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日本工業規格

JIS

 G

3533

-1993

バーブドワイヤ

Barbed wires

1.  適用範囲  この規格は,アイオワタイプのバーブドワイヤについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 3547  亜鉛めっき鉄線

JIS H 0401  溶融亜鉛めっき試験方法

JIS Z 2201  金属材料引張試験片

JIS Z 2241  金属材料引張試験方法

2.  各部の名称  バーブドワイヤの各部の名称は,図 による。

なお,

図 の中で丸で囲った数字は,ピッチ間のより合わせ数の数え方を示す。

図 1  アイオワタイプのバーブドワイヤ

3.  種類,記号及び適用線径  バーブドワイヤの種類は,素線の亜鉛付着量によって,1∼7 種の 7 種類と

し,その記号及び適用線径は,

表 による。

表 1  種類記号及び適用線径

単位  mm

種類

記号

適用線径

摘要

1 種 BWGS-1

JIS G 3547 の SWMGS-1 を用いたもの。

2 種 BWGS-2

JIS G 3547 の SWMGS-2 を用いたもの。

3 種 BWGS-3

JIS G 3547 の SWMGS-3 を用いたもの。

4 種 BWGS-4

JIS G 3547 の SWMGS-4 を用いたもの。

5 種 BWGS-5

1.60 以上  2.90 以下

JIS G 3547 の SWMGS-5 を用いたもの。

6 種 BWGS-6

JIS G 3547 の SWMGS-6 を用いたもの。

7 種 BWGS-7

2.60 以上  2.90 以下

JIS G 3547 の SWMGS-7 を用いたもの。



G 3533-1993

4.  機械的性質  より線の素線の引張強さは,10.1 及び 10.2 の試験を行い,その値は,表 による。

表 2  機械的性質

引張強さ

N/mm

2

素線径

mm

BWGS-1
BWGS-2

BWGS-3
BWGS-4
BWGS-5

BWGS-6
BWGS-7

1.60 以上  1.80 未満

1.80 以上  2.60 未満

2.60 以上  2.90 以下

290∼590

290∼590

290∼590

備考  表 に示された−(バー)のものについては,

機械的性質を適用しない。

また,/(スラッシュ)のものについては,

製品がないため規定外とする。

5.  亜鉛めっき特性  より線及びとげの亜鉛付着量は,10.1 及び 10.3 の試験を行い,その値は,表 によ

る。

表 3  亜鉛付着量

亜鉛付着量

g/m

2

素線径

mm

BWGS-2 BWGS-3 BWGS-4 BWGS-5 BWGS-6 BWGS-7

1.60 以上  1.80 未満

71 以上 114 以上 152 以上

1.80 以上  2.00 未満

19 以上

171 以上

2.00 以上  2.30 未満

 85 以上 147 以上

190 以上

2.30 以上  2.60 未満 209 以上

2.60 以上  2.90 未満

23 以上

114 以上 175 以上

218 以上

2.90 28 以上

128 以上 218 以上 247 以上

285 以上 380 以上

備考  表 に示された/(スラッシュ)のものについては,製品がないため規定外と

する。

6.  寸法及びその許容差 
6.1

ピッチ,ピッチの許容差及びピッチ間のより合わせ数  ピッチ,ピッチの許容差及びピッチ間のよ

り合わせ数は,

表 による。

表 4  ピッチ,ピッチの許容差及びピッチ間のより合わせ数

ピッチ

mm

ピッチの許容差

mm

ピッチ間のより合わせ数

75

100 
125

±13 2∼7

6.2

刃先の角度  とげの刃先の角度は,30∼45°とする。

6.3

素線径の許容差  素線径は 10.4 によって測定を行い,その許容差は表 による。


3

G 3533-1993

表 5  素線径の許容差

単位  mm

素線径 BWGS-1

BWGS-2
BWGS-3
BWGS-4
BWGS-5

BWGS-6
BWGS-7

1.60 以上  2.00 以下

±0.05

2.00 を超え  2.90 以下

±0.07

±0.09

備考  表 に示された/(スラッシュ)のものに

ついては,製品がないため規定外とする。

7.  外観  バーブドワイヤは,とげの形状及びピッチが実用上均等であり,表面にさび,きず,裂け目そ

の他の有害な欠点があってはならない。

8.  材料  バーブドワイヤに用いる材料は,JIS G 3547 の記号 SWMGS-1,SWMGS-2,SWMGS-3,SWMGS-4,
SWMGS-5,SWMGS-6 及び SWMGS-7 に適合した亜鉛めっき鉄線とする。

