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G 3466

:2015

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  種類及び記号  

1

4

  製造方法  

1

5

  化学成分  

2

6

  機械的性質  

2

6.1

  引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸び  

2

6.2

  曲げ性  

3

7

  寸法,質量及び寸法許容差  

3

7.1

  寸法及び単位質量  

3

7.2

  寸法許容差  

7

8

  外観 

8

9

  試験 

9

9.1

  分析試験  

9

9.2

  機械試験  

9

10

  検査及び再検査  

9

10.1

  検査  

9

10.2

  再検査  

10

11

  表示  

10

12

  報告  

10

附属書 A(参考)めっき鋼板及びめっき鋼帯を用いる場合のめっきの種類及びめっきの付着量  

11


G 3466

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3466:2010 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 28 年 10 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS G 3466:2010 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 G

3466

:2015

一般構造用角形鋼管

Carbon steel square and rectangular tubes for general structure

適用範囲 

この規格は,土木,建築などの構造物に用いる角形鋼管(以下,角形鋼管という。

)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0321

  鋼材の製品分析方法及びその許容変動値

JIS G 0404

  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415

  鋼及び鋼製品−検査文書

JIS G 3302

  溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3313

  電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3314

  溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3317

  溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3321

  溶融 55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

種類及び記号 

角形鋼管の種類は 2 種類とし,その種類の記号は,

表 による。

表 1−種類の記号 

種類の記号

STKR400

STKR490

製造方法 

製造方法は,次による。

a)

角形鋼管は,溶接鋼管(電気抵抗溶接,鍛接又は自動アーク溶接による。

)又は継目無鋼管を角形に成

形して製造するか,又は鋼帯を角形断面若しくは一対の溝形断面に成形し,連続的に電気抵抗溶接又

は自動アーク溶接によって製造する。

b)

角形鋼管は,製造のままとし,通常,熱処理を行わない。


2

G 3466

:2015

   

c)

角形鋼管は,注文者の要求のある場合には,めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いて製造してもよい。

なお,めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いて角形鋼管を製造する場合には,

附属書 に示すめっきの

種類及びめっき付着量を適用することが望ましい。

d)

管端形状は,特に指定のない場合はプレンエンドとする。ただし,注文者がベベルエンドを指定する

場合にはその形状は受渡当事者間の協定によって,特に形状の指定のないときには,

図 による。

図 1−ベベルエンドの形状 

化学成分 

角形鋼管は,9.1 によって試験を行い,その溶鋼分析値は,

表 による。また,注文者の要求によって角

形鋼管の製品分析を行う場合は,9.1 によって試験を行い,製品分析値は

表 に対して,JIS G 0321 の表 2

[炭素鋼鋼材の製品分析の許容変動値(1)

]による製品分析の許容変動値を適用した値とする。

表 2−化学成分 

単位  %

種類の記号

C Si Mn P  S

STKR400 0.25

以下

− 0.040 以下

0.040

以下

STKR490 0.18

以下 0.55 以下 1.50 以下 0.040 以下

0.040

以下

必要に応じて,この表以外の合金元素を添加してもよい。

機械的性質 

6.1 

引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸び 

角形鋼管は,9.2.3 によって引張試験を行い,その引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸びは,

