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G 4303

:2005

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,ステンレス協会

(JSSA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 4303:1998 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の下記の種類の記号においては,次に示す特許権の使用に該当するおそれがある。

種類の記号

発明の名称

特許番号

設定の登録の年月日

SUS 312L

建材用オーステナイト系ステンレス鋼 3358678 2002 年 10 月 11 日

なお,この記載は,上記に示す特許権の効力,範囲などに関して何ら影響を与えるものではない。

上記の特許権の所有者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的,かつ,合理的な条件で,いかなる

者に対しても当該特許権の実施を許諾する意思があることを保証している。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS G 4303

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)ステンレス鋼の熱処理


G 4303

:2005

(2) 

目  次

ページ

1.

  適用範囲  

1

2.

  引用規格  

1

3.

  種類の記号  

1

4.

  化学成分  

2

4.1

  溶鋼分析値  

2

4.2

  製品分析値  

2

5.

  機械的性質  

4

5.1

  オーステナイト系の機械的性質  

4

5.2

  オーステナイト・フェライト系の機械的性質  

5

5.3

  フェライト系の機械的性質  

5

5.5

  析出硬化系の機械的性質  

7

6.

  耐食性  

7

7.

  形状及び寸法許容差  

7

8.

  質量の算出方法  

9

9.

  外観  

10

10.

  製造方法  

10

11.

  熱処理  

10

12.

  試験  

10

12.1

  分析試験  

10

12.2

  機械試験  

10

12.3

  腐食試験  

10

13.

  検査  

11

14.

  表示  

11

15.

  報告  

11

附属書(参考)ステンレス鋼の熱処理  

14


     

日本工業規格

JIS

 G

4303

:2005

ステンレス鋼棒

Stainless steel bars

1. 

適用範囲  この規格は,熱間仕上ステンレス鋼を熱間で丸,角,六角及び平板に成形した棒状又は板

状の製品(丸鋼,角鋼,六角鋼及び平鋼を総称して,以下,棒という。

)について規定する。

2. 

引用規格  付表 に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

3. 

種類の記号  棒の種類は,61 種類とし,その種類の記号及び分類は,表 による。

  1  種類の記号及び分類

種類の記号

分類

種類の記号

分類

SUS 201 
SUS 202 
SUS 301 
SUS 302 
SUS 303 
SUS 303Se 
SUS 303Cu 
SUS 304 
SUS 304L 
SUS 304N1 
SUS 304N2 
SUS 304LN 
SUS 304J3 
SUS 305 
SUS 309S 
SUS 310S 
SUS 312L 
SUS 316 
SUS 316L 
SUS 316N 
SUS 316LN 
SUS 316Ti 
SUS 316J1 
SUS 316J1L 
SUS 316F 
SUS 317 
SUS 317L 
SUS 317LN 
SUS 317J1 
SUS 836L 
SUS 890L

オーステナイト系

SUS 321 
SUS 347 
SUS XM7 
SUS XM15J1

オーステナイト系

SUS 329J1 
SUS 329J3L 
SUS 329J4L

オーステナイト・ 
フェライト系

SUS 405 
SUS 410L 
SUS 430 
SUS 430F 
SUS 434 
SUS 447J1 
SUS XM27

フェライト系

SUS 403 
SUS 410 
SUS 410J1 
SUS 410F2 
SUS 416 
SUS 420J1 
SUS 420J2 
SUS 420F 
SUS 420F2 
SUS 431 
SUS 440A 
SUS 440B 
SUS 440C 
SUS 440F

マルテンサイト系

SUS 630 
SUS 631

析出硬化系

備考  棒であることを記号で表す必要がある場合には,種類の記号の末尾に,‐B を

付記する。

例 SUS

304-B


2

G 4303

:2005

     

4. 

化学成分

4.1 

溶鋼分析値  棒は,12.1 の試験を行い,その溶鋼分析値は,表 2による。

4.2 

製品分析値  注文者が製品分析を要求する場合,12.1 によって試験を行い,その値は,表 2の値

に,JIS G 0321 

表 による許容変動値を適用する。ただし,JIS G 0321 に規定されていない元素の許容

変動値については,受渡当事者間の協定による。

  2  オーステナイト系の化学成分

単位  %

種類の記号

C Si Mn  P  S  Ni  Cr  Mo

Cu

N

その他

SUS 201

0.15

以下 1.00 以下 5.50∼7.50 0.060 以下 0.030 以下

3.50

∼5.50 16.00∼18.00

0.25

SUS 202

0.15

以下 1.00 以下

7.50

10.00

0.060

以下 0.030 以下

4.00

∼6.00 17.00∼19.00

0.25

SUS 301

0.15

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下 0.030 以下

6.00

∼8.00 16.00∼18.00

SUS 302

0.15

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下 0.030 以下

8.00

10.00

17.00

∼19.00

SUS 303

0.15

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.20 以下 0.15 以上

8.00

10.00

17.00

∼19.00

(

1

)

SUS 303Se

0.15

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.20 以下

0.060

以下 8.00∼

10.00

17.00

∼19.00

Se 0.15

SUS 303Cu

0.15

以下 1.00 以下

3.00

以下 0.20 以下

0.15

以上 8.00∼

10.00

17.00

∼19.00

(

1

)

