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G 3554 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本金網団体連合

会 (MCJ) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3554 : 1983 は改正され,この規格に置き換えられる。


G 3554 : 2002

(2) 

目次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類及び記号

1

5.

  形状,寸法及びその許容差

2

5.1

  きっ甲金網の形状及び各部の名称

2

5.2

  線径及び心線径

2

5.3

  ピッチ

3

5.4

  網目の呼び及び線径の組合せ

3

5.5

  対辺距離

4

5.6

  幅

4

5.7

  長さ

4

6.

  材料

4

7.

  製造方法

4

8.

  亜鉛めっき特性

4

9.

  外観

4

10.

  亜鉛付着量試験

5

11.

  検査

5

12.

  製品の呼び方

5

13.

  表示

5

14.

  報告書類

5


日本工業規格

JIS

 G

3554

: 2002

きっ甲金網

Hexagonal wire netting

1.

適用範囲  この規格は,塩化ビニル被覆なまし鉄線製きっ甲金網,亜鉛めっき鉄線製きっ甲金網及び

ステンレス鋼線製きっ甲金網(以下,きっ甲金網という。

)について規定する。ただし,亜鉛めっき鉄線製

きっ甲金網については,あとめっき(

1

)

したものを除く。

(

1

)

あとめっきとは,鉄線を製網加工した後で,電気亜鉛めっき又は溶融亜鉛めっきを行うことを

いう。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3543

  塩化ビニル被覆鉄線

JIS G 3547

  亜鉛めっき鉄線

JIS G 4309

  ステンレス鋼線

JIS H 0401

  溶融亜鉛めっき試験方法

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

きっ甲金網  ジグによって隣接する線をねじり合わせ,六角形の網目を形成した金網。

b)

列線  きっ甲金網を構成する 1 本の線。

4.

種類及び記号  きっ甲金網は,材料によって 3 種類とし,その記号は表 による。

表 1  種類及び記号

種類

記号

摘要

塩化ビニル被覆なまし鉄線製

きっ甲金網

HX-VA

JIS G 3543

の SWMV-A を用いたもの。

亜鉛めっき鉄線製きっ甲金網 HX-G

JIS G 3547

の SWMGS-2 を用いたもの。

ステンレス鋼線製きっ甲金網 HX-S

JIS G 4309

の種類の記号及び調質の記号 W1 を用いたもの。

備考  ステンレス鋼線製きっ甲金網には,記号の後に JIS G 4309 の種類の記号及び調質の記号を

付記する。 

1.

HX-S 304 W1

2.

HX-S 316 W1 


2

G 3554 : 2002

5.

形状,寸法及びその許容差

5.1

きっ甲金網の形状及び各部の名称  きっ甲金網の形状及び各部の名称は,図 による。

図 1  各部の名称

5.2

線径及び心線径  線径及び心線径並びにその許容差は,表 及び表 による。ただし,耳線の線径

は規定しない。

表 2  線径及び心線の許容差

表 3  線径の許容差

単位 mm

単位 mm

塩化ビニル被覆なまし鉄線きっ甲金網

亜鉛めっき鉄線製

ステンレス鋼線製

線径及び心線径の組合せ

許容差

きっ甲金網

きっ甲金網

呼び

線径

心線径

線径

心線径

線径

許容差

線径

許容差

05-035 0.50

0.35

0.50

0.50

06-045 0.60

0.45

±0.04

 0.55

±0.02

0.55

09-06 0.90  0.60

0.62

0.60

10-07 1.00  0.70

0.70

0.70

±0.010

12-08 1.20  0.80

±0.03

 0.80

±0.03

0.80

16-10 1.60  1.00

±0.05

 0.90

20-14 2.00  1.40

±0.06

±0.05

 1.00

1.00

±0.015

.

±0.04

.

1.20

.

