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G 3479:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  種類及び記号  

1

4  製造方法  

2

5  化学成分  

2

6  へん平性  

3

7  鋼質 

3

7.1  焼入性  

3

7.2  オーステナイト結晶粒度  

4

8  寸法及び寸法の許容差  

5

8.1  寸法  

5

8.2  寸法の許容差  

5

9  外観 

5

10  試験  

6

10.1  分析試験  

6

10.2  へん平試験  

6

10.3  鋼質試験  

7

11  検査及び再検査  

7

11.1  検査  

7

11.2  再検査  

7

12  表示  

7

13  報告  

8

附属書 A(参考)受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例  

33


G 3479:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本鉄鋼連盟(JISF)から,工

業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済

産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 G

3479

:2015

焼入性を保証した機械構造用鋼管

Steel tubes for machine structure with specified hardenability bands

序文 

JIS G 4052[焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H 鋼)

]による鋼材を用いた鋼管の需要が増えるに伴い,

鋼管だけを対象とした日本工業規格の制定が望まれるようになった。この規格は,このような市場の要求

に応えるため,JIS G 4052 に規定する化学成分を基に鋼管の規格として制定したものである。

なお,本体に規定する項目のほかに,受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例を附属

書 に示す。

適用範囲 

この規格は,主として機械部品に使用する焼入性を保証した機械構造用鋼管(以下,管という。)につい

て規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0321  鋼材の製品分析方法及びその許容変動値

JIS G 0404  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415  鋼及び鋼製品-検査文書

JIS G 0551  鋼-結晶粒度の顕微鏡試験方法

JIS G 0561  鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)

JIS Z 8401  数値の丸め方

種類及び記号 

管の種類は 24 種類とし,種類の記号及び製造方法を表す記号は,表 による。

注記  表 の種類の記号は,JIS G 4052 の種類の記号の末尾に TK を付与したものである。


2

G 3479:2015

表 1-種類の記号及び製造方法を表す記号 

分類

種類の記号

製造方法を表す記号

製管方法

仕上方法

表示

マンガン鋼 SMn420HTK

SMn433HTK

SMn438HTK

SMn443HTK

継目無し:S

電気抵抗溶接:E

熱間仕上げ:H 
冷間仕上げ:C

電気抵抗溶接まま:G

製 造 方 法 を 表 す 記 号
の表示は,箇条 12 b)
による。

マンガンクロム鋼 SMnC420HTK

SMnC443HTK

クロム鋼 SCr415HTK

SCr420HTK

SCr430HTK

SCr435HTK

SCr440HTK

クロム

モリブデン鋼

SCM415HTK

SCM418HTK

SCM420HTK

SCM425HTK

SCM435HTK

SCM440HTK

SCM445HTK

SCM822HTK

ニッケルクロム鋼 SNC415HTK

SNC631HTK

SNC815HTK

ニッケルクロム

モリブデン鋼

SNCM220HTK

SNCM420HTK

製造方法 

製造方法は,次による。

a)

管は,表 に示す製管方法及び仕上方法の組合せによって製造する。ただし,必要な場合には,管に

適切な熱処理を行ってもよい。

b)  注文者は,必要な場合には,熱処理を指定してもよい。

c)

管端形状は,特に指定のない場合はプレンエンドとする。

化学成分 

管は,10.1 によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表 による。注文者の要求によって管の製品分析

を行う場合は,10.1 によって試験を行い,製品分析値は,表 に対して JIS G 0321 の表 4(合金鋼鋼材の

製品分析の許容変動値)の許容変動値を適用した値とする。


3

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表 2-化学成分 

単位  %

種類の記号 C

Si  Mn

P

S

Ni

Cr  Mo  Cu

SMn420HTK 0.16~0.23 0.15~0.35 1.15~1.55 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下

0.35 以下

a) 

0.30 以下

SMn433HTK 0.29~0.36 0.15~0.35 1.15~1.55 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下

0.35 以下

a) 

0.30 以下

SMn438HTK 0.34~0.41 0.15~0.35 1.30~1.70 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下

