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F 2605 : 1999 1

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工

業規格である。これによって,JIS F 2605 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 F

2605

 : 1999

小形船用鋼製船側はしご

Small size steel accommodation ladders

序文  この規格は,1979 年に第 1 版として発行された ISO 5488,Shipbuilding−Accommodation ladders を

元に,荷重試験方法については,対応国際規格の技術的内容を変更することなく規定した日本工業規格で

あるが,小形船用として対応国際規格にはない種類,構成,構造,形状及び寸法,材料,製品の呼び方並

びに表示の規定項目を追加した。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,小形の非客船に用いる鋼製船側はしご(以下,はしごという。)について規定

する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 5488 : 1979, Shipbuilding

−Accommodation ladders

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規程の一部を構成す

る。これらの規格はその最新版を適用する。

JIS B 1117

  すりわり付き止めねじ

JIS B 1135

  すりわり付き木ねじ

JIS B 1256

  平座金

JIS B 1351

  割りピン

JIS F 3412

  船用リングプレート

JIS F 3905

  船用トグルピン

JIS F 3906

  船用鎖ひも

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3452

  配管用炭素鋼鋼管

JIS G 3505

  軟鋼線材

JIS H 3100

  銅及び銅合金の板及び条

JIS H 3260

  銅及び銅合金線

JIS H 3270

  ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線

JIS H 5120

  銅及び銅合金鋳物

3.

種類  はしごの種類は,はしごの呼び長さによって,表 の 5 種類とする。


2

F 2605 : 1999

表 1

単位 m

呼び長さ  (l) 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0

備考1.  はしごの呼び長さとは,トップアイピンの穴の中心から下

端踊り場の結合ピン穴の中心までの長さをいう。

2.

はしごの全長とは,トップアイピンの穴の中心から側板先
端までの長さをいう。

4.

構成  はしごは,はしご本体,下部踊り場,上部踊り場及び手すり索で構成する(付図 参照)。

5.

構造,形状及び寸法  はしごの構造,形状及び寸法は,付図 119 によるほか,次による。

a)

手すり索は,外径 22mm のプラスチック材被覆繊維ロープとすることが望ましい。

b)

鋼製部品には,すべて亜鉛めっきを施す。

c)

はしごは,水平に対して通常,55°の角度で使用する。

6.

材料  はしごの材料は,付図 215 及び付図 1719 による。

7.

荷重試験  荷重試験は,はしごを水平にし,はしご本体を両端単純支持の図 のように保持し,はし

ご本体に全長にわたり各ステップに 735N の荷重を加えて縦方向強度の確認とたわみを計測する。

この場合の最大たわみ量は,支持間長さの

100

1

以下とする。また,許容応力は,材料の降伏応力に対して

安全係数 2 として決定する。

はしごは,試験荷重を取り去った後,構造部材に損傷の様子がないか,又は永久変形が生じていないか

を目視検査する。

図 1  荷重試験

8.

製品の呼び方  はしごの呼び方は,規格の名称又は規格番号及び呼び長さによる。

例  小形船用鋼製船側はしご 5.0 又は JIS F 2605 5.0

9.

表示  はしごの見やすい位置に,次の事項を表示する。

a)

種類

b)

製造業者名又はその略号


3

F 2605 : 1999

付図 1  組立図


4

F 260

5 : 1

9

99


5

F 260

5 : 1

999

付図 2  はしご本体及び下部踊り場


6

F 2605 : 1999

記号

部品名称

材料

G

フェンダ

付図 による。

S

フェンダ用バンド

K

手すり索端末アイ

JIS G 3101

の SS400

付図 3  はしご本体下端部詳細


7

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

ステップ本体

JIS G 3101

の SS400

2

滑り止め

合成ゴム

備考1.  滑り止めは,5個とする。

2.

滑り止めは,接着剤と小ねじによって本体に取り付
ける。

付図 4  ⃝

B

ステップ 


8

F 2605 : 1999

記号

部品名称

材料

E

はしごトップヒンジ

JIS G 3101

の SS400

備考  括弧内寸法は,軽量形鋼の場合を示す。

付図 5  ⃝

E

はしごトップヒンジ 

記号

部品名称

材料

F

スリングアイ

JIS G 3101

の SS400

備考  括弧内寸法は,軽量形鋼の場合を示す。

付図 6  ⃝

F

スリングアイ


9

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

フェンダ

堅木材

2

止め金

鋼板

3

木ねじ

JIS H 3260

の C2700W 又は C2800W

4

トグルピン

5

トグルピン用アイ

JIS G 3101

の SS400

6

鎖ひも,鎖ひも S 形環

黄銅線

備考1.  木ねじは,JIS B 1135による。

2.

トグルピンは,JIS F 3905 による。

付図 7  ⃝

G

フェンダ


10

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

外筒

JIS G 3452

の SGP80A

2

タイヤ

合成ゴム

3

端板

鋼板

4

ブシュ

JIS H 5120

の CAC406

5

ブラケット

6

JIS G 3101

の SS400

7

座金

JIS H 3100

の C2680P 又は C2720P

8

割りピン

JIS G 3505

の SWRM

9

ブシュ用止めねじ

黄銅線

備考1. a,

b

印寸法は,装備する船体に適合するように決定する。

2.

