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G 1314-1

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  一般事項

1

4

  定量方法の区分 

1

5

  過マンガン酸カリウム目視滴定法

2

5.1

  要旨

2

5.2

  試薬

2

5.3

  試料はかりとり量

2

5.4

  操作

2

5.5

  空試験

3

5.6

  計算

3

5.7

  許容差

3

6

  過マンガン酸カリウム電位差滴定法 

3

6.1

  要旨

3

6.2

  試薬

3

6.3

  装置及び器具 

4

6.4

  試料はかりとり量

4

6.5

  操作

4

6.6

  空試験

5

6.7

  計算

5

6.8

  許容差

5

7

  エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム滴定法 

5

7.1

  要旨

5

7.2

  試薬

5

7.3

  試料はかりとり量

6

7.4

  操作

6

7.5

  空試験

6

7.6

  計算

6

7.7

  許容差

7

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

8


G 1314-1

:2011

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本フェロアロイ協会(JFA)及び財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS G 1314:1998 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS G 1314

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

G

1314-1

  第 1 部:マンガン定量方法

JIS

G

1314-2

  第 2 部:けい素定量方法

JIS

G

1314-3

  第 3 部:炭素定量方法

JIS

G

1314-4

  第 4 部:りん定量方法

JIS

G

1314-5

  第 5 部:硫黄定量方法

JIS

G

1314-6

  第 6 部:ほう素定量方法


日本工業規格

JIS

 G

1314-1

:2011

シリコマンガン分析方法−

第 1 部:マンガン定量方法

Method for chemical analysis of silicomanganese-

Part 1: Determination of manganese content

序文 

この規格は,1978 年に第 1 版として発行された ISO 4159 を基とし,分析技術の進展に対応するため,

技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,シリコマンガン中のマンガンの定量方法について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4159:1978

,Ferromanganese and ferrosilicomanganese−Determination of manganese content−

Potentiometric method

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 1301

  フェロアロイ−分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

一般事項 

分析方法に共通な一般事項は,JIS G 1301 による。

定量方法の区分 

マンガンの定量方法は,次のいずれかによる。

a) 

過マンガン酸カリウム目視滴定法  この方法は,マンガン含有率 55 %(質量分率)以上 80 %(質量

分率)以下の試料に適用する。

b) 

過マンガン酸カリウム電位差滴定法  この方法は,マンガン含有率 55 %(質量分率)以上 95 %(質

量分率)以下の試料に適用する。


2

G 1314-1

:2011

c) 

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム滴定法  この方法は,マンガン含有率 55 %(質量分率)

以上 80 %(質量分率)以下の試料に適用する。

過マンガン酸カリウム目視滴定法 

5.1 

要旨 

試料を硝酸及びふっ化水素酸で分解し,硫酸を加え加熱して硫酸白煙を発生させて硝酸を除去する。酸

化亜鉛で中和して鉄などを除去し,過マンガン酸カリウム溶液で滴定する。

5.2 

試薬 

試薬は,次による。

5.2.1 

塩酸(11 

5.2.2 

硝酸 

5.2.3 

ふっ化水素酸 

5.2.4 

硫酸(11 

5.2.5 

二硫酸ナトリウム 

5.2.6 

酸化亜鉛乳  酸化亜鉛約 20 g に水約 100 mL を加え,かき混ぜて乳状とする。 

5.2.7 0.02 

mol/L

過マンガン酸カリウム溶液  調製,保存及び標定方法は,JIS K 8001 の JA.5.2(滴定用

溶液の調製,標定及び計算)g)  による。 

5.3 

試料はかりとり量 

試料はかりとり量は,0.10 g とし,0.1 mg の桁まではかる。

5.4 

操作 

5.4.1 

試料溶液の調製 

試料溶液の調製は,次の手順によって行う。

a)

試料をはかりとって白金皿(100 番)又はポリテトラフルオロエチレン(以下,PTFE という。

)製ビ

ーカー(100 mL)に移し入れ,白金又は PTFE 製の蓋で覆う。

b)

蓋を少しずらして硝酸 15 mL を加え,ふっ化水素酸を数滴ずつ滴加して分解する。反応が激しくなる

場合は,容器の外側を水で冷却する。

c)

蓋の下面を水で洗って蓋を取り除く。

d)