0.35 以下

a) 

0.30 以下

SMn443HTK 0.39~0.46 0.15~0.35 1.30~1.70 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下

0.35 以下

a) 

0.30 以下

SMnC420HTK 0.16~0.23 0.15~0.35 1.15~1.55 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.35~0.70

a) 

0.30 以下

SMnC443HTK 0.39~0.46 0.15~0.35 1.30~1.70 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.35~0.70

a) 

0.30 以下

SCr415HTK 0.12~0.18 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25

a) 

0.30 以下

SCr420HTK 0.17~0.23 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25

a) 

0.30 以下

SCr430HTK 0.27~0.34 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25

a) 

0.30 以下

SCr435HTK 0.32~0.39 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25

a) 

0.30 以下

SCr440HTK 0.37~0.44 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25

a) 

0.30 以下

SCM415HTK 0.12~0.18 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.30 0.30 以下

SCM418HTK 0.15~0.21 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.30 0.30 以下

SCM420HTK 0.17~0.23 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.30 0.30 以下

SCM425HTK 0.23~0.28 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.30 0.30 以下

SCM435HTK 0.32~0.39 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.35 0.30 以下

SCM440HTK 0.37~0.44 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.35 0.30 以下

SCM445HTK 0.42~0.49 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.15~0.35 0.30 以下

SCM822HTK 0.19~0.25 0.15~0.35 0.55~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.25 以下 0.85~1.25 0.35~0.45 0.30 以下

SNC415HTK 0.11~0.18 0.15~0.35 0.30~0.70 0.030 以下 0.030 以下 1.95~2.50 0.20~0.55

a) 

0.30 以下

SNC631HTK 0.26~0.35 0.15~0.35 0.30~0.70 0.030 以下 0.030 以下 2.45~3.00 0.55~1.05

a) 

0.30 以下

SNC815HTK 0.11~0.18 0.15~0.35 0.30~0.70 0.030 以下 0.030 以下 2.95~3.50 0.55~1.05

a) 

0.30 以下

SNCM220HTK 0.17~0.23 0.15~0.35 0.60~0.95 0.030 以下 0.030 以下 0.35~0.75 0.35~0.65 0.15~0.30 0.30 以下

SNCM420HTK 0.17~0.23 0.15~0.35 0.40~0.70 0.030 以下 0.030 以下 1.55~2.00 0.35~0.65 0.15~0.30 0.30 以下

この表にない合金元素は,溶鋼を仕上げる目的以外に,意図的に添加してはならない。ただし,受渡当事者間の

協定によって B を添加してもよい。

なお,B を添加する場合は 0.005 0 %以下とし,添加した場合は種類の記号の末尾に B 添加を示す記号 B を付ける。

a)

  必要に応じて Mo を添加してもよい。ただし,Mo を添加する場合は,0.15 %未満とする。

へん平性 

電気抵抗溶接管は,10.2 によって試験を行い,平板間の距離が外径の 7/8 のとき,試験片の溶接部に割

れを生じてはならない。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,へん平性の規定を適用しなくてもよ

い。

鋼質 

7.1 

焼入性 

焼入性は,次による。

a)

注文者は,表 3~表 26 によって,硬さを測定する試験片焼入端からの距離,並びに指定する距離にお

ける下限(硬さが表示されている場合)及び上限の硬さを指定しなければならない。ただし,試験片

焼入端からの距離が表にない場合には,図から読み取った値を参考にして,受渡当事者間の協定によ

って下限及び上限の硬さを決める。

b)  管は,10.3.1 によって鋼片を用いて試験を行い,試験片焼入端からの指定された距離における焼入性


4

G 3479:2015

は,a)  によって指定された範囲内の硬さでなければならない。

例  図 に示す A-A' での硬さを指定する場合は,“J 7 mm=31/44”と指定する。

試験片焼入端からの距離(mm)

