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

1

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

1

/

2

H C

1720

P-

1

/

2

H

C 1720 R-

1

/

2

H

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

3

H C

1720

P-H

C 1720 R-H

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

6

C 7270

O

C 7270 P-O

C 7270 R-O

1.5

以下

180

°

密着 0.50

以下

180

°

密着

1

/

4

H C

7270

P-

1

/

4

H

C 7270 R-

1

/

4

H

1.5

以下

W

厚さの

1

0.50

以下

W

厚さの

2

1

/

2

H C

7270

P-

1

/

2

H

C 7270 R-

1

/

2

H

1.5

以下

W

厚さの

2

0.50

以下

W

厚さの

4

H C

7270

P-H

C 7270 R-H

1.5

以下

W

厚さの

3

0.50

以下

W

厚さの

6

EH C

7270

P-EH

C 7270 R-EH

SH C

7270

P-SH

C 7270 R-SH

a)

曲げ試験の試験条件を示す。W は,W 曲げ試験を表す。曲げ試験によって曲げた部分の
外側に,割れが生じてはならない。ただし,端部の割れは,判定の対象とはしない。


6

H 3130

:2012

表 5−合金番号 C 1700C 1720 及び C 7270 の板及び条の時効硬化処理後の機械的性質

a)

合金 
番号

質別

製品記号

引張試験

ばね限界値試験

硬さ試験

厚さ

mm

引張

強さ

N/mm

2

0.2%

耐力

b)

N/mm

2

伸び

%

厚さ

mm

ばね

限界値

Kb

0.075

b)

N/mm

2

厚さ

mm

ビッカー

ス硬さ

c)

HV

C 1700

O

C 1700 P-O

C 1700 R-O

0.10

以上

1 030

以上

890

以上

3

以上

− 0.10

以上

310

以上

1

/

4

H C

1700

P-

1

/

4

H

C 1700 R-

1

/

4

H

0.10

以上

1 100

以上

930

以上

2

以上

− 0.10

以上

330

以上

1

/

2

H C

1700

P-

1

/

2

H

C 1700 R-

1

/

2

H

0.10

以上

1 180

以上

1 000

以上

− 0.10

以上

345

以上

H C

1700

P-H

C 1700 R-H

0.10

以上

1 230

以上

1 070

以上

− 0.10

以上

360

以上

C 1720

O

C 1720 P-O

C 1720 R-O

0.10

以上

1 100

以上

960

以上

3

以上

− 0.10

以上

325

以上

1

/

4

H C

1720

P-

1

/

4

H

C 1720 R-

1

/

4

H

0.10

以上

1 180

以上

1 030

以上

2

以上

− 0.10

以上

350

以上

1

/

2

H C

1720

P-

1

/

2

H

C 1720 R-

1

/

2

H

0.10

以上

1 240

以上

1 100

以上

− 0.10

以上

360

以上

H C

1720

P-H

C 1720 R-H

0.10

以上

1 270

以上

1 140

以上

− 0.10

以上

380

以上

C 7270

O

C 7270 P-O

C 7270 R-O

0.10

以上

785

以上

510

以上

5

以上

0.15

以上

490

以上

0.10

以上

240

以上

1

/

4

H C

7270

P-

1

/

4

H

C 7270 R-

1

/

4

H

0.10

以上

885

以上

650

以上

2

以上

0.15

以上

590

以上

0.10

以上

270

以上

1

/

2

H C

7270

P-

1

/

2

H

C 7270 R-

1

/

2

H

0.10

以上

930

以上

720

以上

2

以上

0.15

以上

635

以上

0.10

以上

285

以上

H C

7270

P-H

C 7270 R-H

0.10

以上

980

以上

790

以上

− 0.15

以上

685

以上

0.10

以上

300

以上

EH C

7270

P-EH

C 7270 R-EH

0.10

以上

1 030

以上

860

以上

− 0.15

以上

735

以上

0.10

以上

315

以上

SH C

7270

P-SH

C 7270 R-SH

0.10

以上

1 080

以上

930

以上

− 0.15

以上

785

以上

0.10

以上

330

以上

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

表 及び表 の合金番号 C 1700,C 1720,C 7270 の試験片に,8.6 の時効硬化処理を行い,機械的性質を求める。

b)

