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G 3509-1

:2010

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類及び記号

1

4

  製造方法

2

5

  化学成分

2

6

  鋼質

4

6.1

  脱炭層深さ

4

6.2

  非金属介在物

4

6.3

  焼入性

4

6.4

  オーステナイト結晶粒度

5

7

  外観,形状,寸法及びその許容差

6

7.1

  外観

6

7.2

  標準径

6

7.3

  形状及び寸法の許容差

6

8

  試験

6

8.1

  分析試験

6

8.2

  脱炭層深さ測定試験

6

8.3

  非金属介在物試験

7

8.4

  焼入性試験

7

8.5

  オーステナイト結晶粒度試験

7

8.6

  表面きず検出試験

7

9

  検査

7

10

  表示

7

11

  報告

8

附属書 JA(規定)焼入性を保証した鋼材の焼入性バンド

9

附属書 JB(規定)特別品質規定

31

附属書 JC(参考)JIS と対応国際規格との対比表

35


G 3509-1

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本鉄鋼

連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3509-1:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。

JIS G 3509

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

G

3509-1

  第 1 部  線材

JIS

G

3509-2

  第 2 部  線


日本工業規格

JIS

 G

3509-1

:2010

冷間圧造用合金鋼−第 1 部  線材

Low-alloyed steels for cold heading-Part 1: Wire rods

序文

この規格は,1993 年に第 2 版として発行された ISO 4954 を基に技術的内容を変更して作成した日本工

業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JC に示す。

1

適用範囲

この規格は,主として冷間圧造用合金鋼線の製造に用いられる冷間圧造用合金鋼線材(以下,線材とい

う。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4954:1993

,Steels for cold heading and cold extruding(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0321

  鋼材の製品分析方法及びその許容変動値

JIS G 0404

  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415

  鋼及び鋼製品−検査文書

注記  対応国際規格:ISO 10474:1991,Steel and steel products−Inspection documents(IDT)

JIS G 0551

  鋼−結晶粒度の顕微鏡試験方法

JIS G 0555

  鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法

JIS G 0558

  鋼の脱炭層深さ測定方法

JIS G 0561

  鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)

3

種類及び記号

線材の種類は 51 種類とし,その記号は,

表 による。


2

G 3509-1

:2010

表 1−種類の記号

種類の記号

分類

種類の記号

分類

種類の記号

分類

SMn420RCH* SCr435HRCH SCM445HRCH

SMn420HRCH* SCr440RCH

SCM822RCH*

SMn433RCH SCr440HRCH

クロム鋼

SCM822HRCH*

クロムモリブデン

SMn433HRCH SCM415RCH* SNC415RCH*

SMn438RCH SCM415HRCH*

SNC415HRCH*

SMn438HRCH SCM418RCH* SNC631RCH

SMn443RCH SCM418HRCH*

SNC631HRCH

SMn443HRCH

マンガン鋼

SCM420RCH* SNC815RCH*

SMnC420RCH* SCM420HRCH*

SNC815HRCH*

ニッケルクロム鋼

SMnC443RCH

マンガンクロム鋼

SCM425RCH* SNCM220RCH*

SCr415RCH* SCM425HRCH*

SNCM220HRCH*

SCr415HRCH* SCM430RCH  SNCM240RCH

SCr420RCH* SCM435RCH

SNCM420RCH*

SCr420HRCH* SCM435HRCH

SNCM420HRCH*

SCr430RCH SCM440RCH

SNCM439RCH

SCr430HRCH SCM440HRCH

SNCM447RCH

SCr435RCH

クロム鋼

SCM445RCH

クロムモリブデ
ン鋼

SNCM616RCH*

ニッケルクロムモ

リブデン鋼

注記 1  この表の種類の記号で,末尾に HRCH を付したものは,焼入性を保証した鋼材とする。 
注記 2  *印を付した種類の記号は,主に,はだ焼用途に使用する。

4

製造方法

製造方法は,次による。

a)

線材は,キルド鋼から製造する。

b)

線材は,鋼塊(連続鋳造で製造した鋳片を含む。

)からの鍛錬成形比 4S 以上の圧延を行わなければな

らない。

5

化学成分

線材は,8.1 の試験を行い,その溶鋼分析値は,

表 による。

表 2−化学成分

単位  %

種類の記号 C  Si

a)

 Mn  P

S  Ni  Cr  Mo

SMn420RCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 1.20∼1.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn420HRCH 0.16

∼0.23

0.15

∼0.35 1.15∼1.55

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn433RCH 0.30

∼0.36

0.15

∼0.35 1.20∼1.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn433HRCH 0.29

∼0.36

0.15

∼0.35 1.15∼1.55

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn438RCH 0.35

∼0.41

0.15

∼0.35 1.35∼1.65

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn438HRCH 0.34

∼0.41

0.15

∼0.35 1.30∼1.70

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn443RCH 0.40

∼0.46

0.15

∼0.35 1.35∼1.65

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMn443HRCH 0.39

∼0.46

0.15

∼0.35 1.30∼1.70

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35 以下

SMnC420RCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 1.20∼1.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35∼0.70

