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G 3108

:2004

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人  日本鉄

鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS G 3108:1987 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


G 3108

:2004

(2) 

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類の記号 

1

4.

  化学成分及び機械的性質 

1

5.

  寸法,質量及び許容差 

2

6.

  外観

3

7.

  試験

3

7.1

  分析試験 

3

7.2

  引張試験 

3

8.

  検査

3

9.

  表示

4

10.

  報告

4

 


(1) 

                            日本工業規格

JIS

 G

3108

:2004

みがき棒鋼用一般鋼材

Rolled carbon steel for cold-finished steel bars

1. 

適用範囲  この規格は,みがき棒鋼用として,熱間圧延によって製造された一般鋼材(以下,

鋼材という。

)について規定する。

2. 

引用規格  付表 に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部

を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する

3. 

種類の記号  鋼材の種類は 6 種類とし,その記号は,表 による。

  1  種類の記号

種類の記号

適用

SGD A

SGD B

機械的性質保証

SGD 1

SGD 2

SGD 3

SGD 4

化学成分保証

備考 

SGD 1

,SGD 2,SGD 3 及び SGD 4 についてキル

ド鋼を指定する場合は,それぞれの記号のあとに

K

を付記する。

4. 

化学成分及び機械的性質  鋼材の化学成分及び機械的性質は,7.1 及び 7.2 によって試験を行い,

その値は,表 による。


G 3108

:2004

(2) 

  2  化学成分及び機械的性質

化学成分  %

降伏点 N/mm

2

伸び

鋼材の径,辺,対辺距離,厚さ

      mm

種類の

記号

C Mn P  S

16

以下

16

を超え

40

以下

40

を超え

るもの

引張 
強さ

N/mm

2

鋼材の

径,辺,

対辺距

離,厚さ

mm

試験片

25

以下

2

号 26 以上

SGD A

 

0.045

以下

0.045

以下

290

390

25

を超

えるもの

14A

29

以上

25

以下

2

号 20 以上

SGD B

 

0.045

以下

0.045

以下

245

以上

235

以上

215

以上

400

510

25

を超

えるもの

14A

22

以上

SGD 1

0.10

以下

0.30

0.60

0.045

以下

0.045

以下

SGD 2

0.10

0.15

0.30

0.60

0.045

以下

0.045

以下

SGD 3

0.15

0.20

0.30

0.60

0.045

以下

0.045

以下

SGD 4

0.20

0.25

0.30

0.60

0.045

以下

0.045

以下

備考1. 

表中の化学成分の値は,溶鋼分析値とする。

2. 

SGD 1

∼4 の Mn は,受渡当事者間の協定によって,0.60∼0.90 %としてもよい。この場合,種類

の記号の末尾に M を付記する。

例  SGD 3 で Mn 0.60∼0.90  %の場合……SGD 3 M

    キルド鋼指定の SGD 3 で Mn 0.60∼0.90  %の場合……SGD 3 KM

3. 

SGD B

で径が 30 mm を超える場合の引張強さは,受渡当事者間の協定によって 370 N/mm

2

以上

としてもよい。

4. 

SGD B

で径が 100 mm を超える場合の降伏点は,205 N/mm

2

以上とする。

5. 1

N/mm

2

 = 1 MPa

5. 

寸法,質量及び許容差  鋼材の寸法,質量及び許容差は,JIS G 3191 及び JIS G 3194 による。

ただし,標準寸法は,130 mm 以下とする。


G 3108

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(3) 

6. 

外観  鋼材は,圧延のままとし,表面が平滑で,使用上有害なきずがあってはならない。ただ

し,バーインコイルで供給される鋼材は,一般に検査によって全長にわたってのきずの検出は困難

であり,またその除去の機会がないため,正常でない部分を含むことがある。したがって,正常で

ない部分の取扱いについては,受渡当事者間の協定による。鋼材に有害なきずがある場合,製造業

者は,チッピング又はグラインダがけなどによって欠陥を除去してもよい。ただし,この場合の条

件は,次による。

a) 

鋼材の手入れ部分はきれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は,滑らかでなければ

ならない。

b)

棒鋼の手入れ部分の最深部は,

表 3 の手入れの限度が 5.  の寸法許容差の下限を外れてもよい。

  3  手入れの限度

径,対辺距離

mm

手入れの限度

         16 未満 0.15

mm

16

以上   50 未満

呼称寸法の 1%以下。ただし,最大値 0.35 mm

50

以上  100 未満

呼称寸法の 0.7%以下。ただし,最大値 0.50 mm

100

以上  130 以下

呼称寸法の 0.5%以下

7. 

試験

7.1 

分析試験  分析試験は,次による。

a) 

分析試験の一般事項及び分析試料の採り方  鋼材の化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析

試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404 の 8.(化学成分)による。

b)

分析方法  分析方法は,JIS G 0320 による。

7.2 

引張試験

7.2.1 

一般事項  引張試験の一般事項は,JIS G 0404 の 7.(一般要求)による。ただし,供試材の

採り方は,A 類による。

7.2.2 

試験片の数  引張試験片の数は,同一溶鋼に属し,径・対辺距離が 2 倍以内であれば 50tま

では 1 個とし,50tを超えるときは 2 個とする。

7.2.3 

試験片及び試験方法  引張試験片及び引張試験方法は,次による。

JIS Z 2201 の 2 号又は 14 A 号試験片

JIS Z 2241 の試験方法

8. 

検査  検査は,次による。

a) 

化学成分,機械的性質,寸法,質量及び外観は,4.5.及び 6.  に適合しなければならない。

b) 

引張試験で合格にならなかった鋼材は,JIS G 0404 の 9. 8(再試験)によって再試験を行い,合

否を決定してもよい。


G 3108

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(4) 

9. 

表示  検査に合格した鋼材は,鋼材ごと又は 1 結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示しな

ければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,次の項目中の一部を省略してもよい。

a) 

種類の記号

b) 

溶鋼番号又は検査番号

c) 

寸法

d) 

製造業者名又はその略号

10. 

報告  JIS G 0404 の 13.(報告)による。

付表  1  引用規格

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0404

  鋼材の一般受渡し条件

JIS G 3191

  熱間圧延棒鋼とバーインコイルの形状,寸法及び質量並びにその許容差

JIS G 3194

  熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差

JIS Z 2201

  金属材料引張試験片

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法