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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

H 2105-1955 

鉛地金 

1. 適用範囲 この規格は鉛地金(以下地金という)について規定する。 

2. 種類 地金は化学成分により表1の6種類にわける。 

3. 品質 

3.1 

地金は品質均一でなければならない。 

3.2 

化学成分 表1による。 

表 1 

種類 

化学成分 % 

Pb 

Ag 

Cu 

As 

Sb+Sn 

Zn 

Fe 

Bi 

特種 

99.99以上 0.002以下 0.002以下 0.002以下 0.005以下 0.002以下 0.002以下 0.005以下 

1種 

99.97以上 0.002以下 0.003以下 0.002以下 0.007以下 0.002以下 0.004以下 0.010以下 

2種 

99.95以上 0.002以下 0.005以下 0.005以下 0.010以下 0.002以下 0.005以下 0.050以下 

3種 

99.90以上 0.004以下 0.010以下 0.010以下 0.015以下 0.010以下 0.010以下 0.100以下 

4種 

99.80以上 

− 

0.05以下 0.010以下 0.04以下 0.015以下 0.02以下 0.10以下 

5種 

99.50以上 

− 

0.05以下 0.010以下 0.15以下 0.015以下 0.05以下 0.15以下 

4. 試験 化学分析試験はJIS H 1121(鉛地金分析方法)またはJIS H 1123(発光分光分析法による鉛地

金分析方法)による。 

5. 検査 

5.1 

分析試料のとり方 地金を鋳込むさいに分析試料をとる場合は1融解ごとに5つ以上の鋳込試料を

とる。鋳込試料はできるだけ完全に地金と同一品質を得るように鋳型の形状・大キサおよび鋳込の時期な

どに注意しなければならない。地金から分析試料をとる場合は地金に表示された融解番号ごとに5つ以上

の地金をとる。 

5.2 

分析試験は製造所で行うことを原則とする。ただし注文者の要求があったときは製造者・注文者の

双方が協定した分析所で行う。 

5.3 

地金は外観を検査するとともに4.によって試験を行い,3.の規定に合格しなければならない。 

5.4 

製造者は分析試験の結果を提出しなければならない。 

6. 表示 地金にはつぎの事項を鋳出すか,そのほか適当な方法によって表示しなければならない。 

(1) 種類 

H 2105-1955  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(2) 融解番号 

(3) 製造者名またはその略称