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G 3135:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 種類の記号及び適用厚さ  1 

4 化学成分 2 

5 機械的性質  2 

5.1 引張強さ,降伏点又は耐力,伸び及び塗装焼付硬化量  2 

5.2 曲げ性  3 

6 寸法及び許容差  3 

6.1 寸法の表し方  3 

6.2 標準厚さ  3 

6.3 厚さ,幅及び長さの許容差  4 

7 形状 5 

7.1 鋼板の平たん度  5 

7.2 横曲がり  5 

7.3 直角度  6 

8 質量 7 

9 外観 7 

10 塗油  7 

11 機械試験  7 

11.1 機械試験の一般事項  7 

11.2 引張試験  8 

11.3 曲げ試験  8 

11.4 塗装焼付硬化量試験  8 

12 検査  8 

12.1 検査  8 

12.2 再検査  9 

13 表示  9 

14 注文時の確認事項  9 

15 報告  9 

附属書A(規定)塗装焼付硬化量試験方法  10 

 

 


 

G 3135:2018  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS G 3135:2006は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

G 3135:2018 

 

自動車用加工性冷間圧延高張力鋼板及び鋼帯 

Cold-reduced high strength steel sheet and strip with improved formability 

for automobile uses 

 

適用範囲 

この規格は,主に自動車,電気機器,建築材料などに用いる加工性の良い冷間圧延高張力鋼板(以下,

鋼板という。)及び冷間圧延高張力鋼帯(以下,鋼帯という。)について規定する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法 

JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件 

JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書 

JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 

JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

 

種類の記号及び適用厚さ 

鋼板及び鋼帯は13種類とし,種類の記号及び適用厚さは,表1による。 

 


G 3135:2018  

  

表1−種類の記号及び適用厚さ 

区分 

種類の記号 

適用厚さ 

mm 

絞り加工用鋼板 SPFC340 

0.6以上 
2.3以下 

SPFC370 

加工用鋼板 

SPFC390 

0.6以上 
2.3以下 

SPFC440 

SPFC490 

SPFC540 

SPFC590 

低降伏比型鋼板 

SPFC490Y 

0.6以上 
2.3以下 

SPFC540Y 

SPFC590Y 

SPFC780Y 

0.8以上 
2.0以下 

SPFC980Y 

焼付硬化型鋼板 SPFC340H 

0.6以上 
1.6以下 

 

化学成分 

化学成分は,規定しない。 

なお,化学成分が必要な場合は,化学成分は溶鋼分析によって求め,分析方法はJIS G 0320による。ま

た,分析試験の一般事項及び試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。 

 

機械的性質 

5.1 

引張強さ,降伏点又は耐力,伸び及び塗装焼付硬化量1) 

引張強さ,降伏点又は耐力,伸び及び塗装焼付硬化量は,次による。 

a) 鋼板及び鋼帯は,11.1及び11.2によって試験を行い,その引張強さ,降伏点又は耐力及び伸びは,表

2による。 

b) SPFC340Hの鋼板及び鋼帯は,11.1及び11.4によって試験を行い,塗装焼付硬化量は表2による。 

注1) 塗装焼付硬化量は,製造業者が出荷時において11.4によって試験した場合の,降伏応力の上昇

量である。 


G 3135:2018  

 

表2−引張強さ,降伏点又は耐力,伸び及び塗装焼付硬化量 

種類 

の 

記号 

 

 

引張強さ 

 

 

N/mm2 

 

降伏点 

又は 
耐力 

 

N/mm2 

伸び 

 

塗装 
焼付 

硬化量 

 

N/mm2 

引張 

試験片 

厚さ 

mm 

0.6以上 
1.0未満 

1.0以上 
2.3以下 

SPFC340 

340以上 

175以上 

34以上 

35以上 

− 

5号 

試験片 

圧延 
方向 

に直角 

SPFC370 

370以上 

205以上 

32以上 

33以上 

− 

SPFC390 

390以上 

235以上 

30以上 

31以上 

− 

SPFC440 

440以上 

265以上 

26以上 

27以上 

− 

SPFC490 

490以上 

295以上 

23以上 

24以上 

− 

SPFC540 

540以上 

325以上 

20以上 

21以上 

− 

SPFC590 

590以上 

355以上 

17以上 

18以上 

− 

SPFC490Y 

490以上 

225以上 

24以上 

25以上 

− 

SPFC540Y 

540以上 

245以上 

21以上 

22以上 

− 

SPFC590Y 

590以上 

265以上 

18以上 

19以上 

− 

SPFC780Y 

780以上 

365以上 

13以上a) 

