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G 3553 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本金網団体連合

会 (MCJ) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3553 : 1983 は改正され,この規格に置き換えられる。


G 3553 : 2002

(2) 

目次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類及び記号

1

5.

  形状,寸法

2

5.1

  クリンプ金網の形状及び各部の名称

2

5.2

  線経

2

5.3

  網目寸法

2

5.4

  線径及び網目寸法の組合せ

3

5.5

  幅

3

5.6

  長さ

3

5.7

  突出し長さ

3

5.8

  縦線及び横線の交点の角度

3

6.

  外観

3

7.

  材料

3

8.

  製造方法

3

9.

  亜鉛めっき特性及び曲げ特性

3

9.1

  亜鉛めっき特性

4

9.2

  曲げ特性

4

10.

  亜鉛付着量試験

4

11.

  検査

4

12.

  製品の呼び方

4

13.

  表示

5

14.

  報告書類

5


日本工業規格

JIS

 G

3553

: 2002

クリンプ金網

Crimped wire cloth

1.

適用範囲  この規格は,亜鉛めっき鉄線製クリンプ金網及びステンレス鋼線製クリンプ金網(以下,

クリンプ金網という。

)について規定する。ただし,亜鉛めっき鉄線製クリンプ金網については,あとめっ

(

1

)

したものを除く。

(

1

)

あとめっきとは,鉄線を製網加工した後で,電気亜鉛めっき又は溶融亜鉛めっきを行うことを

いう。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3547

  亜鉛めっき鉄線

JIS G 4309

  ステンレス鋼線

JIS H 0401

  溶融亜鉛めっき試験方法

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

縦線・横線  材料をジグ(歯車)を用い,均一な波形に成形したまっすぐな 1 本の線。

b)

クリンプ金網  縦線,横線を定められた目合いで直角に交差させて織られた金網。

4.

種類及び記号  クリンプ金網は,材料によって 10 種類とし,その記号は表 による。

表 1  種類及び記号

種類

記号

摘要

CR-GS2

JIS G 3547

の SWMGS-2 を用いたもの。

CR-GS3

JIS G 3547

の SWMGS-3 を用いたもの。

CR-GS4

JIS G 3547

の SWMGS-4 を用いたもの。

CR-GS6

JIS G 3547

の SWMGS-6 を用いたもの。

亜鉛めっき鉄線 (S) 製
クリンプ金網

CR-GS7

JIS G 3547

の SWMGS-7 を用いたもの。

CR-GH2

JIS G 3547

の SWMGH-2 を用いたもの。

CR-GH3

JIS G 3547

の SWMGH-3 を用いたもの。

亜 鉛 め っ き 鉄 線  (H)

製クリンプ金網

CR-GH4

JIS G 3547

の SWMGH-4 を用いたもの。

CR-S

(種類の記号)W1 JIS G 4309 の種類の記号及び調質の記号 W1 を用いたもの。

ステンレス鋼線 (S) 製
クリンプ金網

CR-S

(種類の記号)W2 JIS G 4309 の種類の記号及び調質の記号 W2 を用いたもの。

備考  ステンレス鋼線製クリンプ金網には,記号に JIS G 4309 の種類の記号及び調質の記号を付記する。
1. CR-S304W1 
2. CR-S316W2 


2

G 3553 : 2002

5.

形状,寸法

5.1

クリンプ金網の形状及び各部の名称  クリンプ金網の形状及び各部の名称は,図 による。

図 1

備考  この図 は,単に名称を示すものであって,形状及び構造の基準を示すものではない。 

5.2

線経  線径は,表 による。

表 2  線径

単位  mm

亜鉛めっき鉄線製クリンプ金網

ステンレス鋼線製クリンプ金網

種類

CR-GS2

CR-GS3

CR-GS4

CR-GS6

CR-GS7

CR-GH2

CR-GH3

CR-GH4

CR-S

(種類の記号)W1

CR-S

(種類の記号)W2

線径 1.60     2.00     2.30     2.60     3.20     4.00     5.00

備考 CR-GS6 及び CR-GS7 については,線径 1.60 及び 2.00 がないため

規定外とする。

5.3

網目寸法  網目寸法は,図 に示すように縦線及び横線に囲まれた空間の正方形の一辺の長さとし,

寸法及びその許容差は,

表 に示す 12 種類とする。

表 3  網目寸法及びその許容差

寸法 mm

許容差 %

9, 10, 12, 15, 18, 20, 25, 30, 35, 40, 50, 60

±3


3

G 3553 : 2002

5.4

線径及び網目寸法の組合せ  線径及び網目寸法の組合せは,表 による。

表 4  線径及び網目寸法の組合せ

単位  mm

網目寸法

線径

9  10 12

15

18

20

25

30

35

40 50 60

1.60

2.00

2.30

2.60

3.20

4 0

5 0

5.5

幅  幅は,図 に示すように,横線の端から端までの長さで表し,その許容差は,プラス側は 1 網

目に相当する長さとし,マイナス側は 0 とする。

5.6

長さ  長さは,図 に示すように縦線の端から端までの長さで表し,その許容差は,プラス側は 1

網目に相当する長さとし,マイナス側は 0 とする。

5.7

突出し長さ  突出し長さは,図 に示すよう縦線及び横線の各外側線の外側から横線又は縦線の端

までの長さで表し,その寸法は,網目の

2

1

以内とする。ただし,注文者の指定のある場合は,この限りで

はない。

5.8

縦線及び横線の交点の角度  縦線及び横線の交点の角度は,90°とし,その許容差は,±2°とする。

6.

