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G 3548

:2011

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類,記号及び適用線径

1

5

  材料

2

6

  製造方法

2

7

  機械的性質

2

7.1

  引張強さ

2

7.2

  伸び

2

7.3

  ねじり特性

2

8

  亜鉛めっき特性

2

8.1

  亜鉛付着量

2

8.2

  巻付性

4

9

  標準線径,線径の許容差及び偏径差

4

9.1

  標準線径

4

9.2

  線径の許容差及び偏径差

4

10

  外観

4

11

  試験

4

11.1

  試験片の採り方

4

11.2

  引張試験

4

11.3

  ねじり試験

5

11.4

  付着量試験

5

11.5

  巻付試験

5

11.6

  線径の測定

6

12

  検査

6

13

  製品の呼び方

6

14

  表示

6

15

  報告

6


G 3548

:2011

(2)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,

線材製品協会

(JWPA)

から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経

て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3548:2008 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 24 年 6 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS マ

ーク表示認証において,JIS G 3548:2008 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


  

日本工業規格

JIS

 G

3548

:2011

亜鉛めっき鋼線

Zinc-coated steel wires

1

適用範囲

この規格は,亜鉛めっき鋼線(以下,線という。

)について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3506

  硬鋼線材

JIS H 0401

  溶融亜鉛めっき試験方法

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

亜鉛めっき鋼線(F

JIS G 3506

の線材に熱処理(パテンチング,焼きなましなど)を行った後,冷間加工し,これに溶融亜

鉛めっき又は電気亜鉛めっきを行った断面形状が円形の線。

3.2

亜鉛めっき鋼線(D

JIS G 3506

の線材に熱処理(パテンチング,焼きなましなど)を行った後,冷間加工し,必要に応じて

熱処理(パテンチング,焼きなましなど)を行い,これに溶融亜鉛めっき又は電気亜鉛めっきを行い,更

に冷間加工した断面形状が円形の線。

4

種類,記号及び適用線径

線の種類は,めっき後伸線の有無によって,亜鉛めっき鋼線(F)及び亜鉛めっき鋼線(D)に分け,さ

らに,その引張強さ及び亜鉛付着量によって,それぞれ 1∼6 種の 6 種類及び 1∼3 種の 3 種類に区別し,

その記号及び適用線径は,

表 による。


2

G 3548

:2011

  

表 1−種類,記号及び適用線径

単位  mm

種類

記号

適用線径

亜鉛めっき鋼線(F) SWGF-1

0.80

以上  6.00 以下

 SWGF-2

 SWGF-3

 SWGF-4

 SWGF-5

 SWGF-6

亜鉛めっき鋼線(D) SWGD-1

0.29

以上  6.00 以下

 SWGD

 SWGD

5

材料

線に用いる材料は,JIS G 3506 に適合した線材とする。

6

製造方法

線の製造方法は,次による。

a)

亜鉛めっき鋼線(F)は,熱処理(パテンチング,焼きなましなど)を行った後,冷間加工し,これ

に溶融亜鉛めっき又は電気亜鉛めっきを行う。

なお,線材製造時に直接熱処理(インラインパテンチングなど)を施した線材は,線を製造する際,

熱処理の必要はない。

b)

亜鉛めっき鋼線(D)は,熱処理(パテンチング,焼きなましなど)を行った後,冷間加工し,必要

に応じて熱処理(パテンチング,焼きなましなど)を行い,これに溶融亜鉛めっき又は電気亜鉛めっ

きを行い,更に冷間加工する。

なお,線材製造時に直接熱処理(インラインパテンチングなど)を施した線材は,線を製造する際,

熱処理の必要はない。

7

機械的性質

7.1

引張強さ

線の引張強さは,

表 による。

7.2

伸び

亜鉛めっき鋼線(F)の伸びは,

表 による。ただし,注文者の指定があった場合には,省略すること

ができる。

7.3

ねじり特性

線のねじり回数は,

表 による。ただし,亜鉛めっき鋼線(D)については,破断面は,線軸に直角で,

著しいきず,割れなどがあってはならない。

また,ねじれの状況は,縦割れ,きず及び局部ねじれが著しく生じてはならない。

8

亜鉛めっき特性

8.1

亜鉛付着量

線の亜鉛付着量は,

表 による。


3

G 3548

:2011

表 2−引張強さ,伸び及びねじり特性

線径

mm

引張強さ

N/mm

2

伸び

%

ねじり特性 
ねじり回数

 SWGF-1

SWGF-4

SWGD-1

SWGD-2

SWGD-3

SWGF-1 SWGF-2

SWGF-1

SWGF-2 SWGD-1

SWGF-2

SWGF-5

 

SWGF-3 SWGF-4

SWGF-3

SWGF-4 SWGD-2

SWGF-3

SWGF-6

 

SWGF-5 SWGF-6

SWGF-5

SWGF-6 SWGD-3

0.29

以上 0.45 未満

1 670~1 960 1 960~2 260 2 260~2 550

20

以上

0.45

以上 0.60 未満

1 570~1 860 1 860~2 160 2 160~2 450

0.60

以上 0.80 未満

a)

a)