14以上b) 

− 

SPFC980Y 

980以上 

490以上 

6以上a) 

7以上b) 

− 

SPFC340H c) 

340以上 

185以上 

34以上 

35以上d) 30以上 

注記 1 N/mm2=1 MPa 
注a) 0.8 mm以上1.0 mm未満に適用する。 

b) 1.0 mm以上2.0 mm以下に適用する。 

c) SPFC340Hの鋼板及び鋼帯は,製造後,常温で保管した場合,少なくとも3か月

間,ストレッチャーストレインが発生してはならない。 

なお,受渡当事者は,この期間内に使用できるよう努めることが望ましい。 

d) 1.0 mm以上1.6 mm以下に適用する。 

 

5.2 

曲げ性 

鋼板及び鋼帯は,11.1及び11.3によって試験を行い,試験片の外側にき裂を生じてはならない。 

注記 曲げ性の試験の実施については11.3 c)参照。 

 

寸法及び許容差 

6.1 

寸法の表し方 

鋼板及び鋼帯の寸法の表し方は,次による。 

a) 鋼板の寸法は,厚さ,幅及び長さをミリメートルで表す。 

b) 鋼帯の寸法は,厚さ及び幅をミリメートルで表す。 

6.2 

標準厚さ 

鋼板及び鋼帯の標準厚さは,表3による。 

 

表3−標準厚さ 

単位 mm 

標準厚さ 

0.6 

0.7 

0.8 

0.9 

1.0 

1.2 

1.4 

1.6 

1.8 

2.0 

2.3 

 

 


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6.3 

厚さ,幅及び長さの許容差 

6.3.1 

厚さの許容差 

鋼板及び鋼帯の厚さの許容差は,次による。 

a) 厚さの許容差は,表4による。 

b) ミルエッジの場合,厚さの許容差は,鋼板及び鋼帯の縁(幅方向端部)から25 mm以上内側に適用す

る。また,カットエッジの場合,厚さの許容差は,鋼板及び鋼帯の縁(幅方向端部)から15 mm以上

内側に適用する。 

c) 鋼帯の場合,厚さの許容差は,表面きず・折れなどの欠点部分には適用しない。 

 

表4−厚さの許容差 

単位 mm 

引張強さの規 
格下限値によ
る区分 

厚さ 

幅 

 

630未満 

630以上 

1 000未満 

1 000以上 
1 250未満 

1 250以上 
1 600未満 

1 600以上 

780 N/mm2 
未満 

0.60以上 0.80未満 

±0.06 

±0.06 

±0.06 

±0.07 

±0.08 

0.80以上 1.00未満 

±0.07 

±0.07 

±0.08 

±0.09 

±0.10 

1.00以上 1.25未満 

±0.08 

±0.08 

±0.09 

±0.10 

±0.12 

1.25以上 1.60未満 

±0.09 

±0.10 

±0.11 

±0.12 

±0.14 

1.60以上 2.00未満 

±0.10 

±0.11 

±0.12 

±0.14 

±0.16 

2.00以上 2.30以下 

±0.12 

±0.13 

±0.14 

±0.16 

±0.18 

780 N/mm2 
以上 

0.80以上 1.00未満 

±0.09 

±0.10 

− 

1.00以上 1.25未満 

±0.10 

±0.12 

− 

1.25以上 1.60未満 

±0.12 

±0.15 

− 

1.60以上 2.00以下 

±0.14 

±0.16 

− 

 

6.3.2 

幅の許容差 

鋼板及び鋼帯の幅の許容差は,表5による。 

 

表5−幅の許容差 

単位 mm 

幅 

許容差 

1 250未満 

+ 7 

1 250以上 

+10 

 