硫酸(1+1)10 mL を加えて加熱蒸発し,硫酸の白煙を約 10 分間激しく発生させた後,放冷する。

なお,着色した不溶解残さがある場合は,塩酸(1+1)約 5 mL を加えて加熱し,再び硫酸の白煙

を発生させる。

e)

水約 30 mL を加え,加熱して可溶性塩類を溶解する。

f)

溶液をろ紙(5 種 A)を用いてろ過し,温水で数回洗浄する。ろ液及び洗液は,ビーカー(300 mL)

に受けて主液として保存する。残さは,ろ紙とともに白金るつぼ(30 番)に入れて灰化する。放冷し

た後,二硫酸ナトリウム約 2 g を加え,加熱して融解する。放冷した後,先に保存した主液に白金る

つぼごと入れ,加熱して融成物を溶解する。白金るつぼを少量の水で洗って,白金るつぼを取り出す。

なお,不溶解残さが認められない場合は,f)  の操作は行わず,e)  の溶液をビーカー(300 mL)に

水を用いて移し入れる。

5.4.2 

鉄などの除去 

鉄などの除去は,次の手順によって行う。

a)  5.4.1 f)

で得た溶液に水を加えて,液量を約 100 mL とする。


3

G 1314-1

:2011

b)

酸化亜鉛乳(5.2.6)を少量ずつ加えて中和し,更に少し過剰に加えて,沸騰するまで加熱する。

c)

沈殿を過剰の酸化亜鉛とともにろ紙(5 種 A)を用いてろ過し,温水で洗浄する。ろ液及び洗液を三

角フラスコ(500 mL)に受ける

1)

    注

1)

  このとき,ろ液及び洗液は,白濁してもよい。

d)

熱水を加えて液量を約 200 mL とし,更に酸化亜鉛乳(5.2.6)1,2 滴を加えて,溶液を白濁させる。

5.4.3 

滴定 

5.4.2 d)

で得た溶液を加熱して沸騰させた後,直ちに,0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液(5.2.7)で

滴定し,溶液が微紅色を呈してから約 1 分間沸騰させても上澄液の微紅色が消えない点を終点とし,0.02

mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量を求める。

5.5 

空試験 

空試験は,行わない。

5.6 

計算 

5.4.3

で得た 0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液の使用量から,試料中のマンガン含有率を,次の式に

よって算出する。

100

648

001

.

0

1

1

1

×

×

×

=

m



f

V

Mn

ここに,

Mn

試料中のマンガン含有率[

%

(質量分率)

V

1

5.4.3

で得た

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量

mL

ƒ

1

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液のファクター

m

1

試料はかりとり量(

g

5.7 

許容差 

許容差は,

表 による。

表 1−許容差 

単位  %(質量分率)

マンガン含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

62.49 0.269 0.319

注記  この表に示すマンガン含有率は,JIS Z 8402:1991 に基づいた許容差決定のための共

同実験に用いた試料中のマンガン含有率である。

過マンガン酸カリウム電位差滴定法 

6.1 

要旨 

試料を塩酸,過塩素酸及びふっ化水素酸で分解し,加熱して過塩素酸の白煙を発生させて塩酸及びふっ

化水素酸を除去する。二りん酸ナトリウムを共存させ,塩酸で溶液の

pH

を調節し,電位差計を用いて過

マンガン酸カリウム溶液で滴定する。

6.2 

試薬 

試薬は,次による。

6.2.1 

塩酸 

6.2.2 

塩酸(1214 

6.2.3 

過塩素酸 


4

G 1314-1

:2011

6.2.4 

ふっ化水素酸 

6.2.5 

二りん酸ナトリウム溶液  二りん酸ナトリウム十水和物

145 g

をコニカルフラスコ(

2 L

)にとり,

温水約

1 L

を加え,

60

℃を超えないように加熱して溶解した後,冷却する。この溶液は,使用の都度調製

する。

6.2.6 0.02 

mol/L

過マンガン酸カリウム溶液  調製は,5.2.7 による。 

6.3 

装置及び器具 

装置及び器具は,通常,次のものを用いる。

6.3.1 

電位差計  6.3.2 の電極を接続して,電極間の電位差を計測して表示できるもの。

pH

計に

mV

表示

のあるものを使用してもよい。

6.3.2 

電極  電極は,白金−飽和カロメル,白金−タングステン又は白金−白金のいずれかの組合せを用

いる。

6.4 

試料はかりとり量 

試料はかりとり量は,

1.0 g

とし,

0.1 mg

の桁まではかる。

6.5 

操作 

警告

過塩素酸の蒸気は,アンモニア,亜硝酸蒸気又は有機物が存在すると爆発する危険がある。蒸

気は,過塩素酸を使用しても安全な排気設備を備えた場所で処理しなければならない。

6.5.1 

試料溶液の調製 

試料溶液の調製は,次の手順によって行う。

a)