図 1-焼入性の指定方法 

7.2 

オーステナイト結晶粒度 

管は,10.3.2 によって試験を行い,そのオーステナイト結晶粒度は,表 27 による。

表 27-オーステナイト結晶粒度 

種類の記号

オーステナイト結晶粒度

SMn433HTK,SMn438HTK,SMn443HTK,SMnC443HTK

SCr430HTK,SCr435HTK,SCr440HTK,SCM435HTK,

SCM440HTK,SCM445HTK,SNC631HTK

熱処理平均粒度番号

a)

5.0 以上

SMn420HTK,SMnC420HTK,SCr415HTK,SCr420HTK

SCM415HTK,SCM418HTK,SCM420HTK,SCM425HTK

SCM822HTK,SNC415HTK,SNC815HTK,SNCM220HTK

SNCM420HTK

浸炭平均粒度番号

b)

6.0 以上

a)

  熱処理粒度試験方法によって求めた平均粒度番号

b)

  浸炭粒度試験方法によって求めた平均粒度番号


5

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寸法及び寸法の許容差 

8.1 

寸法 

寸法は,受渡当事者間の協定による。

8.2 

寸法の許容差 

寸法の許容差は,次による。

a)  管の外径及び厚さの許容差は,それぞれ表 28 及び表 29 による。ただし,熱間仕上継目無鋼管は,表

28 及び表 29 の区分の 1 号を適用し,その他の管の場合,いずれの区分を適用するかは受渡当事者間

の協定による。

b)  特に受渡当事者間の協定のない限り,管の長さの許容差は,

0

50

+

 mm とする。

表 28-外径の許容差

a)

表 29-厚さの許容差 

区分

外径

mm

外径の許容差

1 号

50 未満

±0.5 mm

50 以上

±1 %

b)

2 号

50 未満

±0.25 mm

50 以上

±0.5 %

c)

3 号

25 未満

±0.12 mm

25 以上 40 未満

±0.15 mm

40 以上 50 未満

±0.18 mm

50 以上 60 未満

±0.20 mm

60 以上 70 未満

±0.23 mm

70 以上 80 未満

±0.25 mm

80 以上 90 未満

±0.30 mm

90 以上 100 未満

±0.40 mm

100 以上

±0.50 %

c)

a)

  手入部などの局所的な部分については,厚さが表

29 の許容差内であることが確認できる場合には,
この表の外径の許容差を適用しない。

b)

  外径ごとの許容差は,JIS Z 8401 の規則 A によっ

て小数点以下 1 桁に丸めた値(mm)とする。

c)

  外径ごとの許容差は,JIS Z 8401 の規則 A によっ

て小数点以下 2 桁に丸めた値(mm)とする。

区分

厚さ

mm

厚さの許容差

1 号

4 未満

+0.6 mm 
-0.5 mm

4 以上

+15 %

a)

-12.5 %

a)

2 号

3 未満

±0.3 mm

3 以上

±10 %

a)

3 号

2 未満

±0.15 mm

2 以上

±8 %

b)

a)

  厚さごとの許容差は,JIS Z 8401 

規則 A によって小数点以下 1 桁に丸
めた値(mm)とする。

b)

  厚さごとの許容差は,JIS Z 8401 

規則 A によって小数点以下 2 桁に丸
めた値(mm)とする。

外観 

外観は,次による。

a)

管は,実用的に真っすぐで,かつ,その両端は管軸に対して実用的に直角でなければならない。

b)  管は,仕上げが良好で,使用上有害な欠点があってはならない。

c)

表面手入れを実施する場合は,グラインダ,機械加工などによってもよいが,手入れ後の製品厚さは,

厚さの許容差内でなければならない。

d)  手入れ跡は,管の形状に滑らかに沿わなければならない。

e)