6.3.3 

鋼板の長さの許容差 

鋼板の長さの許容差は,表6による。 

 


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表6−鋼板の長さの許容差 

単位 mm 

長さ 

許容差 

2 000未満 

+10 

2 000以上 4 000未満 

+15 

4 000以上 6 000以下 

+20 

 

形状 

7.1 

鋼板の平たん度 

鋼板の平たん度は,表7による。平たん度は,鋼板を定盤上に置いて測定する。平たん度の値は,ひず

み(定盤上面から板上面までの距離)の最大値から鋼板の厚さを引いた値とし,鋼板の上側の面に適用す

る。 

 

表7−鋼板の平たん度 

単位 mm 

幅 

引張強さの規格下限値による区分 

780 N/mm2未満 

780 N/mm2 

980 N/mm2 

ひずみの種類a) 

反り 

耳のび 

中のび 

反り 

耳のび 

中のび 

反り 

耳のび 

中のび 

1 000未満 

12 

以下 

以下 

以下 

16 

以下 

11 

以下 

以下 

18 

以下 

12 

以下 

以下 

1 000以上 
1 250未満 

15 

以下 

10 

以下 

以下 

19 

以下 

12 

以下 

10 

以下 

21 

以下 

13 

以下 

11 

以下 

1 250以上 
1 600未満 

15 

以下 

12 

以下 

以下 

19 

以下 

14 

以下 

11 

以下 

21 

以下 

15 

以下 

12 

以下 

1 600以上 

20 

以下 

14 

以下 

10 

以下 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

注a) ひずみの種類は,その形状及び発生部位によって,次のように分類する。 

 反り:鋼板全体がわん曲した状態。圧延方向にわん曲した反り及び圧延方向に直角にわん曲

した反りがある。 

耳のび:鋼板のエッジ(幅方向端部)に波がある状態。 
中のび:鋼板の中央部に波がある状態。 

 

7.2 

横曲がり 

鋼板及び鋼帯の横曲がりは,次による。 

a) 鋼板及び鋼帯の横曲がりの測定は,図1による。 

b) 鋼板及び鋼帯の横曲がりは,表8による。 

c) 横曲がりの測定は,省略してもよい2)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,測定しなければ

ならない。 

注2) 横曲がりの測定は,製造業者の判断によって省略してもよいが,横曲がりは,規定値を満足し

なければならないことを意味する。 

 


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単位 mm 

 

a) 鋼板の長さ2 000 mm未満の場合 

b) 鋼板の長さ2 000 mm以上の場合 

c) 鋼帯の場合 

図1−鋼板及び鋼帯の横曲がりの測定 

 

表8−横曲がり 

単位 mm 

引張強さの規格 

下限値による区分 

幅 

鋼板 

鋼帯 

長さ2 000未満 

長さ2 000以上 

780 N/mm2未満 

630未満 

4以下 

任意の位置の長さ2 000について4以下 

630以上 

2以下 

任意の位置の長さ2 000について2以下 

780 N/mm2以上 

630未満 

4以下 

任意の位置の長さ2 000について4以下 

630以上 

3以下 

任意の位置の長さ2 000について3以下 

 

7.3 

直角度 

鋼板の直角度は,次のいずれかによる。ただし,疑義が生じた場合には,a) の方法による。 

a) 垂線を用いる方法 鋼板の直角度は,1隅点において,一辺に垂線を立てたとき,図2に示すように

反対の隅点との距離(A)と垂線の長さ(実測幅)(W)との比(A/W)を百分率で表し,この値は,

1.0 %を超えてはならない。 

 

 

図2−鋼板の直角度(垂線を用いる方法) 

 

b) 対角線を用いる方法 鋼板の2本の対角線の長さ(図3のX1及びX2)の差の絶対値の1/2を求め,こ

の値(|X1−X2|/2)が鋼板の実測幅Wの0.7 %を超えてはならない。 

 

 

図3−鋼板の直角度(対角線を用いる方法) 


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質量 

鋼板及び鋼帯の質量は,次による。 

a) 鋼板の質量は,計算質量又は実測質量とし,キログラムで表す。 

b) 鋼板の質量の計算方法は,表9による。 

 

