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G 3132:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 種類の記号及び適用厚さ  1 

4 化学成分 1 

5 機械的性質  2 

5.1 引張強さ及び伸び  2 

5.2 曲げ性  2 

6 形状,寸法及び質量  3 

7 外観 4 

8 スケール除去及び塗油  4 

8.1 スケール除去  4 

8.2 塗油  4 

9 試験 4 

9.1 分析試験  4 

9.2 機械試験  5 

10 検査及び再検査  5 

10.1 検査  5 

10.2 再検査  5 

11 表示  5 

12 注文時の確認事項  6 

13 報告  6 

 

 


 

G 3132:2018  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS G 3132:2011は改正され,この規格に置き換えられた。 

なお,平成31年11月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJIS

マーク表示認証において,JIS G 3132:2011を適用してもよい。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

G 3132:2018 

 

鋼管用熱間圧延炭素鋼鋼帯 

Hot-rolled carbon steel strip for pipes and tubes 

 

適用範囲 

この規格は,溶接鋼管に用いる熱間圧延炭素鋼鋼帯(以下,鋼帯という。)について規定する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法 

JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件 

JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書 

JIS G 3193 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差 

JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 

JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法 

 

種類の記号及び適用厚さ 

鋼帯は4種類とし,種類の記号及び適用厚さは,表1による。 

 

表1−種類の記号及び適用厚さ 

単位 mm 

種類の記号 

適用厚さ 

SPHT1 

1.2以上13以下 

SPHT2 

SPHT3 

1.6以上13以下a) 

SPHT4 

注a) 受渡当事者間の協定によって,1.2 mm以上1.6 mm

未満に適用してもよい。 

 

化学成分 

鋼帯は,9.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。 

 


G 3132:2018  

  

表2−化学成分 

単位 % 

種類の記号 

Si a) 

Mn 

SPHT1 

0.10以下 

0.35以下 

0.50以下 

0.040以下 

0.040以下 

SPHT2 

0.18以下 

0.35以下 

0.60以下 

0.040以下 

0.040以下 

SPHT3 

0.25以下 

0.35以下 

0.30〜0.90 

0.040以下 

0.040以下 

SPHT4 

0.30以下 

0.35以下 

0.30〜1.00 

0.040以下 

0.040以下 

必要に応じて,この表以外の合金元素を添加してもよい。 

注a) 鋼管に溶融亜鉛めっきを行う場合は,受渡当事者間の協定によって,0.04 %

以下とすることがある。 

 

機械的性質 

5.1 

引張強さ及び伸び 

引張強さ及び伸びは,次による。 

a) 鋼帯は,9.2.2によって試験を行い,その引張強さ及び伸びは,表3による。 

b) 引張強さ及び伸びは,圧延時の先端部及び尾端部には適用しない。 

 

表3−機械的性質 

種類の 

記号 

引張強さ 

N/mm2 

伸び 

引張 

試験片 

曲げ性 

厚さ 

mm 

曲げ 
角度 

内側半径 

曲げ 

試験片 

厚さ 

mm 

1.2以上 
1.6未満 

1.6以上 
3.0未満 

3.0以上 
6.0未満 

6.0以上 

13以下 

3.0以下 

3.0を超え 

13以下 

SPHT1 

270以上 

30以上 

32以上 

35以上 

37以上 

5号 

圧延 
方向 

180° 

厚さの 

0倍 

(密着) 

厚さの 

0.5倍 

3号 

圧延 
方向 

SPHT2 

340以上 

25以上 

27以上 

30以上 

32以上 

180° 

厚さの 

1.0倍 

厚さの 

1.5倍 

SPHT3 

410以上 

−a) 

22以上 

25以上 

27以上 

180° 

厚さの 

1.5倍 

厚さの 

2.0倍 

SPHT4 

490以上 

−a) 

18以上 

20以上 

22以上 

180° 

厚さの 

1.5倍 

厚さの 

2.0倍 

注記 1 N/mm2=1 MPa 
注a) 受渡当事者間の協定によって,伸びの下限値として次の値を適用してもよい。 

SPHT3:20 %,SPHT4:15 % 

 