はかりとった試料を白金皿(

200

番)又は

PTFE

製ビーカー(

300 mL

)に移し入れ,白金又は

PTFE

製の蓋で覆う。

b)

塩酸

10 mL

と過塩素酸

15 mL

とを加えた後,ふっ化水素酸約

20 mL

を少量ずつ加えて分解する。

c)

最初は穏やかに加熱し,

次第に強く加熱して過塩素酸の濃厚な白煙を発生させる。溶液の粘性が増し,

二酸化マンガンの沈殿が生成し始めるまで加熱を継続する。

d)

放冷した後,塩酸(

1

4

20 mL

を加え,加熱して可溶性塩類を溶解する。溶液が透明になるまで穏

やかに加熱する。

なお,不溶解残さがある場合は,5.4.1 f)

による。

e)

熱水

50 mL

を加え,室温まで放冷する。

6.5.2 

滴定 

滴定は,次の手順によって行う。

a)

6.5.1 e)

で得た試料溶液を全量フラスコ(

250 mL

)に水を用いて移し入れ,常温まで冷却した後,水

で標線まで薄める。

b)

ピペットを用いて溶液

50 mL

を分取し,ビーカー(

500 mL

)に移し入れ,水を加えて

100 mL

に薄め

た後,二りん酸ナトリウム溶液(6.2.5

250 mL

加える

2)

2)

市販の電位差計をもつ自動滴定装置を使用する場合は,滴定に用いるビーカー(

200 mL

)を

用いてもよい。この場合,溶液の分取量は

25 mL

とし,水を加えた後の量は

50 mL

に,二り

ん酸ナトリウム溶液添加量は,

100 mL

とする。

c)

ビーカーをマグネチックスターラーの上に置いて回転子を入れ,かき混ぜる。

d)

 pH

計を用いて,塩酸(

1

2

)でこの溶液の

pH

6.5

7.0

に調節する。

e)

電位差計を用いて

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液(6.2.6)で滴定し,電位差計の振れが最大と

なる点を終点とし使用量を読みとる。


5

G 1314-1

:2011

6.6 

空試験 

空試験は,行わない。

6.7 

計算 

6.5.2

で得た

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量から,試料中のマンガン含有率を,次の式に

よって算出する。

100

250

/

395

004

.

0

2

2

2

×

×

×

×

=

B

m

f

V

Mn

ここに,

Mn

試料中のマンガン含有量[

%

(質量分率)

V

2

6.5.2

で得た

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量

mL

ƒ

2

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液のファクター

m

2

試料はかりとり量(

g

B

試料溶液の分取量(

mL

6.8 

許容差 

許容差は,

表 による。

なお,この許容差は,6.5.2 

2) 

を適用し,自動滴定装置を用いて試料溶液の分取量を

25 mL

とした

場合にも適用する。

表 2−許容差 

単位  %(質量分率)

マンガン含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

62.49 0.277 0.342

注記  この表に示すマンガン含有率は,JIS Z 8402:1991 に基づいた許容差決定のための共

同実験に用いた試料中のマンガン含有率である。

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム滴定法 

7.1 

要旨 

試料を硝酸及びふっ化水素酸で分解した後,塩酸溶液とし,塩化ヒドロキシルアンモニウム及び

2,2

'

,2

"

