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日本工業規格

JIS

 F

2105

-1995

船用荷役フック

Shipbuilding

−Cargo hooks

1.

適用範囲  この規格は,船に用いる荷役フックについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0205

  メートル並目ねじ

JIS B 0207

  メートル細目ねじ

JIS B 2801

  シャックル

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4303

  ステンレス鋼棒

JIS G 4314

  ばね用ステンレス鋼線

JIS H 3260

  銅及び銅合金線

2.

種類  荷役フックの種類は,A 形(スイベル付き)

・AS 形(スイベル及びストッパー付き)

,B 形(シ

ャックル付き)

・BS 形(シャックル及びストッパー付き)及び C 形・CS 形(ストッパー付き)の 6 種類

とする。

3.

構造,形状及び寸法  荷役フックの構造,形状及び寸法は付図 111 によるほか,次による。

(1)

スイベル部のねじ,JIS B 0207 の規定による。

(2)

シャックル及びシャックルボルトのねじは,JIS B 0205 の規定による。

(3)  C

形及び CS 形のシャックルは,JIS B 2801 の規定による。

(4)

ストッパーの形状については,一例として示す。

4.

材料  荷役フックの材料は,付図 1,付図 及び付図 のとおりとする。

5.

検査  荷役フックの検査は,次の表 に示す試験荷重を加えて行い,各部に異状があってはならない。

ただし,試験時のリングの状態は,

図 に示すとおりとする。

図 1  試験時のリングの状態


2

F 2105-1995

表 1  使用荷重及び試験荷重

種類

呼び

使用荷重

kN

試験荷重

kN

 10

 10

 20

 20

 20

 40

 30

 30

 60

A

形,AS 形,

B

形,BS 形

 50

 50

100

100 100  200

150 150  300

C

形,CS 形

200 200  400

6.

製品の呼び方  荷役フックの呼び方は,規格の名称又は規格番号,種類及び呼びによる。

1.  船用荷役フック A 形10

2.  JIS F 2105 A10

7.

表示  フックの見やすい箇所に,次の事項を刻印する。

(1)

使用荷重,試験荷重,試験年月

(2)

製造業者名又はその略号


3

F 2105-1995

付図 1  形及び AS 形組立図

部品番号

部品名称

材料

1

フック

JIS G 4051

の S 25 C

2

座金

黄銅板

3

ナット

JIS G 4051

の S 25 C 又は JIS G 3101 の SS 400

4

スイベル

JIS G 4051

の S 25 C

5

リング

JIS G 4051

の S 25 C 又は JIS G 3101 の SS 400

6

ねじりコイルばね

JIS G 4314

の SUS 304−WPB を推奨する。

7

ピン,座金

JIS G 4303

の SUS 304 を推奨する。

8

ストッパー

JIS G 4303

の SUS 304 を推奨する。

9

割りピン

JIS H 3260

の C 2600 W 又は C 2700 W を推奨する。

備考  S 25 C は,JIS B 4051 に参考として示されている機械的性質を満足するよう適

切な熱処理を施す。


4

F 2105-1995

付図 2  形フック

単位 mm

呼び  a

b

b

1

(b

2

)

c

d

1

  d

2

d

3

d

4

e

f

h

1

h

2

h

3

h

4

h

5

h

6

h

7

l

m

r

1

r

2

r

3

r

4

10  38 57 34  (34)  37 22 36 23

M22

×15

23 14 70 60 27 54 30 22 4.5 6  9 25 63

40 46

20  44 70 36  (36)  42 30 50 31.5

M30

×  2

28 20 74 70 37 70 40 30 4.5 5 11 30 80

52 52

30  47 79 38  (38)  44 36 60 37.5

M36

×  3

36 24 77 75 46 82 45 35 6 6

15

35

92

60 55

50  50 91 47  (47)  46 39 65 40.5

M39

×  3

42 30 80 80 50 93 52 40 6 2

18

40

108 67 65


5

F 2105-1995

参考

呼び  r

5

r

6

r

7

(r

8

)

r

10

  r

11

  r

12

  r

13

  r

14

  r

15

r

16

s

s

1

s

2

s

3

s

4

s

5

s

6

s

7

s

8

t

(t

1

) (t

2

) (t

3

) (t

4

)

計算

質量

(kg)

10

84 180 263  (23)   153  4  10 14 17 12 15 35 20 25 15 32 24 23 21 17 4.5 (29) (38) (35) (24)

 6.0

20  102 203 270  (23.5)  167  5  13 16 22 18 22 45 26 34 20 42 30 32 28 25 4.5 (35) (50) (45) (34)

12.0

30  112 224 306  (28)   184  7  15 18 25 19 28 50 30 40 24 48 34 36 32 30 5

(38) (57) (52) (37)

20.0

50  133 240 335  (30)   208  8  17 20 30 25 38 60 34 46 28 56 40 46 42 39 6

(42) (68) (61) (45)

36.3

備考1.  括弧内の寸法は,参考として示す。

2.

