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G 1311-1

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  一般事項  

1

4

  定量方法の区分  

1

5

  過マンガン酸カリウム目視滴定法  

2

5.1

  要旨  

2

5.2

  試薬  

2

5.3

  試料はかりとり量  

2

5.4

  操作  

2

5.5

  計算  

3

5.6

  許容差  

3

6

  過マンガン酸カリウム電位差滴定法  

3

6.1

  要旨  

3

6.2

  試薬  

3

6.3

  装置及び器具  

4

6.4

  操作  

4

6.5

  計算  

5

6.6

  許容差  

5

7

  エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム滴定法  

5

7.1

  要旨  

5

7.2

  試薬  

5

7.3

  試料はかりとり量  

6

7.4

  操作  

6

7.5

  空試験  

6

7.6

  計算  

6

7.7

  許容差  

7

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

8


G 1311-1

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本フェロアロイ協会(JFA)及び一般財団

法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本

工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS G 1311:1998 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS G 1311

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS G 1311-1

第 1 部:マンガン定量方法

JIS G 1311-2

第 2 部:炭素定量方法

JIS G 1311-3

第 3 部:けい素定量方法

JIS G 1311-4

第 4 部:りん定量方法

JIS G 1311-5

第 5 部:硫黄定量方法

JIS G 1311-6

第 6 部:ほう素定量方法

JIS G 1311-7

第 7 部:窒素定量方法


日本工業規格

JIS

 G

1311-1

:2012

フェロマンガン分析方法−

第 1 部:マンガン定量方法

Method for chemical analysis of ferromanganese-

Part 1: Determination of manganese content

序文 

この規格は,1978 年に第 1 版として発行された ISO 4159 を基とし,国内の実状に合わせるため技術的

内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,フェロマンガン中のマンガンの定量方法について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4159:1978

,Ferromanganese and ferrosilicomanganese−Determination of manganese content−

Potentiometric method

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 1301

  フェロアロイ−分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

一般事項 

分析方法に共通な一般事項は,JIS G 1301 による。

定量方法の区分 

マンガンの定量方法は,次のいずれかによる。

a)

過マンガン酸カリウム目視滴定法  この方法は,マンガン含有率 55 %(質量分率)以上 95 %(質量

分率)以下の試料に適用する。

b)

過マンガン酸カリウム電位差滴定法  この方法は,マンガン含有率 55 %(質量分率)以上 95 %(質

量分率)以下の試料に適用する。


2

G 1311-1

:2012

c)

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム滴定法  この方法は,マンガン含有率 55 %(質量分率)

以上 95 %(質量分率)以下の試料に適用する。

過マンガン酸カリウム目視滴定法 

5.1 

要旨 

試料を硝酸で分解し,硫酸を加え加熱し,硫酸の白煙を発生させて硝酸を除去する。酸化亜鉛で中和し

て鉄などを除去し,過マンガン酸カリウム溶液で滴定する。

5.2 

試薬 

試薬は,次による。

5.2.1

塩酸(11

5.2.2

硝酸

5.2.3

ふっ化水素酸

5.2.4

硫酸(11

5.2.5

二硫酸ナトリウム

5.2.6

酸化亜鉛乳  酸化亜鉛約 20 g に水約 100 mL を加えてかき混ぜ,乳状とする。

5.2.7

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液  調製,標定及び計算方法は,JIS K 8001 の JA.5.2(滴定用

溶液の調製,標定及び計算)g)による。保存は,JIS K 8001 の JA.5.2 j)の 1)(調製)による。

5.3 

試料はかりとり量 

試料はかりとり量は,0.10 g とし,0.1 mg の桁まではかる。

5.4 

操作 

5.4.1 

試料溶液の調製 

試料溶液の調製は,次の手順によって行う。

a)

試料をはかりとってビーカー(300 mL)に移し入れ,時計皿で覆う。

b)

硝酸 20 mL を加えて加熱し,分解する。

c)

時計皿の下面を水で洗って時計皿を取り除く。

d)

硫酸(1+1)10 mL を加えて加熱蒸発し,硫酸の白煙を約 10 分間発生させた後,放冷する。

なお,このとき着色した不溶解残さがある場合には,塩酸(1+1)約 5 mL を加えて加熱し,再び

硫酸の白煙を発生させる。

e)

水約 30 mL を加え,加熱して可溶性塩類を溶解する。

なお,不溶解残さが認められない場合には,f)以降の操作は行わなくてよい。

f)

