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F 8801

:2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本船舶

標準協会(JMSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS F 8801:1998 は改正され,この規格に置き換えられる。


F 8801

:2002

(2) 

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類

1

4.

  性能

1

5.

  構造,形状及び寸法

1

6.

  材料

1

7.

  検査

2

7.1

  検査項目及び検査順序

2

7.2

  構造及び材料検査

2

7.3

  外被の保護性能検査

2

8.

  製品の呼び方

2

9.

  表示

2

10.

  取扱い上の注意事項

2

解  説

5


     

日本工業規格

JIS

 F

8801

:2002

船用電線貫通金物―箱用

Shipbuilding

―Watertight cable glands for electric appliance

1.

適用範囲  この規格は,船内に装備する電気機械器具で防水を必要とする箱などに用いる電線貫通金

物(以下,貫通金物という。

)について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0202

  管用平行ねじ

JIS F 0701

  船用電気器具のプラスチック選定基準

JIS F 8007

  船用電気器具の外被の保護形式及び検査通則

JIS H 4000

  アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条

JIS H 5202

  アルミニウム合金鋳物

JIS H 8601

  アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜

3.

種類  貫通金物の種類は,形式によって表 による。

  1  貫通金物の種類

形式

摘要

保護等級

A

形,AM 形

箱にナット締めするもの

B

形,BM 形

箱と一体成形するもの

C

箱に溶接又はろう付けするもの

IP66

備考1.  締付けグランドの頭部が六角形の場合は,形式の後に H を付

ける。

2.

形式に M が付いているものは,合成樹脂製のものを示す。

4.

性能  貫通金物は,表 に規定する保護等級を満足しなければならない。

5.

構造,形状及び寸法  貫通金物の構造,形状及び寸法は,付図 1 a)による。

なお,通常

付図 1 b)の体は,移動器具に用いるキャブタイヤコードの保護ゴムさやが容易に外れない

ための形状を示している。

参考  JMS 8806 参照

6.

材料  貫通金物の材料は,付図 によるほか,次による。

a)

鋳物の場合は,有害な鋳巣があってはならない。


2

F 8801

:2002

     

b)

アルミニウム合金を使用する場合には,ナット座金締付けグランド及び保護板の全部をアルミニウム

合金とし,JIS H 8601 の規定による陽極酸化皮膜を施す。

c)

鋳鉄,棒鋼及び鋼板を使用するものには,有効なさび止め処理を施す。

7.

検査

7.1

検査項目及び検査順序  貫通金物の検査は,次の検査項目及び順序によって同一製品について行う。

ただし,*印がある検査項目は,同一製造業者の同一設計による最初の製品について行い,次回以降は省

略することができる。

a)

構造及び材料検査

b)

外被の保護性能検査*

1)

危険な箇所への接近・外来固形物に対する保護性能検査

2)

液体に対する保護性能検査

7.2

構造及び材料検査  構造及び材料検査は,構造及び材料について行い,4.及び 5.の規定に適合しな

ければならない。

7.3

外被の保護性能検査  A 形,AM 形及び C 形の場合の外被の保護性能検査は,貫通金物を密閉箱に

取り付け,適用電線の最小外形と同じ太さの金属丸棒を差し込み締め付けた状態で次によって行う。

なお,B 形及び BM 形については,貫通金物単体では検査を行わない。

a)

危険な箇所への接近及び外来固形物に対する保護性能検査  危険な箇所への接近及び外来固形物に

対する保護性能検査は,JIS F 8007 の規定によって行い,IP6X の性能を満足しなければならない。

b)

液体に対する保護性能検査  液体に対する保護性能検査は,JIS F 8007 の規定によって行い,IPX6 の

性能を満足しなければならない。

8.

製品の呼び方  貫通金物の呼び方は,規格の名称又は規格番号,形式,呼び寸法及び座金記号による。

1.  船用電線貫通金物−箱用  A 形 10a

2.

JIS F 8801

  A 形 10a

9.

表示  包装の見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。ただし,

使用者からの指定がある場合には,A 形及び C 形の体に呼び寸法を刻印してもよい。

a)

規格の名称,形式及び呼び寸法

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年

10.

取扱い上の注意事項  貫通金物に用いるガスケットは,経年劣化によって防水性を失い,機器の故障

などの要因となるので,取扱い上の注意事項を包装の見やすい箇所に記載するか取扱説明書,施工説明書

などを添付する。

参考  JMS 0071 参照

関連規格  JMS 0071  財団法人日本船舶標準協会規格:船用電気器具の警告表示に関する指針

JMS 8806

  財団法人日本船舶標準協会規格:船用キャブタイヤコードの保護ゴムさや


3

F 8801

:2002

     

a

b

部品番号

部品名

個数

材料

1a

黄銅又は JIS H 5202 の AC7A-F

1b

締付グランド

各 1

黄 銅 若 し く は JIS H 5202 の AC7A-F , 又 は JIS F 0701 の 等 級

01-25-33-42-51-64-72-82

による合成樹脂

A

黄銅,鋳鉄,棒鋼又は JIS H 5202 の AC7A-F

2a

AM

JIS F 0701

の等級 01-25-33-42-51-64-72-82 による合成樹脂

B

黄銅,鋳鉄,棒鋼又は JIS H 5202 の AC7A-F

2b

BM

個別規格による。

2c

各 1

黄銅,鋳鉄,棒鋼又は JIS H 5202 の AC7A-F

3

ナット 1

黄 銅 若 し く は JIS H 5202 の AC7A-F 又 は JIS F 0701 の 等 級

01-25-33-42-51-64-72-82

による合成樹脂

4

座金 2

黄銅,鋼板又は JIS H 4000 の A5052P

5

ガスケット 1

合成ゴム

6

ガスケット 1

張合せ帆布又は品質が同等以上のもの

7

保護ガスケット 1

合成ゴム

8

保護板 1

鋼板又は JIS H 4000 の A5052P

付図  1  船用電線貫通金物―箱用


4

F 8801

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5

F 8801

:2002

日本工業標準調査会標準部会  船舶技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

有  川  彰  一

財団法人日本船舶標準協会

(委員)

岡          實

財団法人日本海事協会

小  林      修

社団法人日本舟艇工業会

立  石      学

運輸施設整備事業団

増  田      恵

社団法人日本船主協会

村  上  陽  一

社団法人日本電機工業会

山  下      暁

社団法人日本舶用工業会

渡  邊  勝  世

日本小型船舶検査機構

木  内  大  助

国土交通省海事局

伊  藤      茂

国土交通省海事局

桐  明  公  男

社団法人日本造船工業会