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G3194 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS G 3194-1966 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 G3194

: 1998

熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量

及びその許容差

Dimensions, mass and permissible

variations of hot rolled flat steel

1.

適用範囲  適用範囲は,次による。

a)

この規格は,熱間圧延によって製造された平鋼の外観,形状限度並びに寸法,質量及びその許容差に

ついて規定する。

b)

この規格の適用範囲及びこの規格で規定する許容差等級の選択は,それぞれの製品規格に規定するか,

又は受渡当事者間の協定による。

なお,特に指定のない場合は,

表 の B 級を適用するものとする。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 1035-3 : 1980

  Hot-rolled steel bars−Part 3:Dimensions of flat bars

ISO 1035-4 : 1982

  Hot-rolled steel bars−Part 4:Tolerances

ISO 9034 : 1987

  Hot-rolled structural steel wide flats−Tolerances on dimensions and shape

2.

引用規格  次に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

この引用規格は,その最新版を適用する。

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3.

定義  この規格でいう平鋼とは,長方形の断面に四面とも熱間圧延された鋼で,所定の長さに切断さ

れ供給されるものをいう。

4.

寸法の表し方  平鋼の寸法は,厚さ及び幅をミリメートルで表し,長さをメートルで表す。

5.

標準寸法  標準寸法は,次による。

a)

平鋼は,幅 1 250mm 以下,厚さ 100mm 以下の寸法のものをいう。平鋼の標準断面寸法は,

付表 

よる。

b)

平鋼の標準長さは,3.5m,4.0∼7.0m の間は 0.5m 間隔,7.0m 超は 1.0m 間隔とする。

6.

許容差の等級とその区分  平鋼の許容差の等級は,表 による。


2

G3194 : 1998

表 1  許容差の等級

項目

許容差の等級

参照

厚さ

t  A B C

7.a)

w A B

7.b)

長さ

l  A B C D

7.c)

かど落ち      c

B

7.d)

横曲がり

A B C

7.e)

幅方向の平たん度

B

7.f)1)

長さ方向の平たん度

A B

7.f)2)

ねじれ

7.g)

7.

形状及び寸法の許容差  形状及び寸法の許容差は,次による。

a)

平鋼の厚さの許容差は,

表 による。

表 2  厚さの許容差

単位 mm

厚さ

等級

6

未満

  6

以上

12

未満

12

以上

15

未満

15

以上

20

未満

20

以上

25

未満

25

以上

40

未満

40

以上

100

以下

A

±0.5

±0.5

±0.5

±0.6

±1.0

±1.0

±1.5

B

±0.3

±0.4

±0.5

±0.6

±0.8

±1.0

±1.2

C

+0.3

−0.3

+0.5

−0.3

+1.1

−0.3

+1.1

−0.3

+1.1

−0.3

+1.4

−0.3

+2.1

−0.3

備考  厚さの測定箇所は,平鋼の縦の縁から内部の任意の箇所とする。

b)

平鋼の幅の許容差は,

表 による。

表 3  幅の許容差

単位 mm

等級

 50

未満 50 以上

A

±0.8

±2.0%  ただし,最大値±10.0

B

±0.8

±1.6%  ただし,最大値±3.5

図 1  幅の適用

c)

平鋼の長さの許容差は,

表 による。

表 4  長さの許容差

単位 mm

等級

A

B

C

D

許容差

+200

        0

+100

        0

+50

      0

+25

      0

備考  マイナス側許容差は,受渡当事者間の協定

による。


3

G3194 : 1998

d)

平鋼のかど落ち c)の許容差は,

表 による。

表 5  かど落ちの許容差

等級

等級

許容差

厚さの 15%以下。ただし、最大 4mm とする。

備考  厚さ 9mm 以上に適用する。適用範囲以外のものの

許容差は,受渡当事者間の協定による。

図 2  かど落ちの適用

e)

平鋼の横曲がりの許容差は,

表 による。

表 6  横曲がりの許容差

等級

許容差

A

全長の 0.4%以内とする。ただし,任意の長さ 1m

につき 4mm 以内とする。

B

全長の 0.3%以内とする。ただし,任意の長さ 1m

につき 4mm 以内とする。

C

全長の 0.25%以内とする。ただし,任意の長さ

1m

につき 2.5mm 以内とする。

図 3  横曲がりの適用

f)