表 による。

ただし,厚さ 8 mm 未満の角形鋼管の伸びは,管の厚さが 8 mm から 1 mm 減じるごとに

表 の伸びの値か

ら 1.5 を減じたものを,JIS Z 8401 の規則 A によって整数値に丸めたものとし,

表 による。


3

G 3466

:2015

表 3−機械的性質 

種類の記号

引張強さ

N/mm

2

降伏点又は耐力

N/mm

2

伸び

%

引張試験片

試験方向

5

号試験片

管軸方向

STKR400 400

以上 245 以上 23 以上

STKR490 490

以上 325 以上 23 以上

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

表 4−厚さ 8 mm 未満の角形鋼管の 号試験片(管軸方向)の伸び 

単位  %

種類の記号

厚さ

1 mm

以下

1 mm

を超え

2 mm

以下

2 mm

を超え

3 mm

以下

3 mm

を超え

4 mm

以下

4 mm

を超え

5 mm

以下

5 mm

を超え

6 mm

以下

6 mm

を超え

7 mm

以下

7 mm

を超え

8 mm

未満

STKR400

STKR490

12

以上 14 以上

16

以上

17

以上

18

以上

20

以上

22

以上 23 以上

6.2 

曲げ性 

溶接によって製造した角形鋼管は,注文者の要求がある場合,溶接部曲げ試験を行う。この場合の要求

特性,試験方法及び試料の採り方は,受渡当事者間の協定による。

寸法,質量及び寸法許容差 

7.1 

寸法及び単位質量 

角形鋼管の寸法及び単位質量は,断面形状が正方形の場合には

表 5,長方形の場合には表 による。た

だし,角部の曲げ半径は,通常,曲げの外側で,厚さの 2 倍とする。

角形鋼管の標準長さは,6 m,8 m,10 m 及び 12 m とする。

受渡当事者間の協定によって

表 又は表 にない寸法としてもよい。この場合,単位質量は,1 cm

3

の鋼

を 7.85 g とし,次の式によって計算し,JIS Z 8401 の規則 A によって有効数字 3 桁に丸める。

W

=0.015 7t (AB−3.287t)

ここに,

W

角形鋼管の単位質量(kg/m)

t

角形鋼管の厚さ(mm)

A

B

角形鋼管の辺の長さ(mm)

0.015 7

W

を求めるための単位の変換係数

注記  表 及び表 の単位質量は,上記の式によって求めたものである。

なお,参考として断面積,断面二次モーメント,断面係数及び断面二次半径を

表 及び表 に示す。


4

G 3466

:2015

   

表 5−角形鋼管の寸法及び単位質量(正方形) 

辺の長さ

A

×B

厚さ

単位

質量

参考

断面積

断面二次

モーメント

I

X

I

Y

断面係数

Z

X

Z

Y

断面二

次半径

i

X

i

Y

mm mm

kg/m cm

2

 cm

4

 cm

3

 cm

40

×40 1.6 1.88 2.392  5.79  2.90  1.56

40

×40 2.3 2.62 3.332  7.73  3.86  1.52

50

×50 1.6 2.38 3.032 11.7

4.68  1.96

50

×50 2.3 3.34 4.252 15.9

6.34  1.93

50

×50 3.2 4.50 5.727 20.4

8.16  1.89

60

×60 1.6 2.88 3.672 20.7

6.89  2.37

60

×60 2.3 4.06 5.172 28.3

9.44  2.34

60

×60 3.2 5.50 7.007 36.9  12.3  2.30

75

×75 1.6 3.64 4.632 41.3  11.0  2.99

75

×75 2.3 5.14 6.552 57.1  15.2  2.95

75

×75 3.2 7.01 8.927 75.5  20.1  2.91

75

×75 4.5 9.55 12.17  98.6  26.3  2.85

80

×80 2.3 5.50 7.012 69.9  17.5  3.16

80

×80 3.2 7.51 9.567 92.7  23.2  3.11

80

×80 4.5

10.3 13.07 122

30.4  3.05

90

×90 2.3 6.23 7.932

101

22.4  3.56

90

×90 3.2 8.51 10.85 135

29.9  3.52

100

×100 2.3  6.95  8.852 140

27.9

3.97

100

×100 3.2  9.52 12.13  187

37.5

3.93

100

×100 4.0 11.7  14.95  226

45.3

3.89

100

×100 4.5 13.1  16.67  249

49.9

3.87

100

×100 6.0 17.0  21.63  311

62.3

3.79

100

×100 9.0 24.1  30.67  408

81.6

3.65

100

×100 12.0  30.2

38.53  471

94.3

3.50

125

×125 3.2 12.0  15.33  376

60.1

4.95

125

×125 4.5 16.6  21.17  506

80.9

4.89

125

×125 5.0 18.3  23.36  553

88.4

4.86

125

×125 6.0 21.7  27.63  641

103

4.82

125

×125 9.0 31.1  39.67  865

138

4.67

125

×125 12.0  39.7

50.53  103

×10 165

4.52

150

×150 4.5 20.1  25.67  896

120

5.91

150

×150 5.0 22.3  28.36  982

131

5.89

150

×150 6.0 26.4  33.63  115×10 153

5.84

150

×150 9.0 38.2  48.67  158×10 210

5.69

175

×175 4.5 23.7  30.17  145×10 166

6.93

175

×175 5.0 26.2  33.36  159×10 182

6.91

175

×175 6.0 31.1  39.63  186×10 213

6.86

200

×200 4.5 27.2  34.67  219×10 219

7.95

200

×200 6.0 35.8  45.63  283×10 283

7.88

200

×200 8.0 46.9  59.79  362×10 362

7.78

200

×200 9.0 52.3  66.67  399×10 399

7.73

200

×200 12.0  67.9

86.53  498

×10 498

7.59

250

×250 5.0 38.0  48.36  481×10 384

9.97


5

G 3466

:2015

表 5−角形鋼管の寸法及び単位質量(正方形)(続き) 