不溶解残さがある場合には,溶液をろ紙(5 種 A)を用いてろ過し,温水で数回洗浄する。ろ液及び

洗液はビーカー(300 mL)に受けて主液として保存する。

g)

不溶解残さはろ紙とともに白金るつぼ(30 番)に移し入れて灰化する。放冷した後,硫酸(1+1)数

滴で湿し,ふっ化水素酸約 1 mL を加えて加熱し,乾固する。二硫酸ナトリウム約 2 g を加え,加熱し

て融解する。放冷した後,先に保存した主液に白金るつぼごと移し入れ,加熱して融成物を溶解する。

白金るつぼを少量の水で洗って白金るつぼを取り出す。

5.4.2 

鉄などの除去 

鉄などの除去は,次の手順によって行う。

a)  5.4.1 e)

又は g)で得た溶液に水を加えて液量を約 100 mL とする。

b)

酸化亜鉛乳(5.2.6)を溶液が少し白濁するまで加えて中和し,更に少し過剰に加えてから沸騰するま


3

G 1311-1

:2012

で加熱する。

c)

沈殿を,過剰の酸化亜鉛とともにろ紙(5 種 A)を用いてろ過し,温水で十分に洗浄し,ろ液及び洗

液を三角フラスコ(500 mL)に受ける

1)

。沈殿は捨てる。

d)

熱水を加えて液量を約 200 mL とし,酸化亜鉛乳(5.2.6)1,2 滴を加えて溶液を白濁させる。

1)

このとき,ろ液及び洗液は白濁することもある。

5.4.3 

滴定 

5.4.2 d)

で得た溶液を加熱して沸騰させた後,直ちに,0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液(5.2.7)で

滴定し,溶液が微紅色を呈してから約 1 分間沸騰させても上澄液の微紅色が消えない点を終点とし,0.02

mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量を求める。

5.5 

計算 

5.4.3

で得た 0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液の使用量から,試料中のマンガン含有率を,次の式に

よって算出する。

100

648

001

.

0

1

1

1

×

×

×

=

m

f

V

Mn

ここに,

Mn

試料中のマンガン含有率[

%

(質量分率)

V

1

5.4.3

で得た

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量

mL

f

1

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液のファクター

m

1

試料はかりとり量(

g

5.6 

許容差 

許容差は,

表 による。

表 1−許容差

単位  %(質量分率)

試料

マンガン含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

高炭素フェロマンガン 76.62

0.199

0.484

低炭素フェロマンガン 89.55

0.266

0.454

注記  この表に示すマンガン含有率は,許容差決定のための共同実験に用いた試料中

のマンガン含有率である。

過マンガン酸カリウム電位差滴定法 

6.1 

要旨 

試料を塩酸,ふっ化水素酸及び過塩素酸で分解し,加熱して過塩素酸の白煙を発生させて,塩酸及びふ

っ化水素酸を除去する。二りん酸ナトリウムを共存させ,塩酸で溶液の

pH

を調節し,電位差計を用いて

過マンガン酸カリウム溶液で滴定する。

6.2 

試薬 

試薬は,次による。

6.2.1

塩酸

6.2.2

塩酸(1214

6.2.3

過塩素酸

6.2.4

ふっ化水素酸

6.2.5

二りん酸ナトリウム溶液  二りん酸ナトリウム十水和物

145 g

をコニカルフラスコ(

2 L

)又は三


4

G 1311-1

:2012

角フラスコ(

2 L

)にとり,温水約

1 L

を加え,

60

℃を超えないように加熱して溶解した後,冷却する。

この溶液は,使用の都度,調製する。

6.2.6

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液

2)

  調製は,5.2.7 による。

2)

対応国際規格では,過マンガン酸カリウム溶液の濃度を

0.1 N

と記載しているが,

N

IUPAC

の単位として

mol/L

に統一されたので,この規格では

0.02 mol/L

と記載した。

6.3 

装置及び器具 

装置及び器具は,次による。

6.3.1

電位差計  6.3.2 の電極を接続して,電極間の電位差を計測して表示できるもの。

pH

計に

mV

表示

のあるものを使用してもよい。

6.3.2

電極  電極は,白金−飽和カロメル又は白金−タングステンのいずれかの組合せを用いる。

6.4 

操作 

警告

過塩素酸の蒸気は,アンモニア,亜硝酸蒸気又は有機物が存在すると爆発する危険がある。蒸

気は,過塩素酸を使用しても安全な排気設備を備えた場所で処理しなければならない。

6.4.1 

試料はかりとり量 

試料はかりとり量は,

1.0 g

とし,

0.1 mg

の桁まではかる。

6.4.2 

空試験 

空試験は,行わない。

6.4.3 

定量 

定量操作は,次の手順によって行う。

a)

