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日本工業規格

JIS

 F

0804

-1979

中小形船の潤滑油系統

自動化機器の船内試験方法

Methods of Onboard Test on Automatic Control of

Lubricating Oil System for Smaller Ships

1.

適用範囲  この規格は,中小形船の機関部潤滑油系統自動化装置の船内試験方法について規定する。

2.

試験項目  試験は,次の項目について行う。

(1)

潤滑油ポンプの遠隔発停装置

(2)

潤滑油ポンプの自動切換装置

(3)

潤滑油の自動温度調整装置

(4)

潤滑油清浄装置

(5)

潤滑油圧力低下警報装置

(6)

潤滑油タンク液面警報装置

(7)

潤滑油サンプタンク遠隔液面指示装置

3.

試験の準備  試験に先立ち,試験の準備として次の各項を確認する。

(1)

自動化装置の検知器の装備位置が適当であること。

なお,試験のために船内装備以外の機器を使用する場合は,その機器の正確さについて十分に確認

する。

(2)

使用する電源について,電圧及び周波数が計画値であること。

(3)

配管,バルブの開閉,計器などの状態が計画どおりであること。

(4)

試験油は常用するものを使用し,油量が適当であること。

4.

試験方法

4.1

潤滑油ポンプの遠隔発停装置  潤滑油ポンプの遠隔発停装置は,次による。

(1)

遠隔発停押ボタンによってポンプの発停を行い,作動の状況を確認する。

(2)

制御室などに設けられた運転表示燈の点燈を確認する。

引用規格: 

JIS F 6602

  中小形船の自動スラッジ排出形油清浄機の船内試験方法

4.2

潤滑油ポンプの自動切換装置

4.2.1

圧力スイッチによる自動切換え  圧力スイッチによる自動切換えは,次による。


2

F 0804-1979

(1)  1

号及び 2 号ポンプの電源を入れて,電源表示燈の点燈を確認する。

(2)

圧力スイッチが計画値に設定されていることを確認する。

(3)  1

号ポンプを始動し,自動・手動切換スイッチを自動にし,運転表示燈,電流計,ポンプ吐出し圧力

を確認する。

(4)

吐出し圧力整定後,圧力調整弁を調整して吐出し圧力を次第に低減させ,圧力スイッチが働き 2 号ポ

ンプが自動始動し,1 号ポンプが自動停止することを確認する。このときの 2 号ポンプの運転表示燈,

電流計,ポンプ吐出し圧力を確認する。

(5)  2

号ポンプが自動始動する直前の,1 号ポンプ吐出し圧力を計測して,圧力スイッチの設定圧力と一致

することを確認する。

(6)  2

号ポンプを先発させ,同要領で 1 号ポンプの切換えを行う。

4.2.2

無電圧による自動切換装置  無電圧による自動切換装置は,次による。

(1)  1

号及び 2 号ポンプの電源を入れて電源表示燈の点燈を確認する。

(2)  1

号ポンプを始動し,自動・手動切換スイッチを自動にし,運転表示燈,電流計,ポンプ吐出し圧力

を確認する。

(3)  1

号ポンプの電源しゃ断器を操作して停止させ,2 号ポンプが自動始動し,このときの運転表示燈,電

流計,ポンプ吐出し圧力を確認する。

(4)  2

号ポンプを先発させ,同要領で 1 号ポンプの切換えを行う。

4.2.3

主機駆動ポンプとの自動始動装置  主機駆動ポンプとの自動始動装置は,次による。

(1)

主機潤滑油圧力が電動ポンプの始動設定圧力以上であることを確認する。

(2)

主機付ポンプの吐出し圧力又は試験用装置の吐出し圧力を次第に低下させ,電動ポンプの圧力スイッ

チが働き,始動することを確認する。

(3)

電動ポンプが自動始動したとき,主機潤滑油の圧力又は試験用装置の圧力を計測して,圧力スイッチ

の設定値と一致していることを確認する。

4.3

潤滑油の自動温度調整装置  潤滑油の自動温度調整装置は,次による。

(1)

主機関,補機関運転時に,温度が設定値内で制御されていることを温度計で確認する。

(2)

潤滑油清浄装置の自動温度制御については,計画温度で制御されていることを温度計で確認する。

4.4

潤滑油清浄装置  潤滑油清浄装置は,次による。

(1)

遠心分離式清浄機は JIS F 6602(中小形船の自動スラッジ排出形油清浄機の船内試験方法)の規定に

よる。

(2)

側流式及び逆洗式こし器については,出入口の圧力差を計測して通油の確認をする。

4.5

潤滑油圧力低下警報装置  潤滑油圧力低下警報装置については,運転中圧力調整弁を操作するか,

又は試験用装置によって圧力を設定値まで下げ,警報及び警報表示燈の点燈を確認する。

4.6

潤滑油タンク液面警報装置  潤滑油タンクの液面警報装置については,潤滑油タンクの液位に高

(低)液面を作るか,又はフロートを手で動かしてフロートスイッチの作動を確認するとともに警報表示

燈の点燈を確認する。

4.7

潤滑油サンプタンク遠隔液面指示装置

4.7.1

電気式  電気式は,次による。

(1)

フロートを動かして指示計の動きを確認する。

(2)

指示計の指示と実際の液面が,実用上差し支えない範囲で一致することを確認する。

4.7.2

エアパージ式  エアパージ式は,次による。


3

F 0804-1979

(1)

タンク底面からパージ管までの高さを確認する。

(2)

パージ管に空気を送り,液面指示計の指示が,油の比重差を見込んだ液面と実用上差し支えない範囲

で一致することを確認する。

(3)

油の比重による指度の相違を修正する。

船舶部会  中小形船専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

森  田  知  治

東京商船大学

栗  山      劭

運輸省船舶局

仲井真  弘  多

工業技術院標準部

荻  野  義  治

財団法人日本船舶標準協会

柏  木  十三郎

株式会社アジア船舶工業社

上  原  光  信

株式会社長野計器製作所

小  田  道人司

渦潮電機株式会社

河  合      登

大洋電機株式会社

北  村  一  夫

ヤンマーディーゼル株式会社

中  北      博

株式会社中北製作所

永  野  栄  寿

巴工業株式会社

深  谷  吉  一

株式会社村山電機製作所

正  橋  三津夫

阪神内燃機工業株式会社

奥  山  孝  志

社団法人日本中型造船工業会

木  下  栄  一

内海造船株式会社

山  川  信  雄

林兼造船株式会社

森  川      卓

社団法人日本船主協会

百合草  正  韶

船舶整備公団

小  平  清  秀

三洋商事株式会社

長谷川  和  男

株式会社上野運輸商会

(事務局)

石  井  清  次

工業技術院標準部機械規格課

江  口  信  彦

工業技術院標準部機械規格課