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G 3555

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本金網団体連合

会(MCJ)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3555:1983 は改正され,この規格に置き換えられる。


G 3555

:2004

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類及び記号 

1

5.

  形状,寸法及びその許容差 

2

6.

  材料

3

7.

  製造方法

3

7.1

  平織金網 

3

7.2

  あや織金網 

3

7.3

  畳織金網 

3

8.

  亜鉛めっき特性 

3

9.

  亜鉛付着量試験 

4

10.

  外観

4

11.

  測定方法

4

11.1

  線径

4

11.2

  メッシュ 

5

12.

  検査

5

13.

  製品の呼び方 

5

14.

  表示

6

15.

  報告書類 

6

 


日本工業規格

JIS

 G

3555

:2004

織  金  網

Woven Wire Cloth

1. 

適用範囲  この規格は,なまし鉄線製織金網,亜鉛めっき鉄線製織金網及びステンレス鋼線製織金網

(以下,織金網という。

)について規定する。ただし,あとめっき(

1

)

したものを除く。

(

1

)

あとめっきとは,鉄線を製網加工した後で,電気亜鉛めっき又は溶融亜鉛めっきを行うことを

いう。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7512

  鋼製巻尺

JIS G 3532

  鉄線

JIS G 3547

  亜鉛めっき鉄線

JIS G 4309

  ステンレス鋼線

JIS H 0401

  溶融亜鉛めっき試験方法

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a) 

メッシュ  25.4 mm 間の目数。

b) 

網目  縦線と横線で囲われた部分。

c) 

線径  織金網の線の直径。

d) 

縦線  織金網の長さ方向に走るすべての線。

e) 

横線  織金網の横方向に走るすべての線。

f) 

耳線  両側の外側の縦線。

g) 

幅  耳線の外側から外側までの距離。

h) 

長さ  縦線の端から端までの距離。

i) 

耳  横線の両端の折返し(ループ状)の部分。

4. 

種類及び記号  織金網の種類及び記号は,表 及び図 による。


2

G 3555

:2003

  1  種類及び記号

種類

記号

摘要

平織金網 PW-A

PW-G

PW-S

JIS G 3532

の SWM-A を用いたもの。

JIS G 3547

の SWMGS-2 を用いたもの。

JIS G 4309

の種類の記号及び調質の記号 W1 を用いたもの。

あや織金網 TW-A

TW-G

TW-S

JIS G 3532

の SWM-A を用いたもの。

JIS G 3547

の SWMGS-2 を用いたもの。

JIS G 4309

の種類の記号及び調質の記号 W1 を用いたもの。

畳織金網 DW-A

DW-S

JIS G 3532

の SWM-A を用いたもの。

JIS G 4309

の種類の記号及び調質の記号 W1 を用いたもの。

備考  ステンレス鋼線製織金網には,記号の後に JIS G 4309 の種類の記号を付

記する。

1. PW-S  304

2.  DW-S  316

                平織金網                    あや織金網                    畳織金網

  1  織金網の種類

5. 

形状,寸法及びその許容差

a) 

織金網の各部の名称は,

図 による。

  2  織金網の各部の名称


3

G3555

:2003

b) 

線径は,

表 及び表 による。ただし,耳線の線径は,規定しない。

  2  なまし鉄線製織金網及び亜鉛めっき鉄線製織金網の標準線径 

単位  mm

  0.18  0.20  0.22  0.24  0.26  0.28  0.30  0.32  0.35  0.40  0.45  0.50

  0.55  0.62  0.70  0.80  0.90  1.00  1.20  1.40  1.60  1.80  2.00

  3  ステンレス鋼線製織金網の標準線径

単位  mm

0.030 0.035 0.040 0.045 0.050 0.055 0.060 0.065 0.070 0.080 0.090 0.10

0.11 0.12 0.13 0.14 0.15 0.16 0.18 0.20 0.22 0.23 0.24 0.26

0.28 0.29 0.30 0.32 0.35 0.40 0.45 0.50 0.55 0.60 0.62 0.65

0.70 0.80 0.90 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 2.00

c) 

メッシュと線径の組合せは,

付表 及び付表 による。

d) 

メッシュの許容差は,

表 による。

  4  メッシュの許容差 

縦線によるメッシュの許容差

横線によるメッシュの許容差

平織,あや織,畳織

平織,あや織

畳織

10

メッシュ未満  ±3% +5

% +10

10

メッシュ以上  ±2%

付表 及び付表 による

−5  %

e) 

幅は,

図 のとおりとし,その標準寸法は 455 mm,610 mm,910 mm,1 000 mm 及び 1 220 mm とす

る。また,標準寸法の許容差は,プラス側は 2  %とし,マイナス側は 0 とする。

f) 

長さは,

図 のとおりとし,基準の長さは 30 m,その許容差は,プラス側は 2  %とし,マイナス側

は 0 とする。

g) 

製網後の線径の許容差を指定する場合は,受渡当事者間の協定による。

6. 