ばねの設計指標として,0.2 %耐力又はばね限界値のいずれを適用するかは,受渡当事者間の協定による。

c)

最小試験力は,1.961 N とする。


7

H 3130

:2012

表 6−合金番号 C 5210C 5240 及び C 7701 の板及び条の機械的性質

合金 
番号

質別

製品記号

引張試験

ばね限界値試験

硬さ試験

厚さ

mm

引張

強さ

N/mm

2

0.2 %

耐力

a)

N/mm

2

伸び

%

厚さ

mm

ばね

限界値

Kb

0.1

a)

N/mm

2

厚さ

mm

ビッカー

ス硬さ

b)

HV

C 5210

1

/

2

H C

5210

P-

1

/

2

H

C 5210 R-

1

/

2

H

0.10

以上

470

610

260

以上

27

以上

0.15

以上

1.6

以下

245

以上 0.10

以上

140

205

H C

5210

P-H

C 5210 R-H

0.10

以上

590

705

450

以上

20

以上

0.15

以上

1.6

以下

390

以上 0.10

以上

185

235

EH C

5210

P-EH

C 5210 R-EH

0.10

以上

685

785

580

以上

11

以上

0.15

以上

1.6

以下

460

以上 0.10

以上

210

260

SH C

5210

P-SH

C 5210 R-SH

0.10

以上

735

835

640

以上

9

以上

0.15

以上

1.6

以下

510

以上 0.10

以上

230

270

ESH C

5210

P-ESH

C 5210 R-ESH

0.10

以上

770

885

690

以上

5

以上

0.15

以上

1.6

以下

560

以上 0.10

以上

245

285

C 5240

H

C 5240 P-H

C 5240 R-H

0.10

以上

650

750

510

以上

11

以上

0.15

以上

1.6

以下

430

以上 0.10

以上

200

240

EH C

5240

P-EH

C 5240 R-EH

0.10

以上

750

850

630

以上

9

以上

0.15

以上

1.6

以下

510

以上 0.10

以上

230

270

SH C

5240

P-SH

C 5240 R-SH

0.10

以上

850

950

750

以上

5

以上

0.15

以上

1.6

以下

570

以上 0.10

以上

250

300

ESH C

5240

P-ESH

C 5240 R-ESH

0.10

以上

950

以上

870

以上

− 0.15 以上

1.6

以下

630

以上 0.10

以上

270

以上

XSH C

5240

P-XSH

C 5240 R-XSH

0.10

以上

1 000

以上

930

以上

− 0.15 以上

1.6

以下

700

以上 0.10

以上

290

以上

C 7701

1

/

2

H C

7701

P-

1

/

2

H

C 7701 R-

1

/

2

H

0.10

以上

0.70

以下

540

655

390

以上

8

以上

0.15

以上

1.6

以下

390

以上 0.10

以上

150

210

0.71

以上 540∼

655

390

以上

11

以上

H C

7701

P-H

C 7701 R-H

0.10

以上

0.70

以下

630

735

500

以上

4

以上

0.15

以上

1.6

以下

480

以上 0.10

以上

180

240

0.71

以上 630∼

735

500

以上

6

以上

EH C

7701

P-EH

C 7701 R-EH

0.10

以上

705

805

600

以上

− 0.15 以上

1.6

以下

560

以上 0.10

以上

210

260

SH C

7701

P-SH

C 7701 R-SH

0.10

以上

765

865

680

以上

− 0.15 以上

1.6

以下

620

以上 0.10

以上

230

270

注記 1 1

N/mm

2

=1 MPa

注記 2  質別記号の定義は,表 の注記 を参照。 

a)

ばねの設計指標として,0.2 %耐力又はばね限界値のいずれを適用するかは,受渡当事者間の協定による。

b)

最小試験力は,1.961 N とする。


8

H 3130

:2012

表 7−合金番号 C 5210C 5240 及び C 7701 の板及び条の曲げ成形性

合金 
番号

質別

製品記号

曲げ試験  圧延方向

a)

曲げ試験  直角方向

a)