SMnC443RCH 0.40

∼0.46

0.15

∼0.35 1.35∼1.65

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.35∼0.70

SCr415RCH 0.13

∼0.18

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20

SCr415HRCH 0.12

∼0.18

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25


3

G 3509-1

:2010

表 2−化学成分(続き)

単位  %

種類の記号 C  Si

a)

 Mn  P

S  Ni  Cr  Mo

SCr420RCH 0.18

∼0.23

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20

SCr420HRCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25

SCr430RCH 0.28

∼0.33

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20

SCr430HRCH 0.27

∼0.34

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25

SCr435RCH 0.33

∼0.38

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20

SCr435HRCH 0.32

∼0.39

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25

SCr440RCH 0.38

∼0.43

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20

SCr440HRCH 0.37

∼0.44

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25

SCM415RCH 0.13

∼0.18

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.25

SCM415HRCH 0.12

∼0.18

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.30

SCM418RCH 0.16

∼0.21

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.25

SCM418HRCH 0.15

∼0.21

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.30

SCM420RCH 0.18

∼0.23

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.25

SCM420HRCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.30

SCM425RCH 0.23

∼0.28

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.30

SCM425HRCH 0.23

∼0.28

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.30

SCM430RCH 0.28

∼0.33

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.30

SCM435RCH 0.33

∼0.38

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.30

SCM435HRCH 0.32

∼0.39

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.35

SCM440RCH 0.38

∼0.43

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.30

SCM440HRCH 0.37

∼0.44

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.35

SCM445RCH 0.43

∼0.48

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.15∼0.30

SCM445HRCH 0.42

∼0.49

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.15∼0.35

SCM822RCH 0.20

∼0.25

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.90∼1.20 0.35∼0.45

SCM822HRCH 0.19

∼0.25

0.15

∼0.35 0.55∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下 0.85∼1.25 0.35∼0.45

SNC415RCH 0.12

∼0.18

0.15

∼0.35 0.35∼0.65

0.030

以下

0.030

以下

2.00

∼2.50 0.20∼0.50

SNC415HRCH 0.11

∼0.18

0.15

∼0.35 0.30∼0.70

0.030

以下

0.030

以下

1.95

∼2.50 0.20∼0.55

SNC631RCH 0.27

∼0.35

0.15

∼0.35 0.35∼0.65

0.030

以下

0.030

以下

2.50

∼3.00 0.60∼1.00

SNC631HRCH 0.26

∼0.35

0.15

∼0.35 0.30∼0.70

0.030

以下

0.030

以下

2.45

∼3.00 0.55∼1.05

SNC815RCH 0.12

∼0.18

0.15

∼0.35 0.35∼0.65

0.030

以下

0.030

以下

3.00

∼3.50 0.60∼1.00

SNC815HRCH 0.11

∼0.18

0.15

∼0.35 0.30∼0.70

0.030

以下

0.030

以下

2.95

∼3.50 0.55∼1.05

SNCM220RCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.40

∼0.70 0.40∼0.60 0.15∼0.25

SNCM220HRCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 0.60∼0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.35

∼0.75 0.35∼0.65 0.15∼0.30

SNCM240RCH 0.38

∼0.43

0.15

∼0.35 0.70∼1.00

0.030

以下

0.030

以下

0.40

∼0.70 0.40∼0.60 0.15∼0.30

SNCM420RCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 0.40∼0.70

0.030

以下

0.030

以下

1.60

∼2.00 0.40∼0.60 0.15∼0.30

SNCM420HRCH 0.17

∼0.23

0.15

∼0.35 0.40∼0.70

0.030

以下

0.030

以下

1.55

∼2.00 0.35∼0.65 0.15∼0.30

SNCM439RCH 0.36

∼0.43

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

1.60

∼2.00 0.60∼1.00 0.15∼0.30

SNCM447RCH 0.44

∼0.50

0.15

∼0.35 0.60∼0.90

0.030

以下

0.030

以下

1.60

∼2.00 0.60∼1.00 0.15∼0.30

SNCM616RCH 0.13

∼0.20

0.15

∼0.35 0.80∼1.20

0.030

以下

0.030

以下

2.80

∼3.20 1.40∼1.80 0.40∼0.60

−  この表のすべての鋼種は,不純物として Cu が,0.30 %を超えてはならない。

−  受渡当事者間の協定によって,結晶粒細粒化のために Al を添加してもよい。 
−  この表に規定のない元素は,受渡当事者間の協定がない限り,溶鋼を仕上げる目的以外に意図的に添加してはな

らない。

−  受渡当事者間の協定によって,鋼材の製品分析を行う場合のこの表の溶鋼分析規制値に対する許容変動値は,JIS 

G 0321

表 による。

a)

 Si

の下限値は,受渡当事者間の協定によって 0.15 %未満の値に設定してもよい。


4

G 3509-1

:2010

6

鋼質

6.1

脱炭層深さ

注文者の指定がある場合は,8.2 の試験を行い,その平均脱炭層深さは,

表 による。

表 3−平均脱炭層深さ

単位  mm

フェライト 
脱炭層深さ

全脱炭層

深さ

         15 以下 0.12 以下

15

を超え 25 以下 0.15 以下

25

を超え 32 以下

0.02

以下

0.20

以下

32

を超え 40 以下 0.25 以下

40

を超え 50 以下

0.03

以下

0.30

以下

径が 50 mm を超える線材については,受渡当事者間の

協定による。

6.2

非金属介在物

非金属介在物は,注文者の指定がある場合に 8.3 の試験を行い,その清浄度の許容値は,

表 による。

表 4−非金属介在物

介在物の種類

清浄度(%)