-

ニトロトリエタノールを加える。

pH

を約

10

に調節してシアン化カリウムを加え,チモールフタレインコ

ンプレクソンを指示薬としてエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム(以下,

EDTA2Na

という。

)溶

液で滴定する。

7.2 

試薬 

試薬は,次による。

7.2.1 

塩酸(11 

7.2.2 

硝酸 

7.2.3 

ふっ化水素酸 

7.2.4 

硫酸(11 

7.2.5 

シアン化カリウム溶液(10 g/L 

7.2.6 

二硫酸ナトリウム 

7.2.7 

アンモニア緩衝液  塩化アンモニウム

54 g

を水に溶解した後,アンモニア水

600 mL

を加え,水を

加えて液量を

1 000 mL

とする。 

7.2.8 

塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(50 g/L 


6

G 1314-1

:2011

7.2.9 2,2',2"-

ニトロトリエタノール(別名:トリエタノールアミン)溶液(250 mL/L 

7.2.10

  0.05 mol/L EDTA2Na 溶液  調製,保存及び標定方法は,JIS K 8001 の JA.5.2(滴定用溶液の調製,

標定及び計算)c)  による。 

7.2.11

  チモールフタレインコンプレクソン指示薬  チモールフタレインコンプレクソン

0.1 g

及び硝酸カ

リウム

10 g

をめのう乳鉢に取り,よくすり混ぜたもの。 

    警告

シアン化カリウムは,猛毒であるので,この試薬及びこの試薬溶液を含む溶液の取扱いには特

別の注意を必要とする。

7.3 

試料はかりとり量 

試料はかりとり量は,

0.10 g

とし,

0.1 mg

の桁まではかる。

7.4 

操作 

7.4.1 

試料溶液の調製 

試料溶液の調製は,次の手順によって行う。

a)

試料をはかりとって白金皿(

100

番)又は

PTFE

製ビーカー(

100 mL

)に移し入れ,白金又は

PTFE

製の蓋で覆う。

b)

蓋を少しずらして硝酸

15 mL

を加え,ふっ化水素酸を数滴ずつ滴加して分解する。このとき,反応が

激しくなる場合は,容器の外側を水で冷却する。

c)

加熱して蒸発乾固し,更に約

10

分間加熱を続けた後,放冷する。

d)

蓋の下面を少量の水で洗って蓋を取り除き,塩酸(

1

1

10 mL

を加え,加熱して可溶性塩類を溶解

する

3)

3)

  不溶解残さが認められない場合は,次の e)

の操作は行わなくてもよい。

e)

溶液をろ紙(

5

A

)を用いてろ過し,温水で数回洗浄する。ろ液及び洗液は,ビーカー(

300 mL

に受けて主液として保存する。残さは,ろ紙とともに白金るつぼ(

30

番)に入れ,加熱してろ紙を灰

化する。放冷した後,硫酸(

1

1

)数滴で湿し,ふっ化水素酸約

1 mL

を加えて加熱し,乾固する。

放冷した後,二硫酸ナトリウム約

2 g

を加え,加熱して融解する。放冷した後,先に保存した主液に

白金るつぼごと入れ,加熱して融成物を溶解する。白金るつぼを少量の水で洗って,白金るつぼを取

り出す。

7.4.2 

滴定 

滴定は,次の手順によって行う。

a)

7.4.1

の d)

又は e)

で得た溶液を三角フラスコ(

500 mL

)に水を用いて移し入れ,水を加えて液量を

150 mL

とした後,室温まで冷却する。

b)

溶液を振り混ぜながら,塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(

50 g/L

5 mL

及び

2,2

'

,2

"

-

ニトロトリエ

タノール溶液(

1

4

20 mL

を加え,更にアンモニア緩衝液(7.2.7

50 mL

を少量ずつ加えた後,シ

アン化カリウム溶液(

10 g/L

)約

1 mL

を加える。

c)

チモールフタレインコンプレクソン指示薬(7.2.11

0.05

0.08 g

を加えて振り混ぜた後,直ちに,

0.05

mol/L EDTA2Na

溶液(7.2.10)で滴定し,溶液が青から黄色又は無色に変わった点を終点として,

0.05

mol/L EDTA2Na

溶液の使用量を求める。

7.5 

空試験 

空試験は,行わない。

7.6 

計算 

7.4.2

で得た

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液の使用量から,試料中のマンガン含有率を,次の式によって算出


7

G 1314-1

:2011

する。

100

747

002

.