1 770~2 060 2 060~2 350

a)

a)

0.80

以上 1.00 未満

1 520~1 770

1 770~2 010 2 010~2 260

1.00

以上 1.20 未満

1 470~1 720 1 720~1 960 1 960~2 210

1.20

以上 1.40 未満

1 420~1 670 1 670~1 910 1 910~2 160

1.40

以上 1.60 未満

1 370~1 620 1 620~1 860 1 860~2 110

2.0

以上 18 以上

1.60

以上 1.80 未満

1 320~1 570 1 570~1 810 1 810~2 060

1.80

以上 2.00 未満

1 270~1 520 1 520~1 770 1 770~2 010

16

以上

2.00

以上 2.30 未満

1 270~1 470 1 470~1 720 1 720~1 960

15

以上

2.30

以上 2.60 未満

2.60

以上 2.90 未満

880

以上

1 230~1 420 1 420~1 670 1 670~1 910

2.90

以上 3.20 未満

1 370~1 620 1 620~1 860

3.20

以上 3.50 未満

830

以上

1 570~1 810

3.0

以上

14

以上

3.50

以上 4.00 未満

10

以上

4.00

以上 4.50 未満

1 180~1 370

1 370~1 570

1 570~1 770

4.50

以上 5.00 未満

10

以上

5.00

以上 5.50 未満

1 130~1 320 1 320~1 520 1 520~1 720

5.50

以上 6.00 以下

780

以上

1 230

以上

1 080~1 270 1 270~1 470 1 470~1 670

b)

8

以上

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

a)

製品がないため,規定しないこととする。

b)

伸びは,規定しないこととする。

表 3−亜鉛付着量

単位  g/m

2

線径

SWGF-1 SWGF-2 SWGF-3 SWGD-1

mm

SWGF-4 SWGF-5 SWGF-6 SWGD-2

S

G

0.29

以上 0.40 未満

30

以上

0.40

以上 0.50 未満

40

以上

0.50

以上 0.60 未満

50

以上

0.60

以上 0.80 未満

a)

a)

a)

 60

以上

0.80

以上 1.00 未満 130 以上

90

以上 20 以上

70

以上

1.00

以上 1.20 未満 150 以上

80

以上

1.20

以上 1.50 未満 165 以上

105

以上 25 以上

 90

以上

1.50

以上 1.90 未満 180 以上 120 以上 30 以上 100 以上

1.90

以上 2.50 未満 205 以上 155 以上 40 以上 110 以上

2.50

以上 3.20 未満 230 以上 185 以上 45 以上 125 以上

3.20

以上 3.60 未満 50 以上

3.60

以上 4.00 未満

250

以上 230 以上

4.00

以上 4.40 未満 260 以上

60

以上

135

以上

4.40

以上 5.20 未満 270 以上

245

以上

70

以上 150 以上

5.20

以上 6.00 以下 290 以上 275 以上 80 以上

b)

a)

製品がないため,規定しないこととする。

b)

亜鉛付着量は,規定しないこととする。


4

G 3548

:2011

  

8.2

巻付性

線は,巻き付けた部分に実用上有害な亀裂又は

離を生じてはならない。

9

標準線径,線径の許容差及び偏径差

9.1

標準線径

線の呼び方は,線径をミリメートル(mm)単位で表し,その標準線径は,

表 による。

表 4−標準線径

単位  mm

0.29 0.32 0.35 0.40 0.45 0.50

0.55

0.60

0.65

0.70

0.80

0.90 1.00 1.20

1.40 1.60 1.80 2.00 2.30 2.60

2.90

3.20

3.50

4.00

4.50

5.00 5.50 6.00

9.2

線径の許容差及び偏径差

線径の許容差及び偏径差

1)

は,

表 による。

1)

偏径差とは,線の同一断面における径の最大値と最小値との差をいう。

表 5−線径の許容差及び偏径差

単位  mm

線径

許容差

偏径差

SWGF-1

SWGF-2

SWGD-1

SWGD-1

SWGF-3

SWGF-4

SWGD-2

SWGD-2

SWGF-5

SWGF-6

SWGD-3

SWGD-3

0.29

以上 0.45 未満

±0.015 0.015 以下

0.45

以上 0.80 未満

a)

0.80

以上 1.00 未満

±0.04

±0.02 0.02 以下

1.00

以上 1.20 未満

1.20

以上 2.00 未満

±0.05

±0.03 0.03 以下

2.00

以上 3.20 未満

±0.07

±0.04 0.04 以下

3.20

以上 4.50 未満

±0.08

4.50

以上 5.00 未満

±0.10

5.00

以上 5.50 未満

±0.12

±0.05 0.05 以下

5.50

以上 6.00 以下

±0.06 0.06 以下

a)