厚さ

mm

曲げ

角度

内側

半径

厚さ

mm

曲げ

角度

内側

半径

C 5210

1

/

2

H C

5210

P-

1

/

2

H

C 5210 R-

1

/

2

H

1.6

以下

180

°

又は W

厚さの

1

0.5

以下

180

°

又は W

厚さの

1

H C

5210

P-H

C 5210 R-H

1.6

以下

180

°

又は W

厚さの

1.5

0.5

以下

180

°

又は W

厚さの

1.5

EH C

5210

P-EH

C 5210 R-EH

1.6

以下

180

°

又は W

厚さの

3

0.5

以下

180

°

又は W

厚さの

3

SH C

5210

P-SH

C 5210 R-SH

ESH C

5210

P-ESH

C 5210 R-ESH

C 5240

H

C 5240 P-H

C 5240 R-H

1.5

以下

W

厚さの

1

0.3

以下

W

厚さの

1

EH C

5240

P-EH

C 5240 R-EH

1.5

以下

W

厚さの

1.5

0.3

以下

W

厚さの

3

SH C

5240

P-SH

C 5240 R-SH

ESH C

5240

P-ESH

C 5240 R-ESH

XSH C

5240

P-XSH

C 5240 R-XSH

C 7701

1

/

2

H C

7701

P-

1

/

2

H

C 7701 R-

1

/

2

H

1.6

以下

180

°

又は W

厚さの

1.5

0.50

以下

180

°

又は W

厚さの

3

H C

7701

P-H

C 7701 R-H

1.6

以下

180

°

又は W

厚さの

2

0.50

以下

180

°

又は W

厚さの

4

EH C

7701

P-EH

C 7701 R-EH

1.6

以下

90

°

厚さの

3

0.50

以下

90

°

厚さの

6

SH C

7701

P-SH

C 7701 R-SH

a)

曲げ試験の試験条件を示す。W は,W 曲げ試験を表す。曲げ試験によって曲げた部分の
外側に,割れが生じてはならない。ただし,端部の割れは,判定の対象とはしない。

注記  質別記号の定義は,表 の注記 を参照。


9

H 3130

:2012

表 8−合金番号 C 1720C 1751C 1990 及び C 7270 の板及び条の機械的性質(ミルハードン材)

合金 
番号

質別

製品記号

引張試験

ばね限界値試験

硬さ試験

厚さ

mm

引張

強さ

N/mm

2

0.2 %

耐力

a)

N/mm

2

伸び

%

厚さ

mm

ばね

限界値

Kb

0.075

a)

N/mm

2

厚さ

mm

ビッカー

ス硬さ

b)

