>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

F 2210 : 1998 (ISO 6044 : 1985)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が制定した日本工

業規格である。

国際規格との整合を図るために,対応国際規格の技術的内容を変更することなくそのまま採用し,さら

に JIS として必要な規定内容を追加した。


日本工業規格

JIS

 F

2210

: 1998

(I

6044

: 1985

)

デリックブーム基部金物−主要寸法

Derrick boom heel fittings

−Main dimensions

序文  この規格は,1985 年に第 1 版として発行された ISO 6044, Shipbuilding and marine structures−Derrick

boom heel fittings

−Main dimensions を元に,対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技術的内容及

び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格に規定されていない規

定内容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線で下線を施してある部分は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,造船及び海洋構造物のデリックブーム基部金物のフォーク及び附属のボルト

又はピンに関して,互換性のための主要寸法と材料について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 0205

  メートル並目ねじ

JIS B 0207

  メートル細目ねじ

JIS B 1181

  六角ナット

JIS B 1351

  割りピン

JIS F 2201

  鋼板製デリックブーム

JIS G 3201

  炭素鋼鍛鋼品

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 5102

  溶接構造用鋳鋼品

ISO 286

  ISO system of limits and fits(

1

)

ISO 630

  Structural steels

ISO 683/1

  Heat-treated steels, alloy steels and free-cutting steels−Part 1 : Quenched and tempered

unalloyed steels

ISO 8147

  Shipbuilding and marine structures−Derrick rigs and component parts−Vocabulary(

2

)

(

1

現在提案中  (ISO/R286 : 1962の改訂)

(

2

)

現在提案中

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

ISO 8147

  Shipbuilding and marine structures−Derrick rigs and component parts−Vocabulary


2

F 2210 : 1998 (ISO 6044 : 1985)

4.

呼び寸法  デリックブーム基部金物の呼び寸法の表示は,参照用のため単位のない数値とするが,こ

の数値はブームの許容最大軸力をキロ・ニュートンで表したものの 1/10 にしている。

JIS F 2201

のデリックブームに対応する基部金物では JIS F 2201 のブームの呼び記号で呼ぶ。

5.

寸法及び公差

5.1

主要寸法  デリックブーム基部金物のフォーク及び附属のボルト又はピンの主要寸法は,図 1,図 2

及び

表 に示す。JIS F 2201 のデリックブームに対応する基部金物については図 及び表 による。

図 1  フォーク

図 2  ボルト又はピン

(

3

)

金物の直径 は,溶接の形状によって変わるが,ブームの径と同じ又はわずかに大きくする。 


3

F 2210 : 1998 (ISO 6044 : 1985)

表 1  呼び寸法及び寸法

単位  mm

フォーク形基部金物

呼び寸法

ブームの最大軸力

kN

a

b

c

d

1

r

ボルト又はピン

d

2

  1.6

16

 32

 16

 28

 24

 25

 22

  2

20

 35

 16

 30

 26

 28

 24

  2.5

25

 45

 22

 32

 29

 30

 27

  3

32

 50

 22

 35

 32

 32

 30

  4

40

 50

 25

 38

 35

 35

 33

  5

50

 55

 25

 42

 41

 42

 39

  6

63

 60

 32

 47

 44

 45

 42

  8

80

 65

 32

 53

 47

 48

 45

 10

100

 70

 40

 60

 54

 55

 52

 12

125

 75

 40

 67

 58

 60

 56

 16

160

 85

 45

 76

 67

 68

 64

 20

200

 95

 50

 85

 75

 75

 72

 25

250

100

 60

 95

 79

 80

 76

 32

320

105

 70

105

 83

 85

 80

 40

400

110

 70

115

 93

 95

 90

 50

500

125

 80

127

103

105

100

 63

630

135

 80

144

113

115

110

 80

800

160

100

154

129

130

125

100   1

000

175

100

164

144

145

140

125   1

250

200

120

184

164

165

160

160   1

600

225

130

204

184

185

180

200   2

000

250

140

230

205

205

200

250   2

500

275

150

255

225

225

220

備考1.  図1及び図2は,これら部材の構造と形状を決定するものではなく,

単に表に表される標準寸法を説明する目的で示されたものである。

2.