1.50

3.50

SUS 304

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下 0.030 以下

8.00

10.50

18.00

∼20.00

SUS 304L

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下 0.030 以下

9.00

13.00

18.00

∼20.00

SUS 304N1

0.08

以下 1.00 以下

2.50

以下 0.045 以下

0.030

以下

7.00

10.50

18.00

∼20.00

0.10

0.25

SUS 304N2

0.08

以下 1.00 以下

2.50

以下 0.045 以下

0.030

以下

7.50

10.50

18.00

∼20.00

0.15

0.30

Nb 0.15

SUS 304LN

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

8.50

11.50

17.00

∼19.00

0.12

0.22

SUS 304J3

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

8.00

10.50

17.00

∼19.00

1.00

3.00

SUS 305

0.12

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

10.50

13.00

17.00

∼19.00

SUS 309S

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

12.00

15.00

22.00

∼24.00

SUS 310S

0.08

以下 1.50 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

19.00

22.00

24.00

∼26.00

SUS 312L

0.020

以下 0.80 以下 1.00 以下 0.030 以下 0.015 以下 17.50∼

19.50

19.00

∼21.00 6.00∼

7.00

0.50

1.00

0.16

0.25

SUS 316

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

10.00

14.00

16.00

∼18.00

2.00

3.00

SUS 316L

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

12.00

15.00

16.00

∼18.00

2.00

3.00

SUS 316N

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

10.00

14.00

16.00

∼18.00

2.00

3.00

0.10

0.22

SUS 316LN

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

10.50

14.50

16.50

∼18.50

2.00

3.00

0.12

0.22

SUS 316Ti

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

10.00

14.00

16.00

∼18.00

2.00

3.00

Ti 5

×C%

以上

SUS 316J1

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

10.00

14.00

17.00

∼19.00

1.20

2.75

1.00

2.50

SUS 316J1L

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

12.00

16.00

17.00

∼19.00

1.20

2.75

1.00

2.50

SUS 316F

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.10

以上 10.00∼

14.00

16.00

∼18.00

2.00

3.00

SUS 317

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

11.00

15.00

18.00

∼20.00

3.00

4.00

SUS 317L

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

11.00

15.00

18.00

∼20.00

3.00

4.00

SUS 317LN

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

11.00

15.00

18.00

∼20.00

3.00

4.00

0.10

0.22

SUS 317J1

0.040

以下 1.00 以下

2.50

以下 0.045 以下

0.030

以下

15.00

17.00

16.00

∼19.00

4.00

6.00

SUS 836L

0.030

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

24.00

26.00

19.00

∼24.00

5.00

7.00

0.25

以下

SUS 890L

0.020

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

23.00

28.00

19.00

∼23.00

4.00

5.00

1.00

2.00


3

G 4303

:2005

     

 2   オーステナイト系の化学成分(続き)

単位  %

種類の記号

C Si Mn  P  S  Ni  Cr  Mo

Cu

N

その他

SUS 321

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

9.00

13.00

17.00

∼19.00

Ti 5

×C%

以上

SUS 347

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

9.00

13.00

17.00

∼19.00

Nb 10

×

C %

以上

SUS XM7

0.08

以下 1.00 以下

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

8.50

10.50

17.00

∼19.00

3.00

4.00

SUS XM15J1

0.08

以下 3.00

5.00

2.00

以下 0.045 以下

0.030

以下

11.50

15.00

15.00

∼20.00

 

(

1

)  Mo

は,0.60  %以下を含有してもよい。

備考  SUS XM15J1 については,必要によって表 以外に Cu,Mo,Nb,Ti 又は N のうち一つ又は複数の元素を含有してもよ

い。

  3  オーステナイト・フェライト系の化学成分

単位  %

種類の記号

C Si

Mn P S

Ni Cr Mo

N

SUS 329J1

0.08   
以下

1.00 
以下

1.50 
以下

0.040
以下

0.030
以下

3.00

6.00

23.00

28.00

1.00

3.00

SUS 329J3L

0.030 
以下

1.00 
以下

2.00 
以下

0.040
以下

0.030
以下

4.50

6.50

21.00

24.00

2.50

3.50

0.08

0.20

SUS 329J4L

0.030 
以下

1.00 
以下

1.50 
以下

0.040
以下

0.030
以下

5.50

7.50

24.00

26.00

2.50

3.50

0.08

0.30

備考  必要によって表 以外に,Cu,W 又は N のうち一つ又は複数の元素を含有してもよい。

  4  フェライト系の化学成分

単位  %

種類の記号

C Si Mn P  S  Cr  Mo  N  Al

SUS 405

0.08

以下 1.00 以下 1.00 以下 0.040 以下

0.030

以下

11.50

∼14.50

0.10

∼0.30

SUS 410L

0.030

以下 1.00 以下 1.00 以下 0.040 以下

0.030

以下

11.00

∼13.50

SUS 430

0.12

以下 0.75 以下 1.00 以下 0.060 以下

0.030

以下

16.00

∼18.00

SUS 430F

0.12

以下

1.00

以下 1.25 以下 0.040 以下

0.15

以上 16.00∼18.00

(

1

)