平鋼の平たん度の許容差

1)

平鋼の幅方向の平たん度の許容差は,

表 による。

表 7  幅方向の平たん度の許容差

等級

B

許容差  幅の 0.3%以下

備考  幅が 150mm を超え,かつ,厚さ 50mm 以下の場合

に適用する。ただし,これ以外のものの許容差は,
受渡当事者間の協定による。

2)

平鋼の長さ方向の平たん度の許容差は,

表 によ

る。

図 4  幅方向の平たん度の適用

>

表 8  長さ方向の平たん度の許容差

等級

許容差

A

全長の 0.7%以内で最大値 20mm とする。

ただし,

任意の長さ 1m につき 7mm 以内とする。

B

全長の 0.3%以内で最大値 10mm とする。

ただし,

任意の長さ 1m につき 3mm 以内とする。

図 5  長さ方向の平たん度の適用

g)

平鋼のねじれの許容差の要求がある場合は,その測定方法を含めて受渡当事者間の協定による。

8.

質量  質量は,次による。

a)

平鋼の質量は,通常,計算質量によるものとし,キログラムで表す。

b)

平鋼の質量の計算方法は,

表 によるが,この場合の寸法は表示の寸法を用いる。

c)

b)

によって求めた平鋼の標準断面寸法に対する断面積及び単位質量は,

付表 による。


4

G3194 : 1998

表 9  質量の計算方法

計算順序

計算方法

結果のけた数

基本質量  kg/cm

2

/m 0.785

(断面積 1cm

2

,長さ 1m の質量)

断面積  cm

2

幅 (mm) ×厚さ (mm) ×

100

1

有効数字 4 けたの数値に丸める。

単位質量  kg/m

基本質量 (kg/cm

2

/m)

×断面積 (cm

2

)

有効数字 3 けたの数値に丸める。

1

枚の質量  kg

単位質量 (kg/m) ×長さ (m)

有効数字 3 けたの数値に丸める。ただし,1 000kg
を超えるものは kg の整数値に丸める。

総質量  kg 1 枚の質量 (kg) ×同一寸法の枚数 kg の整数値に丸める。

備考  数値の丸め方は,JIS Z 8401 による。

9.

質量の許容差  平鋼の質量許容差を注文者から指定された場合は,表 10 による。ただし,許容差の算

出方法は,計算質量と実測質量との差を計算質量で除して百分率で表す。

表 10  質量の許容差

厚さ

許容差

摘要

10mm

未満

±5%

10mm

以上

±4%

同一寸法のもの一組(1 トン以上)に適用する。ただし,1 トンに相

当する枚数が 10 枚に満たない場合は一組 10 枚以上に適用する。

10.

外観  外観は,次による。

a)

平鋼には,使用上有害な欠陥があってはならない。

b)

平鋼の表面に有害な欠陥のある場合,製造業者はグラインダ又は溶接によって欠陥の除去又は補修を

行うことができる。ただし,この場合の条件は,次による。

1)

グラインダ手入れ

1.1)

平鋼の手入れ後の厚さは,厚さの許容差範囲内でなければならない。

1.2)

平鋼の手入れ部分はきれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は,滑らかでなければな

らない。

2)

溶接補修

2.1)

平鋼の有害な欠陥は,溶接前にチッピング又はグラインダがけなどの適切な方法によって完全に

除去し,除去した部分の深さは平鋼の表示厚さの 20%以下,片面における手入れ面積の合計は,

平鋼の片側面積の 2%以下とする。

2.2)

溶接補修は,鋼材の種類に応じた適切な方法で行わなければならない。

2.3)

平鋼の溶接箇所は縁にアンダーカット,重なりなどがあってはならない。余盛は圧延面から少な

くとも 1.5mm 以上とし,これをチッピング又はグラインダがけなどの方法で除去し,圧延面と同

一高さにきれいに仕上げなければならない。

2.4)