外観  外観は,次による。

a)

クリンプ金網は,きず(

2

)

,き裂(

3

)

,はく離(

4

)

,その他の使用上有害な欠点及び色むらがあってはなら

ない。

b)

形状が正しく,織り違いがあってはならない。

c)

縦線及び横線の途中につなぎがあってはならない。

d)

縦線及び横線の交点がはずれる緩みであってはならない。

(

2

)

製網加工のときに生じる引ききず。

(

3

)

製網加工のときに生じるひび割れ。

(

4

)

亜鉛めっき鉄線からめっきした亜鉛がはがれた状態。

7.

材料  材料は,表 の種類及び記号による。

8.

製造方法  クリンプ金網は,材料を歯車で均一な波形に加工した後,縦線を定められた目合いに配列

し,交互に上下する縦線の間に横線を直角に供給し,所定の目合いに打込み製造する。

9.

亜鉛めっき特性及び曲げ特性


4

G 3553 : 2002

9.1

亜鉛めっき特性  亜鉛めっきは,10.の規定によって試験を行い,その付着量は表 による。

表 5  亜鉛付着量

単位  g/m

2

記号

線径 mm

CR-GS2

CR-GH2

CR-GS3

CR-GH3

CR-GS4

CR-GH4

CR-GS6

CR-GS7

1.60 18

以上

68

以上

108

以上

2.00 81

以上

140

以上

2.30

2.60

23

以上

108

以上

167

以上

3.20 27

以上

122

以上

207

以上

4.00 32

以上

140

以上

221

以上

5.00 41

以上

270

以上

360

以上

備考  表 に示された“−”の組合せは,線に関する規格がないた

め規定しない。

9.2

曲げ特性  クリンプ金網の曲げ試験は,試験片の波形加工された部分を支点として,線径と同一の

半径の円筒に沿って

図 のように 90°折り曲げて,折れてはならない。

図 2

10.

亜鉛付着量試験  亜鉛付着量試験は,JIS H 0401 の 4.2(間接法)による。

a)

試験片のとり方は,JIS H 0401 の 4.2.1a)2)及び 4.2.1b)3)によって,めっきを施した製品からとり,そ

の長さは,300∼600mm とする。

b)

試験方法  試験方法は,JIS H 0401 の 4.2.2(試験液)a)(ヘキサメチレンテトラミン液)又は b)(塩

化アンチモン液)を使用する。

c)

亜鉛付着量の計算  亜鉛付着量の計算は,JIS H 0401 の 4.2.4c)(線類の場合)による。

11.

検査  検査は,次による。

a)

形状及び寸法は,5.に適合しなければならない。

b)

亜鉛付着量は,9.1 に適合しなければならない。

c)

曲げ特性は,9.2 に適合しなければならない。

備考  付着量試験及び曲げ試験の試験片は,製品に使用されたものと同一材料で,かつ,同一条件で

波形加工されたものを用いることができる。

d)

外観は,目視によって検査し,6.に適合しなければならない。

12.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又はその記号,線径 mm,網目寸法 mm,幅 m 及び長さは m に

よる。


5

G 3553 : 2002

1.  CR-GS2 2.00, 10, 1.0, 15

[亜鉛めっき鉄線 (S) 製,記号 CR-GS2 で,線径 2.00mm,網目寸法 10mm,幅 1.0m 及び長

さ 15m の場合]

2.  CR-S304W1 3.20, 50, 1.0, 2

[ステンレス鋼線 (S) 製,種類の記号 SUS304,調質の記号 W1 で,線径 3.20mm,網目寸法

50mm

,幅 1.0m 及び長さ 2m の場合]

13.

表示  検査に合格した金網には,1 結束ごとに次の項目を表示しなければならない。

a)

種類及び記号

b)

線径

c)

網目寸法

d)

幅及び長さ

e)

製造年月日又はその略号

f)

製造業者名又はその略号

14.

報告書類  注文者から要求された場合,製造業者は規定された項目の成績表を提出しなければならな

い。

日本工業標準調査会標準部会  鉄鋼技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

木  原  諄  二

姫路工業大学環境人間学部

(委員)

大河内  春  乃

東京理科大学理学部 II 部化学科

大  橋      守

新日本製鐵株式会社技術総括部

國  府  勝  郎

東京都立大学大学院工学研究科

佐久間  健  人

東京大学大学院新領域創成科学研究科

中  島  正  博

日本鋼管株式会社鉄鋼技術総括部

中  島  將  文

社団法人日本鉄道施設協会

福  永      規

住友金属工業株式会社技術部

前  原  郷  治

社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター

松  田  邦  男

川崎製鉄株式会社技術総括部

村  上  陽  一

社団法人日本電機工業会

矢  部  丈  夫

ステンレス協会

山  内      学

株式会社神戸製鋼所鉄鋼部門生産本部生産技術部