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日本工業規格

JIS

 F2251

-1990

船用小荷重デリックブーム

Ships’ Light Load Derrick Booms

1.

適用範囲  この規格は,船の貨物,てんま船,ホース,ドラムかん,食料などのつり揚げに用いる使

用荷重 4.9kN {0.5tf}  のデリックブームについて規定する。

備考  この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,規

格値である。

引用規格: 

JIS B 0205

  メートル並目ねじ

JIS B 1181

  六角ナット

JIS B 1351

  割りピン

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3444

  一般構造用炭素鋼鋼管

JIS G 3454

  圧力配管用炭素鋼鋼管

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

2.

構成  デリックブームは,本体,頭部金物及び基部金物によって構成する。

3.

種類  デリックブームの種類は,表 に示すデリックブーム本体の呼びによる 11 種類とする。

表 1

適用する金物の呼び記号

デリック

ブームの

呼び

デリックブームの

使用荷重 kN {tf}

デリックブーム本体の呼び

頭部金物

基部金物

0.5 4.9

{0.5}

0.5-5.0

    0.5-5.5    0.5-6.0    0.5-6.5

0.5-7.0

    0.5-7.5    0.5-8.0    0.5-8.5

0.5-9.0

    0.5-9.5    0.5-10.0

0.5T 0.5H

備考1.  デリックブーム本体の呼びは,デリックブームの呼び及びデリックブーム本体の有効長さを示す数値に

よる。

2.

適用する金物の呼び記号は,デリックブームの呼び及び金物の略号による。

4.

構造,形状及び寸法  デリックブームの構造,形状及び寸法は,次によるほか,付図 1のとおりと

する。

(1)

六角ナットは,JIS B 1181(六角ナット)の 1 種によるが,その高さは 3 種による。

(2)

割りピンは,JIS B 1351(割りピン)の規定による。


2

F2251-1990

5.

材料  デリックブームの材料は,表 のとおりとする。

表 2

部品番号

部品名称

材料

1

デリックブーム本体

JIS G 3444

の STK41 又は JIS G 3454 の STPG38

2

頭部金物

JIS G 4051

の S25C

3

控え索金物

JIS G 3101

の SS41

4

基部金物

5

ボルト,六角ナット

JIS G 4051

の S25C

6

割りピン

黄銅線

7

ストッパ

鋼板

6.

製品の呼び方  デリックブームの呼び方は,規格の名称又は規格番号及びデリックブーム本体の呼び

による。

例:  船用小荷重デリックブーム  0.5-5.0

7.