      A 系介在物 0.25 以下

      B+C 系介在物 0.10 以下

      A+B+C 系介在物 0.35 以下

A

系介在物,B 系介在物及び C 系介在物の定義は,JIS G 0555 

附属

書 1(点算法による非金属介在物の顕微鏡試験方法)の 4.3(介在物の
種類)による。

6.3

焼入性

焼入性を保証する種類の記号の末尾が HRCH の線材の焼入性は,次による。

a)

線材は,8.4 の試験を行い,指定された距離における焼入性は,

表 JA.1∼表 JA.22 の値による。ただ

し,焼入端からの距離が表に示されていないときは,図から読み取った値を参考にして,受渡当事者

間の協定によって決める。

b)

注文時に

表 JA.1∼表 JA.22 の焼入性バンド内の上側 75 %又は下側 75 %の範囲を特に指定された場合

は,

表 JB.1 の値による。この場合も焼入端からの距離が表に示されていないときは,図から読み取っ

た値を参考にして,受渡当事者間の協定によって決める。

c)

焼入性を指定する方法は,指定する距離における最低及び最高の硬さによる。

例  図 に示す A−A'点で,J 7 mm=31/44 とする。


5

G 3509-1

:2010

図 1−焼入性の指定方法

6.4

オーステナイト結晶粒度

種類の記号の末尾が HRCH の焼入性を保証する線材は,8.5 の試験を行い,そのオーステナイト結晶粒

度は,

表 による。

種類の記号の末尾が RCH の線材についても受渡当事者間の協定によってオーステナイト結晶粒度試験

を追加してもよい。ただし,その場合は,JB.5 による。

表 5−オーステナイト結晶粒度

種類の記号

オーステナイト結晶粒度

SMn433HRCH SMn438HRCH

SMn443HRCH SCr430HRCH

SCr435HRCH SCr440HRCH

SCM435HRCH SCM440HRCH

SCM445HRCH SNC631HRCH

熱処理平均粒度番号

5.0

以上

SMn420HRCH SCr415HRCH

SCr420HRCH SCM415HRCH

SCM418HRCH SCM420HRCH

SCM425HRCH SCM822HRCH

SNC815HRCH SNC415HRCH

SNCM220HRCH SNCM420HRCH

浸炭平均粒度番号

6.0

以上


6

G 3509-1

:2010

7

外観,形状,寸法及びその許容差

7.1

外観

線材の外観は,次による。

a)

線材は,表面が滑らかで,b)  で許容する表面きず以外の使用上有害なきずがあってはならない。ただ

し,線材は,一般に検査によって全長にわたってのきずの検出は困難であり,また,その除去の機会

がないため,正常でない部分を含むことがある。したがって,正常でない部分の取扱いについては,

受渡当事者間の協定による。

b)

線材の表面きずは,8.6 の試験を行い,そのきずの深さは 0.10 mm 以下とする。きず深さを特別に管

理する必要がある場合,線材の径が 25 mm 以下については受渡当事者間の協定によって,

表 JB.3 

クラス A を指定してもよい。

7.2

標準径

線材の標準径は,

表 による。

表 6−標準径

単位  mm

5.5

,6,6.4,7,8,9,9.5,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,22,24,25,26,28,

30

,32,34,36,38,40,42,44,46,48,50

7.3

形状及び寸法の許容差

線材の径の許容差及び偏径差

1)

は,

表 による。径の許容差及び偏径差を特別に管理する必要がある場

合,線材の径が 32 mm 以下については受渡当事者間の協定によって,

表 JB.2 のクラス A 又はクラス B を

指定してもよい。

1)

偏径差とは,線材の同一断面における径の最大値と最小値との差をいう。

表 7−径の許容差及び偏径差

単位  mm

許容差

偏径差

         15 以下

±0.3 0.4 以下

 15

を超え 25 以下

±0.4 0.5 以下

 25

を超え 32 以下

±0.5 0.6 以下

 32

を超え 50 以下

±0.6 0.7 以下

径が 50 mm を超える線材については,受渡当事者間の協

定による。

8

試験

8.1

分析試験

分析試験は,次による。

a)

化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404 の 8.

(化学成分)による。

b)

溶鋼分析の方法は,JIS G 0320 による。

8.2

脱炭層深さ測定試験

脱炭層深さ測定試験は,次による。


7

G 3509-1

:2010

a)

供試材の採り方は,同一溶鋼,同一圧延チャンス及び同一寸法ごとに 1 個を採取する。

b)

試験方法は,JIS G 0558 の 6.1(顕微鏡による測定方法)による。ただし,線材断面の平均脱炭層深さ

は,最大脱炭深さの箇所を基点にして,円周を等分する 4 か所で測定し,その平均値を求める。

8.3

非金属介在物試験

非金属介在物試験は,次による。

a)

供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。

b)

試験方法は,JIS G 0555 

附属書 の点算法による。

8.4

焼入性試験

焼入性試験は,次による。

a)