辺の長さ

A

×B

厚さ

単位

質量

参考

断面積

断面二次

モーメント

I

X

I

Y

断面係数

Z

X

Z

Y

断面二

次半径

i

X

i

Y

mm mm

kg/m cm

2

 cm

4

 cm

3

 cm

250

×250 6.0 45.2  57.63  567×10 454

9.92

250

×250 8.0 59.5  75.79  732×10 585

9.82

250

×250 9.0 66.5  84.67  809×10 647

9.78

250

×250 12.0  86.8  110.5

103

×10

2

 820

9.63

300

×300 4.5 41.3  52.67  763×10 508

12.0

300

×300 6.0 54.7  69.63  996×10 664

12.0

300

×300 9.0 80.6 102.7  143×10

2

 956

11.8

300

×300 12.0 106

134.5

183

×10

2

 122

×10 11.7

350

×350 9.0 94.7 120.7  232×10

2

 132

×10 13.9

350

×350 12.0 124

158.5

298

×10

2

 170

×10 13.7

この表の記号は,次による。


6

G 3466

:2015

   

表 6−角形鋼管の寸法及び単位質量(長方形) 

辺の長さ

A

×B

厚さ

単位

質量

参考

断面積

断面二次モーメント

断面係数

断面二次半径

I

X

 

I

Y

 

Z

X

 

Z

Y

 

i

X

 

i

Y

 

mm mm

kg/m

cm

2

 cm

4

 

cm

4

 

cm

3

 

cm

3

 

