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G 3311

:2010

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類及び記号

1

4

  製造方法

2

5

  化学成分

2

5.1

  溶鋼分析値

2

5.2

  製品分析値

2

6

  硬さ

6

7

  鋼質

6

7.1

  顕微鏡組織

6

7.2

  脱炭

6

8

  外観

6

9

  寸法及び寸法の許容差

7

9.1

  寸法の表し方

7

9.2

  厚さの許容差

7

9.3

  幅の許容差

7

9.4

  長さの許容差

7

10

  横曲がり

8

11

  試験

8

11.1

  分析試験

8

11.2

  硬さ試験

9

11.3

  顕微鏡組織試験

9

11.4

  脱炭層深さの測定

9

12

  検査及び再検査

9

12.1

  検査

9

12.2

  再検査

9

13

  表示

9

14

  報告

10

附属書 A(参考)冷間圧延のままの帯鋼及び切板の硬さの範囲

11


G 3311

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本鉄鋼

連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3311:2004 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 22 年 11 月 21 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS G 3311:2004 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 G

3311

:2010

みがき特殊帯鋼

Cold rolled special steel strip

1

適用範囲

この規格は,みがき特殊帯鋼(以下,帯鋼という。

)及び帯鋼からせん断した鋼板(以下,切板という。

について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0321

  鋼材の製品分析方法及びその許容変動値

JIS G 0404

  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415

  鋼及び鋼製品−検査文書

JIS G 0558

  鋼の脱炭層深さ測定方法

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験−試験方法

3

種類及び記号

帯鋼及び切板の種類は,38 種類とし,種類の記号は,

表 による。


2

G 3311

:2010

表 1−種類の記号

区分

種類の記号

区分

種類の記号

区分

種類の記号

S 30 CM

合金工具鋼 SK 2

M

S 35 CM

SKS 5 M

S 45 CM

SKS 51 M

S 50 CM

SKS 7 M

S 55 CM

SKS 81 M

S 60 CM

SKS 95 M

S 65 CM

クロム鋼 SCr

4

M

S 70 CM

SCr 435 M

炭素鋼

S 75 CM

SCr 440 M

SK 120 M

(SK 2 M)

SNC 415 M

SNC 631 M

ニッケルクロム鋼

SNC 836 M

SK 105 M

(SK 3 M)

SNCM 220 M

ニッケルクロム 
モリブデン鋼

SNCM 415 M

SK 95 M

(SK 4 M)

SCM 415 M

SK 85 M

(SK 5 M)

SCM 430 M

SCM 435 M

クロムモリブデン

SCM 440 M

SK 75 M

(SK 6 M)

炭素工具鋼

SK 65 M

(SK 7 M)

ばね鋼

SUP 6 M

SUP 9 M

SUP 10 M

マンガン鋼 SMn

438

M

SMn 443 M

注記  括弧内の記号は,旧 JIS の種類の記号を示す。旧 JIS の種類の記号は,次回の改正で削除する。

4

製造方法

帯鋼の製造方法は,熱間圧延後に冷間圧延を行い,冷間圧延のままとするか,又は冷間圧延後に焼なま

しを行う。

5

化学成分

5.1

溶鋼分析値

帯鋼及び切板は,11.1 によって試験を行い,その溶鋼分析値は,

表 による。

なお,

表 に規定のない元素は,受渡当事者間の協定がない限り,溶鋼を仕上げる目的

1)

以外に意図的

に添加してはならない。

1)

溶鋼を仕上げる目的とは脱酸,鋳造の安定化などをいう。

5.2

製品分析値

注文者が製品分析を要求する場合,11.1 によって試験を行い,

表 に対する許容変動値は,JIS G 0321

表 又は表 4(製品分析の許容変動値)による。ただし,JIS G 0321 の表 は,炭素鋼及び炭素工具鋼

に適用し,JIS G 0321 

表 は,合金工具鋼,クロム鋼,ニッケルクロム鋼,ニッケルクロムモリブデン

鋼,クロムモリブデン鋼,ばね鋼及びマンガン鋼に適用する。


3

G 3311

:2010

表 2−化学成分

単位  %

区分

種類の記号 C  Si  Mn  P  S  Cu  Ni  Cr Ni+Cr

Mo W  V

用途例(参考)