SUS 434

0.12

以下

1.00

以下 1.00 以下 0.040 以下

0.030

以下

16.00

∼18.00

0.75

∼1.25

SUS 447J1

0.010

以下

0.40

以下 0.40 以下 0.030 以下

0.020

以下

28.50

∼32.00

1.50

∼2.50 0.015 以下

SUS XM27

0.010

以下

0.40

以下 0.40 以下 0.030 以下

0.020

以下

25.00

∼27.50

0.75

∼1.50 0.015 以下

(

1

)  Mo

は,0.60  %以下を含有してもよい。

備考1.  SUS 447J1 及び SUS XM27 以外は,Ni を 0.60  %以下含有してもよい。

2.  SUS 447J1

及び SUS XM27 は,Ni を 0.50  %以下,Cu を 0.20  %以下及び(Ni+Cu)を 0.50  %以下含有してもよい。

さらに,

表 以外に,V,Ti,又は Nb のうち一つ又は複数の元素を含有してもよい。 

  5  マルテンサイト系の化学成分

単位  %

種類の記号

C Si

Mn P  S Ni  Cr  Mo Pb

SUS 403

0.15

以下 0.50 以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

(

2

)

11.50

∼13.00

SUS 410

0.15

以下 1.00 以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

(

2

)

11.50

∼13.50

SUS 410J1

0.08

∼0.18 0.60 以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

(

2

)

11.50

∼14.00

0.30

∼0.60

SUS 410F2

0.15

以下

1.00

以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

(

2

)

11.50

∼13.50

0.05

∼0.30

SUS 416

0.15

以下

1.00

以下 1.25 以下 0.060 以下 0.15 以上

(

2

)

12.00

∼14.00

(

1

)

SUS 420J1

0.16

∼0.25 1.00 以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

(

2

)

12.00

∼14.00


4

G 4303

:2005

     

  5  マルテンサイト系の化学成分(続き)

単位  %

種類の記号

C Si

Mn P  S Ni  Cr  Mo Pb

SUS 420J2

0.26

∼0.40

1.00

以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

(

2

)

12.00

∼14.00

SUS 420F

0.26

∼0.40

1.00

以下 1.25 以下 0.060 以下 0.15 以上

(

2

)

12.00

∼14.00

(

1

)

SUS 420F2

0.26

∼0.40 1.00 以下

1.00

以下

0.040

以下 0.030 以下

(

2

)

12.00

∼14.00

0.05

∼0.30

SUS 431

0.20

以下 1.00 以下

1.00

以下

0.040

以下 0.030 以下

1.25

∼2.50 15.00∼17.00

SUS 440A

0.60

∼0.75

1.00

以下

1.00

以下

0.040

以下 0.030 以下

(

2

)

16.00

∼18.00

(

3

)

SUS 440B

0.75

∼0.95

1.00

以下

1.00

以下

0.040

以下 0.030 以下

(

2

)

16.00

∼18.00

(

3

)

SUS 440C

0.95

∼1.20

1.00

以下

1.00

以下

0.040

以下 0.030 以下

(

2

)

16.00

∼18.00

(

3

)

SUS 440F

0.95

∼1.20

1.00

以下

1.25

以下

0.060

以下 0.15 以上

(

2

)

16.00

∼18.00

(

3

)

(

1

)  Mo

は,0.60  %以下を含有してもよい。

(

2

) Ni

は,0.60  %以下を含有してもよい。

(

3

) Mo

は,0.75  %以下を含有してもよい。

  6    析出硬化系の化学成分

単位  %

種類の記号

C Si Mn  P  S Ni  Cr

Cu  その他

SUS 630

0.07

以下 1.00 以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

3.00

∼5.00

15.00

∼17.50

3.00

∼5.00

Nb  0.15

∼0.45

SUS 631

0.09

以下 1.00 以下 1.00 以下 0.040 以下 0.030 以下

6.50

∼7.75

16.00

∼18.00

Al  0.75

∼1.50

5. 

機械的性質  棒は,12.2 の試験を行い,その機械的性質は,次による。

5.1 

オーステナイト系の機械的性質  オーステナイト系の機械的性質は,表 による。この場合,供試

材は,JIS G 0404 の A 類による。ただし,耐力は特に注文者の指定がある場合に,適用する。

  7  オーステナイト系の機械的性質

種類の記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

硬さ(

5

)

HBW HRBS

又は

HRBW

HV

SUS 201

275

以上 520 以上

40

以上 45 以上 241 以下 100 以下 253 以下

SUS 202

275

以上

520

以上

40

以上

45

以上 207 以下 95 以下 218 以下

SUS 301

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上 207 以下 95 以下 218 以下

SUS 302

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下 200 以下

SUS 303

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 303Se

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 303Cu

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 304

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 304L

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 304N1

275

以上

550

以上

35

以上

50

以上

217

以下 95 以下

220

以下

SUS 304N2

345

以上

690

以上

35

以上

50

以上

250

以下 100 以下

260

以下

SUS 304LN

245

以上

550

以上

40

以上

50

以上

217

以下 95 以下

220

以下

SUS 304J3

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 305

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 309S

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 310S

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 312L

300

以上 650 以上 35 以上 40 以上 223 以下 96 以下 230 以下

SUS 316

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 316L

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 316N

275

以上

550

以上

35

以上

50

以上

217

以下 95 以下

220

以下

SUS 316LN

245

以上

550

以上

40

以上

50

以上

217

以下 95 以下

220

以下

SUS 316Ti

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下


5

G 4303

:2005

     