HV

C 1720

OM

C 1720 P-OM

C 1720 R-OM

0.10

以上

640

885

480

以上

18

以上

− 0.10

以上

200

以上

1

/

4

HM C

1720

P-

1

/

4

HM

C 1720 R-

1

/

4

HM

0.10

以上

735

930

550

以上

10

以上

− 0.10

以上

210

以上

1

/

2

HM C

1720

P-

1

/

2

HM

C 1720 R-

1

/

2

HM

0.10

以上

815

1 010

650

以上

8

以上

− 0.10

以上

240

以上

HM C

1720

P-HM

C 1720 R-HM

0.10

以上

910

1 110

750

以上

6

以上

− 0.10

以上

270

以上

XHM C

1720

P-XHM

C 1720 R-XHM

0.10

以上

1 060

1 290

900

以上

2

以上

− 0.10

以上

315

以上

XHMS C

1720

P-XHMS

C 1720 R-XHMS

0.10

以上

1 210

1 400

1 030

以上

2

以上

− 0.10

以上

360

以上

C 1751

OM

C 1751 P-OM

C 1751 R-OM

0.10

以上

690

895

550

以上

10

以上

− 0.10

以上

210

以上

HM C

1751

P-HM

C 1751 R-HM

0.10

以上

760

965

655

以上

5

以上

− 0.10

以上

230

以上

C 1990

1

/

4

HM C

1990

P-

1

/

4

HM

C 1990 R-

1

/

4

HM

0.10

以上

735

930

575

以上

10

以上

0.15

以上

0.60

以下

440

以上 0.10

以上

250

以上

EHM C

1990

P-EHM

C 1990 R-EHM

0.10

以上

885

1 080

785

以上

5

以上

0.15

以上

0.60

以下

590

以上 0.10

以上

280

以上

C 7270

OM

C 7270 P-OM

C 7270 R-OM

0.10

以上

685

785

370

以上

10

以上

0.15

以上

440

以上 0.10

以上

200

以上

1

/

4

HM C

7270

P-

1

/

4

HM

C 7270 R-

1

/

4

HM

0.10

以上

725

835

430

以上

5

以上

0.15

以上

490

以上 0.10

以上

210

以上

1

/

2

HM C

7270

P-

1

/

2

HM

C 7270 R-

1

/

2

HM

0.10

以上

785

930

510

以上

3

以上

0.15

以上

540

以上 0.10

以上

230

以上

HM C

7270

P-HM

C 7270 R-HM

0.10

以上

835

980

580

以上

3

以上

0.15

以上

590

以上 0.10

以上

250

以上

EHM C

7270

P-EHM

C 7270 R-EHM

0.10

以上

930

1 080

720

以上

3

以上

0.15

以上

685

以上 0.10

以上

280

以上

XHM C

7270

P-XHM

C 7270 R-XHM

0.10

以上

1 060

以上

900

以上

3

以上

0.15

以上

785

以上 0.10

以上

320

以上

質別記号は,次のとおりとする。

−  質別 OM:引張強さが最小となるように冷間加工と時効処理を施したもの 
−  質別

1

/

4

HM

:引張強さが質別 OM と

1

/

2

HM

との中間となるように冷間加工と時効処理を施したもの

−  質別

1

/

2

HM

:引張強さが質別

1

/

4

HM

と HM との中間となるように冷間加工と時効処理を施したもの

−  質別 HM:引張強さが質別

1

/

2

HM

と EHM との中間となるように冷間加工と時効処理を施したもの

−  質別 EHM:引張強さが質別 HM と XHM との中間となるように冷間加工と時効処理を施したもの

−  質別 XHM:引張強さが質別 EHM と XHMS との中間となるように冷間加工と時効処理を施したもの 
−  質別 XHMS:引張強さが最大となるように冷間加工と時効処理を施したもの 
注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

ばねの設計指標として,0.2 %耐力又はばね限界値のいずれを適用するかは,受渡当事者間の協定による。

b)

最小試験力は,1.961 N とする。


10

H 3130

:2012

表 9−合金番号 C 1720C 1751C 1990 及び C 7270 の板及び条の曲げ成形性(ミルハードン材)

合金 
番号

質別

製品記号

曲げ試験  圧延方向

a)

曲げ試験  直角方向

a)