炭素鋼

S 30 CM

0.27

0.33

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.35

以下

リテーナー

S 35 CM

0.32

0.38

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.35

以下

事務機部品,フリクションプレート

S 45 CM

0.42

0.48

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.35

以下

クラッチ部品,チェーン部品,リテー

ナー,座金

S 50 CM

0.47

0.53

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.35

以下

カメラなど構造部品,チェーン部品,

ばね,クラッチ部品,座金,安全バッ
クル

S 55 CM

0.52

0.58

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.35

以下

ばね,安全靴,缶切り,トムソン刃,
カメラなど構造部品

S 60 CM

0.55

0.65

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

チェーン部品,木工用手引きのこ,安

全靴,ばね,事務機部品,座金

S 65 CM

0.60

0.70

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

安全靴,クラッチ部品,ばね,座金

S 70 CM

0.65

0.75

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

座金,木工用手引きのこ,事務機部品,

ばね

S 75 CM

0.70

0.80

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.035

以下

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

クラッチ部品,座金,ばね

炭 素 工 具

SK 120 M

1.15

1.25

0.10

0.35

0.10

0.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.30

以下

替刃,刃物,ハクソー,シャッター,
ぜんまい

SK 105 M

1.00

1.10

0.10

0.35

0.10

0.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.30

以下

ハクソー,刃物,ばね

SK 95 M

0.90

1.00

0.10

0.35

0.10

0.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.30

以下

ペン先,ぜんまい,ゲージ,ばね,刃
物,メリヤス針

SK 85 M

0.80

0.90

0.10

0.35

0.10

0.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.30

以下

ぜんまい,ばね,刃物,メリヤス針,
ゲージ,クラッチ部品,木工用及び製
材用帯のこ,丸のこ,事務機部品

SK 75 M

0.70

0.80

0.10

0.35

0.10

0.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.30

以下

ばね,刃物,クラッチ部品,座金,靴
底,ホーン

SK 65 M

0.60

0.70

0.10

0.35

0.10

0.50

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.30

以下

ばね,刃物,ホーン,木工用手引きの
こ,座金,靴底,クラッチ部品

3

G

 331

1


2010


4

G 3311

:2010

表 2−化学成分(続き)

単位  %

区分

種類の記号 C  Si  Mn  P  S  Cu  Ni  Cr Ni+Cr

Mo

W V

用途例(参考)

合 金 工 具

SKS 2 M

1.00

1.10

0.35

以下

0.80

以下

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.50

1.00

− 1.00 ∼

1.50

0.20

下 を 含
有 し て
もよい

メタルバンドソー,ハクソー,刃

SKS 5 M

0.75

0.85

0.35

以下

0.50

以下

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.70

1.30

0.20

0.50

刃物,丸のこ,木工用及び製材用
帯のこ

SKS 51 M

0.75

0.85

0.35

以下

0.50

以下

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

1.30

2.00

0.20

0.50

刃物,木工用丸のこ,木工用及び
製材用帯のこ

SKS 7 M

1.10

1.20

0.35

以下

0.50

以下

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.20

0.50

− 2.00 ∼

2.50

0.20

下 を 含
有 し て

もよい

メタルバンドソー,ハクソー,刃

SKS 81 M

1.10

1.30

0.35

以下

0.50

以下

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.20

0.50

替刃,刃物,ハクソー,シャッタ

SKS 95 M

0.80

0.90

0.50

以下

0.80

1.10

0.030

以下

0.030

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.20

0.60

クラッチ部品,ばね,刃物

クロム鋼

SCr 420 M

0.18

0.23

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

チェーン部品

SCr 435 M

0.33

0.38

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

チェーン部品,事務機部品

SCr 440 M

0.38

0.43

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

チェーン部品,事務機部品

ニ ッ ケ ル
クロム鋼

SNC 415 M

0.12

0.18

0.15

0.35

0.35

0.65

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

2.00

2.50

0.20

0.50

事務機部品

SNC 631 M

0.27

0.35

0.15

0.35

0.35

0.65

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

2.50

3.00

0.60

1.00

事務機部品

SNC 836 M

0.32

0.40

0.15

0.35

0.35

0.65

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

3.00

3.50

0.60

1.00

事務機部品

4

G

 331

1


2010


5

G 3311

:2010

表 2−化学成分(続き)

単位  %

区分

種類の記号 C  Si Mn P  S  Cu Ni Cr

Ni

+Cr

Mo W  V

用途例(参考)