表9−質量の計算方法 

計算順序 

計算方法 

結果の桁数b) 

基本質量 

kg/(mm・m2) 

7.85(厚さ1 mm,面積1 m2の質量) 

− 

単位質量 

kg/m2 

基本質量[kg/(mm・m2)]×厚さ(mm) 

有効数字4桁の数値に丸める。 

鋼板の面積 

m2 

幅(mm)×長さ(mm)×10−6 

有効数字4桁の数値に丸める。 

1枚の質量 

kg 

単位質量(kg/m2)×面積(m2) 

有効数字3桁の数値に丸める。 

1結束の質量 

kg 

1枚の質量(kg)×同一寸法の1結束内
の枚数 

kgの整数値に丸める。 

総質量a) 

kg 

各結束質量の和 

kgの整数値 

注a) 総質量は,1枚の質量(kg)×総枚数として計算してもよい。 

b) 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。 

 

c) 鋼帯の質量は,実測質量とし,キログラムで表す。 

 

外観 

鋼板及び鋼帯は,使用上有害となる程度の欠点があってはならない。ただし,鋼帯は,一般に検査によ

って全長にわたっての欠点の検出は困難であり,また,欠点を含む部分を除去する機会がないため,若干

の欠点を含むことがある。鋼帯の欠点の処置が必要な場合は,その方法を受渡当事者間で協定してもよい。 

なお,表面の欠点は,特に指定のない限り,鋼板及び鋼帯の片側の面3) に適用する。 

注記 欠点には,孔,ラミネーション,折れ,表面きずなどがある。 

注3) 片側の面とは,通常,鋼板の場合は包装で上側にある面をいい,鋼帯の場合は鋼帯の外側の面

をいう。 

 

10 塗油 

鋼板及び鋼帯は,特に指定のない限り塗油する。 

 

11 機械試験 

11.1 機械試験の一般事項 

機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。供試材の採

り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置は,次に

よる。 

a) 試験片の数 引張試験片及び曲げ試験片は,冷間圧延する際の鋼帯ごとに,それぞれ1個採取する。

塗装焼付硬化量試験片は,SPFC340Hを冷間圧延する際の鋼帯ごとに,1個採取する。 

なお,鋼帯の質重が3 000 kg未満の場合は,同一溶鋼,同一厚さ,同一圧延条件及び同一熱処理条

件ごとに各試験片を1個採取する。 

b) 試験片の採取位置及び方向 試験片の中心は,幅の縁から幅方向1/4又はそれに近い位置とする。試


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験片は,圧延方向と直角に採取する。 

11.2 引張試験 

引張試験は,次による。 

a) 試験片は,JIS Z 2241の5号試験片を用いる。 

b) 試験方法は,JIS Z 2241による。 

11.3 曲げ試験 

曲げ試験は,次による。 

a) 試験片は,JIS Z 2248の3号試験片を用いる。 

b) 試験方法は,JIS Z 2248の6.1(押曲げ法)による。曲げ方法及び内側半径は,表10による。 

 

表10−曲げ方法,内側半径及び試験片 

種類の記号 

曲げ方法 

内側半径 

曲げ試験片 

SPFC340 

密着 

− 

3号 

試験片 

圧延方向 

に直角 

SPFC370 

密着 

− 

SPFC390 

密着 

− 

SPFC440 

密着 

− 

SPFC490 

密着 

− 

SPFC540 

180°曲げ 

厚さの0.5倍 

SPFC590 

180°曲げ 

厚さの1.0倍 

SPFC490Y 

密着 

− 

SPFC540Y 

180°曲げ 

厚さの0.5倍 

SPFC590Y 

180°曲げ 

厚さの1.0倍 

SPFC780Y 

180°曲げ 

厚さの3.0倍 

SPFC980Y 

180°曲げ 

厚さの4.0倍 

SPFC340H 

密着 

− 

 

c) 曲げ試験は,省略してもよい4)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わなければな

らない。 

注4) 試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならない

ことを意味する。 

11.4 塗装焼付硬化量試験 

試験片及び試験方法は,附属書Aによる。 

 

