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F 3435 : 2001

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本船舶

標準協会  (JMSA)  から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS F 3435 : 1995 は改正され,また,JIS F 3442 : 1995 は廃止・統合され,この規格に置

き換えられる。


日本工業規格

JIS

 F

3435

: 2001

船用荷役つり索ニッパ

Shipbuilding

−Wire rope nippers

1.

適用範囲  この規格は,船の荷役つり索をクリートなどに固定する際,一時的に用いる荷役つり索ニ

ッパ(以下,ニッパという。

)について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0205

  メートル並目ねじ

JIS B 1181

  六角ナット

JIS B 1256

  平座金

JIS B 1351

  割りピン

JIS B 2801

  シャックル

JIS F 3410

  船用オーバルアイプレート

JIS G 3101

  一般構造用圧廷鋼材

JIS G 3525

  ワイヤロープ

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS H 3250

  銅及び銅合金棒

JIS H 3260

  銅及び銅合金線

JIS H 5120

  銅及び銅合金鋳物

3.

構造,形状及び寸法  ニッパの構造,形状及び寸法は,付図 1及び表 による。

4.

材料  ニッパの材料は,表 による。


2

F 3435 : 2001

表 1  材料

部品番号

部品名称

材料

1

挟み金

2

挟み金

3

アイボルト

JIS G 4051

の S25C

4

六角ナット

JIS G 3101

の SS400

5

割りピン

JIS H 3260

の C2600W

6

ソケット

JIS H 5120

の CAC406 又は CAC301

7

止めねじ

JIS H 3250

の C3604BD 又は C3604BE

8

アイボルト

JIS H 3250

の C3771BD 又は C3771BE

9

ちょう形ナット

10

ピン

JIS G 3101

の SS400

11

ニッパ本体

抜け止め

鋼板

12

アイプレート

JIS F 3410

による。

13

シャックル

JIS B 2801

による。

14

シンブル

JIS G 3101

の SS400

15

つなぎ索

JIS G 3525

による。

5.

荷重検査  荷重検査は,付図 に示す要領で,表 に示すちょう形ナットの締付けトルク及び試験荷

重によって行い,ソケット内ワイヤロープの滑りが 3mm 以下であるとともに,ワイヤロープに重大な損

傷を与えてはならない。

表 2  荷重検査用数値

呼び寸法

適用ワイヤロープの径

mm

使用荷重

kN

試験荷重

kN

ちょう形ナットの締付トルク

N

・cm

(参考)

計算質量 kg

14-4 14

(6

×24) 3.9

7.8

3

766

16-4 16

(6

×24) 3.9

7.8

3

766

18-4 18

(6

×24) 3.9

7.8

3

766

2.15

20-5 20

(6

×24) 4.9

9.8

3

923

22-5 22

(6

×24) 4.9

9.8

3

923

3.46

20-10 20

(6

×24) 9.8

19.6

4

903

22-10 22

(6

×24) 9.8

19.6

4

903

24-10 24

(6

×24) 9.8

19.6

4

903

26-10 26

(6

×24) 9.8

19.6

4

903

13.7

参考  計算質量は,ニッパ本体だけを示す。

6.

製品の呼び方  ニッパの呼び方は,規格の名称又は規格番号及び呼び寸法による。

例  船用荷役つり索ニッパ 14-4 又は JIS F 3435-14-4

7.