SNCM 220 M

0.17

0.23

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.40

0.70

0.40

0.60

− 0.15 ∼

0.25

チェーン部品

ニッケル

クロムモ
リブデン

SNCM 415 M

0.12

0.18

0.15

0.35

0.40

0.70

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

1.60

2.00

0.40

0.60

− 0.15 ∼

0.30

安全バックル,チェーン部品

SCM 415 M

0.13

0.18

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

− 0.15 ∼

0.25

チェーン部品,トムソン刃

クロムモ
リブデン

SCM 430 M

0.28

0.33

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

− 0.15 ∼

0.30

チェーン部品,事務機部品

SCM 435 M

0.33

0.38

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

− 0.15 ∼

0.30

チェーン部品,事務機部品

SCM 440 M

0.38

0.43

0.15

0.35

0.60

0.90

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.90

1.20

− 0.15 ∼

0.30

チェーン部品,事務機部品

ばね鋼

SUP 6 M

0.56

0.64

1.50

1.80

0.70

1.00

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

ばね

SUP 9 M

0.52

0.60

0.15

0.35

0.65

0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

− 0.65∼

0.95

ばね

SUP 10 M

0.47

0.55

0.15

0.35

0.65

0.95

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

− 0.80∼

1.10

− 0.15 ∼

0.25

ばね

マンガン

SMn 438 M

0.35

0.41

0.15

0.35

1.35

1.65

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.35

以下

チェーン部品

SMn 443 M

0.40

0.46

0.15

0.35

1.35

1.65

0.030

以下

0.030

以下

0.30

以下

0.25

以下

0.35

以下

チェーン部品

5

G

 331

1


2010


6

G 3311

:2010

6

硬さ

焼なましを行った帯鋼及び切板は,11.2 によって試験を行い,その硬さは

表 による。ただし,冷間圧

延のままの帯鋼及び切板の硬さについては,受渡当事者間の協定による。この場合の硬さの範囲を参考と

して

表 A.1 に示す。

表 3−焼なまし状態の帯鋼及び切板の硬さ

区分

種類の記号

ビッカース硬さ

HV

区分

種類の記号

ビッカース硬さ

HV

S 30 CM

160

以下

SCr 420 M

180

以下

S 35 CM

170

以下

SCr 435 M

190

以下

S 45 CM

170

以下

クロム鋼

SCr 440 M

200

以下

S 50 CM

180

以下

SNC 415 M

170

以下

S 55 CM

180

以下

SNC 631 M

180

以下

S 60 CM

190

以下

ニッケルクロム鋼

SNC 836 M

190

以下

S 65 CM

190

以下

S 70 CM

190

以下

ニッケルクロムモ

リブデン鋼

SNCM 220 M

SNCM 415 M

180

以下

170

以下

炭素鋼

S 75 CM

200

以下

SK 120 M

220

以下

SCM 415 M

SCM 430 M

SK 105 M

220

以下

SCM 435 M

SK 95 M

210

以下

クロムモリブデン

SCM 440 M

170

以下

180

以下

190

以下

200

以下

SK 85 M

200

以下 SUP

M

210

以下

SK 75 M

190

以下 SUP

M

200

以下

炭素工具鋼

SK 65 M

190

以下

ばね鋼

SUP 10 M

200

以下

SKS 2 M

230

以下

SKS 5 M

200

以下

マンガン鋼 SMn

438

M

SMn 443 M

200

以下

200

以下

SKS 51 M

200

以下

SKS 7 M

250

以下

SKS 81 M

220

以下

合金工具鋼

SKS 95 M

200

以下

7

鋼質

7.1

顕微鏡組織

帯鋼及び切板は,11.3 によって試験を行い,その顕微鏡組織は,通常,一様な球状炭化物が分布し,網

目状炭化物の残留があってはならない。

7.2

脱炭

帯鋼及び切板は,11.4 によって試験を行い,使用上有害となる程度の脱炭があってはならない。

8

外観

帯鋼及び切板は,表面が滑らかで,使用上有害となる程度の欠点があってはならない。

なお,帯鋼は,一般に検査によって欠点を除去する機会がないため,若干の正常でない部分を含んでも

よい。

注記  欠点には,孔,ラミネーション,ひずみ,さび,きず,耳割れ,酸化皮膜などがある。


7

G 3311

:2010

9

寸法及び寸法の許容差

9.1

寸法の表し方

帯鋼及び切板の寸法の表し方は,次による。

a)