管の表面仕上げについて要求のある場合は,受渡当事者間の協定による。


6

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10 

試験 

注記  受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例を,参考として附属書 に示す。

10.1 

分析試験 

10.1.1 

一般事項及び分析用試料の採り方 

分析試験の一般事項及び分析用試料の採り方は,JIS G 0404 の箇条 8(化学成分)による。注文者が製

品分析を要求した場合の分析用試料の採り方は,JIS G 0321 の箇条 4(分析用試料採取方法)による。

10.1.2 

分析方法 

溶鋼分析の方法は,JIS G 0320 による。製品分析の方法は,JIS G 0321 による。

10.2 

へん平試験 

10.2.1 

一般事項 

へん平試験の一般事項は,JIS G 0404 の箇条 7(一般要求)及び箇条 9(機械的性質)による。

10.2.2 

供試材の採り方 

へん平試験に供される供試材は,JIS G 0404 の 7.6(試験片採取条件及び試験片)の A 類の方法に従い,

その供試材の採り方は,表 30 による。

表 30-供試材の採り方 

外径

mm

供試材の採り方

65 以下

同一寸法

a)

及び同時熱処理

b) c)

の管 2 000 m ごと,及びその端数からそれぞ

れ一つの供試材を採取する。

65 を超え

100 以下

同一寸法

a)

及び同時熱処理

b) c)

の管 1 000 m ごと,及びその端数からそれぞ

れ一つの供試材を採取する。

100 を超え

200 以下

同一寸法

a)

及び同時熱処理

b) c)

の管 500 m ごと,及びその端数からそれぞれ

一つの供試材を採取する。

200 超え

同一寸法

a)

及び同時熱処理

b) c)

の管 250 m ごと,及びその端数からそれぞれ

一つの供試材を採取する。

a)

  同一寸法とは,外径及び厚さが同一のものをいう。

b)

  管に熱処理を行った場合に適用する。連続炉を用いる場合の同時熱処理とは,同一熱処理条

件での連続した熱処理をいい,連続炉を停止した場合は,停止後の熱処理は同時熱処理に含
まない。

c)

  試験の対象とする同一寸法の管が全て同一溶鋼である場合には,同時熱処理に代えて,同一

熱処理条件としてもよい。

10.2.3 

試験片 

試験片は,それぞれの供試材から長さ 50 mm 以上を 1 個採取する。ただし,厚さが外径の 15 %以上の

管では,環状試験片の円周の一部を取り除いた C 形試験片としてもよい。

10.2.4 

試験方法 

試験片を常温のまま 2 枚の平板間に挟み,平板間の距離(H)が外径の 7/8 以下になるまで圧縮し,へん

平にしたとき,試験片の溶接部に割れが生じたかどうかを調べる。溶接部は,図 のように,管の中心と

溶接部とを結ぶ線が圧縮方向に対し直角になるように置く。また,C 形試験片は,図 のように置く。


7

G 3479:2015

図 2-へん平試験 

(環状試験片の場合) 

図 3-へん平試験 

(C 形試験片の場合) 

10.3 

鋼質試験 

10.3.1 

焼入性試験 

焼入性試験は,次による。

a)

供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。

b)  試験方法は,JIS G 0561 による。

10.3.2 

オーステナイト結晶粒度試験 

オーステナイト結晶粒度試験は,次による。

a)

供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。

b)  試験方法は,JIS G 0551 による。ただし,熱処理粒度試験方法は,特に指定のない限り,焼入焼戻し

法(Gh)又は酸化法(Go)のいずれかとする。

11 

検査及び再検査 

11.1 

検査 

検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b)  化学成分は,箇条 に適合しなければならない。

c)

へん平性は,箇条 に適合しなければならない。

d)  焼入性及びオーステナイト結晶粒度は,箇条 に適合しなければならない。

e)

寸法は,箇条 に適合しなければならない。

f)

外観は,箇条 に適合しなければならない。

11.2 

再検査 

へん平試験で合格とならなかった管は,JIS G 0404 の 9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を決定

してもよい。

12 

表示 

検査に合格した管には,管ごとに次の項目を表示しなければならない。表示の順序は指定しない。ただ

し,ほう素添加を表す記号を表示する場合は,種類の記号の末尾に表示する。外径の小さい管及び注文者


8

G 3479:2015

の要求のある場合は,これを結束して一束ごとに適正な方法で表示してもよい。また,注文者の承認を得

た場合には,製品識別が可能な範囲でその一部を省略してもよい。

a)