使用するボルト又はピンの形式とその安全性については,その国の
規定に従わなければならない。


4

F 2210 : 1998 (ISO 6044 : 1985)

図 3  JIS F 2201 のデリックブームに対応する基部金物

表 2  JIS F 2201 のデリックブームに対応する基部金物の寸法 

呼び記号は JIS F 2201 の呼び記号による。

単位  mm

基部アイ

ボルト・六角ナット

ストッパ

計算質量

(kg)

呼び

記号

A  B

C

D

1

  D

2

  D

3

  E  F  L

1

  L

2

  R

l

  r

1

r

2

D

4

B

1

H d

1

d

2

d

3

l

1

l

2

l

3

l

4

a  b  h

割ピン

基部

金具

ボルト

・六角

ナット

 1H1  25 32   70  112   98  32 16 20  90  30 32 10  8  47  41 14 30

M24

19  80 16 10 6.5 23  8 14  5

×35  5.6  0.9

 1H2  25 32   70  132  118  32 16 20  90  30 32 10  8  47  41 14 30

M24

19  80 16 10 6.5 23  8 14  5

×35  5.0  0.9

 1H3  25 32   70  157  143  32 16 20  90  30 32 10  8  47  41 14 30

M24

19  80 16 10 6.5 23  8 14  5

×35  6.3  0.9

 2H1  30 42   90  155  138  42 18 25  110  35 42 10  8  62  54 18 40

M36

27 100 23 12 8  30 10 18 6.3

×45 12.0  2.0

 2H2  30 42   90  177  155  42 18 25  110  35 42 10  8  62  54 18 40

M36

27 100 23 12 8  30 10 18 6.3

×45 12.9  2.0

 3H1  40 53 120 210 193 52 20 25 135 40 52 15 10  77  67 23 50

M42

35 130 28 15 10  36 12 23  8

×55 26.0  4.0

 3H2  40 53 120 225 208 52 20 25 135 40 52 15 10  77  67 23 50

M42

35 130 28 15 10  36 12 23  8

×55 27.4  4.0

 5H1  45 63 130 225 204 62 25 30 150 50 62 15 10  98  85 29 60

M56

46 150 37 18 12  45 14 29 10

×70 36.5  7.1

 5H2  45 63 130 255 234 62 25 30 150 50 62 15 10  98  85 29 60

M56

46 150 37 18 12  45 14 29 10

×70 38.1  7.1

10H1  55 78 154 275 250 77 28 40 180 60 77 15 10 110  95 32 75

M64

52 185 41 18 12  52 14 32 10

×75 65.6 11.6

10H2  55 78 154 310 285 77 28 40 180 60 77 15 10 110  95 32 75

M64

52 185 41 18 12  52 14 32 10

×75 66.4 11.6

15H

65 93 180 295 270 89 30 50 210 70 90 15 10 127 110 39 87 M80

×6 64 220 51 18 12 60

16

39

10

×90 94.0 19.6

備考1.  d

2

部ねじは,呼び記号10H2以下は JIS B 0205,15H は JIS B 0207による。

2.

六角ナットは JIS B 1181 の 1 種によるが,高さは 3 種に合わせる。

3.

割ピンは,JIS B 1351 による。


5

F 2210 : 1998 (ISO 6044 : 1985)

5.2

公差  寸法公差は,ISO 286 の IT14 によらなければならない。JIS F 2201 の呼び記号に対応する基

部金物では,公差は規定しない。

6.

材料

6.1

フォーク  フォークの材料は,ISO 630 の Fe 360 又はそれと同等以上のものとしなければならない。

JIS F 2201

の呼び記号に対応する金物のフォーク(

図 の①)材料は,JIS G 3201 の SF 440A 又は JIS G 

5102

の SCW 42 とする。

6.2

ボルト又はピン  ボルト又はピンの材料は,ISO 630 の Fe 430 又はそれと同等以上の材質のものと

しなければならない。JIS F 2201 の呼び記号に対応する金物のボルト(

図 の②)及びナット(図 の③)

は,JIS G 4051 の S 25C,割りピンは黄銅線,ストッパ(

図 の④)は鋼板とする。

6.3

高級材料  焼入れして熱処理した鋼材が必要な場合は,材料は ISO/R683/1 によるものとする。

7.

呼称  デリックブーム基部金物は,注文用としてではなく単位参照用(例えば,技術的な図面の中)

として,次のように呼称する。

7.1

呼称すべき項目  次の項目は指示どおりの順序で示されなければならない。

a)

略称:基部金物

b)

規格番号:JIS F 2210

c)

呼び寸法:

表 による

JIS F 2201

の呼び記号に対応する基部金物の場合は,上記 c)の呼び寸法を,JIS F 2201 の基部金物の呼

び記号とする。

7.2

例  この規格に準拠したデリックブーム基部金物一式で呼び寸法が 10 であるときは,次のように呼

称する。

基部金物  JIS F 2210-10

JIS F 2201

のデリックブーム対応の基部金物で 10 H 1 の場合

基部金物  JIS F 2210-10 H 1