供試材の採り方は,受渡当事者間の協定による。

b)

試験方法は,JIS G 0561 による。

8.5

オーステナイト結晶粒度試験

結晶粒度試験は,次による。

a)

供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。

b)

試験方法は,JIS G 0551 による。

なお,熱処理平均粒度番号を求める場合は,熱処理粒度試験方法によって行い,特に指定のない限り,

焼入焼戻し法(G

h

)又は酸化法(G

o

)のいずれかとする。浸炭粒度試験番号を求める場合は,浸炭粒度試

験方法とする。

8.6

表面きず検出試験

表面きず検出試験は,次による。

a)

同一溶鋼,同一圧延チャンス,同一寸法ごとに,1 コイルの片端から試験片を 1 個採取する。

b)

きず検出試験方法は,磁粉探傷法,酸洗法など適切な方法で行う。試験片は適切な精度をもつ測定器

によって表面きず深さを測定する。

9

検査

検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b)

化学成分は,箇条 に適合しなければならない。

c)

脱炭層深さは,注文者が指定する場合に適用し,6.1 に適合しなければならない。

d)

非金属介在物は,注文者が指定する場合に適用し,6.2 に適合しなければならない。

e)

焼入性の指定のある場合は,6.3 に適合しなければならない。焼入性試験に合格しなかった鋼材は,JIS 

G 0404

の 9.8(再試験)によって再試験を行って合否を判定してもよい。

f)

オーステナイト結晶粒度の指定のある場合は,6.4 に適合しなければならない。

g)

外観は,7.1 に適合しなければならない。

h)

形状,寸法及びその許容差は,7.3 に適合しなければならない。

i)

その他,受渡当事者間の協定によって,

附属書 JB の特別品質規定の指定がある場合は,その規定に

適合しなければならない。

10

表示

検査に合格した線材は,1 コイルごと又は 1 結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示しなければなら


8

G 3509-1

:2010

ない。ただし,受渡当事者間の協定によって,次の項目の一部を省略してもよい。

a)

種類の記号

b)

溶鋼番号又は検査番号

c)

線材の径

d)

製造業者名又はその略号

11

報告

報告は,JIS G 0404 の 13.(報告)による。報告する検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合は

JIS G 0415

表 1(検査文書の総括表)の記号 2.3(受渡試験報告書)又は 3.1.B(検査証明書 3.1.B)とす

る。

なお,特別品質規定で規定した項目についての報告は,受渡当事者間の協定による。


9

G 3509-1

:2010

附属書 JA

規定)

焼入性を保証した鋼材の焼入性バンド

この附属書は,線材の種類と記号の末尾に HRCH が付された焼入性を保証した鋼材について,適用する。

なお,受渡当事者間の協定によって,焼入性バンド内の上側 75 %又は下側 75 %の範囲内を特に指定す

る場合は,

表 JB.1 の値による。

表 JA.1SMn420HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 46 42 36 30 27 25

24

21

下限 40

36

21

925 925


10

G 3509-1

:2010

表 JA.2SMn433HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  57 56 53 49 42 36 33

30

27

25

24

23

22

21

21

下限  50 46 34 26 23 20 −

900 870


11

G 3509-1

:2010

表 JA.3SMn438HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  59 59 57 54 51 46 41

39

35

33

31

30

29

28

27

下限  52 49 43 34 28 24 22

21

870 845


12

G 3509-1

:2010

表 JA.4SMn443HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  62 61 60 59 57 54 50

45

37

34

32

31

30

29

28

下限  55 53 49 39 33 29 27

26

23

22

20

870 845


13

G 3509-1

:2010

表 JA.5SCr415HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  46 45 41 35 31 28 27

26

23

20

下限  39 34 26 21 −

925 925


14

G 3509-1

:2010

表 JA.6SCr420HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 48 46 40 36 34 32

31

29

27

26

24

23

23

22

下限  40 37 32 28 25 22 21

925 925


15

G 3509-1

:2010

表 JA.7SCr430HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  56 55 53 51 48 45 42

39

35

33

31

30

28

26

25

下限  49 46 42 37 33 30 28

26

21

900 870


16

G 3509-1

:2010

表 JA.8SCr435HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  58 57 56 55 53 51 47

44

39

37

35

34

33

32

31

下限  51 49 46 42 37 32 29

27

23

21

870 845


17

G 3509-1

:2010

表 JA.9SCr440HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  60 60 59 58 57 55 54

52

46

41

39

37

37

36

35

下限  53 52 50 48 45 41 37

34

29

26

24

22

870 845


18

G 3509-1

:2010

表 JA.10SCM415HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  46 45 42 38 34 31 29

28

26

25

24

24

23

23

22

下限  39 36 29 24 21 20 −

925 925


19

G 3509-1

:2010

表 JA.11SCM418HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  47 47 45 41 38 35 33

32

30

28

27

27

26

26

25

下限  39 37 31 27 24 22 21

20

925 925


20

G 3509-1

:2010

表 JA.12SCM420HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 48 47 44 42 39 37

35

33

31

30

30

29

29

28

下限  40 39 35 31 28 25 24

23

20

20

925 925


21

G 3509-1

:2010

表 JA.13SCM425HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  52 52 51 50 48 46 43

