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G 3134

:2006

(1) 

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類及び記号並びに適用厚さ

1

4

  化学成分

2

5

  機械的性質 

2

6

  寸法及び許容差 

2

7

  形状

3

8

  質量

4

9

  スケール除去及び塗油 

4

10

  外観

4

11

  機械試験

5

12

  検査

5

13

  表示

6

14

  報告

6


G 3134

:2006

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本鉄鋼

連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって JIS G 3134:1990 は改正され,

この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。


   

日本工業規格

JIS

 G

3134

:2006

自動車用加工性熱間圧延高張力鋼板及び鋼帯

Hot-rolled high strength steel plate, sheet and strip with improved formability

for automobile structural uses

適用範囲 

この規格は,主に自動車,電気機器,建築材料などに用いる加工性の良い熱間圧延高張力鋼板及び鋼帯

(以下,鋼板及び鋼帯という。

)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320 

鋼材の溶鋼分析方法 

JIS G 0404

鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415

鋼及び鋼製品―検査文書

JIS G 3193

熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差

JIS Z 2201

金属材料引張試験片

JIS Z 2204

金属材料曲げ試験片

JIS Z 2241

金属材料引張試験方法

JIS Z 2248

金属材料曲げ試験方法

種類及び記号並びに適用厚さ 

鋼板及び鋼帯の種類は,5 種類とし,その記号及び適用厚さは,

表 による。

  1―種類の記号及び適用厚さ

種類の記号

適用厚さ

mm

備考

SPFH 490

SPFH 540

SPFH 590

1.6

以上

6.0

以下

加工用

SPFH 540 Y

SPFH 590 Y

2.0

以上

4.0

以下

高加工用

化学成分 


2

G 3134

:2006

   

化学成分は、規定しない。ただし,必要な場合は,受渡当事者間で協議する。その場合,分析は,溶鋼

分析によって行う。また,分析試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404 の 8.(化学成分)に

よって行い,溶鋼分析の方法は,JIS G 0320 による。

機械的性質 

鋼板及び鋼帯は,箇条 11 によって試験を行い,引張強さ,降伏点又は耐力,伸び及び曲げ性は,

表 2

による。曲げ性は,試験片の外側にき裂を生じてはならない。

  注記  曲げ性の試験の実施については,11.3 を参照。

表 2―機械的性質

伸び

%

曲げ性

内側半径

厚さ

mm

厚さ

mm

種類の記

引張強

N/mm

2

降伏点

又は耐力

N/mm

2

1.6

以上

2.0

未満

2.0

以上

2.5

未満

2.5

以上

3.25

未満

3.25

以上

6.0

以下

引張

試験片

曲 げ

角度

1.6

以上

3.25

未満

3.25

以上

6.0

以下

曲げ

試験片

SPFH

490

490

以上

325

以上

22

以上 23 以上 24 以上 25 以上

厚さの

0.5

厚さの

1.0

SPFH

540

540

以上

355

以上

21

以上 22 以上 23 以上 24 以上

厚さの

1.0

厚さの

1.5

SPFH

590

590

以上

420

以上

19

以上 20 以上 21 以上 22 以上

厚さの

1.5

厚さの

1.5

SPFH

540 Y

540

以上

295

以上

― 24 以上 25 以上 26 以上

厚さの

1.0

厚さの

1.5

SPFH

590 Y

590

以上

325

以上

― 22 以上 23 以上 24 以上

 5

試験片

圧延

方向

直角

180

°

厚さの

1.5

厚さの

1.5

3

試験片

圧延

方向

直角

注記   1 N/mm

2

=1MPa

寸法及び許容差 

6.1 

寸法の表し方 

鋼板及び鋼帯の寸法の表し方は,JIS G 3193 の 3.(寸法の表し方)による。

6.2 

標準厚さ 

鋼板及び鋼帯の標準厚さは,JIS G 3193 

表 1(標準厚さ)による。

6.3 

厚さの許容差 

鋼板及び鋼帯の厚さの許容差は,

表 による。ただし,厚さの許容差は,鋼帯の両端の正常でない部分

には適用しない。

なお,厚さの測定箇所は,JIS G 3193 の 5.(形状及び寸法の許容差)a)  による。


3

G 3134

:2006

  3―厚さの許容差

単位  mm

厚さ

1 200

未満

1 200

以上

1 500

未満

1 500

以上

1 800

未満

1 800

以上

2 160

未満

1.60

以上  2.00 未満

±0.16

±0.19

±0.20

a)

2.00

以上  2.50 未満

±0.18

±0.22

±0.23

 a)

2.50

以上  3.15 未満

±0.20

±0.24

±0.26

 a)

3.15

以上  4.00 未満

±0.23

±0.26

±0.28

±0.30

4.00

以上  5.00 未満

±0.26

±0.29

±0.31

±0.32

5.00

以上  6.00 未満

±0.29

±0.31

±0.32

±0.34

6.00

±0.32

±0.33

±0.34

±0.38

a)

幅 1 600 mm 未満について適用する。 

6.4

  幅の許容差 

幅の許容差は,JIS G 3193 

表 7(幅の許容差)の幅 400 mm 以上による。ただし,カットエッジの幅の

許容差は,

“カットエッジ  A  通常の切断方法によったもの”を適用する。

6.5 

鋼板の長さの許容差 

鋼板の長さの許容差は,

表 による。

表 4―鋼板の長さの許容差

長  さ

mm

許容差

6 300

未満

+25 mm

    0

6 300

以上

+0.5  %

    0

形状 

7.1

鋼板の平たん度 

  鋼板の平たん度は,

表 による。鋼板の平たん度は,鋼板を定盤の上に置いて測定し,その値は,ひ

ずみの最大値から鋼板の厚さを引いたものとし,鋼板の上側の面に適用する。ただし,平たん度は,ミル

エッジの鋼板には適用しない。

なお,

表 は,鋼板の任意の長さ 4 000 mm  について適用し,長さ 4 000 mm  未満の場合は,全長につ

いて適用する。


4

G 3134

:2006

   