はかりとった試料をビーカー(

300 mL

)に移し入れる。水

10 mL

,塩酸

20 mL

及びふっ化水素酸

4

5

滴を加えて分解した後,過塩素酸

10 mL

を加える。

b)

最初は穏やかに加熱し,

次第に強く加熱して過塩素酸の濃厚な白煙を発生させる。溶液の粘性が増し,

二酸化マンガンの沈殿が生成し始めるまで加熱を継続した後,放冷する。

c)

塩酸(

1

4

20 mL

を加え,加熱して可溶性塩類を溶解する。溶液が透明になるまで穏やかに加熱す

る。洗瓶から水流を吹きつけて容器の内部をよく洗浄し,数分間加熱を続ける。熱水

100 mL

を加え,

室温まで放冷する。ろ過しないで,

250 mL

の全量フラスコに移し入れる。容器を水でよく洗浄して洗

液を先の全量フラスコに移し入れ,常温まで冷却した後,水で標線まで薄める。

なお,不溶解残さがある場合は,5.4.1 f)g)の操作を行った後,

250 mL

の全量フラスコに水を用い

て移し入れる。常温まで放冷した後,水で標線まで薄める。

d)

溶液

50 mL

を分取し,ビーカー(

500 mL

)に移し入れ,水を加えて

100 mL

にする。二りん酸ナトリ

ウム溶液(6.2.5

250 mL

を加え,ビーカーをマグネチックスターラーの上に置いて回転子を入れてか

き混ぜる。

なお,市販の電位差計をもつ自動滴定装置を使用する場合には,滴定に用いるビーカーは,

200 mL

のものを用いてもよい。この場合,溶液の分取量は

25 mL

とし,水を加えて液量を

50 mL

とする。二

りん酸ナトリウム溶液(6.2.5)添加量は,

100 mL

とする。

e)

 pH

計を用いて,塩酸(

1

2

)でこの溶液の

pH

6.5

7.0

に調節する。

なお,試料中にクロムが含まれる場合は,

pH

を調節してから滴定を開始するまで約

30

分間放置す

る必要がある。

f)

電位差計を用いて

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液(6.2.6)で滴定し,電位差計の振れが最大と

なる点を滴定の終点とし,

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液(6.2.6)の使用量を読み取る。


5

G 1311-1

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6.5 

計算 

6.4.3 f)

で得た

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液の使用量から,試料中のマンガン含有率を,次の式

によって算出する。

100

250

395

004

.

0

2

2

2

×

×

×

×

=

B

m

f

V

Mn

ここに,

Mn

試料中のマンガン含有量[

%

(質量分率)

V

2

6.4.3

の試料溶液の滴定に使用した

0.02 mol/L

過マンガン酸カ

リウム溶液の量(

mL

f

2

0.02 mol/L

過マンガン酸カリウム溶液のファクター

m

2

試料はかりとり量(

g

B

試料溶液の分取量(

mL

6.6 

許容差 

許容差は,

表 による。

注記

対応国際規格の併行条件における許容差は,

0.40 %

(質量分率)である。

表 2−許容差

単位  %(質量分率)

