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F 4804 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が制定した日本工

業規格である。

JIS F 4804

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)  識別記号

附属書 2(参考)  参考規格


日本工業規格

JIS

 F

4804

: 1999

船用小形プロペラ取付部

テーパ 1 : 16

Fixing parts of ships’ small propellers, Taper 1 : 16

序文  この規格は,1994 年に第 1 版として発行された ISO 8845, Small craft with inboard engine−Propeller

shaft ends and bosses with 1 : 16 taper

を元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である。

また,

附属書 は,この規格の本体による製品であることを明確にするための刻印の規定である。

なお,この規格で点線の下線が施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,船内機関に装備される軸直径が 20mm∼160mm の範囲で,かつ,テーパ 1 : 16

のプロペラボス(ハブ)とプロペラ軸端の互換性のための寸法について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 8845 : 1994, Small craft with inboard engine

−Propeller shaft ends and bosses with 1 : 16 taper

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格は,その最新版を適用する。

JIS B 0614

  円すい公差方式

ISO/R 773

  Rectangular or square parallel keys and their corresponding keyways (Dimensions in

millimeters)

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

呼び径 (nominal diameter)   テーパ軸の大端部での直径

備考  円筒軸の直径そのものであり,公差は含まない。

b)

テーパ (taper)   全プロペラ軸トルクをプロペラに伝達し,キーを装備し,取外しできるように設計

された軸端部への円すい形状

4.

寸法  寸法は,図 及び表 に示すものとする。

図 に示した形状で,表 に規定されていないものは,互換性に重要ではないので,製造業者の決定事

項とする。


2

F 4804 : 1999

5.

構造詳細  図 に示す詳細は,設計を制限するものではなく,また,寸法を規定するものでもない。

構造の形式及び方法,又はキー,キー溝及びそれらの隅半径,ねじ溝及びねじ端,並びに他の任意の詳細

(例えば,安全ピンの穴,中心点など)の機械加工は,組合せの形状及び独自の必要性を満足する個々の

方法が採れるように,規定していない。

ねじ部の長さ l

4

は,ねじ部直径 d

2

に等しいか,それ以上とする。プロペラナットが取り付けられるねじ

部は,ねじ部長さ l

4

の 80%以上とする。

6.

ねじ  プロペラナット及び軸端のねじは,メートル細目ねじとする。

7.

公差

7.1

軸小端径,d

1

  公差は,

表 による。偏差は,呼び径から計算する。

7.2

ボス大端径,D  公差は,表 による。

7.3

円すい部公差  公差は,直径 d

1

及び を基準として,公差は個々に 7.1 及び 7.2 で規定された公差

範囲に等しい範囲で,JIS B 0614 の円すい部公差内になければならない。

7.4

キー溝及びキー  公差は,ISO/R 773 の通常キーとして与えられたものとする。

8.

呼び方  この規格の要求に従って製造されたプロペラ軸及びプロペラボスの呼び方は,この規格の番

号及び呼び径 mm とする。

例  プロペラボス JIS F 4804-80

備考  l

4

(ねじ長さ)≧d

2

ナットの占めるねじ部≧0.8l

4

5.

参照


3

F 4804 : 1999

図 1  詳細


4

F 4804 : 1999

表 1  各部寸法

単位 mm

呼び軸径

1)

D

nom

ボス(ハブ)

軸端テーパ

ねじ

キー

長さ

大端径

小端径

テーパ長さ

直径

1)

ピッチ

ねじ端長さ

高さ

l

1

D

d

1

l

2

d

2

p

l

5

l

3

h

b

最小

最大

最大

最小

20 59

20.000

20.052

16.702

16.650 54  14  1.5

4

25 6

6

25 73

25.000

25.052

20.712

20.672 68  16  1.5

4

25 7

8

30 89

30.000

30.052

24.827

24.775 84  20  1.5

4

30 7

8

35 104

35.000

35.062

28.889

28.837  99  24  2  4 35  8

10

40 119

40.000

40.062

32.952

32.900 114  24  2  4 35  8

12

45 134

45.000

45.062

37.024

36.962 129  30  2  5 40  9

14

50 149

50.000

50.062

41.087

41.025 144  36

(30)