厚さ

mm

曲げ

角度

内側

半径

厚さ

mm

曲げ

角度

内側

半径

C 1720

OM

C 1720 P-OM

C 1720 R-OM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

1

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

1

/

4

HM C

1720

P-

1

/

4

HM

C 1720 R-

1

/

4

HM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

1

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

3

1

/

2

HM C

1720

P-

1

/

2

HM

C 1720 R-

1

/

2

HM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

5

HM C

1720

P-HM

C 1720 R-HM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

3

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

6

XHM C

1720

P-XHM

C 1720 R-XHM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

4

0.20

以下

90

°

又は W

XHMS C

1720

P-XHMS

C 1720 R-XHMS

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

6

0.20

以下

90

°

又は W

C 1751

OM

C 1751 P-OM

C 1751 R-OM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

1.5

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

1.5

HM C

1751

P-HM

C 1751 R-HM

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

0.20

以下

90

°

又は W

厚さの

2

C 1990

1

/

4

HM C

1990

P-

1

/

4

HM

C 1990 R-

1

/

4

HM

0.60

以下

180

°

又は W

厚さの

2

0.60

以下

180

°

又は W

厚さの

2

EHM C

1990

P-EHM

C 1990 R-EHM

0.60

以下

180

°

又は W

厚さの

3

0.60

以下

180

°

又は W

厚さの

6

C 7270

OM

C 7270 P-OM

C 7270 R-OM

1.5

以下

W

厚さの

1

1.5

以下

W

厚さの

1

1

/

4

HM C

7270

P-

1

/

4

HM

C 7270 R-

1

/

4

HM

1.5

以下

W

厚さの

1.5

1.5

以下

W

厚さの

1.5

1

/

2

HM C

7270

P-

1

/

2

HM

C 7270 R-

1

/

2

HM

1.5

以下

W

厚さの

2

1.5

以下

W

厚さの

2

HM C

7270

P-HM

C 7270 R-HM

1.5

以下

W

厚さの

3

1.5

以下

W

厚さの

3

EHM C

7270

P-EHM

C 7270 R-EHM

XHM C

7270

P-XHM

C 7270 R-XHM

a)

曲げ試験の試験条件を示す。W は,W 曲げ試験を表す。曲げ試験によって曲げた部分の外

側に,割れが生じてはならない。ただし,端部の割れは,判定の対象とはしない。

注記  質別記号の定義は,表 を参照。

寸法及びその許容差 

6.1 

板及び条の代表寸法 

板及び条の代表寸法を,参考として

附属書 に示す。

6.2 

条のコイルの代表内径 

条のコイルの代表内径を,参考として

附属書 に示す。

6.3 

寸法の許容差 

板及び条の寸法の許容差は,次による。


11

H 3130

:2012

a)

厚さの許容差  板及び条の厚さの許容差は,表 10 による。

なお,厚さの許容差を(+)又は(−)だけに指定する場合は,

表 10 の数値の 2 倍とする。

表 10−板及び条の厚さの許容差

単位  mm

厚さ

400

以下

 0.05

以上 0.08 以下

±0.005

 0.08

を超え 0.15 以下

±0.008

 0.15

を超え 0.25 以下

±0.013

 0.25

を超え 0.40 以下

±0.018

 0.40

を超え 0.55 以下

±0.020

 0.55

を超え 0.70 以下

±0.025

 0.70

を超え 0.90 以下

±0.030

 0.90

を超え 1.2 以下

±0.035

 1.2

を超え 1.5 以下

±0.045

 1.5

を超え 2.0 以下

±0.050

b)

幅の許容差  板及び条の幅の許容差は,表 11 による。

なお,条の幅の許容差を(+)又は(−)だけに指定する場合は,

表 11 の数値の 2 倍とする。

表 11−板及び条の幅の許容差

単位  mm

厚さ

200

以下

100

以下

100

を超え

200

以下

200

を超え

400

以下

 0.05

以上 0.55 以下

+2

0

±0.1

±0.2

±0.3

 0.55

を超え 2.0 以下

+2

0

±0.2

±0.3

±0.4

c)

板の長さの許容差  板の長さの許容差は,表 12 による。

表 12−板の長さの許容差

単位  mm

厚さ

長さ

1 200

以下

 0.05

以上 0.55 以下

+8

0

 0.55

を超え 2.0 以下

+10

0

6.4 

条の曲がりの最大値 

条の曲がりの最大値は,

表 13 による。曲がりとは,図 に示すように,任意の箇所の基準の長さ 1 000 mm

に対する弧の深さをいう。

なお,規定した幅範囲外の条の曲がりの最大値は,受渡当事者間の協定による。


12

H 3130

:2012

図 1−条の曲がり

表 13−条の曲がりの最大値

単位  mm

最大値

6

以上

9

以下 5

9

を超え 13 以下 4

 13

を超え 50 以下 3

 50

を超え 100 以下 2

 100

を超え 200 以下 1

製造方法 

熱処理型合金である合金番号 C 1700,C 1720 及び C 7270 の板及び条の軟質材(O)の製造方法は,圧延

後溶体化処理を施し,加工硬化材(

1

/

4

H

∼SH)は,溶体化処理後,冷間圧延を行う。また,C 1720,C 1751,

C 1990

及び C 7270 の板及び条のミルハードン材(M)の製造方法は,溶体化処理及びそれに続く冷間圧延

を行った後,時効硬化処理を施す。非熱処理型合金である C 5210,C 5240 及び C 7701 の板及び条の製造

方法は,仕上圧延後,適切な低温焼なましを行う。

試験 

8.1 

分析試験 

分析試験は,次による。

a)