計算質量は,スイベル,リング及びそれらの附属部品の質量を含む。


6

F 2105-1995

付図 3  AS 形フック

単位 mm

参考

呼び

  (W)

l

1

d

5

h

8

h

9

S

9

計算質量 (kg)

10

 (30)

 6

6.5

11

7

10

 6.1

20

 (35)

 6

6.5

11

7

10

12.1

30

 (40)

 8

6.5

12

7

10

20.1

50

 (40)

10

6.5

12

7

10

36.4

備考1.  フックの形状は,A 形を示す。

2.

括弧内の寸法は,参考として示す。

3.

計算質量には,スイベル,リング及びそれらの附属部品の質量を

含む。ただし,ストッパー及びその附属部品の質量は含まない。


7

F 2105-1995

付図 4  形及び AS 形スイベル並びにリング

単位 mm

スイベル

リング

呼び

B

B

1

D

d

H

R

R

1

R

2

T

T

1

a

D

2

d

1

10

45 44

23  16

60

150

16

23

22

20

3

75 22

20

62 60

31.5 20

74

130

20

32

30

25

3

85 25

30

75 70

37.5 24

90

150

22

37

35

30

3

95 32

50

80 75

40.5 30

110

300

28

40

40

37

4 120 42

備考1.  スイベルは,鍛接又は溶接をしてはならない。

2.

リングの溶接は,入念に行い,溶接後熱処理を施す。


8

F 2105-1995

付図 5  形及び BS 形組立図

部品番号

部品名称

材料

1

フック

JIS G 4051

の S 25 C

2

シャックル

JIS G 4051

の S 25 C 又は JIS G 3101 の SS 400

3

シャックルボルト

JIS G 4051

の S 25 C 又は JIS G 3101 の SS 400

4

リング

JIS G 4051

の S 25 C 又は JIS G 3101 の SS 400

5

ねじりコイルばね

JIS G 4314

の SUS 304−WPB を推奨する。

6

ピン,座金

JIS G 4303

の SUS 304 を推奨する。

7

ストッパー

JIS G 4303

の SUS 304 を推奨する。

8

割りピン

JIS H 3260

の C 2600 W 又は C 2700 W を推奨する。

備考  S 25 C は,JIS G 4051 に参考として示されている機械的性質を満足するよう適

切な熱処理を施す。


9

F 2105-1995

付図 6  形フック

単位 mm

呼び

a

b

c

d

e

f

h

1

h

2

h

3

l

m

r

1

r

2

r

3

r

4

r

5

r

6

r

7

(r

8

)

r

9

10

38 57 37 22

23 14 70

60

27

6

9

25

63

40

46

84

180

263

(23)

27

20

44 70 42 26

28 20 74

70

30

5

11

30

80

52

52

102

203

270

(23.5)

31

30

47 79 44 32

36 24 77

75

35

6

15

35

92

60

55

112

224

306

(28)

36

50

50 91 46 38

42 30 80

80

40

2

18

40

108

67

65

133

240

335

(30)

42

参考

呼び

r

10

r

11

r

12

r

13

r

14

r

15

r

16

s

1

s

2

s

3

s

4

s

5

s

6

s

7

s

8

  (t

1

)  (t

2

)  (t

3

)  (t

4

)

計算質量

(kg)

10  153 4  10 14

17 12 15 20

25

15

32

24

23

21

17

(29)

(38)

(35)

(24)

6.0

20  167 5  13 16

22 18 22 26

34

20

42

30

32

28

25

(35)

(50)

(45)

(34)

11.0

30  184 7  15 18

25 19 28 30

40

24

48

34

36

32

30

(38)

(57)

(52)

(37)

18.0

50  208 8  17 20

30 25 38 34

46

28

56

40

46

42

39

(42)

(68)

(61)

(45)

33.0

備考1.  括弧内の寸法は,参考として示す。

2.

計算質量は,シャックル,リング及びそれらの附属部品の質量を含む。


10

F 2105-1995

付図 7  BS 形フック

単位 mm

参考

呼び

()

l

1

d

1

h

4

h

5

S

9

計算質量 (kg)

10

(30) 6 6.5 11 7 10

6.1

20

(35) 6 6.5 11 7 10

12.1

30 (40)  8  6.5  12  7  10

20.1

50 (40) 10  6.5  12  7  10

36.4

備考1.  フックの形状は,B 形を示す。

2.

括弧内の寸法は,参考として示す。

3.

