>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 F

2314

-1995

水密滑り戸

Watertight sliding doors

1.

適用範囲  この規格は,船の機械室からシャフトトンネルに通じる出入口,その他に用いる水密滑り

戸(以下,滑り戸という。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,以下に示す。

JIS B 0205

  メートル並目ねじ

JIS B 0222

  29 度台形ねじ

JIS B 1181

  六角ナット

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

JIS H 5111

  青銅鋳物

2.

種類  滑り戸の種類は,次の表 のとおりとする。

表 1

種類

形式

材料

開閉方式

最高使用圧力

MPa

VCT-2

鋳鉄製

0.020

VPT-5

形 0.049

VPT-12

縦形

鋼板製

ねじこま

0.118

HCG-2

平歯車

HCC-2

鋳鉄製

シリンダ

0.020

HPG-5

平歯車

HPC-5

シリンダ

0.049

HPG-12

平歯車

HPG-12

横形

鋼板製

シリンダ

0.118

3.

構造,形状,寸法及び材料  滑り戸の構造,形状,寸法及び材料は,付図 113 によるほか,次によ

る。

(1)

六角ナットは,JIS B 1181 の規定による。

(2)

ねじは JIS B 0205,台形ねじは JIS B 0222 の規定による。

4.

水密検査  滑り戸の水密検査は,適切な方法によって,表の最高使用圧力又は注文者の指定圧力の水

圧をかけて漏れがあってはならない。ただし,受渡当事者間の協議によってこの検査を省略することがで

きる。


2

F 2314-1995

5.

製品の呼び方  滑り戸の呼び方は,規格の名称又は規格番号並びに種類及び呼び寸法による。

例  水密滑り戸  VCT-2 形 900 又は JIS F 2314 VCT-2-900

付図 1  VCT-2 


3

F 2314-1995

単位 mm

呼び寸法

H

H

1

b

A

P

戸のリブ(横)の数 戸の開閉に要する回転数

  900

  900

  980 66  1

050

6

等分

1 55.2

1 000

1 000

1 080

70

1 150

7

等分

2 61.2

1 200

1 200

1 280

74

1 350

8

等分

2 73.1

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 5501

の FC 200

2

軸受こま

JIS H 5111

の BC 6

3

戸枠

JIS G 5501

の FC 200

4

戸枠

JIS G 5501

の FC 200 又は JIS G 3101 の SS 400

5

ボルト・ナット

6

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

7

ガイド

黄銅板

8

皿小ねじ

黄銅線


4

F 2314-1995

付図 2  VCT-2 形詳細図

備考  ※印の寸法は,注文者の指示によって決定する。


5

F 2314-1995

付図 3  VPT-5 

単位 mm

呼び寸法

H

H

1

b

A

P

戸の開閉に要する回転数

1 000

1 000

1 080

70

1 150

7

等分

61.2

1 200

1 200

1 280

74

1 350

8

等分

73.1

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 3101

の SS 400※

2

軸受こま

JIS H 5111

の BC 6

3

戸枠

JIS G 3101

の SS 400

4

戸枠

JIS G 3101

の SS 400

5

ボルト・ナット

6

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

7

ガイド

黄銅板

8

皿小ねじ

黄銅線


6

F 2314-1995

部品番号

部品名称

材料

9

コーミング

JIS G 3101

の SS 400※

10

ガスケット

耐熱性又は耐老化性シート

備考  括弧内寸法は,参考寸法を示す。 
参考  船級協会規則を適用する船では,※印の材料は船級協会規格材を

用いる。

付図 4  VPT-12 

単位 mm

呼び寸法

H

H

1

b

A

P

戸の開閉に要する回転数

1 000

1 000

1 080

70

1 150

7

等分

61.2

1 200

1 200

1 280

74

1 350

8

等分

73.1

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 3101

の SS 400※

2

軸受こま

JIS H 5111

の BC 6


7

F 2314-1995

部品番号

部品名称

材料

3

戸枠

JIS G 3101

の SS 400

4

戸枠

JIS G 3101

の SS 400

5

ボルト・ナット

6

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

7

ガイド

黄銅板

8

皿小ねじ

黄銅線

9

コーミング

JIS G 3101

の SS 400※

10

ガスケット

耐熱性又は耐老化性シート

備考  括弧内寸法は,参考寸法を示す。 
参考  船級協会規則を適用する船では,※印の材料は船級協会規格材を

用いる。


8

F 2314-1995

付図 5  VPT-5 形及び VPT-12 形詳細図

備考1.  ※印の寸法は,製造業者で決定する。

2.