  7  オーステナイト系の機械的性質(続き)

種類の記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

硬さ(

5

)

HBW HRBS

又は

HRBW

HV

SUS 316J1

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 316J1L

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 316F

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 317L

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 317LN

245

以上

550

以上

40

以上

50

以上

217

以下 95 以下

220

以下

SUS 317J1

175

以上

480

以上

40

以上

45

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 836L

205

以上

520

以上

35

以上

40

以上

217

以下 96 以下

230

以下

SUS 890L

215

以上

490

以上

35

以上

40

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 321

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS 347

205

以上

520

以上

40

以上

50

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS XM7

175

以上

480

以上

40

以上

60

以上

187

以下 90 以下

200

以下

SUS XM15J1

205

以上

520

以上

40

以上

60

以上

207

以下 95 以下

218

以下

(

4

)

平鋼には適用しない。ただし,注文者の指定がある場合は,受渡当事者間の協定による。

    (

5

)  

硬さはいずれか1種類を適用する。

備考  1.  表 の値は,径,辺,対辺距離又は厚さが 180 mm 以下の棒に適用する。

 180 mm

を超える場合の値は,受渡当事者間の協定による。

2. HRB

の測定値の報告書には,HRBS 又は HRBW を明記する。

3. 1N/mm

2

=1MPa

5.2 

オーステナイト・フェライト系の機械的性質  オーステナイト・フェライト系の機械的性質は,表 8

による。この場合,供試材は,JIS G 0404 の A 類による。ただし,耐力は特に注文者の指定がある場合に

適用する。

  8  オーステナイト・フェライト系の機械的性質

種類の記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

硬さ(

5

)

HBW HRC  HV

SUS 329J1

390

以上 590 以上 18 以上 40 以上 277 以下 29 以下 292 以下

SUS 329J3L

450

以上 620 以上 18 以上 40 以上 302 以下 32 以下 320 以下

SUS 329J4L

450

以上 620 以上 18 以上 40 以上 302 以下 32 以下 320 以下

(

4

)

平鋼には適用しない。ただし,注文者の指定がある場合は,受渡当事者間の協定による。

    (

5

)  

硬さはいずれか1種類を適用する。

備考  1.  表 の値は,径,辺,対辺距離又は厚さが 75 mm 以下の棒に適用する。

75 mm

を超える場合の値は,受渡当事者間の協定による。

2. 1N/mm

2

=1MPa

5.3 

フェライト系の機械的性質  フェライト系の機械的性質は,表 による。この場合,供試材は,JIS 

G 0404

の A 類による。ただし,耐力は特に注文者の指定がある場合に適用する。

  9  フェライト系の機械的性質

種類の記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

硬さ(

5

)

HBW

SUS 405

175

以上 410 以上 20 以上 60 以上 183 以下

SUS 410L

195

以上 360 以上 22 以上 60 以上 183 以下

SUS 430

205

以上 450 以上 22 以上 50 以上 183 以下

SUS 430F

205

以上 450 以上 22 以上 50 以上 183 以下

SUS 434

205

以上 450 以上 22 以上 60 以上 183 以下

SUS 447J1

295

以上 450 以上 20 以上 45 以上 228 以下


6

G 4303

:2005

     

表 9  フェライト系の機械的性質(続き)

種類の記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

硬さ

HBW

SUS XM27

245

以上 410 以上 20 以上 45 以上 219 以下

(

4

)

平鋼には適用しない。ただし,注文者の指定がある場合は,受渡当事
者間の協定による。

備考1.  表 の値は,径,辺,対辺距離又は厚さが 75 mm 以下の棒に適用する。

75 mm

を超える場合の値は,受渡当事者間の協定による。

2. 

注文者がシャルピー衝撃試験を指定する場合は,

JIS Z 2242

の 2 mm U

ノッチ試験片を用いて行う。2 mm U ノッチ試験片が採取できない場

合は,適用する試験片及び衝撃値については,受渡当事者間の協定
による。

    3. 1N/mm

2

=1MPa

5.4 

マルテンサイト系の機械的性質  マルテンサイト系の機械的性質は,次による。

a) 

焼入焼戻しを行った棒の機械的性質は,

表 10 による。この場合,供試材は,JIS G 0404 の A 類,

又は JIS G 0404 の B 類による。

b) 

焼なましを行った棒の硬さは,

表 11 による。この場合,供試材は,JIS G 0404 の A 類による。た

だし,約 750  ℃で焼なましを行った場合の棒の硬さは,受渡当事者間の協定による。

 10  マルテンサイト系の焼入焼戻状態の機械的性質

種類の記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

シャルピー衝撃

J/cm

2

硬さ

HBW HRC

SUS 403

390

以上 590 以上

25

以上 55 以上

      147

以上 170 以上

SUS 410

345

以上 540 以上

25

以上 55 以上

        98

以上 159 以上

SUS 410J1

490

以上 690 以上

20

以上 60 以上

        98

以上 192 以上

SUS 410F2

345

以上 540 以上

18

以上 50 以上

        98

以上 159 以上

SUS 416

345

以上 540 以上

17

以上 45 以上

        69

以上 159 以上

SUS 420J1

440

以上 640 以上

20

以上 50 以上

        78

以上 192 以上

SUS 420J2

540

以上 740 以上

12

以上 40 以上

        29

以上 217 以上

SUS 420F

540

以上 740 以上

    8

以上 35 以上

        29

以上 217 以上

SUS 420F2

540

以上 740 以上

    5

以上 35 以上

        29

以上 217 以上

SUS 431

590

以上 780 以上

15

以上 40 以上

        39

以上 229 以上

SUS 440A

― 54 以上

SUS 440B

― 56 以上

SUS 440C

― 58 以上

SUS 440F

― 58 以上

(

4

)