41

37

35

33

32

31

31

31

下限  44 43 40 37 34 32 29

27

23

21

20

900 870


22

G 3509-1

:2010

表 JA.14SCM435HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  58 58 57 56 55 54 53

51

48

45

43

41

39

38

37

下限  51 50 49 47 45 42 39

37

32

30

28

27

27

26

26

870 845


23

G 3509-1

:2010

表 JA.15SCM440HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  60 60 60 59 58 58 57

56

55

53

51

49

47

46

44

下限  53 53 52 51 50 48 46

43

38

35

33

33

32

31

30

870 845


24

G 3509-1

:2010

表 JA.16SCM445HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  63 63 62 62 61 61 61

60

59

58

57

56

55

55

54

下限  56 55 55 54 53 52 52

51

47

43

39

37

35

35

34

870 845


25

G 3509-1

:2010

表 JA.17SCM822HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  50 50 50 49 48 46 43

41

39

38

37

36

36

36

36

下限  43 42 41 39 36 32 29

27

24

24

23

22

22

21

21

925 925


26

G 3509-1

:2010

表 JA.18SNC415HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  45 44 39 35 31 28 26

24

21

下限 37

32

24

925 925


27

G 3509-1

:2010

表 JA.19SNC631HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  57 57 56 56 55 55 55

54

53

51

49

47

45

44

43

下限  49 48 47 46 45 43 41

39

35

31

29

28

27

26

26

900 870


28

G 3509-1

:2010

表 JA.20SNC815HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  46 46 46 46 45 44 43

41

38

35

34

34

33

33

32

下限  38 37 36 34 31 29 27

26

24

22

22

22

21

21

21

925 845


29

G 3509-1

:2010

表 JA.21SNCM220HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 47 44 40 35 32 30

29

26

24

23

23

23

22

22

下限  41 37 30 25 22 20 −

925 925


30

G 3509-1

:2010

表 JA.22SNCM420HRCH の焼入性

焼入端からの距離

mm

熱処理温度

硬さ

HRC

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 47 46 42 39 36 34

32

29

26

25

24

24

24

24

下限  41 38 34 30 27 25 23

22

925 925


31

G 3509-1

:2010

附属書 JB

規定)

特別品質規定

この附属書は,受渡当事者間の協定によって適用する。適用した場合の鋼材の種類の記号の表示及び各

試験結果の報告等についても受渡当事者間の協定による。

JB.1

製品分析

線材の製品分析を指定してもよい。指定した場合の

表 の溶鋼分析値に対する製品分析値の許容変動値

は,JIS G 0321 

表 による。

JB.2

焼入性

種類の記号の末尾に HRCH を付した線材は,受渡当事者間の協定によって,焼入性バンドの上側又は下

側 75 %の範囲の焼入性を指定してもよい。

その場合の種類の記号及び焼入性バンド内の上側又は下側 75 %

範囲の硬さの値を

表 JB.1 に示す。注文者は,種類の記号を SxxxxHRCH に代わって表 JB.1 に示す

SxxxxH1RCH

又は SxxxxH2RCH のいずれかで指定してもよい。

表 JB.1−種類の記号及び焼入性バンド内の上側又は下側 75 %範囲の硬さ

単位  HRC

焼入端からの距離

mm

種類の記号

範囲

1.5  3  5  7  9  11

13

15

20

25

30 35 40 45

50

上限 48 46 42 36

30

27

25

24

21

SMn420H1RCH

下限 42 38 26 −

上限 46 44 37 31

25

22

20

SMn420H2RCH

下限 40 36 21 −

上限  57 56 53 49

42

36

33

30

27

25

24 23 22 21

21

SMn433H1RCH

下限 52 48 39 32

28

24

21

上限 55 53 48 43

37

32

29

26

23

21

20

SMn433H2RCH

下限 50 46 34 26

23

20

上限  59 59 57 54

51

46

41

39

35

33

31 30 29 28

27

SMn438H1RCH

下限 54 51 46 39

34

29

27

25

21

上限  57 57 54 49

45

41

36

35

31

29

27 26 25 24

23

SMn438H2RCH

下限 52 49 43 34

28

24

22

21

上限  62 61 60 59

57

54

50

45

37

34

32 31 30 29

28

SMn443H1RCH

下限 57 55 52 44

39

35

33

31

26

25

23

上限  60 59 57 54

51

48

44

41

34

31

29 28 27 26

25

SMn443H2RCH

下限 55 53 49 39

33

29

27

26

23

22

20

上限 46 45 41 35

31

28

27

26

23

20

SCr415H1RCH

下限 41 37 30 24

20

上限 44 42 37 32

28

25

24

23

20

SCr415H2RCH

下限 39 34 26 21

上限  48 48 46 40

36

34

32

31

29

27

26 24 23 23

22

SCr420H1RCH

下限 42 40 35 31

28

25

24

23

21


32

G 3509-1

:2010

表 JB.1−種類の記号及び焼入性バンド内の上側又は下側 75 %範囲の硬さ(続き)