試料

マンガン含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

高炭素フェロマンガン 76.53

0.258

0.473

低炭素フェロマンガン 89.56

0.235

0.507

注記  この表に示すマンガン含有率は,許容差決定のための共同実験に用いた試料中

のマンガン含有率である。

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム滴定法 

7.1 

要旨 

試料を硝酸で分解した後,塩酸溶液とし,塩化ヒドロキシルアンモニウム及び

2,2',2"-

ニトリロトリエタ

ノールを加える。

pH

を約

10

に調節してシアン化カリウムを加え,チモールフタレインコンプレクソンを

指示薬としてエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム(以下,

EDTA2Na

という。

)溶液で滴定する。

7.2 

試薬 

試薬は,次による。

7.2.1

塩酸(11

7.2.2

硝酸

7.2.3

ふっ化水素酸

7.2.4

硫酸(11

7.2.5

シアン化カリウム溶液(10 g/L

警告

シアン化カリウムは,猛毒であるので,この試薬及びこの試薬溶液を含む溶液の取扱いには特

別の注意を必要とする。

7.2.6

二硫酸ナトリウム

7.2.7

アンモニア緩衝液  塩化アンモニウム

54 g

を水に溶解した後,アンモニア水

600 mL

を加え,水を

加えて液量を

1 000 mL

とする。

7.2.8

塩化ヒドロキシルアンモ二ウム溶液(50 g/L

7.2.9

2,2',2''-

ニトリロトリエタノール(別名:トリエタノールアミン)溶液(200 mL/L


6

G 1311-1

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7.2.10

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液  調製,標定及び計算方法は,JIS K 8001 の JA.5.2(滴定用溶液の調製,

標定及び計算)c)による。

7.2.11

チモールフタレインコンプレクソン指示薬  チモールフタレインコンプレクソン

0.1 g

に硝酸カリ

ウム

10 g

を加え,めのう乳鉢でよくすり混ぜたもの。

7.3 

試料はかりとり量 

試料はかりとり量は,

0.10 g

とし,

0.1 mg

の桁まではかる。

7.4 

操作 

7.4.1 

試料溶液の調製 

試料溶液の調製は,次の手順によって行う。

a)

試料をはかりとってビーカー(

300 mL

)に移し入れ,時計皿で覆う。

b)

硝酸

20 mL

を加え,加熱して分解し,時計皿をずらし,引き続き加熱して蒸発・乾固し,更に強く加

熱する。

c)

放冷した後,時計皿の下面を少量の水で洗って時計皿を取り除く。

d)

塩酸(

1

1

10 mL

を加え,加熱して可溶性塩類を溶解する。

なお,不溶解残さが認められない場合には,e)の操作は行わない。

e)

溶液をろ紙(

5

A

)を用いてろ過し,温水で数回洗浄する。ろ液及び洗液はビーカー(

300 mL

)に

受けて主液として保存する。残さはろ紙とともに白金るつぼ(

30

番)に入れ,加熱してろ紙を灰化す

る。放冷した後,硫酸(

1

1

)数滴で湿し,ふっ化水素酸約

1 mL

を加えて加熱し,乾固する。放冷

した後,二硫酸ナトリウム約

2 g

を加え,加熱して融解する。放冷した後,先に保存した主液に白金

るつぼごと移し入れ,加熱して融成物を溶解する。白金るつぼを少量の水で洗って白金るつぼを取り

出す。

7.4.2 

滴定 

滴定は,次の手順によって行う。

a)

7.4.1 d)

又は e)で得た溶液を,三角フラスコ(

500 mL

)に水を用いて移し入れ,水を加えて液量を約

150 mL

とした後,室温まで冷却する。

b)

溶液を振り混ぜながら,塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(

50 g/L

5 mL

及び

2,2',2''-

ニトリロトリ

エタノール溶液(

200 mL/L

20 mL

を加え,更にアンモニア緩衝液(7.2.7

50 mL

を少量ずつ加えた

後,シアン化カリウム溶液(

10 g/L

)約

1 mL

を加える。

c)

チモールフタレインコンプレクソン指示薬(7.2.11

0.05

0.08 g

を加えて振り混ぜた後,直ちに

0.05

mol/L EDTA2Na

溶液(7.2.10)で滴定し,溶液が青から黄色又は無色に変わった点を終点として,

0.05

mol/L EDTA2Na

溶液の使用量を求める。

7.5 

空試験 

空試験は,行わない。

7.6 

計算 

7.4.2 c)

で得た

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液の使用量から,試料中のマンガン含有率を,次の式によって算出

する。

100

747

002

.

0

3

3

3

×

×

×

=

m

f

V

Mn

ここに,

Mn

試料中のマンガン含有率[

%

(質量分率)

V

3

7.4.2 c)

で得た

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液の使用量(

mL


7

G 1311-1

:2012

f

3

0.05 mol/L EDTA2Na

溶液のファクター

m

3

試料はかりとり量(

g

7.7 

許容差 

許容差は,

表 による。

表 3−許容差

単位  %(質量分率)

試料

マンガン含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

高炭素フェロマンガン 76.57

0.400

0.294

低炭素フェロマンガン 89.75

0.274

0.403

注記  この表で示すマンガン含有率は,許容差決定のための共同実験に用いた試料中

のマンガン含有率である。


8

G 1311-1

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS G 1311-1:2012

  フェロマンガン分析方法−第 1 部:マンガン定量方法

ISO 4159:1978

  Ferromanganese and ferrosilicomanganese − Determination of

manganese content

−Potentiometric method 

(I)JIS の規定

(II)