材料  材料は,表 による。

7. 

製造方法

7.1 

平織金網  縦線と横線とが一定の間隔を保ち,1 本ずつ相互に交わらせて製造する。

7.2 

あや織金網  縦線と横線とが一定の間隔を保ち,相互に 2 本以上ずつ乗り越し交わらせて製造する。

7.3 

畳織金網  平織及びあや織で,横線を相接して並べて製造する。

8. 

亜鉛めっき特性  亜鉛めっき鉄線製織金網の亜鉛付着量は,表 による。

  5  亜鉛付着量

線径

mm

亜鉛付着量  g/m

2

PW-G

      TW-G

       1.40 未満

       1.40

       1.60 
       1.80

18

以上

       2.00

22.5

以上


4

G 3555

:2003

備考  製網後の亜鉛付着量については,

指定がある場合は,受渡当事者間

の協定による。

9. 

亜鉛付着量試験  亜鉛付着量試験は,JIS H 0401 の 4.2(間接法)によることとし、次による。

a) 

織金網は,JIS H 0401 の 3.2 c

(線類)に規定するものとする。

b) 

試験片のとり方は,JIS H 0401 の 4.2.1(試験片)の a)の 2)及び 4.2.1 b)の 3)によって,めっき

を施した製品からとり,その長さは 600mm 以上とする。

c) 

試験方法は,JIS H 0401 の 4.2.2(試験液)の a

(ヘキサメチレンテトラミン液)

,又は b

(塩化アン

チモン液)による。

d) 

亜鉛付着量の計算は,JIS H 0401 の 4.2.4 c

(線類の場合)による。

e) 

試験液は,十分に注意して保管する。

10. 

外観  外観は,次による。

a) 

織金網には,著しい,さび,きず(

2

)

,き裂(

2

)

,はく離(

3

)

などがあってはならない。

b) 

形状は正しく,しわ(

4

)

,波打ち(

5

)

,裂けきず(

6

)

など使用上有害な欠点があってはならない。

c) 

網目の不ぞろい,織りたぐれ(

7

)

,織りはずれ(

8

)

など有害な欠点が著しくあってはならない。

d) 

つなぎは,10m

2

について 7 個を超えてはならない。ただし,裂けきずを補修したものは除く。

e) 

両端の耳は,受渡当事者間の協定によってなくてもよい。

(

2

)

製網工程中に発生したささくれたきず,ひび割れの状態をいう。

(

3

)

亜鉛めっきの亜鉛被膜が鉄線の表面から遊離したり,はがれた状態をいう。

(

4

)

金網が折れ重なった状態を伸ばしたときにできるような状態をいう。

(

5

)

耳に近い場所又は,幅全体が部分的に起伏した状態をいう。

(

6

)

網目の小さい金網で製網工程中に起こる現象で幅方向に裂けた状態をいう。

(

7

)

縦線又は横線が部分的に余分に重なって織り込まれた状態をいう。

(

8

)

縦線又は横線の一部が切れてなくなり抜けた状態又は編まれていない状態をいう。

11. 

測定方法  織金網の測定は,線径,メッシュ,幅及び長さについて行う。また,外観については目視

によって行う。

11.1 

線径  線径の測定は,次による(図 参照)。

a) 

測定は,JIS B 7502JIS B 7507 又はこれと同等の性能をもつ測定器を用いて行い,縦線径及び横線径

を測定する。

b) 

測定箇所は,任意の箇所とし,縦線 2 本以上,横線 1 本以上とする。

c) 

測定結果は,縦線,横線ごとの測定値で表す。


5

G3555

:2003

  3  線径測定法の例

11.2 

メッシュ  メッシュの測定は,次による。

11.2.1 20

メッシュ以下の織金網  ノギス,鋼製巻尺又は計数グラス(図 4)を,織金網の縦方向及び横方

向に置き,25.4mm 間の目数を測定する。

11.2.2 20

メッシュを超える織金網  ルノメーター(光学的干渉法)又はそれと同等以上の性能をもつ測

定器で,織金網の縦方向及び横方向について測定する。

11.2.3 

幅及び長さの測定  幅及び長さは,JIS B 7512 又はこれと同等以上の性能をもつ測定器を用いて行

う。

  4  計数グラス

12. 