平鋼には適用しない。ただし,注文者の指定がある場合は,受渡当事者間の協定による。

備考1.  表 10 の値は,径,辺若しくは対辺距離又は厚さ 75 mm 以下の棒に適用する。

75 mm

を超える場合の値は,受渡当事者間の協定による。

2. 

シャルピー衝撃値は,JIS Z 2242 の 2 mm U ノッチ試験片が採取できる寸法の棒に適用する。2 mm U

ノッチ試験片が採取できない場合は,適用する試験片及び衝撃値については,受渡当事者間の協定に
よる。

        3. 1N/mm

2

=1MPa 


7

G 4303

:2005

     

表 11  マルテンサイト系の焼なまし状態の硬さ

種類の記号

硬さ

HBW

種類の記号

硬さ

HBW

SUS 403

200

以下 SUS

420F  235

以下

SUS 410

200

以下 SUS

420F2  235

以下

SUS 410J1

200

以下 SUS

431

  302

以下

SUS 410F2

200

以下 SUS

440A  255

以下

SUS 416

200

以下 SUS

440B  255

以下

SUS 420J1

223

以下 SUS

440C  269

以下

SUS 420J2

235

以下 SUS

440F  269

以下

5.5 

析出硬化系の機械的性質  固溶化熱処理を行った棒及び注文者の指示によって析出硬化熱処理を行

った棒又は試験片の機械的性質は,

表 12 による。この場合,供試材は JIS G 0404 の A 類による。ただし,

耐力は特に注文者の指示がある場合に適用する。

表 12  析出硬化系の機械的性質

種類の記号

熱処理記号

耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

絞り(

4

)

硬さ(

5

)

HBW

HRC

SUS 630

S

― 363 以下 38 以下

H900 1

175

以上 1

310

以上

10

以上 40 以上

375

以上 40 以上

H1025 1

000

以上 1

070

以上

12

以上 45 以上

331

以上 35 以上

H1075

  860

以上 1

000

以上

13

以上 45 以上

302

以上 31 以上

H1150

  725

以上

  930

以上

 16

以上 50 以上

277

以上 28 以上

SUS 631

S

  380

以上 1

030

以上

20

以上

― 229 以下

RH950 1

030

以上 1

230

以上

    4

以上 10 以上

388

以上

TH1050

  960

以上 1

140

以上

    5

以上 25 以上

363

以上

(

4

)

平鋼には適用しない。ただし,注文者の指定がある場合は,受渡当事者間の協定による。

    (

5

)  SUS630

の硬さはいずれか1種類とする。

備考1.  表 12 の値は,径,辺,対辺距離又は厚さが 75 mm 以下の棒に適用する。

75 mm

を超える場合の値は,受渡当事者間との協定による。

2. 

附属書表 以外の熱処理を行った SUS 630 の機械的性質については,受渡当事者間の協定による。

        3. 1N/mm

2

=1MPa

6. 

耐食性  粒界腐食試験による耐食性について,特に注文者の指定がある場合は,受渡当事者間で 12.3

から適用する試験方法を協定し,試験を行い,耐食性は,受渡当事者間の協定による。

7. 

形状及び寸法許容差  形状及び寸法許容差は,次による。

a) 

熱間成形による丸鋼及び六角鋼の標準寸法は,

表 13 による。


8

G 4303

:2005

     

表 13  熱間成形丸鋼及び六角鋼の標準寸法

単位  mm

丸鋼の径

六角鋼の対辺距離

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

22

24

25

26

28

30

32

34

35

36

38

40

42

44

45

46

48

50

55

60

65

70

75

80

85

90

95

100

110

120

130

140

150

160

170

180

190

200

12

14

17

19

21

23

24

26

27

29

30

32

35

38

41

46

b) 

熱間成形による丸鋼,角鋼及び六角鋼の径,辺又は対辺距離の寸法許容差並びに偏径差又は偏差は,

表 14 による。

表 14  熱間成形丸鋼,角鋼及び六角鋼の寸法許容差並びに偏径差又は偏差

単位  mm

径,辺又は対辺距離

寸法許容値

偏径差又は偏差(

6

)

                        15

以下

    15

を超え 25 以下

    25

を超え 35 以下

    35

を超え 50 以下

    50

を超え 80 以下

    80

を超え 100 以下

 100

を超え 120 以下

 120

を超え 160 以下

 160

を超え 200 以下

 200

を超えるもの

±0.3

±0.4 
±0.5 
±0.6

±0.8 
±1.0 
±1.3

±1.6 
±2.0

±1.2%

寸法許容差範囲の 75  %

以下

(

6

偏径差又は偏差は,同一断面における径,辺又は対辺距離の
最大値と最小値との差で表す。

c) 