括弧内寸法は,参考寸法を示す。


9

F 2314-1995

付図 6  HCG-2 

単位 mm

呼び寸法

H

A

H

1

P

  900

  900 1

090

  960 3 等分

1 000

1 000

1 190

1 060

3

等分

1 200

1 200

1 390

1 260

4

等分


10

F 2314-1995

部品番号

部品名称

材料

部品番号

部品名称

材料

1

戸 15

小歯車

2

戸押さえ

JIS G 5501

の FC 200

16

キー

3

ボルト・ナット  JIS G 3101 の SS 400

17

テーパピン

JIS G 4051

の S 25C

4

戸枠 18

軸受

JIS G 5501

の FC 200

5

戸押さえ上 19

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

6

戸押さえ下 20

軸受

JIS G 5501

の FC 200

7

戸押さえ

JIS G 5501

の FC 200

21

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

8

ボルト・ナット 22

基部金物

JIS G 4051

の S 25C

9

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

23

開き止め

鋼板

10

ローラ

JIS G 5501

の FC 200

24

伝動軸

JIS G 3101

の SS 400

11

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

25

戸枠

12

ローラ受け

鋼板 26

戸押さえ

13

軸 27

戸枠

14

タップボルト

JIS G 3101

の SS 400

28

戸押さえ

JIS G 5501

の FC 200

備考1.  図は,左開きの場合を示す。右開きの場合には,部品番号④⑤⑥⃝

25

26

27

28

を右開きにおきかえて使用するも

のとする。

2.

戸の上部のローラ取付け用ボスは,右開きの場合のものとする。

付図 7  HCC-2 


11

F 2314-1995

単位 mm

呼び寸法

H

A

H

1

P

  900

  900 1

090

  960 3 等分

1 000

1 000

1 190

1 060

3

等分

1 200

1 200

1 390

1 260

4

等分

部品番号

部品名称

材料

部品番号

部品名称

材料

1

戸 11

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

2

戸押さえ

JIS G 5501

の FC 200

12

ローラ受け

鋼板

3

ボルト・ナット  JIS G 3101 の SS 400

13

4

戸枠 14

タップボルト

JIS G 3101

の SS 400

5

戸押さえ上 15

戸枠

6

戸押さえ下 16

戸押さえ

7

戸押さえ

JIS G 5501

の FC 200

17

戸枠

8

ボルト・ナット 18

戸押さえ

JIS G 5501

の FC 200

9

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

19

開き止め

鋼板

10

ローラ

JIS G 5501

の FC 200

備考1.  図は,左開きの場合を示す。右開きの場合には,部品番号④⑤⑥⑮⑯⑰⑱を右開きにおきかえて使用するも

のとする。

2.

戸の上部のローラ取付け用ボスは,右開きの場合のものとする。


12

F 2314-1995

付図 8  HCG-2 形及び HCC-2 形詳細図


13

F 2314-1995

付図 8  (続き)

備考  ※印の寸法は,注文者の指示によって決定する。


14

F 2314-1995

付図 9  HPG-5 

単位 mm

呼び寸法

H

A

H

1

P

h

1 000

1 000

1 180

1 060

3

等分

50

1 200

1 200

1 380

1 260

4

等分

60


15

F 2314-1995

部品番号

部品名称

材料

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 3101

の SS 400

16

キー

2

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

17

テーパピン

JIS G 4051

の S 25C

3

ボルト・ナット  JIS G 3101 の SS 400

18

軸受

JIS G 5501

の FC 200

4

戸枠 19

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

5

戸押さえ上 20

軸受

JIS G 5501

の FC 200

6

戸押さえ下 21

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

7

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

22

基部金物

JIS G 4051

の S 25C

8

ボルト・ナット 23

開き止め

鋼板

9

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

24

伝動軸

JIS G 3101

の SS 400

10

ローラ

JIS G 5501

の FC 200

25

戸枠

11

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

26

戸押さえ

12

ローラ受け

鋼板 27

戸枠

13

軸 28

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

14

タップボルト

JIS G 3101

の SS 400

29

コーミング

JIS G 3101

の SS 400※

15

小歯車

JIS G 4051

の S 25C

30

ガスケット

耐熱性又は耐老化性シート

備考1.  図は,左開きの場合を示す。右開きの場合には,部品番号④⑤⑥⃝

25

26

27

28

を右開きにおきかえて使用するも

のとする。

2.

戸の上部のローラ取付け用座は,右開きの場合のものとする。

3.

括弧内寸法は,参考寸法を示す。

参考  船級協会規則を適用する船では,※印の材料は船級協会規格材を用いる。


16

F 2314-1995

付図 10  HPC-5 

単位 mm

呼び寸法

H

A

H

1

P

h

1 000

1 000

1 180

1 060

3

等分

50

1 200

1 200

1 380

1 260

4

等分

60


17

F 2314-1995

部品番号

部品名称

材料

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 3101

の SS400 12

ローラ受け

鋼板

2

戸押さえ

JIS G 3101

の SS400 13

3

ボルト・ナット  JIS G 3101 の SS400 14

タップボルト

JIS G 3101

の SS 400

4

戸枠 15

戸枠

5

戸押さえ上 16

戸押さえ

6

戸押さえ下 17

戸枠

7

戸押さえ

JIS G 3101

の SS400

18

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

8

ボルト・ナット 19

開き止め

鋼板

9

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS400

20

コーミング

JIS G 3101

の SS 400※

10

ローラ

JIS G 5501

の FC200 21

ガスケット

耐熱性又は耐老化性シート

11

ブシュ

JIS H 5111

の BC6 

備考1.  図は,左開きの場合を示す。右開きの場合には,部品番号④⑤⑥⑮⑯⑰⑱を右開きにおきかえて使用するも

のとする。

2.

