>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

F3410 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工

業規格である。これによって,JIS F 3410 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

JIS F 3410

には,次に示す附属書がある。

附属書(規定)  船用アイプレート


日本工業規格

JIS

 F3410

 : 1999

船用オーバルアイプレート

Ship’s oval eyeplates

序文  この規格は,1985 年に第 1 版として発行された ISO 8146, Shipbuilding and marine structures−Oval

eyeplates

を元に作成した日本工業規格であり,附属書を除いて,技術的内容を変更することなく作成して

いる。

附属書には,徒来,日本工業規格で規定していた JIS F 3410(船用アイプレート)の規定内容を一部改正

して規定した。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

今後,この規格を適用し,新しく製作する場合は,本体をできる限り優先的に適用することが望ましい。

1.

適用範囲  この規格は,船の荷役作業に用いられる船用オーバルアイプレート(以下,アイプレート

という。

)の寸法と材料を規定する。アイプレートは,本来,船の甲板に取り付けるためのものであるが,

ガイのアイプレートとしてデリックブームに取り付けることもある。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 8146 : 1985, Shipbuilding and marine structures

−Oval eyeplates

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS F 2211

  デリックブーム頭部金物−固定形

備考  ISO 8148    (Shipbuilding and marine structures−Derrick boom headfittings−Fixed type)  からの

引用事項は,この規格の該当規格と同等である。

ISO 630

  Structural steels−Plates, wide flats, bars, sections and profiles

ISO 8147

  Shipbuilding−Ship's lifting gear−Terminology

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,ISO 8147 による。

4.

分類

4.1

形式  アイプレートには,次の二つの形式がある。

A

形  一般用(例えば,船の甲板に取付け)

B

形  デリックブームのガイのアイプレート用(JIS F 2211 参照)(

1

)

(

1

)

このアイプレートは,JIS F 2211によるデリックブーム頭部金物には適用できない。

4.2

呼び  アイプレートの呼びの表示は,参照用及び注文用として単位のない数値であるが,この数値

は許容荷重を kN で表したものに基づいている。


2

F3410 : 1999

5.

材料  ISO 630 のグレード 360 とする(最低の材質として)。

備考  代わりに機械的性質及び溶接性が同等であれば船用鋼板を使用してもよい。

6.

製作

6.1

成形  このアイプレートは,ガス切断で成形した後,要求される完成状態の断面形状とするために

鍛造又は機械加工を行う。断面の変化が滑らかであるように注意する。

6.2

表面  仕上げしたアイプレートの表面は,き裂及びめくれがないものとする。

6.3

熱処理  製作工程が完了した後に,鍛造したアイプレートは焼ならしを行う。

7.

寸法

7.1

主要寸法  アイプレートの寸法は,図 及び表 による。

図 1  形状図  形及び 

表 1  主要寸法

単位 mm

呼び

許容荷重(

1

)

kN

寸法

A

形の

取付け

溶接

a

b

c

d

e

f

h

l

r

1

r

2

s

min

g

min

0.4

4  22 15 42 10 15 8

32.5

65 17.5

3  6  4

0.6

6.3 28 19 52 12 19 8

40.5

80 21.5

4  6  4

1

10  35 22 67 16 25 8

52 95 27 5  6  4

1.6

16  42 24 82 20 33 8

65

120 32 5  7  4

2

20  50 27

100 25 35

12

73.5

132 38.5

5  9  6

2.5

25  55 29

105 25 39

12

78.5

140 39.5

6  9  6

3

31.5 66 33

126 30 42

12

88.5

180 46.5

7 10  6

4

40  77 36

147 35 48

15

101

210 53 7 12  7

5

50  87 41

167 40 57

18

117.5

225 60.5

8 14  9

6

63  91 45

171 40 66

18

128.5

240 62.5

8 14  9

8

80  101 51

201 50 73

20

148.5

270 75.5

10 17 10

10

100  117 56

217 50 80

22

158

300 78

10 17 11

12

125  128 61

248 60 87

24

177.5

335 90.5

12 20 12

16

160  145 67

265 60 95

26

188.5

370 93.5

12 20 13


3

F3410 : 1999

単位 mm

呼び

許容荷重(

1

)

kN

寸法

A

形の

取付け

溶接

a

b

c

d

e

f

h

l

r

1

r

2

s

min

g

min

20

200  157 73

297 70

105

28

211.5

420

106.5

14 25 14

25

250  170 80

331 80

120

32

240

470

120

16 30 16

32

315  194 88

374 90

130

36

264

530

134

18 30 18

40

400  220  98 420 100 145 40

294 570 149 20  35  20

50

500  240 108 460 110 155 45

319 630 164 22  35  22

(

1

)