熱処理(焼なましを含む。

)を行った平鋼は,溶接補修後あらためて平鋼本体について,熱処理を

行わなければならない。


5

G3194 : 1998

付表 1  平鋼の標準断面寸法とその断面積,単位質量

標準断面寸

法  mm

厚さ

断面積

cm

2

単位 
質量 
kg/m

4.5

25

 1.125

 0.88

4.5

32

 1.440

 1.13

4.5

38

 1.710

 1.34

4.5

44

 1.980

 1.55

4.5

50

 2.250

 1.77

4.5

65

 2.925

 2.30

4.5

75

 3.375

 2.65

4.5

90

 4.050

 3.18

4.5

100

 4.500

 3.53

4.5

125

 5.625

 4.42

4.5

150

 6.750

 5.30

6

25

 1.500

 1.18

6

32

 1.920

 1.51

6

38

 2.280

 1.79

6

44

 2.640

 2.07

6

50

 3.000

 2.36

6

65

 3.900

 3.06

6

75

 4.500

 3.53

6

90

 5.400

 4.24

6

100

 6.000

 4.71

6

125

 7.500

 5.89

6

150

 9.000

 6.36

6 180

10.80

8.48

6 200

12.00

9.42

6 230

13.80 10.8

6 250

15.00 11.8

6 280

16.80 13.2

6 300

18.00 14.1

8

25

 2.000

 1.57

8

32

 2.560

 2.01

8

38

 3.040

 2.39

8

44

 3.520

 2.76

8

50

 4.000

 3.14

8

65

 5.200

 4.08

8

75

 6.000

 4.71

8

90

 7.200

 5.65

8

100

 8.000

 6.28

8 125

10.00

7.85

8 150

12.00

9.42

8 180

14.40 11.3

8 200

16.00 12.6

8 230

18.40 14.4

8 250

20.00 15.7

8 280

22.40 17.6

8 300

24.00 18.8

8 350

28.00 22.0

8 400

32.00 25.1

9

25

 2.250

 1.77

9

32

 2.880

 2.26

9

38

 3.420

 2.68

9

44

 3.960

 3.11

9

50

 4.500

 3.53

9

65

 5.850

 4.59

9

75

 6.750

 5.30

9

90

 8.100

 6.36

9

100

 9.000

 7.06

9 125

11.25

8.83

9 150

13.50 10.6

標準断面寸

法  mm

厚さ

断面積

cm

2

単位
質量
kg/m

9 180

16.20 12.7

9 200

18.00 14.1

9 230

20.70 16.2

9 250

22.50 17.7

9 280

25.20 19.8

9 300

27.00 21.2

9 350

31.50 24.7

9 400

36.00 28.3

12

25

 3.000

 2.36

12

32

 3.840

 3.01

12

38

 4.560

 3.38

12

44

 5.280

 4.14

12

50

 6.000

 4.71

12

65

 7.800

 6.12

12

75

 9.000

 7.06

12 90

10.80

8.48

12 100

12.00

9.42

12 125

15.00  11.8

12 150

18.00  14.1

12 180

21.60  17.0

12 200

24.00  18.8

12 230

27.60  21.7

12 250

30.00  23.6

12 280

33.60  26.4

12 300

36.00  28.3

12 350

42.00  33.0

12 400

48.00  37.7

16

32

 5.120

 4.02

16

38

 6.080

 4.77

16

44

 7.040

 5.53

16

50

 8.000

 6.28

16 65

10.40

8.16

16 75

12.00

9.42

16 90

14.40 11.3

16 100

16.00  12.6

16 125

20.00  15.7

16 150

24.00  18.8

16 180

28.80  22.6

16 200

32.00  25.1

16 230

36.80  28.9

16 250

40.00  31.4

16 280

44.80  35.2

16 300

48.00  37.7

16 350

56.00  44.0

16 400

64.00  50.2

16 450

72.00  56.5

16 500

80.00  62.8

19

38

 7.220

 5.67

19

44

 8.360

 6.56

19

50

 9.500

 7.46

19 65

12.35

9.69

19 75

14.25 11.2

19 90

17.10 13.4

19 100

19.00  14.9

19 125

23.75  18.6

19 150

28.50  22.4

19 180

34.20  26.8

19 200

38.00  29.8

標準断面寸

法  mm

厚さ

断面積

cm

2

単位
質量
kg/m

19 230

43.70 34.3

19 250

47.50 37.3

19 280

53.20 41.8

19 300

57.00 44.7

19 350

66.50 52.2

19 400

76.00 59.7

19 450

85.50 67.1