熱間成形による平鋼の厚さ及び幅の許容差は,

表 15 及び表 16 による。

表 15  平鋼の厚さの許容差

単位  mm

厚さ

幅区分による厚さの許容差

幅 50 以下

幅 50 を超え 150 以下

20

以下

20

を超え 40 以下

40

を超えるもの

±0.4 
±0.8

±0.5 
±1.0 
±1.5

備考  幅 150 mm を超えるものは,受渡当事者間の協定による。

表 16  平鋼の幅の許容差

単位  mm

幅の区分

幅の許容差

50

以下

50

を超え  75 以下

75

を超え 100 以下

100

を超え 125 以下

125

を超え 150 以下

±0.8 
±1.2 
±1.5 
±2.0 
±2.5

備考  幅 150 mm を超えるものは,受渡当事者間の協定による。


9

G 4303

:2005

     

d) 

棒の長さの許容差は,

表 17 による。

表 17  長さの許容差

単位  mm

長さ

長さの許容差

7 000

以下

+40

  0

7 000

を超えるもの

長さ 1 000 又はその端数を増すごとに,上記のプラス側許容差に 5 を加える。

e) 

棒の曲がり許容差は,単位長さ(m)当たり 3 mm 以下とし,全長に対しては,

[3mm×長さ(m)/m]以

下とする。

f) 

鍛造棒の寸法の許容差は,受渡当事者間の協定による。

g) 

丸棒の切削材の寸法許容差は,

表 18 による。

表 18  丸鋼の切削材の寸法許容差

単位  mm

寸法許容差

15

を超え  25 以下

+0.15

0

25

を超え  80 以下

+0.25

0

80

を超え 125 以下

+0.50

0

125

を超え 150 以下

+1.0

0

150

を超え 400 以下

+2.0

0

備考  寸法 15 mm 以下,400 mm を超える場合の値は,

受渡当事者間の協定による。

8. 

質量の算出方法  質量の算出方法は,表 19 による。

表 19  質量の算出方法

計算順序

算出方法

結果のけた数

基本質量

kg/cm

2

・m

付表 による。

断面積

cm

2

次の式によって求める。 
丸鋼の断面積:0.785×(径)

2

  熱間仕上げ材の径:

表 14 の呼称径

    切削仕上げ材の径:

表 18 の呼称径+(寸法許容差×1/2)

六角鋼の断面積:0.866×(対辺距離)

2

有効数値 4 けたの数値
に丸める。

単位質量

kg/m

基本質量(kg/cm

2

・m)×断面積(cm

2

)

有効数値 3 けたの数値
に丸める。

1

本の質量

kg

単位質量(kg/m)×長さ(m)

有効数値 3 けたの数値
に丸める。

総質量

kg

  1

本の質量(kg)×同一寸法の総本数

又は単位質量(kg/m)×同一寸法の総長さ

整数値に丸める。

備考  数値の丸め方は,JIS Z 8401 による。


10

G 4303

:2005

     

9. 

外観  棒の表面は,仕上げ良好で,通常の使用において支障となる有害なきず,割れなどの欠点があ

ってはならない。

10. 

製造方法  製造業者は,要求された品質に適合する適切な製造方法で製造しなければならない。注文

者から要求がある場合,製造業者は,製造方法を報告しなければならない。

なお,受渡当事者間で契約時に製造方法について協定がある場合には,それに従う。

11. 

熱処理  納入時の棒の熱処理は,受渡当事者間の協定がある場合を除き,製造業者は表 712 に規定

された品質に適合するような熱処理条件を選択しなければならない。代表的な熱処理条件を,

附属書表 1

に示す。

熱処理によって生じた黒皮は,必要な場合には酸洗,切削など適切な方法によって除去する。

熱処理方法を表す熱処理記号を,

付表 に示す。

12. 

試験

12.1 

分析試験

12.1.1

分析試験の一般事項及び分析試料の採り方  JIS G 0404 の 8.  (化学成分)による。注文者が製品分析

を要求した場合の試料の採り方は,JIS G 0321 の 4. (分析用試料採取法)による。

12.1.2

分析方法  溶鋼分析の方法は,JIS G 0320 による。製品分析の方法は,JIS G 0321 による。

12.2 

機械試験  機械試験は,次による。

12.2.1 

試験一般  機械試験の一般事項は,JIS G 0404 による。

12.2.2 

供試材の採り方  供試材は,同一溶鋼,同一熱処理条件ごとに 1 個を採取する。

12.2.3 

試験片の数  試験片の数は,供試材 1 個から各試験片 1 個とする。

12.2.4 

試験片  引張試験片,衝撃試験片及び硬さ試験片は,次による。

a) 

引張試験片は,JIS Z 2201 の 10 号試験片,13B 号試験片,14A 号試験片又は 14B 号試験片のいずれか

を用いる。

なお,4 号試験片又は 5 号試験片を用いてもよい。

b) 

衝撃試験片は,JIS Z 2242 の 2 mm U ノッチ試験片を用いる。ただし,2 mm U ノッチ試験片が採取で

きない場合は,適用する試験片の寸法及び形状について,受渡当事者間で協定することができる。

c) 