割りピンは,JIS B 1351 による。

3.

止めねじは,JIS B 1117 による。

付図 8  ⃝

H

サイドローラ


11

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

手すり柱

JIS G 3452

の SGP25A

2

上段索用アイ

3

中段索用アイ

4

ソケット

JIS G 3101

の SS400

付図 9  ⃝

I

はしご用手すり柱及びソケット


12

F 2605 : 1999

記号

部品名称

材料

J

はしごつり上げ用リングプレート

JIS G 3101

の SS400

備考  はしごつり上げ用リングプレートは,JIS F 3412 の B-1T と同じ

である。

付図 10  ⃝

J

はしごつり上げ用リングプレート


13

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

M-1

下部踊り場本体

JIS G 3101

の SS400

M-2

はしご本体下部取付ヒンジ

M-3

同上用軸ボルト・ナット

M-4

ストッパ

M-5

ばね付ストッパ

JIS G 3101

の SS400

M-6

手すり柱及びソケット

JIS G 3452

の SGP

M-7

座金

JIS G 3101

の SS400

備考1.  ⑥手すり柱及びソケットは,上部踊り場の⑦と同様とする。

2.

座金は,JIS B 1256 による。

付図 11  ⃝

M

下部踊り場


14

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

ブラケット

2

ピン

3

リング

4

止めピン

JIS G 3101

の SS400

5

割りピン

JIS G 3505

の SWRM

備考  割りピンは,JIS B 1351 による。

付図 12  M-4 ストッパ


15

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

ブラケット

2

ピン

3

リング

JIS G 3101

の SS400

4

割りピン

JIS G 3505

の SWRM

5

座金

JIS G 3101

の SS400

6

ばね

JIS H 3270

の C5191W 又は C5212W

備考1.  割りピンは,JIS B 1351による。

2.

座金は,JIS B 1256 による。

付図 13  M-5 ばね付ストッパ


16

F 2605 : 1999

備考1.  印寸法は,装備する船体の形状に合わせて決定する。

2.

支え金物用チェーンは,JIS F 3906 による。

3.

リングプレートは,JIS F 3412 による。

付図 14  ⃝

N

上部踊り場


17

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

ヒンジ本体

2

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS400

3

割りピン

JIS G 3505

の SWRM

備考1.  ※印寸法は,装備する船体の形状に合わせて決定

する。

2.

割りピンは,JIS B 1351 による。

付図 15  N-2 上部踊り場本体甲板取付ヒンジ 

備考  ※印寸法及び角度は,装備する船体の形状に合わせて決定する。

付図 16  N-3 支え金物


18

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

本体

2

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS400

付図 17  N-5 支え金物用上部取付金物


19

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

手すり柱

JIS G 3452

の SGP

2

上段索用アイ

3

中段索用アイ

4

ソケット

JIS G 3101

の SS400

付図 18  N-7 手すり柱及びソケット


20

F 2605 : 1999

部品番号

部品名称

材料

1

受金物本体

2

トップアイピン及びナット

JIS G 3101

の SS400

3

割りピン

JIS G 3505

の SWRM

備考  割りピンは,JIS B 1351 による。

付図 19  N-8 はしごトップヒンジ受金物


21

F 2605 : 1999

船体部会/外ぎ装専門分科会  構成表

氏名

所属

(専門分科会長)

野  津  康  生

三菱重工業株式会社

(委員)

菊  水  増  男

財団法人日本海事協会

新  居  俊  三

株式会社太洋マリンマネージメント

山  本      晃

八馬汽船株式会社

久保崎      浩

石川島播磨重工業株式会社

太  田  美  樹

川崎重工業株式会社

安孫子  玲一郎

日立造船株式会社

叶      耕  治

三井造船株式会社

長  田  敏  之

住友重機械工業株式会社

村  田  富  夫

NKK

小  宮      守

株式会社サノヤス・ヒシノ明昌

松  浦  昭  二

幸陽船渠株式会社

河  野  健  二

常石造船株式会社

島  居  貞  博

尾道錨製造株式会社

下  川  晃  正

日本機械製鎖株式会社

山  本  繁  樹

濱中製鎖工業株式会社

園  田  輝  一

株式会社園田滑車工業所

内  山  幸  治

株式会社立野製作所

木  舟  伸  彦

株式会社寺本鉄工所

村  上  伸  夫

株式会社福島製作所

宮  城  清  明

辻産業株式会社

溝  口  徹  也

清本鐵工株式会社

笹  重  悦  朗

株式会社共立機械製作所

安  藤  次  郎

石川島播磨重工業株式会社

蔵  並  喜  孝

三菱重工業株式会社

秦      謙太郎

川崎重工業株式会社

杉  田  英  二

株式会社アイ・イー・エム

穐  山  貞  治

通商産業省工業技術院

鹿  股  信  幸

運輸省海上技術安全局

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

(事務局)

久  保  明  博

財団法人日本船舶標準協会