0

3

3

3

×

×

×

=

m

f

V

Mn

ここに,

Mn

試料中のマンガン含有率[

%

(質量分率)

V

3

7.4.2

で得た

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液の使用量(

mL

ƒ

3

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液のファクター

m

3

試料はかりとり量(

g

7.7 

許容差 

許容差は,

表 による。

表 3−許容差 

単位  %(質量分率)

マンガン含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

62.59 0.314 0.546

注記  この表に示すマンガン含有率は,JIS Z 8402:1991 に基づいた許容差決定のための

共同実験に用いた試料中のマンガン含有率である。

参考文献 JIS 

8402

:1991

  分析・試験の許容差通則


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS G 1314-1:2011

  シリコマンガン分析方法−第 1 部:マンガン定量方法

ISO 4159:1978

  Ferromanganese and ferrosilicomanganese − Determination of

manganese content

−Potentiometric method

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II) 
国際規格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1

適 用 範

シ リ コ マ ン ガ ン 中
の マ ン ガ ン 定 量 方
法について規定

 1

適用範

フェロマンガン及びフェ
ロシリコマンガン含有の
電位差滴定による定量方

法について規定

追加

ISO

規格は,電位差滴定方法に

限定。JIS は,別の二つの定量
方法を追加している。

JIS

は,日本国内で広く使用され

ていて JIS として必要な別の二つ
の定量方法を追加。これらの ISO

への提案を検討する。

2

引 用 規

3

一 般 事

JIS G 1301

による。

1

適用範

ISO 3713

による。

変更

実質的に同じ

4

定 量 方

法の区分

過 マ ン ガ ン 酸 カ リ
ウム目視滴定法,過

マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ
ム電位差滴定法,エ
チ レ ン ジ ア ミ ン 四

酢 酸 二 水 素 二 ナ ト
リウム滴定法

 1

適用範

電位差滴定方法だけを規
定。

追加

ISO

規格は,電位差滴定方法に

限定。JIS は,別の二つの定量

方法を追加している。

電位差滴定方法以外の定量方法
については,ISO への提案を検討

する。

5

過 マ ン

ガ ン 酸 カ
リ ウ ム 目
視滴定法

過 マ ン ガ ン 酸 カ リ

ウム目視滴定法

追加

過マンガン酸カリウムの紅色

を利用する目視滴定法を追加。

日本国内で広く使用されている

ため追加。

6.1

要旨

試料を酸分解し,pH
の調整後,電位差滴

 3

原理

JIS

と同じ

一致

8

G

 13

14
-1


201

1


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

6.2

試薬 0.02

mol/L

過マンガ

ン酸カリウム溶液

 4

試薬 0.1

N

過マンガン酸カリ

ウム溶液

変更

JIS

は SI 単位の mol/L を使用。 ISO への提案を検討する。

6.3

装 置

及び器具

電位差計,電極

5

装置及

び器具

コニカルビーカー,還流
冷却器,pH メーター,電

位差計等を規定

削除

JIS G 1301

で引用したガラス

器具等の一般器具を削除した。

実質的に差はない。

6.4

試 料

は か り と
り量

1.0 g

7.1

試 料

はかりと
り量

1.0 g

一致

6.5

操作

酸分解後,pH 調節

し 電 位 差 計 を 用 い
て滴定

 7

操作

JIS

と同じ

一致

6.6

空 試

空試験は,行わない

7.2

空 試

行っている

変更

空試験実施の有無。

試薬等に含まれるマンガンは無
視できるほど少ないこと及び電
位差滴定では,マンガンがほどん

どない空試験液の終点の判別が
困難なことから、空試験は行わな
いことにした。

ISO

への提案を検討する。

6.7

計算

計算式は,過マンガ
ン 酸 カ リ ウ ム 溶 液

のファクター

 8

結果の

表し方

過マンガン酸カリウム標
準液 1 mL 当たりのマン

ガン相当量

変更

JIS

は,空試験を行わないので,

式に空試験値を入れていない。

また,ISO 4159 では,過マン
ガン酸カリウム標準液 1 mL 当
たりのマンガン相当量からマ

ンガン含有率を算出している
が,JIS は変換定数及びファク
ターから算出している。

JIS K 8001

では,過マンガン酸カ

リウム標準液濃度をファクター

で補正しているため,マンガン相
当量の変換方法を変更した。ま
た,空試験については,ISO への

提案を検討する。

6.8

許 容

許容差を規定

8

再現性

再現精度を規定

変更

JIS

は,共同実験から求めた。

ISO

への提案を検討する。

9

G

 13

14
-1


201

1


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7

エ チ レ

ン ジ ア ミ
ン 四 酢 酸
二 水 素 二

ナ ト リ ウ
ム滴定法

エ チ レ ン ジ ア ミ ン

四 酢 酸 二 水 素 二 ナ
トリウム滴定法

追加

エチレンジアミン四酢酸二水

素二ナトリウム滴定法を追加。

日本国内で使用されているため

追加。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4159:1978,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

10

G

 13

14
-1


201

1