検査  検査は,次による。

a) 

形状,寸法及びその許容差は,5.に適合しなければならない。

b) 

外観は,10.に適合しなければならない。

c) 

亜鉛付着量は,8.及び 9.に適合しなければならない。


6

G 3555

:2003

13. 

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又は記号,線径,メッシュ,幅及び長さによる。

1. PW-A,0.5,20,910,30

(なまし鉄線製平織金網で,線径 0.5 mm,20 メッシュ,幅 910 mm 及び長さ 30 m の場合。

2. TW-G,0.3,30,610,30

(亜鉛めっき鉄線製あや織金網で,線径 0.3 mm,30 メッシュ,幅 610 mm 及び長さ 30 m の場

合。

3. DW-S  304,0.23/0.18,30/150,1 000,30

(ステンレス鋼線製で,種類の記号 SUS 304 の畳織金網で,縦線径 0.23 mm,横線径 0.18 mm,

縦メッシュ 30,横メッシュ 150,幅 1 000 mm 及び長さ 30 m の場合。

14. 

表示  検査に合格した織金網には,1 巻ごとに次の項目を適切な方法で表示しなければならない。

a) 

種類及び記号

b) 

線径(縦線径と,横線径とが異なる場合は,縦線径/横線径で表示する。

c) 

メッシュ(縦メッシュと,横メッシュとが異なる場合は,縦メッシュ/横メッシュで表示する。

d) 

幅及び長さ

e) 

製造年月

f) 

製造業者名又はその略号

15. 

報告書類  購入者から要求された場合は,供給者は規定された項目検査の成績書を提出しなければな

らない。


7

G3555

:2003

付表  1  メッシュと線径の組合せ及び横線によるメッシュのマイナス許容差(%) 

なまし鉄線製織金網,亜鉛めっき鉄線製織金網及びステンレス鋼線製織金網)

備考  *印は,ステンレス鋼線製織金網だけに使用する。

    メッシュ

メッシュ

線径mm

2 2.5

3 3.5

4 4.5

5 5.5

6

7

8

9 10 11 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 35 36 40 45 50 55 60

   線径mm

2.00

6

6

6

6

7

8

9

2.00

1.80

6

5

5

5

6

7

8

9

1.80

1.60

6

5

5

5

5

6

7

8

9

1.60

1.40

6

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

1.40

1.20

6

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

1.20

1.00

6

6

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

8 10

1.00

0.90

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.90

0.80

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.80

0.70

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.70

      *0.65

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.65

0.62

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.62

      *0.60

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.60

0.55

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.55

0.50

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.50

0.45

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.45

0.40

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.40

0.35

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.35

0.32

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.32

0.30

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.30

      *0.29

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.29

0.28

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.28

0.26

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.26

0.24

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.24

      *0.23

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9 10

0.23

0.22

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.22

0.20

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.20

0.18

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

8

9

0.18

7

G

 3555


2002


8

G 3555

:2003

付表  2  メッシュと線径の組合せ及び横線によるメッシュのマイナス許容差(%)(ステンレス鋼線製織金網) 

備考  *印は,あや織だけに適用する。

    メッシュ

メッシュ

線径mm

30 32 35 36 40 45 50 55 60 65 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 180 200 220 250 270 300 325 350 400

   線径mm

0.16

5

5

5

5

5

5

5

5

6

7

0.16

0.15

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

6

0.15

0.14

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

0.14

0.13

5

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

0.13

0.12

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

0.12

0.11

5

5

5

5

5

5

5

5

5

6

6

0.11

0.10

5

5

5

5

5

5

6

0.10

0.090

5

5

5

5

6

0.090

0.080

4

4

4

5

0.080

0.070

4

4

5

5

0.070

0.065

3

4

4

0.065

0.060

3

4

4

5

0.060

0.055

3

3

4 ー * 4

0.055

0.050

3

3

4  ー * 4

0.050

0.045

3

3

4 ー * 4

0.045

0.040

3

3

4   - * 4 * 4

0.040

0.035

3

4 ー * 4 * 4

0.035

0.030

3

3

4  ー   - * 4

0.030

8

G

 3555


2002