製品がないため,規定しないこととする。

10

外観

線の表面には,さび,きず,裂け目,及びその他の有害な欠点があってはならない。

11

試験

11.1

試験片の採り方

引張試験,ねじり試験,付着量試験及び巻付試験の試験片は,同一条件で製造されたロットを代表する

コイルの一端からそれぞれ 1 個を採る。

11.2

引張試験

引張試験は,次による。


5

G 3548

:2011

a)

試験片は,JIS Z 2241 

附属書 C(径又は辺が 4 mm 未満の線及び棒に使用される線状又は棒状試験

片の種類)又は

附属書 D(厚さ 3 mm 以上の板及び径又は対辺距離が 4 mm 以上の線及び棒の試験片

の種類)の 9B 号試験片を用いる。

b)

試験方法は,JIS Z 2241 による。

c)

引張試験において,試験片がつかみの部分で破断した場合は,その試験を無効とし,更に同一コイル

2)

から試験片を採って試験をやり直す。

また,標点間の中心から標点距離の    以外で破断し,その値が規定に適合しない場合は,その試験

を無効とし,更に同一コイルから試験片を採って試験をやり直す。

2)

線を束状に巻いたものをいう。

11.3

ねじり試験

ねじり試験は,次による。

a)

試験片は,標準線径の 100 倍のつかみ間隔が得られる長さとする。

b)

試験方法は,試験片の両端を標準線径の 100 倍の間隔で固くつかみ,たわまない程度に緊張しながら

その一方を同一方向に破断するまで回転し,そのときのねじり回数を調べる。

また,亜鉛めっき鋼線(D)については,同様の試験によって,ねじり回数,破断面の状況及びね

じれの状況を調べる。ただし,つかみ間隔は,線径の 100 倍以外の間隔で試験を行ってもよい。その

場合のねじり回数は,実測した回数に,線径の 100 倍/(つかみ間隔)を乗じる。

c)

試験片が,試験の途中で,つかみの根もとで破断し,その原因が試験方法の不具合によることが明ら

かな場合は,その試験を無効とし,更に同一コイルから試験片を採って,試験をやり直す。

11.4

付着量試験

付着量試験は,次による。

a)

試験片は,めっきを施した製品から採り,その長さは 300 mm∼600 mm とする。

b)

試験液は,JIS H 0401 の 5.2.3(試験液)による。

c)

試験片の清浄は,JIS H 0401 の 5.2.4(試験片の清浄)による。

d)

清浄にした試験片の質量を 0.01 g の桁まではかる。容器に比べて長すぎるときは,線を適切に曲げる

か,巻くかして,試験片が完全に試験液

3)

に浸るようにする。水素の発生が少なくなり,めっき皮膜

が除去されたならば取り出し,水洗し,綿布でよく拭った後,十分に乾燥する。再び 0.01 g の桁まで

はかった後,

その径を同一箇所で互いに直角の方向に 0.01 mm の桁まで測定し,

その平均値を求める。

e)

付着量は,次の式によって算出する。算出結果は,JIS Z 8401 によって丸める。

なお,丸めの幅は,1 とする。

960

1

2

2

1

×

×

=

d

W

W

W

A

ここに,

A

付着量(

g/m

2

W

1

試験片のめっき皮膜を除去する前の質量(

g

W

2

試験片のめっき皮膜を除去した後の質量(

g

d

試験片のめっき皮膜を除去した後の径(

mm

 1

960

定数[

g/(mm

m

2

)

3)

試験液は,めっき皮膜が容易に除去される範囲内で繰り返し用いてよい。

11.5

巻付試験

巻付試験は,

所定の径の円筒に所定の回数を密着して巻き付けたときのめっき皮膜の表面状態を調べる。

巻付試験に用いる円筒の直径は,

表 によって,巻付回数は

6

回以上とする。

4

1


6

G 3548

:2011

  

表 6−巻付試験に用いる円筒の直径

線径

線径の倍数

mm

0.29

以上 3.80 以下

4

3.80

を超え

6.00

以下

5

11.6

線径の測定

線径の測定は,任意の箇所の同一断面における最大径及び最小径を測定する。

12

検査

検査は,次による。

a

)

機械的性質は,箇条 に適合しなければならない。

b

)

亜鉛めっき特性は,箇条 に適合しなければならない。

c

)

線径の許容差及び偏径差は,9.2 に適合しなければならない。

d

)

外観は,箇条 10 に適合しなければならない。

13

製品の呼び方

製品の呼び方は,種類の記号及び線径による。

 SWGF-3

4.00

[亜鉛めっき鋼線(

F

)の

SWGF-3

で線径が

4.00 mm

の場合]

14

表示

検査に合格した線には,コイルごとに,次の項目を適切な方法で表示する。ただし,注文者の承認を得

て,項目の一部を省略することができる。

a

)

種類の記号

b

)

線径

c

)

正味質量

d

)

製造業者名又はその略号

e

)

製造年月又はその略号

15

報告

注文者から要求のあった場合は,製造業者は指定された項目の成績表を提出する。