cm 

cm 

50

×20 1.6

1.63

2.072

6.08 1.42 2.43  1.42

1.71

0.829

50

×20 2.3

2.25

2.872

8.00 1.83 3.20  1.83

1.67

0.798

50

×30 1.6

1.88

2.392

7.96 3.60 3.18  2.40

1.82

1.23

50

×30 2.3

2.62

3.332

10.6  4.76 4.25  3.17

1.79

1.20

60

×30 1.6

2.13

2.712

12.5  4.25 4.16  2.83

2.15

1.25

60

×30 2.3

2.98

3.792

16.8  5.65 5.61  3.76

2.11

1.22

60

×30 3.2

3.99

5.087

21.4  7.08 7.15  4.72

2.05

1.18

75

×20 1.6

2.25

2.872

17.6  2.10 4.69  2.10

2.47

0.855

75

×20 2.3

3.16

4.022

23.7  2.73 6.31  2.73

2.43

0.824

75

×45 1.6

2.88

3.672

28.4 12.9 7.56  5.75

2.78

1.88

75

×45 2.3

4.06

5.172

38.9 17.6 10.4

7.82

2.74

1.84

75

×45 3.2

5.50

7.007

50.8 22.8 13.5  10.1 2.69

1.80

80

×40 1.6

2.88

3.672

30.7 10.5 7.68  5.26

2.89

1.69

80

×40 2.3

4.06

5.172

42.1 14.3 10.5

7.14

2.85

1.66

80

×40 3.2

5.50

7.007

54.9 18.4 13.7

9.21

2.80

1.62

90

×45 2.3

4.60

5.862

61.0 20.8 13.6

9.22

3.23

1.88

90

×45 3.2

6.25

7.967

80.2 27.0 17.8  12.0 3.17

1.84

100

×20 1.6

2.88

3.672

38.1  2.78 7.61  2.78

3.22

0.870

100

×20 2.3

4.06

5.172

51.9  3.64 10.4

3.64 3.17 0.839

100

×40 1.6

3.38

4.312

53.5 12.9 10.7

6.44

3.52

1.73

100

×40 2.3

4.78

6.092

73.9 17.5 14.8

8.77

3.48

1.70

100

×40 4.2

8.32

10.60

120  27.6 24.0  13.8 3.36

1.61

100

×50 1.6

3.64

4.632

61.3 21.1 12.3

8.43

3.64

2.13

100

×50 2.3

5.14

6.552

84.8 29.0 17.0  11.6

3.60

2.10

100

×50 3.2

7.01

8.927

112  38.0 22.5  15.2 3.55

2.06

100

×50 4.5

9.55

12.17

147  48.9 29.3  19.5 3.47

2.00

125

×40 1.6

4.01

5.112

94.4 15.8 15.1

7.91

4.30

1.76

125

×40 2.3

5.69

7.242

131  21.6 20.9  10.8 4.25

1.73

125

×75 2.3

6.95

8.852

192  87.5 30.6  23.3 4.65

3.14

125

×75 3.2

9.52

12.13

257  117  41.1  31.1

4.60

3.10

125

×75 4.0

11.7

14.95

311 141  49.7  37.5

4.56

3.07

125

×75 4.5

13.1

16.67

342 155  54.8  41.2

4.53

3.04

125

×75 6.0

17.0

21.63

428 192  68.5  51.1

4.45

2.98

150

×75 3.2

10.8

13.73

402 137  53.6  36.6

5.41

3.16

150

×80 4.5

15.2

19.37

563  211  75.0  52.9

5.39

3.30

150

×80 5.0

16.8

21.36

614 230  81.9  57.5

5.36

3.28

150

×80 6.0

19.8

25.23

710 264  94.7  66.1

5.31

3.24

150

×100 3.2

12.0 15.33

488  262  65.1  52.5 5.64

4.14

150

×100 4.5

16.6 21.17

658  352  87.7  70.4 5.58

4.08

150

×100 6.0

21.7 27.63

835  444  111

88.8 5.50

4.01

150

×100 9.0

31.1 39.67

113

×10

595 151  119  5.33

3.87

200

×100 4.5

20.1 25.67

133

×10

455 133

90.9 7.20

4.21

200

×100 6.0

26.4 33.63

170

×10

577 170  115  7.12

4.14


7

G 3466

:2015

表 6−角形鋼管の寸法及び単位質量(長方形)(続き) 

辺の長さ

A

×B

厚さ

単位

質量

参考

断面積

断面二次モーメント

断面係数

断面二次半径

I

X

 

I

Y

 

Z

X

 

Z

Y

 

i

X

 

i

Y

 

mm mm

kg/m

cm

2

 cm

4

 

cm

4

 

cm

3

 

cm

3

 

cm 

cm 

200

×100 9.0

38.2 48.67

235

×10

782 235  156  6.94

4.01

200

×150 4.5

23.7 30.17

176

×10

113

×10

176 151 7.64

6.13

200

×150 6.0

31.1 39.63

227

×10

146

×10

227 194 7.56

6.06

200

×150 9.0

45.3 57.67

317

×10

202

×10

317 270 7.41

5.93

250

×150 6.0

35.8 45.63

389

×10

177

×10

311 236 9.23

6.23

250

×150 9.0

52.3 66.67

548

×10

247

×10

438 330 9.06

6.09

250

×150 12.0 67.9  86.53 685×10

307

×10

548 409 8.90

5.95

300

×200 6.0

45.2 57.63

737

×10

396

×10

491 396

11.3

8.29

300

×200 9.0

66.5 84.67

105

×10

2

563

×10

702 563

11.2

8.16

300

×200 12.0 86.8 110.5  134×10

2

711

×10

890 711

11.0

8.02

350

×150 6.0

45.2 57.63

891

×10

239

×10

509 319

12.4

6.44

350

×150 9.0

66.5 84.67

127

×10

2

337

×10

726 449

12.3

6.31

350

×150 12.0 86.8 110.5  161×10

2

421

×10

921 562

12.1

6.17

400

×200 6.0

54.7 69.63

148

×10

2

509

×10

739 509

14.6

8.55

400

×200 9.0

80.6

102.7 213

×10

2

727

×10

107

×10 727

14.4  8.42

400

×200 12.0

106  134.5  273

×10

2

923

×10

136

×10 923

14.2  8.23

この表の記号は,次による。

7.2 

寸法許容差 

角形鋼管の辺の長さ,厚さ,各辺の平板部分の凹凸,角部の寸法,隣り合った平板部分のなす角度,長

さ及び曲がりの許容差は,

表 による。断面形状の寸法及び角度(長さ及び曲がりを除く。)を測定する

位置は,角形鋼管の両端部を除く任意の点とする。厚さの許容差は,平板部分に対して適用し,曲がりの

許容差は,全長の曲がりに対して適用する。また,角部の寸法の許容差については,受渡当事者間の協定

によってもよい。

めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いて角形鋼管を製造する場合の辺の長さ及び厚さの許容差は,めっき層

