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G 1211-4

:2013

(1) 

まえがき

この追補は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,工業標準原案を具

して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正

したもので,これによって,JIS G 1211-4 : 2011 は改正され,一部が置き換えられた。


   

日本工業規格

JIS

 G

1211-4

:2013

鉄及び鋼−炭素定量方法−

第 4 部:表面付着・吸着炭素除去−燃焼−

赤外線吸収法

追補 1)

Iron and steel-Determination of carbon content-

Part 4: Infrared absorption method after combustion in a furnace with

preheating or peak separating

(Amendment 1)

JIS G 1211-4:2011

を,次のように改正する。

箇条 4(要旨)を,次の文に置き換える。

要旨 

試料を酸素気流中で高温に加熱し,全ての炭素を酸化して酸素とともに赤外線吸収検出器に送り,波形

分離法によって試料中の炭素から発生した,二酸化炭素,又は二酸化炭素及び一酸化炭素(以下,炭素酸

化物という。

)だけによる赤外線吸収量を測定するか(波形分離法)

,又は,表面に付着又は吸着している

微量の炭素化合物を事前に加熱して除去した試料を高温に加熱し,試料中の炭素を酸化して酸素とともに

赤外線吸収検出器に送り,炭素酸化物の赤外線吸収量を測定する(事前加熱法)

箇条 5 a)(波形分離法)を,次の文に置き換える。

a) 

波形分離法  発生した炭素酸化物の測定強度を時間軸に展開して得た波形パターンを解析して,試料

中の炭素酸化物によるシグナルの強度だけを測定して求める方法。波形分離法には,管状電気抵抗加

熱炉を用いる。

箇条 5 a)(波形分離法)の

注記を,次の文に置き換える。

注記  酸化して発生したガスを時間軸に展開して炭素酸化物の強度を測定し続けると,炭素酸化物

の発生源によって特定の波形パターンが得られる。通常の鋼試料を管状電気抵抗加熱炉を用

いて燃焼した場合,最初に試料を炉に挿入する際に巻き込んだ大気中の炭素酸化物によるピ

ーク,次に試料表面に付着又は吸着する炭素から発生する炭素酸化物によるピーク,最後に

試料中の炭素が燃焼して発生する炭素酸化物によるピークが得られる。したがって,あらか

じめ波形パターンのそれぞれの波形を解析しておくことによって,試料中の炭素が酸化して


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G 1211-4

:2013

   

発生する炭素酸化物によるシグナルの強度だけを測定することができる。

箇条 8(装置)の第 1 段落を,次の文に置き換える。

装置 

装置は,JIS Z 2615 の 9.7[赤外線吸収法(積分法)

]に規定されている装置に準じる

2)

。ただし,JIS Z 

2615

の 9.7.2.2(試料燃焼部)については,JIS Z 2615 の 8.6 a)(管状電気抵抗加熱炉)に規定されている

管状電気抵抗加熱炉も使用できるものとするが,その燃焼管の中央部の後方には石英ガラス綿などを詰め

ない。また,JIS Z 2615 の 9.7.2.3(燃焼ガス精製部)については,酸化管,三酸化硫黄吸収管を省いて,

JIS Z 2615

の 9.7.2.4(二酸化炭素定量部)の代わりに JIS Z 2615 の 9.8.2.4(二酸化炭素及び一酸化炭素定

量部)に規定されている二酸化炭素及び一酸化炭素定量部を用いてもよい。

10.1.2

(波形分離法における赤外線吸収積分時間帯の設定)の a)(鋼試料の赤外線吸収積分時間帯の設定)

を,次の文に置き換える。

a)

鋼試料の赤外線吸収積分時間帯の設定  適切な鉄鋼認証標準物質(6.9)を選択し,分析試料と同様に

操作して燃焼させ,炭素酸化物の時間軸抽出パターンを記録して鉄鋼認証標準物質(6.9)中の炭素分

から発生するピーク部分を確認して,その時間帯を赤外線吸収積分時間帯として設定する。

10.1.2

(波形分離法における赤外線吸収積分時間帯の設定)の b)(スクロースを検量線作成用試薬として

使用する場合の赤外線吸収積分時間帯の設定)の最後の文を,次の文に置き換える。

適切な量の酸素(6.2)を流し,生成した燃焼ガスを酸素とともに赤外線吸収検出器に送り込み,炭素酸

化物の時間軸抽出パターンを記録してスクロースから発生する炭素分のピーク部分を確認してその時間帯

を赤外線吸収積分時間帯として設定する。

10.1.2

(波形分離法における赤外線吸収積分時間帯の設定)の c)(炭酸カルシウムを検量線作成用試薬と

して使用する場合の赤外線吸収積分時間帯の設定)の最後の文を,次の文に置き換える。

適切な量の酸素(6.2)を流し,生成した燃焼ガスを酸素とともに赤外線吸収検出器に送り込み,炭素酸

化物の時間軸抽出パターンを記録して炭酸カルシウムから発生する炭素分のピーク部分を確認してその時

間帯を赤外線吸収積分時間帯として設定する。

10.3.1

(波形分離法)の e)の第 1 段落を,次の文に置き換える。

e)

燃焼ガス中の炭素酸化物含有量に相当する赤外線吸収量のうちの,あらかじめ 10.1.2 a)によって設定

した赤外線吸収積分時間帯を下に,試料中の炭素から生成された炭素酸化物の赤外線吸収量を積分し

た値を指示値として読み取る。

10.3.2.2

(管状電気抵抗加熱炉を使用する場合)の e)を,次の文に置き換える。

e) 

燃焼ガス中の炭素酸化物含有量に相当する赤外線吸収量の積分値を指示値として読み取る。