計算質量には,シャックル,リング及びそれらの附属部品の質量

を含む。ただし,ストッパー及びその附属部品の質量は含まない。


11

F 2105-1995

付図 8  形及び BS 形シャックル並びにリング

単位 mm

シャックル

シャックルボルト

リング

呼び

B

D

d

d

1

d

2

H

L

θ

(度)

a

b

c

(約)

D

1

d

1

d

3

H

1

l

s

θ

 

(度)

a

1

D

2

d

4

10 26

40

16

M20

22 4.5 64 90

4

3

0.5

30

M20

21

 5

 60

21  90

3   75

22

20 31

50

20

M24

25 7  80 60

4

4

1  32

M24

24

 8

 74

26  60

3   85

25

30 39

62

24

M30

31 9  96 60

5

5

1  41

M30

30

10

90

31 60  3

95

32

50 45

75

30

M36

37 11  120  60

6

6

1

50

M36

36

12

109

38 60  4 120

42

備考1.  リングの溶接は,入念に行い,溶接後熱処理を施す。

2.

シャックルボルトは,取付け後回り止めのポンチを打つ。


12

F 2105-1995

付図 9  形及び CS 

部品番号

部品名称

材料

1

フック

JIS G 4051

の S 25 C

2

ねじりコイルばね

JIS G 4314

の SUS 304−WPB を推奨する。

3

ピン,座金

JIS G 4303

の SUS 304 を推奨する。

4

ストッパー

JIS G 4303

の SUS 304 を推奨する。

5

割りピン

JIS H 3260

の C 2600W 又は C 2700W を推奨する。

備考  S 25 C は,JIS G 4051 に参考として示されている機械的性質を満足するよう適

切な熱処理を施す。


13

F 2105-1995

付図 10  形フック

単位 mm

呼び

a

b

c

c

1

d

e

f

h

1

h

2

h

3

h

4

m

r

1

r

2

r

3

r

4

r

5

(r

6

)  r

7

r

8

100

75 132 65  30  49  54  42

115 105

70 112.5

35

60

155  98  90 175 (40) 65

240

150

80 152 70  30  62  62  50

130 130

80 135  50

65

175 110  90 200 (45) 72

342

200

90 168 75  45  72  70  54

140 155

95 200  50

70

200 150 100 225 (45) 85

370

参考

呼び

r

9

r

10

r

11

r

12

  r

13

  r

14

s

1

s

2

s

3

s

4

s

5

s

6

s

7

(t

1

)

(t

2

) (t

3

) (t

4

)

計算質量

(kg)

100

15 25

95 110 48 48 50

75

45

95

45

60

42 (60) (110) (107) (52)

61.0

150

18 30 110 130 60 60 60

90

50

110

50

65

57 (75) (130) (122) (60)

89.0

200

20  35 130 130 70  70  70

110

60 120

60

70

70 (90) (150) (138) (90)  144.0

呼び

適用シャックル

100 BB

40

又は SB 40

150 BB

50

又は SB 50

200 BB

60

又は SB 60

備考  括弧内の寸法は,参考として示す。 


14

F 2105-1995

付図 11  CS 形フック

単位 mm

参考

呼び

()

l

d

1

h

5

h

6

s

8

計算質量 (kg)

100 (55)  45  8.5  15  10  15

61.2

150 (70)  50  8.5  15  10  15

89.2

200 (80)  30  8.5  15  10  15

144.2

備考1.  フックの形状は,C 形を示す。

2.

括弧内の寸法は,参考として示す。

3.

計算質量には,ストッパー及びその附属部品の質量は含まない。


15

F 2105-1995

JIS F 2105

  改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

水  野  博  介

三菱重工業株式会社神戸造船所

沖  本  幹  雄

財団法人日本海事協会

新  居  俊  三

株式会社太洋マリンマネージメント

井  村  正  彦

八馬汽船株式会社

樽      正  廣

石川島播磨重工業株式会社船舶海洋事業本部愛媛工場

飯  本  弘  一

川崎重工業株式会社船舶事業本部

深  田  雅  敏

日立造船株式会社船舶・防衛事業本部

叶      耕  治

三井造船株式会社玉野事業所

安  見  照  久

住友重機械工業株式会社船舶海洋鉄構事業部追浜造船所

炭  竈      豊 NKK 総合エンジニアリング事業部津製作所

悦  勝  三  次

株式会社サノヤス・ヒシノ明昌船舶橋梁事業本部

松  浦  昭  二

幸陽船渠株式会社

三  島  明  彦

常石造船株式会社

鳥  居  貞  博

尾道錨製造株式会社

下  川  晃  正

日本機械製鎖株式会社

山  本  繁  樹

濱中製鎖工業株式会社

園  田  輝  一

株式会社園田滑車工業所

内  山  幸  治

株式会社立野製作所

木  舟  伸  彦

株式会社寺本鉄工所

村  上  伸  夫

株式会社福島製作所

山  科  弘  勝

辻産業株式会社

吉  本  耕  三

内外製鋼株式会社

溝  口  徹  也

清本鐵工株式会社佐賀支社

中  川      大

株式会社共立機械製作所

安  藤  次  郎

石川島播磨重工業株式会社名古屋工場

馬  場  寿  次

三菱重工業株式会社長崎造船所

泰      謙太郎

川崎重工業株式会社西神戸工場

(事務局)

相  馬  光  久

財団法人日本船舶標準協会