分析試料の採取方法  分析試料は,鋳造時に必要量を採取する。

なお,鋳塊又は製品から採取してもよい。

b)

分析方法  化学成分の分析試験は,次による。

JIS H 1051

JIS H 1052JIS H 1053JIS H 1054JIS H 1055JIS H 1056JIS H 1058JIS H 1060

JIS H 1062

JIS H 1063JIS H 1073

ただし,JIS H 1292 に規定された定量元素及び定量範囲にある化学成分の分析試験にあっては,JIS 

H 1292

によってもよい。

なお,発光分光分析を適用する場合は,受渡当事者間の協定による。

8.2 

引張試験 

引張試験は,JIS Z 2241 による。試験に用いる試験片は,板又は条の圧延方向に取った 5 号試験片とす

る。

なお,5 号試験片が取れない場合は,13B 号試験片とする。また,引張試験片が規定の寸法どおりに採

取できない場合の引張試験方法は,受渡当事者間の協定による。

8.3 

曲げ試験 

曲げ試験は,次による。


13

H 3130

:2012

a)

試験法及び試験片の採取方法  曲げ試験は,90°曲げ試験,180°曲げ試験又は W 曲げ試験による。

試験片は,板又は条の圧延方向又は圧延方向に直角の方向に取るものとし,その寸法は,幅 10 mm 以

上,長さ 30 mm 以上とする。切断によってできた側面は,必要に応じて機械仕上げを行う。曲げ試験

法及び試験片の採取方向の選択は,受渡当事者間の協定による。

b)  90

°曲げ試験及び 180°曲げ試験  90°曲げ試験及び 180°曲げ試験は,JIS Z 2248 による。

c)

W

曲げ試験  W 曲げ試験は,次による。

1)

試験用ジグの形状及び寸法は,

図 による。

なお,試験用ジグの幅は,20 mm 以上とする。

単位  mm

図 2曲げ試験用ジグ

2)

W

曲げ試験は,5.3 に規定する曲げ試験の内側半径を超えない半径の試験用ジグを使用する。

3)

試験方法は,試験片を試験用ジグの下型に載せ,その下型に上型を当てて,ハンドプレス又は油圧

によって所定の形に曲げる。この場合,試験用ジグの上型の上面と下型の下面とは,互いに平行で

なくてはならない。

8.4 

ばね限界値試験 

板及び条のばね限界値試験は,繰返したわみ式試験による。ただし,合金番号 C 1990 及び C 7270 の板

及び条では,モーメント式試験によってもよい。

a)

繰返したわみ式試験  繰返したわみ式試験は,次による。

1)

試験片及び試験の準備  試験片は,板又は条の圧延方向に取るものとし,その幅は,10 mm 以上と

する。試験片は,

図 のように固く締め付け,自由端から約 3 mm の負荷点に引掛金具を接触させ,

4 mm

のたわみ変位を毎分 200 回の速さで 50 回与える。


14

H 3130

:2012

単位  mm

t:試験片の厚さ 
l:試験片の固定端から負荷点までの距離

合金番号 C 1990,C 7270 は,

t

l

000

3

=

C 5210

,C 5240,C 7701 は,

t

l

000

4

=

図 3−試験片の取付け及びたわみ変位の与え方

2)

試験  試験は,表 14 の測定順序に従ってたわみ変位を偏心ローラの調節によって段階的に増加さ

せ,各測定順序ごとに,毎分 200 回の速さで 50 回のたわみ変位を与え,その都度,負荷点の永久た

わみ量を測定する。この永久たわみ量が合金番号 C 1990 及び C 7270 の板及び条では 0.075 mm,C

5210

,C 5240 及び C 7701 の板及び条では 0.1 mm 以上となるまで試験を行い,永久たわみ量が 0.075

mm

又は 0.1 mm に相当する表面最大応力値を,式(1)及び

表 14 によって求め,これをばね限界値

Kb

0.075

又は Kb

0.1

)とする。試験は,試験片の一端で行った後,裏返して他端で行い,二つの測定

値を求める。

1

2

1

1

2

1

1

.

0

075

.