12 検査 

12.1 検査 

検査は,次による。 

a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。 

b) 機械的性質は,箇条5に適合しなければならない。 

c) 寸法は,箇条6に適合しなければならない。 

d) 形状は,箇条7に適合しなければならない。 

e) 質量は,箇条8に適合しなければならない。 

f) 

外観は,箇条9に適合しなければならない。 


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12.2 再検査 

引張試験,曲げ試験,又は塗装焼付硬化量試験で合格にならなかった鋼板及び鋼帯は,JIS G 0404の9.8

(再試験)によって再試験を行い,合否を決定してもよい。 

 

13 表示 

検査に合格した鋼板及び鋼帯は,1結束ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事者

間の協定によって,識別が可能な範囲で次の項目の一部を省略してもよい。 

a) 種類の記号 

b) 寸法 

c) 枚数又は質量 

d) 製造番号又は検査番号 

e) 製造業者名又はその略号 

 

14 注文時の確認事項 

この規格に規定する事項を適切に指定するために,受渡当事者は,注文時に次の事項を確認する。 

a) 鋼板又は鋼帯の別 

b) 種類の記号(表1) 

c) 化学成分分析の要否 

d) エッジの種類(ミルエッジ又はカットエッジ) 

e) 寸法 

f) 

鋼帯の場合の最大質量 

 

15 報告 

あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。

この場合,報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)による。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS 

G 0415の5.1(検査証明書3.1)による。 

 


10 

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附属書A 

(規定) 

塗装焼付硬化量試験方法 

 

A.1 概要 

塗装焼付硬化量は,予ひずみを付与した鋼材に,塗装焼付工程に相当する熱処理を施した場合の,降伏

応力の上昇量によって評価する。塗装焼付硬化量は,塗装焼付工程における鋼材の機械的性質の変化量の

指標として,使用される。 

 

A.2 用語及び定義 

この附属書で用いる主な用語及び定義は,次による。 

A.2.1 

予ひずみ応力,RWH 

引張試験において,全伸びを2 %としたときの試験力を,予ひずみ前の試験片平行部原断面積で除した

値(N/mm2)(図A.1参照)。 

A.2.2 

ひずみ時効降伏応力,RSA 

2 %の全伸びを与えた後,次の条件で熱処理した試験片の降伏点における試験力を,予ひずみ前の試験

片平行部原断面積で除した値(N/mm2)(図A.2参照)。 

熱処理条件:170 ℃に20分間加熱後,空冷。 

A.2.3 

塗装焼付硬化量,BH量,σBH 

ひずみ時効降伏応力RSAから予ひずみ応力RWHを差し引いた値(N/mm2)(図A.2参照)。 

 

A.3 試験片 

試験片の種類は,JIS Z 2241の5号試験片を用いる。 

 

A.4 熱処理装置 

熱処理装置は,170 ℃において±5 ℃に制御できるものを用いる。 

 

A.5 試験方法 

A.5.1 一般 

試験方法は,この附属書の規定によるほか,JIS Z 2241による。 

A.5.2 予ひずみ 

引張試験において,試験片の全伸びが2 %となったときの予ひずみ応力RWHを求め,力を除く(図A.1

参照)。この場合,全伸びは2 %±0.2 %とする。 

なお,応力増加速度は,予想される予ひずみ応力の1/2までは任意の速度でよいが,1/2を超えた後は,

10〜30 N /(mm2・s)とする。 


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G 3135:2018  

 

A.5.3 熱処理 

A.5.2によって予ひずみを与えた試験片は,170 ℃で20分間の熱処理を施した後,空冷する。 

A.5.4 ひずみ時効引張り 

A.5.3によって熱処理した試験片を引張試験して,ひずみ時効降伏応力RSAを求める。 

A.5.5 BH量 

BH量(σBH)は,次の式によって求める。 

σBH=RSA−RWH 

 

ここに, 

RSA: ひずみ時効降伏応力(N/mm2) 

 

RWH: 予ひずみ応力(N/mm2) 

A.5.6 数値の丸め方 

BH量の数値は,JIS Z 8401の規則Aによって整数値に丸める。 

 

 

 

図A.1−予ひずみ応力 

図A.2−ひずみ時効降伏応力及びBH量