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G 3116

:2013

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  種類及び記号並びに適用厚さ  

1

4

  化学成分  

1

5

  機械的性質  

2

6

  形状,寸法,質量及びその許容差  

2

7

  外観 

3

8

  試験 

3

8.1

  分析試験  

3

8.2

  機械試験  

3

9

  検査 

4

10

  再検査  

4

11

  表示  

4

12

  報告  

5


G 3116

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3116:2010 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 G

3116

:2013

高圧ガス容器用鋼板及び鋼帯

Steel sheet, plates and strip for gas cylinders

適用範囲 

この規格は,LP ガス,アセチレンなどの各種高圧ガスを充塡する内容積 500 L 以下の溶接容器に用いる

熱間圧延鋼板及び鋼帯(以下,それぞれ鋼板,鋼帯という。

)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0404

  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415

  鋼及び鋼製品−検査文書

JIS G 3193

  熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 2248

  金属材料曲げ試験方法

種類及び記号並びに適用厚さ 

鋼板及び鋼帯の種類は,4 種類とし,その記号及び適用厚さは,

表 による。

表 1−種類の記号及び適用厚さ 

単位  mm

種類の記号

適用厚さ

SG255 1.6

以上  6.0 以下

SG295

SG325

SG365

化学成分 

鋼板及び鋼帯は,8.1 の試験を行い,その溶鋼分析値は,

表 による。


2

G 3116

:2013

   

表 2−化学成分 

単位  %

種類の記号 C

Si

Mn

P

S

SG255 0.20

以下

− 0.30 以上 0.020 以下 0.020 以下

SG295 0.20

以下 0.35 以下 1.00 以下 0.020 以下 0.020 以下

SG325 0.20

以下 0.55 以下 1.50 以下 0.020 以下 0.020 以下

SG365 0.20

以下 0.55 以下 1.50 以下 0.020 以下 0.020 以下

  必要に応じて,この表以外の合金元素を添加してもよい。

機械的性質 

鋼板及び鋼帯は,8.2 の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性は,

表 による。

なお,曲げ性の場合は,曲げ試験片の外側にき裂を生じてはならない。

注記  曲げ性の試験の実施については,8.2.1 を参照。

表 3−降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性 

種類の記号

降伏点

又は耐力

N/mm

2

引張強さ

N/mm

2

伸び

%

引張試験片

曲げ性

曲げ角度

内側半径

試験片

SG255 255

以上 400 以上 28 以上

5

180

°

厚さの

1.0

3

SG295 295

以上 440 以上 26 以上 180°

厚さの

1.5

SG325 325

以上 490 以上 22 以上 180°

SG365 365

以上 540 以上 20 以上 180°

  鋼帯の両端の正常でない部分には適用しない。

注記 1

N/mm

2

=1 MPa

形状,寸法,質量及びその許容差 

鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差は,JIS G 3193 による。ただし,厚さの許容差は,

4

又は

表 によるものとし,鋼板の長さ及びカットエッジの場合の幅の許容差は,特に指定のない限り JIS 

G 3193

の許容差 A とする。

鋼帯から切断したカットエッジの鋼板の直角度は,次の対角線を用いる方法によってもよい。ただし,

疑義が生じた場合は JIS G 3193 の方法による。

鋼板の 2 本の対角線の長さ(

図 の X

1

及び X

2

)の差の絶対値の 1/2 を求め,この値(|X

1

X

2

|/2

)が鋼板

の実測幅 の 0.7 %を超えてはならない。

図 1−鋼板の直角度(対角線を用いる方法) 


3

G 3116

:2013

表 4SG255 及び SG295 の厚さの許容差

a)

単位  mm

厚さ

b)

1 200

未満

1 200

以上

1 500

未満

1 500

以上

1 800

未満

1 800

以上

2 000

未満

1.60

以上  2.00 未満

±0.16

±0.17

±0.18

±0.21

2.00

以上  2.50 未満

±0.17

±0.19

±0.21

±0.25

2.50

以上  3.15 未満

±0.19

±0.21

±0.24

±0.26

3.15

以上  4.00 未満

±0.21

±0.23

±0.26

±0.27

4.00

以上  5.00 未満

±0.24

±0.26

±0.28

±0.29

5.00

以上  6.00 未満

±0.26

±0.28

±0.29

±0.31

6.00

±0.29

±0.30

±0.31

±0.35

  厚さの測定箇所は,縁から 20 mm 以上内側の任意の点とする。 

a)