単位  HRC

焼入端からの距離

mm

種類の記号

範囲

1.5  3  5  7  9  11

13

15

20

25

30 35 40 45

50

上限  46 45 43 37

33

31

29

28

26

24

23 21 20 20

SCr420H2RCH

下限 40 37 32 28

25

22

21

上限  56 55 53 51

48

45

42

39

35

33

31 30 28 26

25

SCr430H1RCH

下限 51 48 45 40

37

34

31

29

24

22

20

上限  54 53 50 46

44

41

39

36

32

30

28 27 25 23

22

SCr430H2RCH

下限 49 46 42 37

33

30

28

26

21

上限  58 57 56 55

53

51

47

44

39

37

35 34 33 32

31

SCr435H1RCH

下限  53 51 48 45

41

37

33

31

27

25

23 22 21 20

上限  56 55 54 52

49

46

43

40

35

33

31 30 29 28

27

SCr435H2RCH

下限 51 49 46 42

37

32

29

27

23

21

上限  60 60 59 58

57

55

54

52

46

41

39 37 37 36

35

SCr440H1RCH

下限  55 54 52 50

48

44

41

38

33

30

28 26  9  9  9

上限  58 58 57 56

54

52

50

48

42

37

35 33 28 27

26

SCr440H2RCH

下限  53 52 50 48

45

41

37

34

29

26

24 22

上限  46 45 42 38

34

31

29

28

26

25

24 24 23 23

22

SCM415H1RCH

下限 41 38 32 27

24

23

21

20

上限  44 43 39 35

31

28

26

25

23

22

21 21 20 20

SCM415H2RCH

下限 39 36 29 24

21

20

上限  47 47 45 41

38

35

33

32

30

28

27 27 26 26

25

SCM418H1RCH

下限 41 39 34 30

27

25

24

23

21

上限  45 45 40 38

35

32

30

29

27

25

24 24 23 23

22

SCM418H2RCH

下限 39 37 31 27

24

22

21

20

上限  48 48 47 44

42

39

37

35

33

31

30 30 29 29

28

SCM420H1RCH

下限 42 41

38

34

31

28

27

26

23

23

7 7 7 7 7

上限  46 46 44 41

39

36

34

32

30

28

23 23 22 22

21

SCM420H2RCH

下限 40 39 35 31

28

25

24

23

20

20

上限  52 52 51 50

48

46

43

41

37

35

33 32 31 31

31

SCM425H1RCH

下限 46 45

43

40

37

35

32

30

26

24

24 8 8 8 8

上限  50 50 48 47

45

43

40

38

34

32

30 24 23 23

23

SCM425H2RCH

下限 44 43 40 37

34

32

29

27

23

21

20

上限  58 58 57 56

55

54

53

51

48

45

43 41 39 38

37

SCM435H1RCH

下限  53 52 51 49

47

45

42

40

36

34

32 30 30 29

29

上限  56 56 55 54

53

51

50

48

44

39

39 38 36 35

34

SCM435H2RCH

下限  51 50 49 47

45

42

39

37

32

30

28 27 27 26

26

上限  60 60 60 59

58

58

57

56

55

53

51 49 47 46

44

SCM440H1RCH

下限  55 55 54 53

52

50

49

46

42

39

37 37 36 35

33

上限  58 58 58 57

56

56

54

53

51

49

47 45 43 42

41

SCM440H2RCH

下限  53 53 52 51

50

48

46

43

38

35

33 33 32 31

30

上限  63 63 62 62

61

61

61

60

59

58

57 56 55 55

54

SCM445H1RCH

下限  58 57 57 56

55

54

54

53

50

47

43 42 40 40

39

上限  61 61 60 60

59

59

59

58

56

54

53 51 50 50

49

SCM445H2RCH

下限  56 55 55 54

53

52

52

51

47

43

39 37 35 35

34

上限  50 50 50 49

48

46

43

41

39

38

37 36 36 36

36

SCM822H1RCH

下限  45 44 43 41

39

35

32

30

28

27

26 25 25 25

25


33

G 3509-1

:2010

表 JB.1−種類の記号及び焼入性バンド内の上側又は下側 75 %範囲の硬さ(続き)