0

)

(

,

ε

ε

ε

δ

+

=

Kb

Kb

Kb

Kb

Kb

  (1)

ここに,

  Kb

0.075

Kb

0.1

ばね限界値(

N/mm

2

Kb

1

ε

1

を生じさせたときの表面最大応力値(

N/mm

2

Kb

2

ε

2

を生じさせたときの表面最大応力値(

N/mm

2

δ

ばね限界値

Kb

0.075

(又は

Kb

0.1

)を規定する永久たわ

み量

0.075

(又は

0.1

mm

ε

1

δ

を超えない永久たわみ量のうちで一番大きい値

mm

ε

2

δ

を超えない永久たわみ量のうちで一番小さい値

mm

表 14−測定順序,たわみ変位及び表面最大応力値

単位  N/mm

2

合金番号

たわみ変位

a)

 mm

(1)

4.0

(2)

5.3

(3)

6.7

(4)

8.0

(5)

9.3

(6)

10.7

(7)

12.0

(8)

13.3

(9)

14.7

(10)

16.0

(11)

17.3

(12)

18.7

C 1990

C 7270

235 314 392 471 549 628 706 785 863 941 1

020

1

098

C 5210

C 5240

147 196 245 294 343 392 441 490 539 588 637 686

C

7701  191 255 319 382 446 510 574 637 701 765 829 892

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

括弧内の数値は,測定順序を表す。

表 14 の表面最大応力値

Kb

は,式

(2)

によって算出する。


15

H 3130

:2012

2

5

.

1

l

E

t

F

Kb

×

×

×

=

  (2)

ここに,

Kb

表面最大応力値(

N/mm

2

t

試験片の厚さ(

mm

E

たわみ係数(×

10

3

N/mm

2

合金番号

 C 1990

及び

C 7270

では

118

×

10

3

 N/mm

2

 C

5210

及び

C 5240

では

98

×

10

3

 N/mm

2

 C

7701

では

127

×

10

3

 N/mm

2

F

負荷点におけるたわみ変位(

mm

l

試験片の固定端から負荷点までの距離(

mm

b)

モーメント式試験  モーメント式試験は,次による。

1)

試験片及び試験の準備  試験片は,板及び条の圧延方向に取るものとし,その幅は,

 10 mm

以上

とする。試験片は,

図 のように試験機に固く締め付け,自由端から約

3 mm

の負荷点に引掛金具

を接触させ,おもりと角度との調節によって

40t

2

 N

mm

2

の負荷モーメントを

5

秒間与える。

単位  mm

t:試験片の厚さ 
l:試験片の固定端から負荷点までの距離

t

l

000

3

=

図 4−試験片の取付け及び負荷モーメントの与え方

2)

試験  試験は,表 15 の測定順序に従って負荷モーメントを,おもりと角度との調節によって段階的

に増加させ,各測定順序ごとに負荷モーメントを

5

秒間与えた後,その都度,負荷点の永久たわみ

量を測定する。この永久たわみ量が

0.075 mm

以上となるまで試験を行い,永久たわみ量が

0.075 mm

に相当する表面最大応力値を式

(3)

及び

表 15 によって求め,これをばね限界値(

Kb

0.075

)とする。試

験は,試験片の一端で行った後,裏返して他端で行い,二つの測定値を求める。負荷モーメントの

設定は,より小さいおもりを用いる。ただし,

表 15 の負荷モーメントが設定できない場合は,その

値に近い小さい方をとる。

1

2

1

1

2

1

075

.

0

)

(

ε

ε

ε

δ

+

=

Kb

Kb

Kb

Kb

  (3)

ここに,

  Kb

0.075

ばね限界値(

N/mm

2

Kb

1

ε

1

を生じさせたときの表面最大応力値(

N/mm

2

Kb

2

ε

2

を生じさせたときの表面最大応力値(

N/mm

2

δ

ばね限界値

Kb

0.075

を規定する永久たわみ量(

mm

ε

1

δ

を超えない永久たわみ量のうちで一番大きい値(

mm

ε

2

δ

を超えた永久たわみ量のうちで一番大きい値(

mm


16

H 3130

:2012

表 15−測定順序,負荷モーメント及び表面最大応力値

単位  N/mm

2

合金番号

負荷モーメント

a)