帯鋼の寸法は,厚さ及び幅をミリメートルで表す。

b)

切板の寸法は,厚さ,幅及び長さをミリメートルで表す。

9.2

厚さの許容差

帯鋼及び切板の厚さの許容差は,A 及び B に区分し,

表 による。この場合,注文者は,いずれの許容

差を適用するかを指定しなければならない。ただし,厚さ 4.00 mm を超える場合,又は幅 600 mm 以上の

場合の帯鋼及び切板の厚さの許容差は,受渡当事者間の協定による。

厚さを測定する位置は,縁(幅方向端部)から 10 mm 以上内側の任意の点とし,幅が 20 mm 以下の場

合は幅の中央部とする。

表 4−厚さの許容差

単位  mm

厚さの許容差 A

厚さの許容差 B

厚さ

幅 200 未満

幅 200 以上

600

未満

幅 200 未満

幅 200 以上

600

未満

 0.10

未満

±0.008

±0.012

0.10

以上 0.15 未満

±0.010

±0.015

0.15

以上 0.25 未満

±0.015

±0.020

±0.020

±0.025

0.25

以上 0.40 未満

±0.020

±0.025

±0.025

±0.035

0.40

以上 0.60 未満

±0.025

±0.030

±0.035

±0.040

0.60

以上 0.90 未満

±0.030

±0.040

±0.045

±0.050

0.90

以上 1.20 未満

±0.040

±0.050

±0.055

±0.060

1.20

以上 1.60 未満

±0.050

±0.060

±0.060

±0.070

1.60

以上 2.10 未満

±0.055

±0.070

±0.075

±0.080

2.10

以上 3.00 未満

±0.065

±0.080

±0.080

±0.090

3.00

以上 4.00 以下

±0.080

±0.090

±0.090

±0.100

9.3

幅の許容差

帯鋼及び切板の幅の許容差は,

表 による。ただし,厚さ 0.25 mm 未満の場合,厚さ 4.00 mm を超える

場合又は幅 600 mm 以上の場合の帯鋼及び切板の幅の許容差は,受渡当事者間の協定による。

表 5−幅の許容差

単位  mm

幅の許容差

厚さ

幅 200 未満

幅 200 以上

600

未満

0.25

以上 0.60 未満

±0.15

±0.25

0.60

以上 1.20 未満

±0.20

±0.30

1.20

以上 4.00 以下

±0.25

±0.40

9.4

長さの許容差

切板の長さの許容差は,

表 による。ただし,表 は,厚さ 0.5 mm 以上の切板に適用する。厚さ 0.5 mm


8

G 3311

:2010

未満の場合,長さ 4 000 mm 以上の場合又は幅 600 mm 以上の場合の切板の長さの許容差は,受渡当事者間

の協定による。

表 6−長さの許容差

単位  mm

長さの許容差

長さ

幅 200 未満

幅 200 以上

600

未満

 2

000

未満

+5 
  0

+10 
   0

2 000

以上 4

000

未満

+10 
   0

+20 
   0

10

横曲がり

帯鋼及び切板の横曲がりは,注文者の要求のある場合に適用する。

横曲がりの最大値は,長さ 2 000 mm につき 4 mm とする。幅 80 mm 未満のものについては,受渡当事

者間の協定による。ただし,横曲がりは帯鋼の両端 1 000 mm には適用しない。

横曲がりの測定は,

図 による。長さが 2 000 mm 未満の切板の場合は,次の式で計算してもよい。

1

2

1

2

2

)

/

(

C

l

l

C

×

=

 

ここに,

C

2

横曲がりの最大値(

mm

C

1

4 mm

l

2

切板の長さ(

mm

l

1

2 000 mm

図 1−横曲がり

11

試験

11.1

分析試験

11.1.1

分析試験の一般事項

帯鋼及び切板の化学成分は,通常,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項は JIS G 0404 の 8.(化

学成分)による。

11.1.2

分析試料の採り方

分析試料の採り方は,次による。

a

)

溶鋼分析  溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0404 の 8.(化学成分)による。

b

)