単位  HRC

焼入端からの距離

mm

種類の記号

範囲

1.5  3  5  7  9  11

13

15

20

25

30 35 40 45

50

上限  48 48 48 47

45

43

40

38

35

35

34 33 33 32

32

SCM822H2RCH

下限  43 42 41 39

36

32

29

27

24

24

23 22 22 21

21

上限 45 44 39 35

31

28

26

24

21

SNC415H1RCH

下限 39 35 28 24

20

上限 43 41 35 31

27

24

22

20

SNC415H2RCH

下限 37 32 24 −

上限  57 57 56 56

55

55

55

54

53

51

49 47 45 44

43

SNC631H1RCH

下限  51 50 49 48

47

46

44

43

39

36

34 33 31 30

30

上限  55 55 54 54

53

52

52

50

49

46

44 42 41 40

39

SNC631H2RCH

下限  49 48 47 46

45

43

41

39

35

31

29 28 27 26

26

上限  46 46 46 46

45

44

43

41

38

35

34 34 33 33

32

SNC815H1RCH

下限  40 39 38 37

34

33

31

30

27

25

25 25 24 24

24

上限  44 44 44 43

42

40

39

37

35

32

31 31 30 30

29

SNC815H2RCH

下限  38 37 36 34

31

29

27

26

24

22

22 22 21 21

21

上限  48 47 44 40

35

32

30

29

26

24

23 23 23 22

22

SNCM220H1RCH

下限 43 39 33 29

25

23

21

20

上限  46 45 41 36

32

29

27

26

23

21

20 20 20

SNCM220H2RCH

下限 41 37 30 25

22

20

上限  48 47 46 42

39

36

34

32

29

26

25 24 24 24

24

SNCM420H1RCH

下限 43 40 37 33

30

28

26

24

21

上限  46 45 43 39

36

33

31

30

27

24

23 22 22 22

22

SNCM420H2RCH

下限 41 38 34 30

27

25

23

22

注記  種類の記号,SxxxxHRCH に代わって SxxxxH1RCH と H の後に 1 を追加したものは,その鋼材の焼入性が焼

入性バンド内の上側 75 %の範囲にあることを示し,SxxxxH2RCH と H の後に 2 を追加したものは,その鋼材
の焼入性が,焼入性バンド内の下側 75 %の範囲にあることを示す。

JB.3

形状及び寸法の許容差

径の許容差及び偏径差については,受渡当事者間の協定によって,

表 JB.2 のクラス A 又はクラス B を

適用してもよい。

表 JB.2−径の許容差及び偏径差

単位  mm

クラス

許容差

偏径差

         15 以下

±0.15 0.23 以下

15

を超え 25 以下

±0.20 0.30 以下

A

25

を超え 32 以下

±0.25 0.38 以下

         15 以下

±0.23 0.35 以下

15

を超え 25 以下

±0.30 0.45 以下

B

25

を超え 32 以下

±0.38 0.57 以下


34

G 3509-1

:2010

JB.4

表面きず

表面きずの深さについては,受渡当事者間の協定によって,

表 JB.3 のクラス A を適用することができ

る。

表 JB.3−表面きずの深さ

単位  mm

クラス

きずの深さ

         15 以下 0.05

A

15

を超え 25 以下 0.07

JB.5

オーステナイト結晶粒度

注文者は,オーステナイト結晶粒度を指定してもよい。この場合,試験方法及びその規定値は,受渡当

事者間の協定による。


附属書 JC

参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS G 3509-1 : 2010

  冷間圧造用合金鋼−第 1 部  線材

ISO 4954:1993

,Steels for cold heading and cold extruding

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1

適 用 範

冷 間 圧 造 用 合 金 鋼
線 に 用 い ら れ る 合

金鋼線材。

1.1

冷間圧造用及び押出用に
用いられる炭素鋼及び合

金鋼の線材,線及び棒鋼。
規格の構成:

S-1

一般要求事項

S-2

非熱処理用鋼

S-3

はだ焼用鋼

S-4

焼入焼戻し用鋼

S-5

ステンレス用鋼

削除

規格体系が異なる。

ISO

規格は,熱処理用途ごとに

分類。また,線製品と線材製品
の区分なし。JIS は,製品で分
類,かつ,鋼種ごとに分けて規

格化し,熱処理用途に関する言
及なし。また,ISO 規格には押
出が含まれるが JIS にはない。

規格体系は,商取引の市場の実態
の差と推定。つまり,国内では分

業が進み,線材メーカと伸線メー
カが分かれていること及び使用す
る熱処理は,鋼材を使用する最終

使用者がそれぞれの用途に応じて
任意に選択。 
以下は,ISO 規格の S-5 を除く合金

鋼との比較。

2

引 用 規

3

種 類 及

び記号

種類として,Mn 鋼,

Mn-Cr

鋼,Cr 鋼,

Cr-Mo

鋼,Ni-Cr 鋼,

Ni-Cr-Mo

鋼を 51 種

類規定。

 1.4.5

ISO/TR 4949

による。種

類として Mn-Cr 鋼,

Cr

鋼,

Cr-Mo

鋼 , Mn-Mo 鋼 ,

Ni-Cr-Mo

鋼の 17 種類を

規定。

合金鋼以外に炭素鋼 20,
ボロン鋼 6,ステンレス鋼

18

種類を規定。

変更

JIS

ISO 規格それぞれの規定

による。

内容的に同等な鋼種は 17 種
類。JIS では炭素鋼,ボロン鋼
及びステンレス鋼は別規格で

扱っている。

種類の記号は,それぞれの国の市
場に定着したものを使用してよい

申合せ(ISO/TC17

35

G

 35

09
-1


20
10


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

4

製 造 方

鋼種はキルド鋼。鍛

錬成形比を規定。

 1.4.1

鋼種の指定。

追加

JIS

は,鍛錬成形比を規定。

規定内容そのものは,貿易障壁に

なるような厳しい値ではないが,
品質確保の歯止めとして JIS は規
定。ISO にも規定追加の提案中。

5

化 学 成

51

種類の鋼材につ

い て 化 学 成 分 を 規
定。

 2.2.2

3.2

4.2.2

21

種類の鋼材について化

学成分を規定。

変更

JIS 51

鋼種中 18 鋼種が ISO 

格と対応している。それ以外の
鋼種は,国内使用実績のない別

鋼種。

品 質 劣 化 に つ な が る P , S ( JIS

0.030 %

以下,ISO 0.035 %以下)は,

次回見直し時,ISO に改正提案す

る。

6.1

脱炭層深さ:フ

ェ ラ イ ト 脱 炭 層 深
さ,全脱炭層深さを
規定。

 1.4.8.2

フェライト脱炭層深さは

ゼロ,全脱炭層深さは,
熱処理条件別に規定。部
分脱炭は,当事者間で協

定 し て も よ い と し て い
る。

変更

現実を配慮し,JIS はある程度

のフェライト脱炭深さを許容。
ただし,全脱炭層深さは JIS 
方が厳しい。

JIS

は,取引の実態を基礎にしたも

のであり,ISO 規格の次回見直し
時に JIS 内容も取り入れるよう改
正提案する予定。

6.2

非金属介在物:

清浄度を規定。

 1.4.9.2

はだ焼用途,焼入焼戻し

用途鋼は,協定によって
非金属介在物試験実施。

追加

JIS

は,規定。内容的には主要

使用者ニーズに基づいた適正
な品質レベルを規定。

国内市場ニーズを反映。ISO 規格

には,見直し時 JIS 内容を取り入
れるよう提案。

6.3

焼入性:焼入性

保 証 鋼 に つ い て 一
端 焼 入 れ 性 試 験 の

硬さを規定。

 1.4.6

一端焼入れ硬さの上下限
値を規定。

変更

化学成分規定がほぼ同等のも
のは硬さ規定値も同等。

6

鋼質

6.4

オーステナイト

結晶粒度:焼入性保

証 鋼 に つ い て オ ー
ス テ ナ イ ト 結 晶 粒
度を規定。粒度 5∼6

以上。

 1.4.7

要求された場合に実施。
粒度 5 以上。

変更

JIS

は規定。ISO 規格は当事者

間の協定。

規定内容は,実質的には,ほぼ同
等。

36

G

 35

09
-1


20
10


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7

外観,形

状,寸法及
び そ の 許
容差

外観は,許容表面き

ず 深 さ を 規 定 。 寸
法,形状は,径の許
容 差 , 偏 径 差 を 規

定。

 1.4.8.1

1.4.11

外観,寸法とも当事者間

の協定による。

追加

ISO

規格は,明確に規定してい

ない。JIS は,国内市場ニーズ
を反映させた値を規定。

JIS

は,国内ニーズにあった規定値

を適用する。

8

試験

分析試験(溶鋼分析
及び製品分析),脱

炭層深さ,非金属介
在物,焼入性,オー
ス テ ナ イ ト 結 晶 粒

度,表面きず検出試
験について規定。

 1.5.4

2.2.2

2.2.3

3.2.2

3.2.4

4.2.2

4.2.3

化学成分,焼入性,機械
的性質,非金属介在物,

その他(冷間圧造性,脱
炭層深さ)

削除

ISO

規格では,熱処理なし,は

だ焼用途及び焼入焼戻し用途

別に分類し,かつ,機械的性質
を規定している。

9

検査参照

9

検査

化学成分,脱炭層深
さ,非金属介在物,
焼入性,オーステナ

イ ト 結 晶 粒 度 , 外
観,形状,寸法及び
その許容差

その他の検査(附属
書 JB)

 1.5.1

化学成分,焼入性,機械
的性質,オーステナイト
結晶粒度,非金属介在物,

外観,冷間圧造性,脱炭
層深さ

変更

JIS

では,化学成分,外観,寸

法及びその許容差並びに焼入
性の指定以外の場合の試験・検

査については,注文者の指定が
ある場合に実施する。ISO 規格
の検査項目は,注文時の受渡当

事者間の協定としている。ただ
し,機械的性質を除けば,JIS

ISO

規格とも,ほぼ同じであ

る。

JIS

は冷間圧造用合金鋼として適

した材料を提供することに主眼を
置いているため,焼入性保証鋼の

焼入性を除いて使用者が行う熱処
理後の材料の特性については特に
規定していない。その理由は使用

者側で実施される焼入焼戻し後の
機械的性質は,設備及び焼入れ処
理技術に大きく影響されるため,

その機械的性質の規定値を規定す
るのは,かえって,誤解を招くお
それがあるためである。

一方,ISO 規格は,熱処理後の材
料特性まできめ細かく規定してい
るが,上述のように使用者の設備

及び技術能力によって特性が異な
るため,ISO 規格の一律の値設定
には問題がある。したがって,JIS

は,従来どおり規定しない。

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G 3

5

0

9

-1


20
10


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

10

表示

種類の記号,溶鋼番

号,製造業者名,線
材の径

 1.5.1

協定による。

変更

JIS

は,具体的に規定している。

ISO

規格は,受渡当事者間の協

定による。

11

報告

基 本 的 な 報 告 様 式

を規定。

 1.5.1

[1.3.1 e)]

協定による。

追加

JIS

は,具体的に規定している。

ISO

規格は,受渡当事者間の協

定による。

附属書 JA

焼 入 性 を 保 証 し た
鋼 材 の 焼 入 性 バ ン

 Table 12

Table 21

変更

JIS

ISO 規格ともに鋼種ごと

の特性に応じた焼入性バンド
を規定している。

附属書 JB

特別品質規定

Table

21

変更

同上

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4954:1993,MOD 

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 
        −  MOD……………  国際規格を修正している。

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G

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