鋼帯の両端の正常でない部分には適用しない。

b)

幅 2 000 mm 以上の場合は,受渡当事者間の協定による。

表 5SG325 及び SG365 の厚さの許容差

a)

単位  mm

厚さ

b)

1 200

未満

1 200

以上

1 500

未満

1 500

以上

1 800

未満

1 800

以上

2 000

未満

1.60

以上  2.00 未満

±0.16

±0.19

±0.20

2.00

以上  2.50 未満

±0.18

±0.22

±0.23

2.50

以上  3.15 未満

±0.20

±0.24

±0.26

3.15

以上  4.00 未満

±0.23

±0.26

±0.28

±0.30

4.00

以上  5.00 未満

±0.26

±0.29

±0.31

±0.32

5.00

以上  6.00 未満

±0.29

±0.31

±0.32

±0.34

6.00

±0.32

±0.33

±0.34

±0.38

  厚さの測定箇所は,縁から 20 mm 以上内側の任意の点とする。 

a)

鋼帯の両端の正常でない部分には適用しない。

b)

幅 2 000 mm 以上の場合は,受渡当事者間の協定による。ただし,厚さ 3.15

mm

未満の場合を除く。

外観 

鋼板及び鋼帯の外観は,JIS G 3193 の箇条 7(外観)による。

試験 

8.1 

分析試験 

分析試験は,次による。

a) 

分析試験の一般事項  分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404 の箇条 8(化

学成分)による。

b) 

分析方法  溶鋼分析方法は,JIS G 0320 による。

8.2 

機械試験 

8.2.1 

試験一般 

機械試験の一般事項は,JIS G 0404 の箇条 7(一般要求)及び箇条 9(機械的性質)による。ただし,供


4

G 3116

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試材の採り方は,JIS G 0404 の 7.6(試験片採取条件及び試験片)の A 類とする。

なお,曲げ試験は,省略してもよい

1)

。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わなけれ

ばならない。

1)

試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならない

ことを意味する。

8.2.2 

引張試験片及び曲げ試験片の数 

同一溶鋼に属し,同一厚さのものを一括して一組とし,引張試験片及び曲げ試験片をそれぞれ 1 個採取

する。ただし,一組の質量が 25 t を超えるときは,それぞれ 2 個採取する。

8.2.3 

引張試験片及び曲げ試験片の採取位置及び方向 

引張試験片及び曲げ試験片の中心は,幅の縁から幅の 1/4 又はそれに近い位置とし,圧延方向に平行に

採取する。

8.2.4 

試験片 

引張試験片及び曲げ試験片は,次による。

a)

引張試験片は,JIS Z 2241 の 5 号試験片による。

b)

曲げ試験片は,JIS Z 2248 の 3 号試験片による。

8.2.5

試験方法 

引張試験及び曲げ試験の方法は,次による。

a)

引張試験方法は,JIS Z 2241 による。

b)

曲げ試験方法は,JIS Z 2248 による。

検査 

検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS G 0404 による。

b)

化学成分は,箇条 に適合しなければならない。

c)

機械的性質は,箇条 に適合しなければならない。

d)

形状,寸法,質量及びその許容差は,箇条 に適合しなければならない。

e)

外観は,箇条 に適合しなければならない。

10 

再検査 

引張試験及び曲げ試験で合格とならなかった鋼板及び鋼帯は,JIS G 0404 の 9.8(再試験)によって再試

験を行い,合否を判定してもよい。

11 

表示 

検査に合格した鋼板及び鋼帯は,1 結束ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,結束しない

鋼板は,1 枚ごとに表示する。

a)

種類の記号

b)

溶鋼番号又は検査番号

c)

寸法。寸法の表示は,JIS G 3193 の箇条 3(寸法の表し方)による。

d)

結束ごとの数量又は質量(結束した場合に適用)

e)

製造業者名又はその略号


5

G 3116

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12 

報告 

製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404 の箇条 13(報告)によ

る。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書の種類は,JIS G 0415 

表 1(検査文書の総括表)

の記号 2.3(受渡試験報告書)又は 3.1.B(検査証明書 3.1.B)とする。

なお,化学成分は,

表 以外の合金元素を添加した場合は,添加した合金元素の含有率を成績表に付記

する。