9.  製造方法  バーブドワイヤの製造方法は,素線に一定のピッチでとげを巻き付けた後,より合わせる。

10.  試験 
10.1  試験片の採り方  引張試験及び付着量試験の試験片は,コイルの一端からそれぞれ 1 個を採る。 
10.2  引張試験  引張試験は,次による。 
(1)  試験片は,より線を解いて曲がりを伸ばしたもので,JIS Z 2201 の 4.(試験片の形状及び寸法)の 9B

号試験片を用いる。

(2)  試験方法は,JIS Z 2241 による。

(3)  試験片がつかみの部分で破断し,その値が規定に適合しない場合は,その試験を無効とし,更に同一

コイルから試験片を採ってやり直す。

10.3  付着量試験  付着量試験は,次による。 
(1)  試験片は,バーブドワイヤのとげ及びより線を解いて採る。この場合,とげの数は 5∼10 個とする。

(2)  試験方法は,JIS H 0401 の 3.2(塩化アンチモン法)による。

10.4  素線径の測定  素線径の測定は,任意の箇所の同一断面における最大径と最小径を測定する。

11.  検査  検査は,次による。 
(1)  機械的性質は,4.に適合しなければならない。

(2)  亜鉛めっき特性は,5.に適合しなければならない。

(3)  寸法は,6.に適合しなければならない。

(4)  外観は,7.に適合しなければならない。

12.  製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又はその記号,より部の素線径,とげの素線径(より部の素線

径と同一の場合には省略する。

,とげの刃先の数及びピッチによる。



G 3533-1993

例 BWGS-4  2.60×2.00×4P×75

(記号 BWGS-4 で,より部の素線径 2.60 mm,とげの素線径 2.00 mm,とげの刃先の数 4 ポイ

ント,ピッチ 75 mm の場合)

13.  表示  検査に合格したバーブドワイヤには,コイルごとに次の項目を表示する。 
(1)  種類の記号

(2)  より部の素線径×とげの素線径(より部の素線径と同一の場合には省略する。)×とげの刃先の数×ピ

ッチ

(3)  正味質量

(4)  製造年月又はその略号

(5)  製造業者名又はその略号

14.  報告  注文者から要求された場合,製造業者は指定された項目の成績書を提出しなければならない。

関連規格  ISO 7900 : 1988  Zinc-coated steel wire for fencing

線材製品(普通線)JIS 検討委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

木  原  諄  二

東京大学

(副委員長)

水  野  幸四郎

線材製品団体技術連絡会(社団法人日本鉄鋼協会)

青  柳  桂  一

通商産業省基礎産業局

服  部  幹  雄

工業技術院標準部

宮  本  一  郎

社団法人日本鉄鋼協会(株式会社神戸製鋼所)

前  原  郷  治

社団法人日本鉄鋼協会(新日本製鐵株式会社)

池  畑  重  希

社団法人日本鉄鋼協会(住友金属工業株式会社)

村  山  周  治

線材製品協会(鈴木金属工業株式会社)

徳  梅  和  雄 CH 懇談会(株式会社セントラルヨシダ)

西  村  精  一

安田工業株式会社

加  藤  伸  一

日亜鋼業株式会社

岩  崎  利  勝

株式会社小沢製線所

朝比奈  通  辰

江戸川製線株式会社

橋  本      勇

東洋製線株式会社

有  田  典  彦

東京製線株式会社

小  原  利  昭

北海鋼機株式会社

春  山  次  人

村上鋼業株式会社

小  島      博

株式会社サンロックオーヨド

大  塚  寿  宏

木津川製線株式会社

栗  山  俊  幸

日本溶接金網協会(富士金網株式会社)

井  上  忠  彦

日本溶接金網協会(昭和産業株式会社)

鎌  倉  正  司

日本溶接金網協会(住倉鋼材株式会社)

曾  根  政  男

日本金網団体連合会(鶴見金網株式会社)

伊  藤  三  郎

日本蛇籠協会(湘南鉄網株式会社)

山  本  忠  彦

全国ヒューム管協会(テイヒュー株式会社)

深  沢      優 ALC 協会(旭硝子建材株式会社)

板  井  宏  有

社団法人コンクリートポール・パイル協会 
(日本コンクリート工業株式会社)

渡  辺  邦  昭

全国コンクリート製品協会(東京セメント工業株式会社)

花  市  穎  悟

社団法人日本建設業団体連合会

(事務局)

本  橋  保  久

線材製品協会