3  5 45  9

14

(55) 164

55.000

55.074

45.161

45.087  159

36

3  5  45  10

16

60 182

60.000

60.074

49.224

49.150 177  42  3  5 55 11

18

(65) 190

65.000

65.074

53.486

53.412  185

42

3  5  55  11

18

70 205

70.000

70.074

57.549

57.475 200  48  3  7 60 12

20

(75) 220

74.500

74.574

61.611

61.537  215

48

3  7  60  12

20

80 235

79.500

79.574

65.674

65.600 230  56  4 10 70 14

22

(85) 250

84.500

84.587

69.749

69.662  245

56

4 10  70  14

22

90

265

89.500

89.587

73.812

73.725

260

64 ( 56)

4

10

75

14

25

(95)

280

94.500

94.587

77.874

77.787

275

64 ( 56)

4

10

75

14

25

100

295

99.000

99.087

81.937

81.850

290

72 ( 64)

4

10

85

16

28

110

305 109.000 109.087 93.694

93.612

300

80

(

72)

4

10

90

16 28

120

315

119.000

119.087  102.137

102.050

310

90 ( 80)

4

10

95

18

32

130 325

129.0 129.1

110.575

110.488 320  100

(

90)

4 10

105 18

32

140 350

139.0 139.1

119.102

118.925 345  100

(

90)

4 10

105 20

36

150 380

149.0 149.1

119.837

119.750 375  110

(100)

4 13

115 20

36

160 410

159.0 159.1

127.757

127.670 405  120

(110)

4 13

125 22

40

1)

括弧内の直径は,なるべく使用しない。


5

F 4804 : 1999

附属書 1(規定)  識別記号

1.

適用範囲  この附属書は,本体のプロペラ取付部の寸法を適用して製作されたプロペラ及びプロペラ

軸であることを明確にするための刻印について規定する。

2.

記号  直径 4mm の円の中に“J”マークを入れた附属書 図 のデザインとする。

附属書 図 1  刻印のデザイン

3.

記号の刻印場所  プロペラ及びプロペラ軸の次の場所に刻印する。

a)

プロペラ  プロペラボスの適切な場所とする。

b)

プロペラ軸  軸のプロペラナットの側端面とする(附属書 図 参照)。

附属書 図 2  プロペラ軸の刻印場所


6

F 4804 : 1999

附属書 2(参考)  参考規格

この附属書は,この規格作成の際に参考にしたもので,規定の一部ではない。

[1]  ISO 4566 : 1992

  Small craft with inboard engine−Propeller shaft ends and bosses with 1 : 10 taper

[2]  ISO 4759-1 : 1978

  Tolerances for fasteners−Part 1 Bolts, screws and nuts with thread diameters between 1.6

(inclusive) and 150 mm (inclusive) and product grades A, B and C

参考  ISO 4566 は,JIS F 4801 で日本工業規格として整合化されている。

プロペラ取付部専門分科会  構成表

氏名

所属

(専門分科会長)

吉  井      弘

NKK

総合エンジニアリング事業部

(委員)

穂  森  繁  弘

財団法人日本海事協会

矢  崎  敦  生

学識経験者

鈴  木  博  信

社団法人日本舶用工業会

中  島      稔

ナカシマプロペラ株式会社

小田切      崇

かもめプロペラ株式会社

西  山  茂  樹

ミカドプロペラ株式会社

土  本  寛  治

ヤマハ発動機株式会社

本  田  哲  郎

ヤンマー造船株式会社

上飯坂      傑

アイ・エイチ・アイ・クラフト株式会社

芦  谷  昭  英

株式会社高澤製作所

藤  野      宏

株式会社リプロ

杉  田  英  二

株式会社アイ・イー・エム

鹿  股  信  幸

運輸省海上技術安全局

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

(事務局)

小  郷  一  郎

財団法人日本船舶標準協会

仁  平  一  幸

財団法人日本船舶標準協会