表示  デリックブームの見やすい位置に使用荷重を表示する。


3

F2251-1990

付図 1  デリックブーム本体

鋼  管

参考

厚さ Smm

座屈荷重

安全

軸過重

外径

計算

質量

中央の

断面積

断面二次

モーメント

回転

半径

座屈

荷重

デリック

ブーム

本体の

呼び

kN {tf}

有効

長さ

L

mm

呼び径

Dmm

STK41 STPG38

kg cm

2

 cm

4

 cm

細長比

kN {tf}

安全

軸荷重

 0.5- 5.0

19.6

 {2.0}

5 000

 80A

 89.1

− 5.5 60.8

14.45

127 2.96

169

104.44

{10.65}

5.32

 0.5- 5.5

19.6

 {2.0}

5 500

  90A

101.6

4.2

-

59.7

12.85

153

3.45

160

103.95

{10.60}

5.30

 0.5- 6.0

19.6

 {2.0}

6 000

  90A

101.6

− 5.7 85.6

17.17

198 3.40

177

113.76

{11.50}

5.75

 0.5- 6.5

19.6

 {2.0}

6

500 100A 114.3  4.5

-

84.0

15.52

234

3.89  167

124.54

{11.70}

5.85

 0.5- 7.0

19.6

 {2.0}

7

000 100A 114.3

− 6.0 119

20.41

300 3.83

182

125.53

{12.80}

6.40

 0.5- 7.5

19.6

 {2.0}

7

500 100A 114.3

− 6.0 127

20.41

300 3.83

196

109.83

{11.20}

5.60

 0.5- 8.0

19.6

 {2.0}

8 000

125A

139.8

4.5

− 126 19.13

438  4.79 167

141.22

{14.40}

7.20

 0.5- 8.5

19.6

 {2.0}

8 500

125A

139.8

4.5

− 133 19.13

438  4.79 177

125.53

{12.80}

6.40

 0.5- 9.0

19.6

 {2.0}

9 000

125A

139.8

4.5

− 141 19.13

438  4.79 188

110.82

{11.30}

5.65

 0.5- 9.5

19.6

 {2.0}

9 500

125A

139.8

− 6.6 213

27.62

614 4.72

201

140.24

{14.30}

7.15

 0.5-

10.0

19.6

 {2.0}

10 000

125A

139.8

− 6.6 224

27.62

614 4.72

212

125.53

{12.80}

6.40

備考1.  頭部二重張板の厚さは,4.5mm とする。

2.

デリックブームの継手位置は,管材の長さによって適宜定めてもよいが,中央は避け,できるだけ基部に

寄せることが望ましい。

3.

計算質量は,頭部金物及び基部金物の質量を含まない。


4

F2251-1990

付図 2  頭部金物

単位 mm

計算質量 (kg)

呼び記号

ブームの

外径

A

頭部金物

控え索金物

89.1 218  4.0 0.28

×2

101.6 230  4.2 0.28

×2

114.3 244  4.4 0.28

×2

0.5T

139.8 270  4.9 0.28

×2

備考1.  ※印寸法は,参考として示すもので,適当に増減してよい。

2.

頭部金物とデリックブーム本体とのはめあい部は,できるだ
け大きく丸みを付ける。


5

F2251-1990

付図 3  基部金物

単位 mm

デリックブーム

呼び記号

外径

厚さ

D

1

D

2

計算質量

(kg)

89.1 5.5

91  78.1 3.5

101.6 4.2  104  93.2 4.0

101.6 5.7  104  90.2 3.9

114.3 4.5  116 105.3 4.5

114.3 6.0  116 102.3 4.4

139.8 4.5  142 130.8 5.7

0.5H

139.8 6.6  142 126.6 5.6

備考  ねじは,JIS B 0205(メートル並目ねじ)の規定による。


6

F2251-1990

船舶部会  船用荷役器具専門委員会  構成表(昭和 45 年 2 月 1 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

西  山  安  武

東京商船大学

宇田川  貞  夫

運輸省船舶局

辺  見  隆  三

工業技術院標準部

山  田      清

株式会社アジア船舶工業社

草  野      博

財団法人船舶 JIS 協会

石  川  一  郎

財団法人日本海事協会

大  友  義  雄

株式会社立野製作所

寺  本  虎  夫

株式会社寺本鉄工所

東  田  典  男

北川工業株式会社

松  浦  和  春

日本鋼管株式会社鶴見造船所

小  財  達  二

石川島播磨重工業株式会社横浜造船設計部

秋  村  嘉  穂

住友重機械工業株式会社船舶事業部

山  本  弥  栄

三井造船株式会社藤永田造船所

吉  田  久  三

川崎重工業株式会社造船事業部

北  見  鍈  一

三菱重工業株式会社神戸造船所

本  田  脩  三

日立造船株式会社向島工場

児  島  英  彦

佐世保重工業株式会社佐世保造船所

奥  山  孝  志

社団法人日本中型造船工業会

森  川      卓

社団法人日本船主協会

平  野  静  雄

船舶整備公団

(事務局)

菅  原  淳  夫

工業技術院標準部機械規格課

前  川  武  也

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

小  林  秋  穂

工業技術院標準部機械規格課(平成 2 年 7 月 5 日改正のとき)

山  形  智  幸

工業技術院標準部機械規格課(平成 2 年 7 月 5 日改正のとき)