19 500

95.00 74.6

22 50

11.00

8.64

22 65

14.30

11.2

22 75

16.50

13.0

22 90

19.80

15.5

22 100

22.00 17.3

22 125

27.50 21.6

22 150

33.00 25.9

22 180

39.60 31.1

22 200

44.00 34.5

22 230

50.60 39.7

22 250

55.00 43.2

22 280

61.60 48.4

22 300

66.00 51.8

22 350

77.00 60.4

22 400

88.00 69.1

22 450

99.00 77.7

22 500

110.0  86.4

25

50

 12.50

 9.81

25 65

16.25

12.8

25 75

18.75

14.7

25 90

22.50

17.7

25 100

25.00 19.6

25 125

31.25 24.5

25 150

37.50 29.4

25 180

45.00 35.3

25 200

50.00 39.2

25 230

57.5  45.1

25 250

62.50 49.1

25 280

70.00 55.0

25 300

75.00 58.9

25 350

87.50 68.7

25 400

100.0  78.5

25 450

112.5  88.3

25 500

125.0  98.1

28 75

21.00

16.5

28 90

25.20

19.8

28 100

28.00 22.0

28 125

35.00 27.5

28 150

42.00 33.0

28 180

50.40 39.6

28 200

56.00 44.0

28 230

64.40 50.6

28 250

70.00 55.0

28 280

78.40 61.5

28 300

84.00 65.9

28 350

98.00 76.9

28 400

112.0  87.9

28 450

126.0  98.9

28 500

140.0  110

32 75

24.00

18.8

標準断面寸

法  mm

厚さ

断面積

cm

2

単位
質量
kg/m

32

90

 28.80

 22.6

32

100

 32.00

 25.1

32

125

 40.00

 31.4

32

150

 48.00

 37.7

32

230

 73.60

 57.8

32

250

 80.00

 62.8

32

280

 89.60

 70.3

32

300

 96.00

 75.4

32 350

112.0

87.9

32 400

128.0  100

32 450

144.0  113

32 500

160.0  126

36

75

 27.00

 21.2

36

90

 32.4

 25.4

36

100

 36.00

 28.3

36

125

 45.00

 35.3

36

150

 54.00

 42.4

36

180

 64.80

 50.9

36

200

 72.00

 56.5

36

230

 82.80

 65.0

36

250

 90.00

 70.6

36 280

100.8

79.1

36 300

108.0

84.8

36 350

126.0

98.9

36 400

144.0  113

36 450

162.0  127

36 500

180.0  141

40

75

 30.00

 23.6

40

90

 36.00

 28.3

40

100

 40.00

 31.4

40

125

 50.00

 39.2

40

150

 60.00

 47.1

40

180

 72.00

 56.5

40

200

 80.00

 62.8

40

230

 92.00

 72.2

40 250

100.0

78.5

40 280

112.0

87.9

40 300

120.0

94.2

40 350

140.0  110

40 400

160.0  126

40 450

180.0  141

40 500

200.0  157

45

75

 33.75

 26.5

45

90

 40.5

 31.8

45

100

 45.00

 35.3

45

125

 56.25

 44.2

45

150

 67.50

 53.0

45

180

 81.00

 63.6

45 250

112.5

88.3

45 280

126.0

98.9

45 300

135.0  106

45 350

157.5  124

45 400

180.0  141

45 450

202.5  159

45 500

225.0  177


6

G3194 : 1998

JP11

分科会  構成表

氏名

所属

(主査)

桃  木  明  和

新日本製鐵株式会社技術企画部

(副主査)

前  原  郷  治

新日本製鐵株式会社技術企画部

柴  田  正  宣

日本鋼管株式会社鉄鋼技術総括部

三  宮  好  史

川崎製鉄株式会社技術企画調整部

中  村      剛

住友金属工業株式会社技術企画部

石  田  安  正

株式会社神戸製鋼所生産技術部

白  谷  勝  典

大同特殊鋼株式会社技術企画部

所      一  典

三菱製鋼株式会社技術開発センター

大津山      徹

合同製鐵株式会社生産技術部

兼  重      博

株式会社中山製鋼所技術部

入  江  隆  明

大和工業株式会社

渡  辺  信  義

トピー工業株式会社スチール総括部

早  瀬  藤  二

東日本旅客鉄道株式会社施設電気部

半  田  真  一

西日本旅客鉄道株式会社施設部

櫻  沢      正

鉄道施設協会保安事業部

大  屋  武  夫

ステンレス協会

増  田  正  純

工業技術院標準部

(幹事)

大  浦  基  宏

社団法人日本鉄鋼連盟標準部