±0.05

1.60

±0.020


3

G 3554 : 2002

5.3

ピッチ  ピッチは図 に示すように,網目を構成するねじり部分の中心から隣接するねじり部分の

中心までとし,寸法及びその許容差は,

表 による。

表 4  ピッチの寸法及びその許容差

単位 mm

網目の呼び

寸法

ピッチの寸法

ピッチの寸法

許容差

305 mm

間ピッチの

平均値の寸法許容差

10 10.9

+1.0

−3.0

+0.2

−0.4

13 13.8

+1.0

−3.0

+0.3

−0.6

16 16.9

+1.0

−3.0

+0.4

−0.8

20 21.0

+1.5

−5.0

+0.5

−1.0

26 27.7

+1.5

−5.0

+0.7

−1.4

40 40.6

+2.0

−7.0

+1.5

−3.0

5.4

網目の呼び及び線径の組合せ  網目の呼び及び線径の組合せは,表 5,表 及び表 による。

表 5  塩化ビニル被覆なまし鉄線製きっ甲金網

単位 mm

線径

呼び

網目の呼び寸法

05-035

06-045

09-06

10-07

12-08

16-10 20-14

10

13

16

20

26

40

表 6  亜鉛めっき鉄線製きっ甲金網

単位 mm

線径

網目の呼び寸法  0.50 0.55

0.62

0.70

0.80

0.90

1.00

1.20

1.40 1.60

10

13

16

20

26

40


4

G 3554 : 2002

表 7  ステンレス鋼線製きっ甲金網

単位 mm

線径

網目の呼び寸法 0.50

0.55

0.60

0.70

0.80

1.00

1.20

1.60

10

13

16

20

26

40

5.5

対辺距離  対辺距離は,図 に示すように対辺の線の中心から中心までの長さとし,ピッチの 1.2

倍を超えてはならない。

5.6

幅  幅は,図 に示すように両側の耳線の中心から中心までの長さとし,標準寸法は,910 mm, 1 000

mm, 1 220 mm, 1 800 mm

及び 2 000 mm の 5 種類とする。また,その許容差は,

表 による。

表 8  幅の許容差

単位 mm

許容差

 1

220

以下

±20

 1

220

を超えるもの

±30

5.7

長さ  長さは,図 に示すように列線の端から端までとし,標準寸法は,15m,30m の 2 種類とする。

また,その許容差は,プラス側は 600mm とし,マイナス側は 0 とする。

6.

材料  材料は,表 による。

7.

製造方法  きっ甲金網は,隣接する線をねじり合わせ,その線を左右に振分け六角形の網目を形成し

ながら製造する。

8.

亜鉛めっき特性  亜鉛めっき鉄線製きっ甲金網の列線の亜鉛付着量は,表 による。

表 9  亜鉛付着量

線径

mm

亜鉛付着量 g/m

2

HX-G

1.40 18

以上

1.60

備考  線径 1.40mm 未満のものについては,規

定しない。

9.

外観  外観は,次による。

a)

きっ甲金網の表面は,さび(

2

)

,きず(

3

)

,き裂(

4

)

,はく離(

5

)

など,使用上有害な欠点があってはならな

い。

b)

きっ甲金網は,形状が正しく(

6

)

,破れ(

7

)

があってはならない。

(

2

) HX-G

の列線に生じるさび。

(

3

)

製網加工のときに生じる引ききず。

(

4

)

製網加工のときに生じるひび割れ,被覆が破れた状態。


5

G 3554 : 2002

(

5

)

心線のなまし鉄線から被覆がはがれたり,遊離した状態。

(

6

)

ねじれのない均一な列線で編み合わされ,網全体として同一平面にあり,不整形でない状態。

(

7

)

きっ甲金網の平面の隣接する列線が,かみ合わず,破れて穴があいた状態。

10.

亜鉛付着量試験  亜鉛付着量試験は,JIS H 0401 の 4.2(間接法)による。

a)

試験片のとり方は,JIS H 0401 の 4.2.1a)2)及び 4.2.1b)3)によって,めっきを施した製品からとり,そ

の長さは 600mm 以上とする。

b)

試験方法  試験方法は,JIS H 0401 の 4.2.2(試験液)a)(ヘキサメチレンテトラミン液)又は b)(塩

化アンチモン液)を使用する。

c)

亜鉛付着量の計算  亜鉛付着量の計算は,JIS H 0401 の 4.2.4c)(線類)による。

11.

検査  検査は,次による。

a)

形状,寸法及びその許容差は,5.に適合しなければならない。

b)

亜鉛付着量は,8.に適合しなければならない。

c)

外観は,9.に適合しなければならない。

12.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又はその記号,線径(HX-VA の場合は,線径及び心線径),網

目寸法,幅及び長さ,HX-VA 種の場合は色名(

8

)

又はその略号による。

1.  HX-VA 10-07, 10, 910, 30,  ライトグリーン(

8

)

[塩化ビニル被覆なまし鉄線 (V-A) 製で線径 1.00mm,心線径 0.70mm,網目 10.0mm,幅

910mm

,長さ 30m 及び色名がライトグリーン(

8

)

の場合]

2.  HX-G1.6, 26, 910, 30

[亜鉛めっき鉄線 (G) 製で線径 1.6mm,網目 26mm,幅 910mm,長さ 30m の場合]

3.  HX-S304 W1, 0.8, 16, 910, 15

[ステンレス鋼線 (S) 製で種類の記号 SUS 304 調質の記号 W1 で,線径 0.80mm,網目寸法

16mm

,幅 910mm,長さ 15m の場合]

(

8

)

色名は,受渡当事者間の協定による。

13.

表示  検査に合格したきっ甲金網には,1 結束ごとに次の項目を表示しなければならない。

a)

種類及び記号

b)

線径

c)

網目寸法

d)

幅及び長さ

e)

製造年月又はその略号

f)

製造業者名又はその略号

14.

報告書類  注文者から要求された場合は,製造業者は規定された項目の成績書を提出しなければなら

ない。


6

G 3554 : 2002

日本工業標準調査会標準部会  鉄鋼技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

木  原  諄  二

姫路工業大学環境人間学部

(委員)

大河内  春  乃

東京理科大学理学部 II 部化学科

大  橋      守

新日本製鐵株式会社技術総括部

國  府  勝  郎

東京都立大学大学院工学研究科

佐久間  健  人

東京大学大学院新領域創成科学研究科

中  島  正  博

日本鋼管株式会社鉄鋼技術総括部

中  島  將  文

社団法人日本鉄道施設協会

福  永      規

住友金属工業株式会社技術部

前  原  郷  治

社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター

松  田  邦  男

川崎製鉄株式会社技術総括部

村  上  陽  一

社団法人日本電機工業会

矢  部  丈  夫

ステンレス協会

山  内      学

株式会社神戸製鋼所鉄鋼部門生産本部生産技術部