戸の上部のローラ取付け用座は,右開きの場合のものとする。

3.

括弧内寸法は,参考寸法を示す。

参考  船級協会規則を適用する船では,※印の材料は船級協会規格材を用いる。

付図 11  HPG-12 


18

F 2314-1995

単位 mm

呼び寸法

H

A

H

1

H

2

H

3

h

h

1

h

2

P

1 000

1 000

1 180

1 060

165

150

65

60

166

2

等分

1 200

1 200

1 380

1 260

205

190

75

75

181

3

等分

部品番号

部品名称

材料

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 3101

の SS 400※ 16

キー

2

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

17

テーパピン

JIS G 4051

の S 25C

3

ボルト・ナット  JIS G 3101 の SS 400

18

軸受

JIS G 5501

の FC 200

4

戸枠 19

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

5

戸押さえ上 20

軸受

JIS G 5501

の FC 200

6

戸押さえ下 21

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

7

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

22

基部金物

JIS G 4051

の S 25C

8

ボルト・ナット 23

開き止め

鋼板

9

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

24

伝動軸

JIS G 3101

の SS 400

10

ローラ

JIS G 5501

の FC 200

25

戸枠

11

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6

26

戸押さえ

12

ローラ受け

鋼板 27

戸枠

13

軸 28

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

14

タップボルト

JIS G 3101

の SS 400

29

コーミング

JIS G 3101

の SS 400※

15

小歯車

JIS G 4051

の S 25C

30

ガスケット

耐熱性又は耐老化性シート

備考1.  図は,左開きの場合を示す。右開きの場合には,部品番号④⑤⑥⃝

25

26

27

28

を右開きにおきかえて使用するも

のとする。

2.

戸の上部のローラ取付け用座は,右開きの場合のものとする。

3.

括弧内寸法は,参考寸法を示す。

参考  船級協会規則を適用する船では,※印の材料は船級協会規格材を用いる。


19

F 2314-1995

付図 12  HPC-12 

単位 mm

呼び寸法

H

A

H

1

H

2

h

P

1 000

1 000

1 180

1 060

165

65

2

等分

1 200

1 200

1 380

1 260

205

75

3

等分

部品番号

部品名称

材料

部品番号

部品名称

材料

1

JIS G 3101

の SS 400※ 12

ローラ受け

鋼板

2

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

13

3

ボルト・ナット  JIS G 3101 の SS 400

14

タップボルト

JIS G 3101

の SS 400

4

戸枠 15

戸枠

5

戸押さえ上 16

戸押さえ

6

戸押さえ下 17

戸枠

7

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

18

戸押さえ

JIS G 3101

の SS 400

8

ボルト・ナット 19

開き止め

鋼板

9

ボルト・ナット

JIS G 3101

の SS 400

20

コーミング

JIS G 3101

の SS 400※

10

ローラ

JIS G 5501

の FC 200

21

ガスケット

耐熱性又は耐老化性シート

11

ブシュ

JIS H 5111

の BC 6


20

F 2314-1995

備考1.  図は,左開きの場合を示す。右開きの場合には,部品番号④⑤⑥⑮⑯⑰⑱を右開きにおきかえて使用するも

のとする。

2.

戸の上部のローラ取付け用座は,右開きの場合のものとする。

3.

括弧内寸法は,参考寸法を示す。

参考  船級協会規則を適用する船では,※印の材料は船級協会規格材を用いる。


21

F 2314-1995

付図 13  HPG-5 形,HPC-5 形,HPG-12 形及び HPC-12 形詳細図


22

F 2314-1995

付図 13  (続き)

備考  括弧内寸法は,参考寸法を示す。

船舶部会  船用通路開口専門委員会  構成表(昭和 58 年 12 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

片  桐  靖  夫

三菱重工業株式会社神戸造船所

片  岡  栄  夫

運輸省船舶局

大久保  和  夫

工業技術院標準部

草  野      博

財団法人日本船舶標準協会

寺  本  守  三

株式会社寺本鉄工所

高  橋  正之助

株式会社アジア船舶工業社

内  山  幸  治

株式会社立野製作所

奥  山  孝  志

社団法人日本中型造船工業会

森  川      卓

社団法人日本船主協会

天  万  博  昭

日立造船株式会社広島工場

山  本  正  和

川崎重工業株式会社船舶事業本部

田  村      元

石川島播磨重工業株式会社船舶海洋事業本部

長谷川  照  一

日本鋼管株式会社重工事業部

今  井  弘  次

住友重機械工業株式会社船舶海洋鉄構事業本部

(事務局)

小  林  秋  穂

工業技術院標準部機械規格課(平成 2 年 7 月 5 日改正のとき)

山  形  智  幸

工業技術院標準部機械規格課(平成 2 年 7 月 5 日改正のとき)

(事務局)

高  橋      潔

工業技術院標準部機械規格課(平成 7 年 3 月 28 日改正のとき)