表示  本体の見やすい位置に,呼び寸法を表示する。


3

F 343

5 : 2

001

表 3  寸法 

単位 mm

①及び  ②挟み金

呼び寸法

b

1

b

2

b

3

b

4

h

h

1

h

2

h

3

h

4

h

5

d

d

1

d

2

d

3

d

4

d

5

d

6

d

7

e

f

r

r

1

r

2

r

3

r

4

r

5

t

1

t

2

t

3

t

4

14-4 40

40

18

13

50

12

26

8

20

40

32

36

18.5 12.5

28

32 27

6  10

30

10

10

19

12  12

25.5

11

20  4

1 -

1 -

20-5 45

45

20

14

60

15

30

10

22

45

37

40

20.5 13.5

29

35 29

7  12

35

10

10

21

13  15

29.5

12

20.5

5

2 -

20-10

55 100 23 19.5 90  23

44

10

24

75

48

38

54

28

18.5

38

44  36

9  14

40

50

70

29

18.5

15

43  17

22.5

5

22 1

24 1

26 1

①及び②挟み金

③アイボルト

⑥ソケット,挟み金

呼び寸法

t

5

t

6

n

c

p

d

8

d

9

d

10

d

11

s

1

l

1

l

2

l

3

l

4

l

5

r

5

t

7

④ナット

⑤割りピン

d

12

d

13

d

14

l

6

l

7

l

8

14-4

14  3  20 16  6 18

26

13

17

18

73

13

19

8 5.5 17 15

M18

4

×40 38

30

M5

60 30 8

1 -

1 -

20-5

16  3  26 21  7 20

28

14

18

18

75

15

20

8 5.5 18 16

M20

4

×40 47

37

M6

75 37.5

10

2 -

20-10  22  3  32 27 20 27

35

16

26

24

111

15

25

8 5.5 26 26

M27

4

×45 50.5

38

M8

105 52.5

10

2 1

4 1

6 1

⑦止めねじ

⑧アイボルト

⑨ちょう形ナット

⑩ピン

⑪抜止め

呼び寸法

d

15

d

16

s

2

t

9

m

l

8

d

17

d

18

d

19

d

20

d

21

d

22

l

9

s

3

t

10

d

23

d

24

d

25

d

26

b

t

11

t

12

h

6

d

27

l

10

t

14-4 M5

9

8

3.3

1.5

13

M18

18

24

12.5

6

24

80

65

19.5

32

28

13

M18

240

22

3.5

56

12

47

5

1 -

1 -

20-5  M6 11 10 4  1.5 15

M20

20

26

13.5

6

25

90

75

20 36 29

16

M20

250

27

3.5

65

13

50

5

2 -

20-10  M8 13 20 5  1.5 28

M22

22

37

18.5

10

27

115

75

22 45 38

16

M22

300

35

3.5

100

18

65

5

2 1

4 1

6 1


4

F 3435 : 2001

付図 1  つり索ニッパ本体組立図(呼び寸法 14-416-418-420-522-5 用)


5

F 3435 : 2001

付図 2  つり索ニッパ本体組立図(呼び寸法 20-1022-1024-1026-10 用)


6

F 3435 : 2001

備考1.  ソケットの内面は,使用するワイヤロープのよ(撚)りに合わせて鋳出しする。

2.

ねじは,JIS B 0205 の規定による。

付図 3  ニッパソケット金物(呼び寸法 14-416-418-420-522-5 用)


7

F 3435 : 2001

備考1.  ソケットの内面は,使用するワイヤロープのよ(撚)りに合わせて鋳出しする。

2.

ねじは,JIS B 0205 の規定による。

付図 4  ニッパソケット金物(呼び寸法 20-1022-1024-1026-10 用)


8

F 3435 : 2001

備考1.  六角ナットは,JIS B 1181の規定による。

2.

ねじは,JIS B 0205 の規定による。

3.

割りピンは,JIS B 1351 の規定による。

付図 5  ニッパ締付金物


9

F 3435 : 2001

備考1.  括弧内は,呼び寸法20-10,22-10,24-10,26-10用のニッパの場合を示す。

2.

荷重検査は,番号⑫⑬⑭⑮を,これに代わる同等のものを使って実施してもよい。

参考  シンブルについて,参考図 に示す。

付図 6  荷重試験要領 


10

F 3435 : 2001

単位 mm

呼び寸法

B D D

1

(最小)

L L

1

(最小)

R r r

1

 t t

1

(参考)
計算質量

kg

14-4 16 60 34  86 62 68  8  6.5  8 1.5 0.08

16-4  

18-4  

20-5 16 60 34  86 62 68  8  6.5  8 1.5 0.08

22-5  

20-10 20 76 44 110 80 88 10  9  10 2  0.15

22-10

       

24-10

       

26-10

       

備考  端部の合わせ目は,指定のあった場合には溶接する。

参考図 1  シンブル


11

F 3435 : 2001

原案作成委員会  構成表

財団法人  日本船舶標準協会/標準委員会/船体部会/外ぎ装専門分科会  構成表

氏名

所属

(専門分科会長)

野  津  康  生

三菱重工業株式会社

(委員)

菊  水  増  男

財団法人日本海事協会

清  水  明  夫

日立造船株式会社

川  尻  勝  己

川崎重工業株式会社

田  中  信  也

NKK

倉  持  貴  好

住友重機械工業株式会社

松  浦  昭  二

幸陽船渠株式会社

叶      耕  治

三井造船株式会社

長谷川      弘

常石造船株式会社

松  本  景  介

株式会社サノヤス・ヒシノ明昌

大  黒  克  伸

石川島播磨重工業株式会社

鳥  居  貞  博

尾道錨製造株式会社

下  川  晃  正

大阪製鎖造機株式会社

山  本  繁  樹

濱中製鎖工業株式会社

溝  口  徹  也

清本鐵工株式会社

中  谷  公  洋

内外製綱株式会社

澁  谷      孝

太洋海運株式会社

山  本      晃

八馬汽船株式会社

宮  城  靖  明

辻産業株式会社

園  田  輝  一

株式会社園田滑車工業所

内  山  幸  治

株式会社立野製作所

中  村  誠  志

株式会社寺本鉄工所

村  上  伸  夫

株式会社福島製作所

笹  重  悦  朗

株式会社共立機械製作所

安  藤  次  郎

石川島播磨重工業株式会社

蔵  並  喜  孝

三菱重工業株式会社

泰      謙太郎

川崎重工業株式会社

(事務局)

久  保  明  博

財団法人日本船舶標準協会