を含めた実測の辺の長さ及び厚さに適用し,

表 による。ただし,寸法許容差の下限値は,相当めっき厚

さ若しくは実測めっき厚さを減じた辺の長さ又は厚さに対して,

表 の許容差を適用する。


8

G 3466

:2015

   

なお,相当めっき厚さは,溶融亜鉛めっきの場合は JIS G 3302,電気亜鉛めっきの場合は JIS G 3313

溶融アルミニウムめっきの場合は JIS G 3314,溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっきの場合は JIS G 3317

及び溶融 55 %アルミニウム−亜鉛合金めっきの場合は JIS G 3321 を適用する。

表 7−寸法の許容差 

項目及び寸法の区分

寸法許容差

辺の長さ

a)

100 mm

以下

±1.5 mm

100 mm

を超えるもの

±1.5 %

厚さ:t

溶接によって製造

した角形鋼管

3 mm

未満

±0.3 mm

3 mm

以上

±10 %

継目無角形鋼管

4 mm

未満

±0.6 mm

4 mm

以上

±15 %

各辺の平板部
分の凹凸

辺の長さ 100 mm 以下 0.5

mm

以下

辺の長さ 100 mm を超えるもの

辺の長さの 0.5 %以下

角部の寸法:S 3

t

以下

隣り合った平板部分のなす角度 90°±1.5°

長さ

+規定しない

  0

曲がり

全長の 0.3 %以下

注記  平板部分及び角部の位置を次の図に示す。平板部分は,斜線部分をいう。

  t

: 平板部分の厚さ

  S

: 角部の寸法

a)

手入れ部などの局部的な部分については,この表の辺の長さの許容差を適用

しない。

外観 

外観は,次による。

a)

角形鋼管は,使用上有害な欠点があってはならない。

b)

角形鋼管の表面仕上げ及びめっきについて,特に要求がある場合には,受渡当事者間の協定による。

c)

表面手入れを実施する場合は,グラインダ,機械加工などによってもよいが,手入れ後の厚さは,厚

さの許容差内でなければならない。

d)

手入れ跡は,角形鋼管の形状に滑らかに沿わなければならない。


9

G 3466

:2015

試験 

9.1 

分析試験 

9.1.1 

一般事項及び分析用試料の採り方 

分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404 の箇条 8(化学成分)による。注文者

が製品分析を要求した場合の製品分析用試料の採り方は,JIS G 0321 の箇条 4(分析用試料採取方法)に

よる。

9.1.2 

分析方法 

溶鋼分析の方法は,JIS G 0320 による。製品分析の方法は,JIS G 0321 による。

9.2 

機械試験 

9.2.1 

一般事項 

機械試験の一般事項は,JIS G 0404 の箇条 7(一般要求)及び箇条 9(機械的性質)による。ただし,JIS 

G 0404

の 7.6(試験片採取条件及び試験片)のうち,機械試験に供される供試材の採り方は,A 類とする。

なお,めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いて角形鋼管を製造する場合の機械試験は,めっきを付けた状態

で試験を行う。

9.2.2 

供試材の採り方及び試験片の数 

供試材の採り方及び試験片の数は,

表 による。溶接によって製造した角形鋼管から引張試験片を採取

する場合は,溶接部を含まない部分から採取する。

表 8−供試材の採り方及び試験片の数 

長辺の長さ

供試材の採り方及び試験片の数

100 mm

以下

同一寸法

a)

の角形鋼管 5 000  m ごと及びその端数からそれぞれ

一つの供試材を採取し,これから引張試験片 1 個を採取する。

100 mm

を超え

200 mm

以下

同一寸法

a)

の角形鋼管 2 500  m ごと及びその端数からそれぞれ

一つの供試材を採取し,これから引張試験片 1 個を採取する。

200 mm

を超え

同一寸法

a)

の角形鋼管 1 250  m ごと及びその端数からそれぞれ

一つの供試材を採取し,これから引張試験片 1 個を採取する。

a)

同一寸法とは,各辺の長さ及び厚さが同一のものをいう。

9.2.3 

引張試験 

引張試験は,次による。

a) 