種類の記号

b)  製造方法を表す記号。製造方法を表す記号は,次による。ただし,

“-”は空白でもよい。

1)  熱間仕上継目無鋼管          :-S-H

2)  冷間仕上継目無鋼管          :-S-C

3)  電気抵抗溶接まま鋼管        :-E-G

4)  熱間仕上電気抵抗溶接鋼管    :-E-H

5)  冷間仕上電気抵抗溶接鋼管    :-E-C

c)

寸法。寸法は,外径及び厚さを表示する。

d)  製造業者名又はその略号

e)

ほう素[ボロン(B)]添加を表す記号。ほう素[ボロン(B)]を添加した場合は,種類の記号の末尾

に記号 B を表示する。

13  報告 

製造業者は,特に指定のない限り,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404

の箇条 13(報告)による。検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合,JIS G 0415 の表 1(検査文

書の総括表)の記号 3.1(検査証明書 3.1)とする。

なお,受渡当事者間の協定によってほう素[ボロン(B)]を添加した場合及び必要に応じてモリブデン

(Mo)を添加した場合は,その含有率を検査文書に付記する。


9

G 3479:2015

表 3SMn420HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 46 42 36 30 27 25

24

21

925 925

下限  40 36 21 -

試験片焼入端からの距離(mm)


10

G 3479:2015

表 4SMn433HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  57 56 53 49 42 36 33

30

27

25

24

23

22

21

21

900 870

下限  50 46 34 26 23 20 -

試験片焼入端からの距離(mm)


11

G 3479:2015

表 5SMn438HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  59 59 57 54 51 46 41

39

35

33

31

30

29

28

27

870 845

下限  52 49 43 34 28 24 22

21

試験片焼入端からの距離(mm)


12

G 3479:2015

表 6SMn443HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  62 61 60 59 57 54 50

45

37

34

32

31

30

29

28

870 845

下限  55 53 49 39 33 29 27

26

23

22

20

試験片焼入端からの距離(mm)


13

G 3479:2015

表 7SMnC420HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 48 45 41 37 33 31

29

26

24

23

925 925

下限  40 39 33 27 23 20 -

試験片焼入端からの距離(mm)


14

G 3479:2015

表 8SMnC443HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  62 62 61 60 59 58 56

55

50

46

42

41

40

39

38

870 845

下限  55 54 53 51 48 44 39

35

29

26

25

24

23

22

21

試験片焼入端からの距離(mm)


15

G 3479:2015

表 9SCr415HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  46 45 41 35 31 28 27

26

23

20

925 925

下限  39 34 26 21 -

試験片焼入端からの距離(mm)


16

G 3479:2015

表 10SCr420HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 48 46 40 36 34 32

31

29

27

26

24

23

23

22

925 925

下限  40 37 32 28 25 22 21

試験片焼入端からの距離(mm)


17

G 3479:2015

表 11SCr430HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  56 55 53 51 48 45 42

39

35

33

31

30

28

26

25

900 870

下限  49 46 42 37 33 30 28

26

21

試験片焼入端からの距離(mm)


18

G 3479:2015

表 12SCr435HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  58 57 56 55 53 51 47

44

39

37

35

34

33

32

31

870 845

下限  51 49 46 42 37 32 29

27

23

21

試験片焼入端からの距離(mm)


19

G 3479:2015

表 13SCr440HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  60 60 59 58 57 55 54

52

46

41

39

37

37

36

35

870 845

下限  53 52 50 48 45 41 37

34

29

26

24

22

試験片焼入端からの距離(mm)


20

G 3479:2015

表 14SCM415HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  46 45 42 38 34 31 29

28

26

25

24

24

23

23

22

925 925

下限  39 36 29 24 21 20 -

試験片焼入端からの距離(mm)


21

G 3479:2015

表 15SCM418HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  47 47 45 41 38 35 33