5.2 

曲げ性 

曲げ性は,次による。 

a) 鋼帯は,9.2.3によって試験を行い,試験片の外側にき裂を生じてはならない。 

注記 曲げ性の試験の実施については,9.2.3参照。 

b) 曲げ性は,圧延時の先端部及び尾端部には適用しない。 

 


G 3132:2018  

 

形状,寸法及び質量 

鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差は,JIS G 3193による。ただし,厚さの許容差及び横曲がりは,

次による。 

a) 厚さの許容差は,次による。 

1) 厚さの許容差は,表4又は表5による。 

2) 厚さの許容差は,鋼帯の縁(幅方向端部)から20 mm以上内側に適用する。 

3) 厚さの許容差は,圧延時の先端部及び尾端部には適用しない。 

b) 横曲がりは,任意の位置の長さ2 000 mm当たり5 mm以下とする。横曲がりの測定は,省略してもよ

い1)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,測定しなければならない。 

注1) 横曲がりの測定は,製造業者の判断によって省略してもよいが,横曲がりは,規定を満足し

なければならないことを意味する。 

 

表4−厚さの許容差(SPHT1,SPHT2及びSPHT3に適用) 

単位 mm 

厚さ 

幅 

 

1 200未満 

1 200以上 
1 500未満 

1 500以上 
1 800未満 

1 800以上 
2 300以下 

 

1.60未満a) 

±0.14 

±0.15 

 

±0.16b) 

− 

 1.60以上 2.00未満 

±0.16 

±0.17 

±0.18 

 

±0.21c) 

 2.00以上 2.50未満 

±0.17 

±0.19 

±0.21 

 

±0.25c) 

 2.50以上 3.15未満 

±0.19 

±0.21 

±0.24 

±0.26 

 3.15以上 4.00未満 

±0.21 

±0.23 

±0.26 

±0.27 

 4.00以上 5.00未満 

±0.24 

±0.26 

±0.28 

±0.29 

 5.00以上 6.00未満 

±0.26 

±0.28 

±0.29 

±0.31 

 6.00以上 8.00未満 

±0.29 

±0.30 

±0.31 

±0.35 

 8.00以上 10.0  未満 

±0.32 

±0.33 

±0.34 

±0.40 

10.0  以上 12.5  未満 

±0.35 

±0.36 

±0.37 

±0.45 

12.5  以上 13.0  以下 

±0.38 

±0.39 

±0.40 

±0.50 

注a) 厚さ1.6 mm未満の許容差は,SPHT3については適用しない。ただし,受渡当

事者間の協定によって,厚さ1.6 mm未満のSPHT3について,表の数値を適用
してもよい。 

b) 幅1 500 mm以上1 600 mm以下について適用する。 

c) 幅1 800 mm以上2 000 mm以下について適用する。 

 


G 3132:2018  

  

表5−厚さの許容差(SPHT4に適用) 

単位 mm 

厚さ 

幅 

 

1 200未満 

1 200以上 
1 500未満 

1 500以上 
1 800未満 

1 800以上 
2 300以下 

 

1.60未満 

a) 

a) 

a) 

− 

 1.60以上 2.00未満 

±0.16 

±0.19 

±0.20 

− 

 2.00以上 2.50未満 

±0.18 

±0.22 

±0.23 

 

±0.25b) 

 2.50以上 3.15未満 

±0.20 

±0.24 

±0.26 

±0.29 

 3.15以上 4.00未満 

±0.23 

±0.26 

±0.28 

±0.30 

 4.00以上 5.00未満 

±0.26 

±0.29 

±0.31 

±0.32 

 5.00以上 6.00未満 

±0.29 

±0.31 

±0.32 

±0.34 

 6.00以上 8.00未満 

±0.32 

±0.33 

±0.34 

±0.38 

 8.00以上 10.0  未満 

±0.35 

±0.36 

±0.37 

±0.44 

10.0  以上 12.5  未満 

±0.38 

±0.40 

±0.41 

±0.49 

12.5  以上 13.0  以下 

±0.41 

±0.44 

±0.45 

±0.54 

注a) 厚さ1.6 mm未満の許容差は,SPHT4については規定しない。ただし,受渡当事

者間の協定によって,SPHT4について次の数値を適用してもよい。 

幅1 200 mm未満の場合,±0.14 mm 
幅1 200 mm以上1 500 mm未満の場合,±0.15 mm 
幅1 500 mm以上1 600 mm以下の場合,±0.16 mm 