この荷重は,引張力でどの方向へも適用できる。

7.2

寸法許容差  完成したアイプレートの寸法許容差は,次による。

a)

すべての外部寸法:

+5%,−0%

b)

すべての内のり寸法:  +0%,−5%

8.

呼び方  この規格を満足しているアイプレートは,参考及び注文のために次の呼び方をする。

8.1

呼び方  次の事項を次に示す順序で使用する。

呼称簡略化  :  プレート

規格番号

:  JIS F 3410

形式の記号  :  A 又は B(

2

)

4.及び

図 参照)

呼び

:  (

表 参照)

(

2

アイプレート B 形を注文する場合,特別注文としてより詳細な寸法(例えば,プレートの長さ)

を追加で与えるものとする。 

8.2

例  この規格に従ったアイプレートで,A 形,呼び 5 のものは次のように表示する。

プレート  JIS F 3410-A5

9.

表示

9.1

表示の種類  アイプレートには,呼びを容易に消えない方法で分かりやすく表示する。

9.2

表示場所  表示は応力の高くないところ(図 参照)に表示する。


4

F3410 : 1999

附属書(規定)  船用アイプレート

1.

適用範囲  この附属書は,船に用いるロープの末端,シャックル,滑車などを構造物に固定する場合

に用いるアイプレートについて規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構

成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106

  溶接構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

3.

種類  アイプレートの種類は,形状によって,C 形,D 形,E 形及び F 形とする。

4.

形状及び寸法  アイプレートの形状及び寸法は,附属書付図 1による。

なお,

附属書付図 1に示す使用荷重は,次の附属書図 のような状態における荷重をいう。

附属書図 1  形状

5.

材料  アイプレートの材料は,附属書表 による。

附属書表 1  材料

種類

材料

C

D

JIS G 3101

の SS400

E

F

JIS G 4051

の S25C

備考  C 形・D 形の材料として,JIS G 3106 

SM400A

,SM400B 又は SM400C を使用

してもよい。

6.

製品の呼び方  アイプレートの呼び方は,規格の名称又は規格番号並びに種類及び呼びによる。

例  船用アイプレート C 形 0.5  又は  JIS F 3410 附属書 C0.5


5

F3410 : 1999

7.

表示  本体に呼びを刻印する。

例 0.5

呼び 7.5 及び 10 の場合

単位 mm

呼び  使用荷重

b

B

D

H

T

溶接脚長

参考

 (kN)

f

1

f

2

使用シャックルの呼び(最小)

計算質量

(kg)

0.5 4.9 13 52 26 26

13

4

BC10

,BD8

SC10

,SD10

0.19

1 9.8 15 68 38 38

15

6

BC10

,BD10

SC10

,SD10

0.39

2 19.6 19 86 48 48

19

9

BC14

,BD12

SC14

,SD12

0.78

3 29.4 24 108 60 60

22

11

BC14

,BD12

SC14

,SD12

1.42

5 49 32 144 80 80

32

13

BB22

,BC22,BD18

SB22

,SC22,SD20

3.68

 7.5 73.5 36 162 90 90

36

8

12

BA34

,BB24,BC24,BD20

SA34

,SB24,SC24,SD20

5.24

10 98 42 189 105 105

42

9

14

BA34

,BB30,BC30

SA34

,SB30,SC30,SD22

8.32

附属書付図 1  


6

F3410 : 1999

呼び 0.5 及び 1 の場合

単位 mm

使用荷重

溶接脚長

参考

呼び

(kN)

d

L

H

R

T

A

B

h

f

1

f

2

f

3

使用シャックルの呼び

(最小)

計算質量

(kg)