硬さ試験片は,引張試験片の一部を用いることができる。

12.2.5 

試験方法  引張試験,衝撃試験及び硬さ試験の方法は,次による。

a) 

引張試験方法は,JIS Z 2241 による。ただし,試験温度は,23±5  ℃で行い,引張強さの測定につい

ては,試験片平行部のひずみ増加率が 40∼80  %/min になるような引張速度を用いる。

b) 

衝撃試験方法は,JIS Z 2242 による。ただし,試験温度は,23±2  ℃で行う。

c)

硬さ試験方法は,次のいずれかによる。ただし,試験温度は,23±5  ℃で行う。

1) JIS 

2243

2) JIS 

2244

3) JIS 

2245

12.3

腐食試験  腐食試験は,次による。

12.3.1 

供試材の採り方  供試材は,同一溶鋼,同一熱処理条件ごとに 1 個を採取する。

12.3.2 

試験片の数  試験片の数は,供試材 1 個から各試験片 1 個とする。


11

G 4303

:2005

     

12.3.3 

試験方法  試験方法は,次のいずれかによる。

a)

JIS G 0571

b)  JIS G 0572

c)

JIS G 0573

d)  JIS G 0575

13. 

検査  棒の検査は,次による。

a) 

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b) 

化学成分は,4.に適合しなければならない。

c) 

機械的性質は,5.に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部又は

全部を省略することができる。

d) 

耐食性は,6.に適合しなければならない。

e) 

形状及び寸法は,7.に適合しなければならない。

f)

外観は,9.に適合しなければならない。

14. 

表示  検査に合格した棒には,1 本ごとに次の事項を表示する。ただし,径,辺,対辺距離又は厚さ

が 30 mm 以下の棒は,これを結束して,1 束ごとに表示してもよい。ただし,受渡当事者間の協定によっ

て,項目の一部を省略することができる。

a) 

種類の記号

b) 

寸法

c) 

熱処理記号(マルテンサイト系及び析出硬化系の場合)(

7

)

d) 

製造業者名又はその略号

e) 

溶鋼番号又は検査番号

(

7

)

種類の記号に続けて表示する。

15. 

報告  製造業者は,注文者の要求があれば,規定又は指定された試験の成績表,及び寸法,数量,納

入状態などを記載した報告書を注文者に提出しなければならない。

報告書には電送など電子媒体も含める。

ただし,検査文書の種類は JIS G 0415 

表 の 2.3 (受渡試験報告書)又は 3.1.B (検査証明書)とする。

なお,

表 2の備考によって合金元素を添加した場合には,成績表に添加元素の含有量を付記する。


12

G 4303

:2005

     

付表  1  引用規格

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0321

  鋼材の製品分析方法及びその許容変動値

JIS G 0404

  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415

  鋼及び鋼製品−検査文書

JIS G 0571

  ステンレス鋼のしゅう酸エッチング試験方法

JIS G 0572

  ステンレス鋼の硫酸・硫酸第二鉄腐食試験方法

JIS G 0573

  ステンレス鋼の 65  %硝酸腐食試験方法

JIS G 0575

  ステンレス鋼の硫酸・硫酸銅腐食試験方法

JIS Z 2201

  金属材料引張試験片

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 2242

  金属材料のシャルピー衝撃試験方法

JIS Z 2243

  ブリネル硬さ試験−試験方法

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験−試験方法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験−試験方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

付表  2  熱処理記号

熱処理方法

記号

焼なまし A

焼入焼戻し Q

固溶化熱処理 S

析出硬化熱処理

附属書表 による。

備考  熱処理記号は,受渡当事者間の合

意によって別途,定めることがで

きる。


13

G 4303

:2005

     

付表  3  ステンレス鋼板の基本質量

単位  kg/cm

2

・m

種類の記号

基本質量

分類

種類の記号

基本質量

分類

SUS 201

0.793

オーステナイト系 SUS

321

0.793

オーステナイト系

SUS 202

0.793

SUS 347

0.798

SUS 301

0.793

SUS XM7

0.793

SUS 302

0.793

SUS XM15J1

0.775

SUS 303

0.793

SUS 329J1

0.780

オーステナイト・フェ 
ライト系

SUS 303Se

0.793

SUS 329J3L

0.780

SUS 303Cu

(

8

) SUS

329J4L

0.780

SUS 304

0.793

SUS 405

0.775

フェライト系

SUS 304L

0.793

SUS 410L

0.775

SUS 304N1

0.793

SUS 430

0.770

SUS 304N2

0.793

SUS 430F

0.770

SUS 304LN

0.793

SUS 434

0.770

SUS 304J3

(

8

) SUS 447J1

0.764

SUS 305

0.793

SUS XM27

0.767

SUS 309S

0.798

SUS 403

0.775

マルテンサイト系

SUS 310S

0.798

SUS 410

0.775

SUS 312L

0.803

SUS 410J1

0.775

SUS 316

0.798

SUS 410F2

0.775

SUS 316L

0.798

SUS 416

0.775

SUS 316N

0.798

SUS 420J1

0.775

SUS 316LN

0.798

SUS 420J2

0.775

SUS 316J1

0.798

SUS 420F

0.775

SUS 316J1L

0.798

SUS 420F2

0.775

SUS 316F

0.798

SUS 431

0.775

SUS 316Ti

0.798

SUS 440A

0.770

SUS 317

0.798

SUS 440B

(

8

)

SUS 317L

0.798

SUS 440C

0.778

SUS 317LN

0.797

SUS 440F

0.778

SUS 317J1

0.800

SUS 630

0.778

析出硬化系

SUS 836L

0.805

SUS 631

0.793

SU 890L

0.805 

(

8

受渡当事者間の協定による。


14

G 4303

:2005

     

附属書(参考)ステンレス鋼の熱処理

序文  この附属書は,本体に関連する事項を補足するもので,規定の一部ではない。

棒の熱処理温度を参考として以下に示す。

1. 