表 5―鋼板の平たん度の最大値 

単位  mm

種類の記号

厚さ

1 250

未満

1 250

以上

1 600

未満

1 600

以上

2 000

未満

2 000

以上

1.60

以上

4.00

未満

16 18 20

SPFH 490

SPFH 540

4.00

以上

6.00

以下

14 16 18 22

1.60

以上

4.00

未満

20 22 24

加工用

SPFH 590

4.00

以上

6.00

以下

18 20 22 26

高加工用

SPFH 540 Y

SPFH 590 Y

2.00

以上

4.00

未満

22

7.2 

横曲がり 

鋼板の横曲がりの最大値は,

表 による。ただし,圧延のままの鋼板(耳付鋼板)には適用しない。

鋼帯の横曲がりは,

表 による。ただし,鋼帯の両端の正常でない部分には,適用しない。

なお,鋼板及び鋼帯の横曲がりの適用は,それぞれ JIS G 3193 

図 及び図 による。

鋼板及び鋼帯の横曲がりの測定は,注文者の要求のある場合に行う。

表 6―鋼板の横曲がりの最大値 

単位  mm

長さ

400

以上

630

未満

630

以上

1 000

未満

1 000

以上

2 500

未満 5

4

3

2 500

以上  4 000 未満 8

6

5

4 000

以上  6 300 未満 12

10

8

6 300

以上  10 000 未満 20

16

12

10 000

以上

任意の長さ 10 000

について 20

任意の長さ 10 000

について 16

任意の長さ 10 000

について 12

表 7―鋼帯の横曲がり 

単位  mm

最大値

任意の長さ 2 000 について 5

質量 

鋼板及び鋼帯の質量は,JIS G 3193 の 6.(質量)による。

スケール除去及び塗油   

9.1 

スケール除去 


5

G 3134

:2006

鋼板及び鋼帯は,熱間圧延後,注文者の要求に従って,酸洗又はショットブラストによってスケールを

除去してもよい。

9.2

  塗油 

塗油は,次による。ただし,受渡当事者間の協定によってもよい。

a)

  圧延したままの鋼板及び鋼帯は,塗油しない。

b)

  圧延によって生じたスケールを除去した鋼板及び鋼帯は,塗油する。

10 

外観 

鋼板及び鋼帯の外観は,JIS G 3193 の 7.(外観)による。ただし,鋼板の溶接補修は,行ってはならな

い。

11 

機械試験 

11.1

機械試験の一般事項 

機械試験の一般事項は,JIS G 0404 の 7.(一般要求)による。この場合,供試材の採り方は,A 類によ

り,試験片の数及び採取位置は,次による。

a)

引張試験片,及び曲げ試験片の数    同一溶鋼に属し,同一厚さのものを一括して一組とし,引張試

験片及び曲げ試験片をそれぞれ 1 個採取する。ただし,一組の質量が 50 t を超える場合は,二つの供

試製品のそれぞれから引張試験片及び曲げ試験片を 1 個ずつ採取する。

b)

引張試験片及び曲げ試験片の採取位置及び方向    試験片の中心は,幅の縁から幅の

4

1

の位置とし,

圧延方向に直角に採取する。ただし,中心が幅の縁から幅の

4

1

の位置に採れない場合には,これに近

い位置とする。

11.2 

引張試験 

引張試験は,次による。

a)

試験片は,JIS Z 2201 の 5 号試験片を用いる。

b)

試験方法は,JIS Z 2241 による。

11.3 

曲げ試験   

曲げ試験は,a)及び b)による。

なお,曲げ試験は,省略してもよい。

1)

ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わなけれ

ばならない。

1)

試験は,製造者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならないこと

を意味する。

a)

試験片は,JIS Z 2204 の 3 号試験片を用いる。

b)

試験方法は,JIS Z 2248 による。

12 

検査 

12.1 

検査 

検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b)

化学成分は,協定した場合に行い,箇条  4 に適合しなければならない。

c)

機械的性質は,箇条 に適合しなければならない。


6

G 3134

:2006

   

d)

寸法は,箇条 6  に適合しなければならない。

e) 

形状は,箇条 に適合しなければならない

f) 

質量は,箇条 8  に適合しなければならない。 

g)

外観は,箇条 10 に適合しなければならない。

12.2 

再検査 

引張試験又は曲げ試験で合格にならなかった鋼板及び鋼帯は,JIS G 0404 の 9.8(再試験)によって再試

験を行い,合否を決定してもよい。

13 

表示 

検査に合格した鋼板及び鋼帯は,1 結束ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事者

間の協定によって,項目の一部を省略してもよい。

a)

種類の記号

b)

製造番号又は検査番号

c)

寸法

d)

結束ごとの数量又は質量

e)

製造業者名又はその略号

  

14 

報告 

あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。

この場合,報告は,JIS G 0404 の 13.(報告)による。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS G 0415

表 1(検査文書の総括表)の記号 2.3(受渡試験報告書)又は 3.1.B(検査証明書 3.1.B)とする。