b) 幅1 800 mm以上2 000 mm以下について適用する。 

 

外観 

鋼帯の外観は,JIS G 3193の箇条7(外観)による。ただし,特に注文者の要求がある場合は,受渡当

事者間の協定によってもよい。 

 

スケール除去及び塗油 

8.1 

スケール除去 

鋼帯のスケール除去の要否及び方法は,注文者の指定による。スケール除去の方法は,酸洗又はショッ

トブラストによる。 

8.2 

塗油 

塗油は,特に指定のない限り,次による。 

a) 酸洗又はショットブラストによってスケールを除去した鋼帯は,塗油する。 

b) 圧延したままの鋼帯は,塗油しない。 

 

試験 

9.1 

分析試験 

9.1.1 

分析試験の一般事項及び試料の採り方 

鋼帯の化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び試料の採り方は,JIS G 0404の箇

条8(化学成分)による。 

9.1.2 

試験方法 

溶鋼分析方法は,JIS G 0320による。 


G 3132:2018  

 

9.2 

機械試験 

9.2.1 

機械試験の一般事項 

機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供

試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置

は,次による。 

a) 試験片の数 同一溶鋼に属し,かつ,同一厚さのものを一括して一組とし,引張試験片及び曲げ試験

片をそれぞれ1個採取する。ただし,一組の質量が50 tを超える場合は,二つの供試製品のそれぞれ

から引張試験片及び曲げ試験片を1個ずつ採取する。 

b) 試験片の採取位置及び方向 試験片の中心は,幅の縁から幅の1/4又はそれに近い位置とし,圧延方

向と平行に採取する。 

9.2.2 

引張試験 

引張試験は,次による。 

a) 試験片は,JIS Z 2241の5号試験片を用いる。 

b) 試験方法は,JIS Z 2241による。 

9.2.3 

曲げ試験 

曲げ試験は,次による。 

a) 試験片は,JIS Z 2248の3号試験片を用いる。 

b) 試験方法は,JIS Z 2248の6.1(押曲げ法)による。曲げ角度及び内側半径は,表3による。 

c) 曲げ試験は,省略してもよい2)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わなければな

らない。 

注2) 試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならな

いことを意味する。 

 

10 検査及び再検査 

10.1 検査 

検査は,次による。 

a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。 

b) 化学成分は,箇条4に適合しなければならない。 

c) 機械的性質は,箇条5に適合しなければならない。 

d) 形状,寸法及び質量は,箇条6に適合しなければならない。 

e) 外観は,箇条7に適合しなければならない。 

10.2 再検査 

引張試験及び曲げ試験で合格にならなかった鋼帯は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,

合否を決定してもよい。 

 

11 表示 

検査に合格した鋼帯は,1結束ごとに次の項目を適切な方法で表示する。 

a) 種類の記号 

b) 溶鋼番号又は検査番号 

c) 寸法 


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d) 質量 

e) 製造業者名又はその略号 

 

12 注文時の確認事項 

この規格に規定する事項を適切に指定するために,受渡当事者は,注文時に次の事項を確認する。 

a) 種類の記号(表1) 

b) エッジの種類(ミルエッジ又はカットエッジ) 

c) 寸法 

d) スケール除去の要否及び方法(箇条8) 

e) 鋼帯の最大質量 

 

13 報告 

あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。

この場合,報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)による。ただし,化学成分のうち炭素は,小数点以下3

桁まで報告してもよい。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS G 0415の5.1(検査証明書3.1)

による。