熱処理温度  附属書表 1にステンレス鋼の熱処理温度を示す。

附属書表  1  オーステナイト系の熱処理

単位  ℃

種類の記号

固溶化熱処理

種類の記号

固溶化熱処理

SUS 201

SUS 202

SUS 301

SUS 302

SUS 303

SUS 303Se

SUS 303Cu

SUS 304

SUS 304L

SUS 304N1

SUS 304N2

SUS 304LN

SUS 304J3

SUS 305

SUS 309S

SUS 310S

SUS 312L

SUS 316

1 010

∼1 120 急冷

1 010

∼1 120 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 030

∼1 150 急冷

1 030

∼1 180 急冷

1 030

∼1 180 急冷

1 010

∼1 150 急冷

SUS 316L

SUS 316N

SUS 316LN

SUS 316Ti

SUS 316J1

SUS 316J1L

SUS 316F

SUS 317

SUS 317L

SUS 317LN

SUS 317J1

SUS 836L

SUS 890L

SUS 321

SUS 347

SUS XM7

SUS XM15J1

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

 920

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 030

∼1 180 急冷

1 030

∼1 180 急冷

1 030

∼1 180 急冷

 920

∼1 150 急冷

 980

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

1 010

∼1 150 急冷

備考 SUS

316Ti

,SUS 321 及び SUS 347 については,注文者は安定化熱処理

を指定することができる。この場合の熱処理温度は,850∼930  ℃とす
る。

附属書表  2  オーステナイト・フェライト系の熱処理

単位  ℃

種類の記号

固溶化熱処理

SUS 329J1

SUS 329J3L

SUS 329J4L

950

∼1100 急冷

950

∼1100 急冷

950

∼1100 急冷


15

G 4303

:2005

     

附属書表  3  フェライト系の熱処理

単位  ℃

種類の記号

焼なまし

SUS 405

SUS 410L

SUS 430

SUS 430F

SUS 434

SUS 447J1

SUS XM27

780

∼ 830 空冷又は徐冷

700

∼ 820 空冷又は徐冷

780

∼ 850 空冷又は徐冷

680

∼ 820 空冷又は徐冷

780

∼ 850 空冷又は徐冷

900

∼1 050 急冷

900

∼1 050 急冷

附属書表  4  マルテンサイト系の熱処理

単位  ℃

種類の記号

熱処理

焼なまし

焼入れ

焼戻し

SUS 403

SUS 410

SUS 410J1

SUS 410F2

SUS 416

SUS 420J1

SUS 420J2

SUS 420F

SUS 420F2

SUS 431

SUS 440A

SUS 440B

SUS 440C

SUS 440F

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

830

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

800

∼900 徐冷又は約 750 急冷

一次約 750 急冷,二次約 650 急冷

800

∼920 急冷

800

∼920 急冷

800

∼920 急冷

800

∼920 急冷

950

∼1000 油冷

950

∼1000 油冷

970

∼1020 油冷

950

∼1000 油冷

950

∼1000 油冷

920

∼980 油冷

920

∼980 油冷

920

∼980 油冷

920

∼980 油冷

1 000

∼1 050 油冷

1 010

∼1 070 油冷

1 010

∼1 070 油冷

1 010

∼1 070 油冷

1 010

∼1 070 油冷

700

∼750 急冷

700

∼750 急冷

650

∼750 急冷

700

∼750 急冷

700

∼750 急冷

600

∼750 急冷

600

∼750 急冷

600

∼750 急冷

600

∼750 急冷

630

∼700 急冷

100

∼180 空冷

100

∼180 空冷

100

∼180 空冷

100

∼180 空冷

附属書表  5  析出硬化系の熱処理

種類の記号

熱処理

種類

記号

条件

SUS 630

固溶化熱処理 S

1

020

∼1 060  ℃急冷

析出硬化熱処理 H900

S

処理後  470∼490  ℃空冷

H1025 S

処理後  540∼560  ℃空冷

H1075 S

処理後  570∼590  ℃空冷

H1150 S

処理後  610∼630  ℃空冷

SUS 631

固溶化熱処理 S

1

000

∼1 100  ℃急冷

析出硬化熱処理 RH950  S 処理後 955±10  ℃に 10 分保持,室温まで空冷,24 時間以内に−

73

±6  ℃に 8 時間保持,510±10  ℃に 60 分保持後,空冷。

TH1050 S

処理後 760±15  ℃に 90 分保持,1 時間以内に 15  ℃以下に冷却,

30

分保持,565±10  ℃に 90 分保持後,空冷。

備考 SUS

630

については,

附属書表 以外の熱処理を受渡当事者間で協定することができる。