 N

・mm

(1)

392t

2

(2)

520t

2

(3)

647t

2

(4)

775t

2

(5)

902t

2

(6)

1 030t

2

(7)

1 157t

2

(8)

1 285t

2

(9)

1 412t

2

(10)

1 540t

2

(11)

1 667t

2

C 1990

C 7270

235 312 388 465 541 618 694 771 847 924 1

000

合金番号

負荷モーメント

a)

 N

・mm

(12)

1 795t

2

(13)

1 922t

2

(14)

2 050t

2

(15)

2 177t

2

(16)

2 305t

2

(17)

2 432t

2

(18)

2 561t

2

(19)

2 687t

2

(20)

2 815t

2

(21)

2 942t

2

C 1990

C 7270

1 077

1 153

1 230

1 306

1 383

1 459

1 536

1 612

1 689

1 765

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

括弧内の数値は,測定順序を表す。

表 15 の表面最大応力値は,式

(4)

によって算出する。

2

6

bt

M

Kb

=

  (4)

ここに,

Kb

表面最大応力値(

N/mm

2

M

負荷モーメント(

N

mm

b

試験片の幅(

mm

t

試験片の厚さ(

mm

8.5 

硬さ試験 

硬さ試験は,JIS Z 2244 によることとし,板又は条の表面について行う。

8.6 

時効硬化処理 

合金番号

C 1700

及び

C 1720

の板及び条の時効硬化処理の温度は

315

±

5

℃とし,処理時間は,

表 16 

よる。また,合金番号

C 7270

の板及び条の時効硬化処理の温度は

375

±

5

℃とし,処理時間は,

120

±

5

分間とする。

表 16−時効硬化処理時間

単位  分

厚さ mm

質別

O

1

/

4

H

1

/

2

H H

0.10

以上 180±10

150

±10

120

±10

120

±10

検査 

検査は,次による。

a)

一般事項は,JIS H 0321 による。

b)

外観は,5.1 の規定に適合しなければならない。

c)

化学成分は,5.2 の規定に適合しなければならない。

d)

機械的性質は,5.3 の規定に適合しなければならない。

e)

寸法及びその許容差は,箇条 の規定に適合しなければならない。


17

H 3130

:2012

10 

表示 

板及び条は,

1

包装ごと,

1

巻ごと又は

1

製品ごとに,貼付ラベルなど適切な方法によって,次の事項を

表示しなければならない。

a)

この規格番号及び製品記号(記号及び質別)

JIS H 3130

C 1720 P-

1

/

4

H

b)

寸法

例 1

板の場合

0.20

×

200

×

1 200 mm

  (厚さ×幅×長さ)

例 2

条の場合

0.20

×

20 mm

  (厚さ×幅)

c)

製造番号

d)

製造業者名又はその略号

11 

報告 

製造業者は,受注時に注文者から要求がある場合,受渡当事者間で同意した試験及び/又は検査の成績

を記載した報告書(成績書)を提出しなければならない。


18

H 3130

:2012

附属書 A

(参考)

板及び条の代表寸法及び条のコイルの代表内径

板及び条の厚さは

0.05

2.0 mm

,板及び条の幅は

400 mm

以下,板の長さは

1 200 mm

以下のものとし,

その代表厚さは,

表 A.1 及び表 A.2 による。また,条のコイルの代表内径は,表 A.3 による。

表 A.1−板の厚さの代表寸法

単位  mm

0.05

,0.10,0.12,0.15,0.18,0.20,0.25,0.30,0.35,0.40,0.50,0.60,

0.80

,1.0,1.2,1.5,2.0

表 A.2−条の厚さの代表寸法

単位  mm

0.05

,0.10,0.12,0.15,0.18,0.20,0.25,0.30,0.35,0.40,0.50,0.60,

0.80

,1.0

表 A.3−条のコイルの代表内径

単位  mm

厚さ

コイル内径

200 250 300 400 500

a)

0.30

以下

 0.30

を超え 0.80 以下

 0.80

を超え 1.5 以下

 1.5

を超え 2.0 以下

a)

 C

1700

,C 1720 及び C 1751 は対象外