0.5 4.9 19 65

45 15 12 130

50

5

7

5

4 BC14

,BD12

SC14

,SD12

1.10

1 9.8 22 75

50 17 14 150

62

5

9

5

5 BC16

,BD14

SC16

,SD12

1.70

2 19.6 28 100

60 22 16 200

80

2

8

11

5 BB20

,BC20,BD16

SB20

,SC20,SD16

3.36

3 29.4 36 115

70 28 19 230

100

2

10

13

7 BB24

,BC24,BD20

SB24

,SC24,SD20

6.06

5 49 42 145

90 32 24 280

120

2

13

16

8 BB30

,BC30

SB30

,SC30,SD24

10.8

7.5 73.5 50 150

100 40 30 300

140

3

16

20

10 BA36

,BB36,BC36

SA36

,SB36,SC36,SD28

16.9

10 98 60 180

120 45 35 360

170

3

18

22

12 BA42

,BB42

SA42

,SB42,SD34

28.9

15 147 70 200

130 55 40 400

200

3

20

24

14 BA50

,BB50

SA50

,SB50,SD38

43.3

附属書付図 2   


7

F3410 : 1999

単位 mm

使用荷重

参考

呼び

(kN)

d

L

H

R

D

T

溶接脚長

f

使用シャックルの呼び

(最小)

計算質量

(kg)

0.5 4.9 16

55 40 15 45

10

6 BC12

,BD10

SC12

,SD10

0.45

1 9.8 22

65 45 20 50

12

7 BC16

,BD14

SC16

,SD14

0.82

2 19.6 25

75 50 22 55

15

9 BC18

,BD14

SC18

,SD14

1.20

附属書付図 3   


8

F3410 : 1999

単位 mm

使用荷重

参考

呼び

(kN)

d

L

R

L

1

B

T

h

r

1

r

2

r

3

溶接
脚長

f

使用シャックルの呼び

(最小)

計算質量

(kg)

3 29.4 28 85 25 130 60 15

13

18

12

25

7 BB20

,BC20,BD16

SB20

,SC20,SD16

2.44

5 49 34 100 28 150 70 15

20

20

15

25

9 BB24

,BC24,BD20

SB24

,SC24,SD20

3.88

7.5 73.5 42 115 30 180 100 20

25

25

20

25

11 BB30

,BC30

SB30

,SC30,SD24

7.50

10 98 50 135 32 210 120 20

28

30

25

25

13 BA36

,BB36,BC36

SA36

,SB36,SC36,SD28

11.7

15 147 60 160 34 250 140 27

36

36

30

27

10 BA42

,BB42

SA42

,SB42,SD34

20.0

附属書付図 4   


9

F3410 : 1999

船体部会/外ぎ装専門分科会  構成表

氏名

所属

(専門分科会長)

野  津  康  生

三菱重工業株式会社

(委員)

菊  水  増  男

財団法人日本海事協会

新  居  俊  三

株式会社太洋マリンマネージメント

山  本      晃

八馬汽船株式会社

久保崎      浩

石川島播磨重工業株式会社

太  田  美  樹

川崎重工業株式会社

安孫子  玲一郎

日立造船株式会社

叶      耕  治

三井造船株式会社

長  田  敏  之

住友重機械工業株式会社

村  田  富  夫

NKK

小  宮      守

株式会社サノヤス・ヒシノ明昌

松  浦  昭  二

幸陽船渠株式会社

河  野  健  二

常石造船株式会社

鳥  居  貞  博

尾道錨製造株式会社

下  川  晃  正

日本機械製鎖株式会社

山  本  繁  樹

濱中製鎖工業株式会社

園  田  輝  一

株式会社園田滑車工業所

内  山  幸  治

株式会社立野製作所

木  舟  伸  彦

株式会社寺本鉄工所

村  上  伸  夫

株式会社福島製作所

宮  城  清  明

辻産業株式会社

溝  口  徹  也

清本鐵工株式会社

笹  重  悦  朗

株式会社共立機械製作所

安  藤  次  郎

石川島播磨重工業株式会社

蔵  並  喜  孝

三菱重工業株式会社

秦      謙太郎

川崎重工業株式会社

杉  田  英  二

株式会社アイ・イー・エム

穐  山  貞  治

通商産業省工業技術院

鹿  股  信  幸

運輸省海上技術安全局

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

(事務局)

久  保  明  博

財団法人日本船舶標準協会