国際
規格
番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの

評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

フェロマンガン中のマ
ンガン定量方法につい

て規定

 1

適 用 範

フェロマンガン及び
フェロシリコマンガ

ン含有の電位差滴定
による定量方法につ
いて規定

追加

ISO

規格は,電位差滴定方法に限定。

JIS

は,別の二つの定量方法を追加し

ている。

JIS

は,日本国内で広く使用さ

れていて JIS として必要な別

の二つの定量方法を追加。こ
れらの ISO 規格への提案を検
討する。

2

引用規格

3

一般事項

JIS G 1301

による。   1

適 用 範

ISO 3713

による。

変更

実質的に同じ。

4

定量方法

の区分

過マンガン酸カリウム
目視滴定法,過マンガ

ン酸カリウム電位差滴
定法,エチレンジアミ
ン四酢酸二水素二ナト

リウム滴定法

 1

適 用 範

電位差滴定方法だけ
を規定。

追加

電位差滴定方法以外の定量方
法については,ISO 規格への

提案を検討する。

5

過マンガン酸カリウム

目視滴定法

追加

過マンガン酸カリウムの微紅色を利

用する目視滴定法を追加。

日本国内で広く使用されてい

るため追加した。

6.1

要旨

試料を酸分解し pH 
の調節後,電位差滴定

 3

原理

JIS

とほぼ同じ

削除

ISO

規格に記載されている反応式を

削除。

6.2

試薬 0.02

mol/L

過マンガン

酸カリウム溶液

 4

試薬 0.1

N

過マンガン酸カ

リウム溶液

変更

JIS

は SI 単位の mol/L を使用。

ISO

規格への提案を検討する。

削除

ISO

規格に記載されている品質の悪

い過マンガン酸カリウムの精製方法
を削除。

我が国では JIS で規定されて

いる純度の高いものが入手で
きるので,削除した。

8

G 1

3

1

1

-1


20
12


9

G 1311-1

:2012

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの
評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

6.3

装 置 及

び器具

電位差計,電極

5

装 置 及

び器具

JIS

で規 定され てい

るほか,ガラス器具類

変更

JIS

では,電極を我が国で使用されて

いる組合せに変更。 
実質的な差異はない。

削除

ISO

規格に記載されている PTFE 製器

具,マグネチックスターラー及び pH
メーターを削除。

JIS K 8001

に引用されている

一般的なものは,削除した。

6

試料

削除

JIS G 1301

に記載されている

ため削除した。

6.4

操作

追加

過塩素酸の蒸気に関する警告を追加。

6.4.1

試 料

はかりとり

1.0 g

0.1 mg

の桁まではかる

 7.1

試料は

か り と り

1.0 g

±0.000 2 g

変更

はかりとりの桁数は実質的に同じ。

6.4.2

空 試

空試験は,行わない   7.2 空試験

行っている

変更

マンガンが主成分であること,国内で

特に JIS で規定されている試薬中の不
純物のマンガン含有率が極微量で無
視できることから,箇条 5 の分析方法

に合わせて空試験を削除した。

海外の試薬純度の現状を踏ま

えると,今後の対策は難しい。

6.4.3

定量

酸分解後,pH 調節し電
位差計を用いて滴定

自動滴定装置を使用す
る場合を記載

 7.3

定量操

酸分解後,pH 調節し
電位差計を用いて滴

追加

自動滴定装置を使用する場合を追加。
実質的な差異はない。

6.5

計算

計算式は 0.02 mol/L 過
マンガン酸カリウム溶
液のファクター

 8

結 果 の

表し方

過マンガン酸カリウ
ム標準液 1 mL 当たり
のマンガン相当量

変更

JIS

の一般的な記載方法に変更した

が,計算結果は同じである。

6.6

許容差

許容差を規定

9

再 現 精

再現精度を規定

変更

JIS

は共同実験から求めた。

ISO

規格への提案を検討する。

7

エチレンジアミン四酢
酸二水素二ナトリウム
滴定法

追加

日本国内で使用されているた
め追加。

10

試験結果の報告

削除

JIS G 1301

に記載されている

ため削除した。

9

G 1

3

1

1

-1


20
12


10

G 1311-1

:2012

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4159:1978,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。 

10

G 1

3

1

1

-1


20
12