試験片及び試験片採取方向  試験片は,JIS Z 2241 の 5 号試験片とし,角形鋼管の平板部分から管軸

方向に採取する。

なお,めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いて角形鋼管を製造する場合の降伏点又は耐力,及び引張強

さの算出に用いる厚さは,次のいずれかによる。

−  めっき層除去後の実測厚さ

−  めっき層を含めた実測厚さから,相当めっき厚さを減じたもの

−  めっき層を含めた実測厚さから,実測しためっき付着量の換算めっき厚さを減じたもの

b) 

試験方法  試験方法は,JIS Z 2241 による。

10 

検査及び再検査 

10.1 

検査 


10

G 3466

:2015

   

検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b)

化学成分は,箇条 に適合しなければならない。

c)

機械的性質は,箇条 に適合しなければならない。

d)

寸法は,箇条 に適合しなければならない。

e)

外観は,箇条 に適合しなければならない。

10.2 

再検査 

機械試験で合格とならなかった角形鋼管は,JIS G 0404 の 9.8(再試験)の再試験を行って合否を決定し

てもよい。

11 

表示 

検査に合格した角形鋼管は,角形鋼管ごとに,次の事項を表示しなければならない。ただし,辺の長さ

が小さい角形鋼管及び注文者の要求がある場合には,これを結束して一束ごとに適切な方法で表示しても

よい。表示の順序は,指定しない。また,注文者の承認を得た場合は,製品識別が可能な範囲で項目の一

部を省略してもよい。

a)

種類の記号

b)

寸法。寸法は,特に指定がない場合,辺の長さ及び厚さを表示する。

c)

製造業者名又はその略号

d)

めっきの種類を表す記号(めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いた場合)

。記号の略号は,受渡当事者間の

協定による。

例  STKR400−(めっきの種類の略号:PZ)

12 

報告 

あらかじめ注文者の要求があった場合には,製造業者は,試験成績表を提出しなければならない。この

場合,報告は,JIS G 0404 の箇条 13(報告)による。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書の

種類は,JIS G 0415 

表 1(検査文書の総括表)の 3.1(検査証明書 3.1)とする。


11

G 3466

:2015

附属書 A

(参考)

めっき鋼板及びめっき鋼帯を用いる場合の

めっきの種類及びめっきの付着量

A.1 

めっきの種類及びめっき付着量 

めっきの種類及びめっき付着量は,次による。

a)

溶融亜鉛めっき,電気亜鉛めっき,溶融アルミニウムめっき,溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっ

き,及び溶融 55 %アルミニウム−亜鉛合金めっきの 5 種類とする。等厚めっきを用いる場合のめっき

の付着量は,JIS G 3302JIS G 3313JIS G 3314JIS G 3317 及び JIS G 3321 による。

b)

溶融亜鉛めっき及び溶融 55 %アルミニウム−亜鉛合金めっきによるめっきの場合には,めっき鋼板及

び鋼帯の表裏面で異なる付着量(差厚めっき)としてもよい。この場合,次の条件を満たすことが望

ましい。

1)

角形鋼管の外面のめっきの最小の付着量は,

溶融亜鉛めっきの場合,

3

点平均最小付着量

1)

は 30 g/m

2

以上,及び 1 点最小付着量

1)

は 26 g/m

2

以上とする。また,溶融 55 %アルミニウム−亜鉛合金めっ

きの場合,3 点平均最小付着量は 35 g/m

2

以上,及び 1 点最小付着量は 30 g/m

2

以上とする。

1)

  JIS G 3302

の 5.2.2(めっきの付着量)を参照。

2)

角形鋼管の内面のめっきの最小の付着量は,溶融亜鉛めっき及び溶融 55 %アルミニウム−亜鉛合金

めっきのいずれの場合においても,

3

点平均最小付着量は 30 g/m

2

以上,

及び 1 点最小付着量は 26 g/m

2

以上とする。

c)

受渡当事者間の協定によって,めっきの種類は,a)  以外の溶融めっき又は電気めっきとしてもよい。

この場合,次の条件を満たすことが望ましい。

1)

溶融めっきの付着量は,めっきの両面合計の最小付着量を 3 点平均最小付着量は 60 g/m

2

以上及び 1

点最小付着量は 51 g/m

2

以上とする。

2)

電気めっきの付着量は,めっきの片面の最小付着量を,等厚めっきは 8.5 g/m

2

以上,差厚めっきは

8 g/m

2

以上とする。