製品分析  注文者が製品分析を要求する場合の製品分析試料の採り方は,JIS G 0321 の 4.(分析用試

料採取方法)による。


9

G 3311

:2010

11.1.3

分析方法

溶鋼分析は,JIS G 0320 によって行い,製品分析は,JIS G 0321 によって行う。

11.2

硬さ試験

11.2.1

供試材の採り方及び試験片の数

硬さ試験の供試材は,同一溶鋼,同一熱処理ロット及び同一寸法ごとに

1

個採り,供試材

1

個から試験

1

個を採取する。

11.2.2

試験方法

試験方法は,JIS Z 2244 による。

11.3

顕微鏡組織試験

顕微鏡組織試験の供試材の採り方及び試験片の数並びに試験方法は,受渡当事者間の協定による。

11.4

脱炭層深さの測定

11.4.1

供試材の採り方及び試験片の数

脱炭層深さ測定用の供試材の採り方及び試験片の数は,11.2.1 による。

11.4.2

測定方法

測定方法は,JIS G 0558 の 6.1(顕微鏡による測定方法)による。

12

検査及び再検査

12.1

検査

検査は,次による。

a

)

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b

)

化学成分は,箇条 に適合しなければならない。

c

)

硬さは,箇条 に適合しなければならない。

d

)

鋼質は,箇条 に適合しなければならない。

e

)

外観は,箇条 に適合しなければならない。

f

)

寸法は,箇条 に適合しなければならない。

g

)

形状は,箇条 10 に適合しなければならない。

12.2

再検査

硬さ試験で合格とならなかった帯鋼及び切板は,JIS G 0404 の 9.8(再試験)によって再試験を行い,合

否を決定してもよい。

13

表示

検査に合格した帯鋼及び切板は,

1

包装ごとに次の事項を表示する。ただし,注文者の承認を得る場合

は,その一部を省略してもよい。

なお,質量については出荷ロットごとに表示してもよい。

a

)

種類の記号

b

)

寸法(帯鋼の場合は,厚さ及び幅。切板の場合は厚さ,幅及び長さ。

c

)

厚さ許容差の区分

d

)

製造番号又は検査番号

e

)

質量

f

)

製造業者名又はその略号


10

G 3311

:2010

14

報告

報告は,JIS G 0404 の 13.(報告)による。あらかじめ注文者の要求がある場合には,JIS G 0415 による

検査文書を提出しなければならない。検査文書の種類は,特に指定のない場合,JIS G 0415 

表 1(検査

文書の総括表)の記号の

2.3

(受渡試験報告書)又は

3.1.B

(検査証明書

3.1.B

)とする。


11

G 3311

:2010

附属書 A

参考)

冷間圧延のままの帯鋼及び切板の硬さの範囲

表 A.1−冷間圧延のままの帯鋼及び切板の硬さの範囲

区分

種類の記号

ビッカース硬さ

HV

区分

種類の記号

ビッカース硬さ

HV

炭素鋼

S 30 CM

160

∼230

SCr 420 M

180

∼270

S 35 CM

170

∼250

クロム鋼

SCr 435 M

180

∼270

S 45 CM

170

∼260

SCr 440 M

200

∼290

S 50 CM

180

∼270

SNC 415 M

170

∼240

S 55 CM

180

∼270

ニッケルクロム鋼

SNC 631 M

180

∼240

S 60 CM

190

∼280

SNC 836 M

190

∼250

S 65 CM

190

∼280

SNCM 220 M

180

∼240

S 70 CM

190

∼280

ニッケルクロムモ
リブデン鋼

SNCM 415 M

170

∼240

S 75 CM

200

∼290

SCM 415 M

170

∼240

SK 120 M

220

∼310

SCM 430 M

180

∼250

炭素工具鋼

SK 105 M

220

∼310

クロムモリブデン

SCM 435 M

190

∼270

SK 95 M

210

∼300

SCM 440 M

200

∼280

SK 85 M

200

∼290

ばね鋼 SUP

M 210

∼310

SK 75 M

190

∼280

SUP 9

M

200

∼290

SK 65 M

190

∼280

SUP 10 M

200

∼290

SKS 2 M

230

∼320

マンガン鋼 SMn

438

M  200

∼290

合金工具鋼

SKS 5 M

200

∼290

SMn

443

M

200

∼290

SKS 51 M

200

∼290

SKS 7 M

250

∼340

SKS 81 M

220

∼310

SKS 95 M

200

∼290