32

30

28

27

27

26

26

25

925 925

下限  39 37 31 27 24 22 21

20

試験片焼入端からの距離(mm)


22

G 3479:2015

表 16SCM420HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 48 47 44 42 39 37

35

33

31

30

30

29

29

28

925 925

下限  40 39 35 31 28 25 24

23

20

20

試験片焼入端からの距離(mm)


23

G 3479:2015

表 17SCM425HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  52 52 51 50 48 46 43

41

37

35

33

32

31

31

31

900 870

下限  44 43 40 37 34 32 29

27

23

21

20

試験片焼入端からの距離(mm)


24

G 3479:2015

表 18SCM435HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  58 58 57 56 55 54 53

51

48

45

43

41

39

38

37

870 845

下限  51 50 49 47 45 42 39

37

32

30

28

27

27

26

26

試験片焼入端からの距離(mm)


25

G 3479:2015

表 19SCM440HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  60 60 60 59 58 58 57

56

55

53

51

49

47

46

44

870 845

下限  53 53 52 51 50 48 46

43

38

35

33

33

32

31

30

試験片焼入端からの距離(mm)


26

G 3479:2015

表 20SCM445HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  63 63 62 62 61 61 61

60

59

58

57

56

55

55

54

870 845

下限  56 55 55 54 53 52 52

51

47

43

39

37

35

35

34

試験片焼入端からの距離(mm)


27

G 3479:2015

表 21SCM822HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  50 50 50 49 48 46 43

41

39

38

37

36

36

36

36

925 925

下限  43 42 41 39 36 32 29

27

24

24

23

22

22

21

21

試験片焼入端からの距離(mm)


28

G 3479:2015

表 22SNC415HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  45 44 39 35 31 28 26

24

21

925 925

下限  37 32 24 -

試験片焼入端からの距離(mm)


29

G 3479:2015

表 23SNC631HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  57 57 56 56 55 55 55

54

53

51

49

47

45

44

43

900 870

下限  49 48 47 46 45 43 41

39

35

31

29

28

27

26

26

試験片焼入端からの距離(mm)


30

G 3479:2015

表 24SNC815HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  46 46 46 46 45 44 43

41

38

35

34

34

33

33

32

925 845

下限  38 37 36 34 31 29 27

26

24

22

22

22

21

21

21

試験片焼入端からの距離(mm)


31

G 3479:2015

表 25SNCM220HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 47 44 40 35 32 30

29

26

24

23

23

23

22

22

925 925

下限  41 37 30 25 22 20 -

試験片焼入端からの距離(mm)


32

G 3479:2015

表 26SNCM420HTK の焼入性 

硬さ

HRC

試験片焼入端からの距離

mm

熱処理温度

1.5 3 5 7 9 11

13

15

20

25

30

35

40

45

50

焼ならし

焼入れ

上限  48 47 46 42 39 36 34

32

29

26

25

24

24

24

24

925 925

下限  41 38 34 30 27 25 23

22

試験片焼入端からの距離(mm)


33

G 3479:2015

附属書 A

(参考)

受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例

受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例を,参考として表 A.1 に示す。受渡当事者間

の協定によって試験を適用する場合には,事前に試験頻度,試験片の採り方,試験方法,合否判定基準な

どについて協定されている。

表 A.1-受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例 

試験名

試験方法

引張試験

JIS Z 2241(金属材料引張試験方法)

シャルピー衝撃試験

JIS Z 2242(金属材料のシャルピー衝撃試験方法)

ブリネル硬さ試験

JIS Z 2243(ブリネル硬さ試験-試験方法)

ビッカース硬さ試験

JIS Z 2244(ビッカース硬さ試験-試験方法)

ロックウェル硬さ試験

JIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験-試験方法)

非金属介在物試験

JIS G 0555(鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法)

脱炭層深さ試験

JIS G 0558(鋼の脱炭層深さ測定方法)

超音波探傷試験

JIS G 0582(鋼管の自動超音波探傷検査方法)

渦電流探傷試験

JIS G 0583(鋼管の自動渦電流探傷検査方法)