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F 0201:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本船舶

標準協会 (JMSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS F 0201 : 1983 は改正され,この規格に置き換えられる。

JIS F 0201 には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  適用例

附属書 1(規定)  こく板のストレーキ及び継手の記号並びにフレーム及びガーダの付番

附属書 2(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


 
F 0201:2005

目  次

ページ

序文

1

1.  適用範囲

1

2.  引用規格

1

3.  一般原則

2

4.  線の形式及びその適用

2

5.  線の太さ及び線のグループ

4

6.  投影方向及び船の向き

4

7.  表示方法

4

8.  図記号及び文字記号

13

9.  溶接記号

15

附属書 A(参考)適用例

18

附属書 1(規定)こく板のストレーキ及び継手の記号並びにフレーム及びガーダの付番

25

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

30

 


日本工業規格

JIS

 F

0201

:2005

基本船こく構造図の自動製図通則

General requirement for automatic drawing of basic construction plans

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 128-25 : 1999,Technical drawings−General

principles of presentation−Part 25 : Lines on shipbuilding drawings を翻訳し,技術的内容を変更して作成した

日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

1.  適用範囲  この規格は,造船製図の線の形式に対する基本原則及びその適用規則について規定する。

また,電子計算機を使用して船舶の基本船こく構造図(

1

)を作成するための一般的事項についても規定する。

なお,こく板のストレーキ及び継手記号並びにフレーム,ガーダの付番ついては,

附属書 に規定する。

注(

1

)  次の図面の総称。

a)  中央横断面図 
b)  隔壁構造図 
c)  中心線縦断面図 
d)  甲板構造図 
e)  りょう(梁)柱及び甲板下縦けた(桁)構造図 
f)  外板展開図

備考1.  この規格で規定する事項以外は,通常,JIS Z 8312JIS Z 8313-0JIS Z 8313-10ISO 3098-2

及び  JIS Z 8314 による。

2.  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 128-25 : 1999,Technical drawings−General principles of presentation−Part 25 : Lines on

shipbuilding drawings (MOD)

2.  引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ

れらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格を構成するもので

あって,その後の改正版・追補は適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を

含む。

)を適用する。

JIS Z 3021  溶接記号

備考  ISO 2553 : 1992  Welded,brazed and soldered joints−Symbolic representation on drawings から

の引用事項は,この規格の該当事項と同等である。



F 0201:2005

JIS Z 8312  製図−表示の一般原則−線の基本原則

備考  ISO 128-20 : 1996  Technical drawings−General principles of presentation−Part 20 : Basic conventions

for lines が,この規格と一致している。

JIS Z 8313-0  製図−文字−第 0 部:通則

備考  ISO/FDIS 3098-0 : 1997  Technical product documentation−Lettering−Part 0 : General requirements

が,この規格と一致している。

JIS Z 8313-10  製図−文字−第 10 部:平仮名,片仮名及び漢字

JIS Z 8314  製図−尺度

備考  ISO 5455 : 1979  Technical drawings−Scales からの引用事項は,この規格の該当事項と同等で

ある。

JIS Z 8317  製図−寸法記入方法−一般原則,定義,記入方法及び特殊な指示方法

備考  ISO 129 : 1985  Technical drawings−Dimensioning−General principles, definitions, methods of

execution and special indications からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

ISO 3098-2 : 2000  Technical product documentation−Lettering−Part 2 : Latin alphabet,numerals and marks

ISO 6428 : 1982  Technical drawings−Requirements for microcopying

3.  一般原則  基本的な線の形式,その名称及び寸法は,線の基本規則と同様 JIS Z 8312 の規定による。

マイクロコピーの要件は,ISO 6428 の規定による。

4.  線の形式及びその適用  異なる線の形式及びその適用は,表 による。表 の基本形式番号に対応す

る線形番号の最初の部分は,JIS Z 8312 による。


3

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  1  線の形式及びその適用

  番号

      線の種類

適用

例(

附属書 A

.1   板前面の形状線

A.2 

.2   縦横継手

A.18  A.20 

細い実線

.3   板前面の形材(

2c

)

A.1  A.6 

細い波うち実線 

.4   境界線が対称な線又は中心線(

2a

)でない場合,フリ

ーハンドで書かれた部分的な境界線,又は途中部分を省

略する場合の線

A.1 

01.1

細いジグザグ断続実線

.5   境界線が対称な線又は中心線(

2a

)でない場合,フリ

ーハンドで書かれた部分的な境界線,又は途中部分を省
略する場合の線

A.2 

構造部材の断面,例えば,

.1   外板

A.2 A.6 A.20 

.2   甲板

A.6 

.3   内底板

A.19 

.4   隔壁及び壁材

A.20 

.5   船底けた(桁)板及びろく(肋)板

A.19 

.6   トランスけた(桁)材,縦通けた(桁)材

A.4 

.7   防とう(撓)材

.8   特設ろっ(肋)骨

A.2 

.9   ブラケット

A.6 

01.2

太い実線

.10  形材

A.19 

.1   板の裏側の形状線

A.2 

02.1

細い破線 

.2   板の裏側の形材

A.1  A.2    A.6
A.18
  A.20 

裏側の板,例えば,

.1   甲板

A.18 

.2   内底板

A.18 

.3   壁及び隔壁(

2b

)

A.18  A.20 

.4   船底けた(桁)板

A.18 

.5   ろく(肋)板

A.18 

02.2

太い破線

.6   ブラケット

A.6 

.1   上の開口切明け

A.18,    A.20

04.1    細い一点長鎖線

.2   交差,ナックル,中心線

A.16,    A.17

裏側の板,例えば,

.1   甲板けた(桁)板

A.20

.2   特設ろっ(肋)骨

A.2,    A.18

04.2

太い一点長鎖線 

.3   トランスウエブ,防とう(撓)材

A.20

.1   隣接部の外形

A.18

05.1

細い二点長鎖線 

.2   切断された板の前面又は裏側に位置する部分

01+03  線路の線

.1   裏側の板,例えば,水密壁又は隔壁(

2b

)

A.20

a)  図面 1 枚では一つの形式の線だけを使用することが推奨される。 
b)  02.2.3 又は 01+03 のいずれの線を使用するかは,造船所の判断による。

注(

2a

)  01.1  は,基準線,寸法線,寸法補助線及び寸法引出線としても使用して差し支えない。

  (

2b

)  02.1 は,裏付きのフランジ厚さを表示する線として使用して差し支えない。

  (

2c

)  04.1 は,01.1.3 の代わりに板前面の形材を表示する線として使用して差し支えない。

  適用例は,

附属書 による。



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5.  線の太さ及び線のグループ  造船製図では,通常 2 種類の線の太さを使用する。線の太さの比は 1:2

以上とするのが望ましく,1:3 の比でも差し支えない。

線のグループは,

表 に規定する。

  2  線のグループ

                                                                                    単位  mm

                線番号に対する線の太さ

  線のグループ

  01.2−02.2−04.2

01.1−02.1−04.1−05.1 01+03

          0.5

                  0.5

                    0.25

          0.7

                  0.7

                    0.35

          1.0

                  1.0

                    0.5

 
   1.0

線の太さ及びグループは,図面形式,サイズ,縮尺比に従って,かつ,マイクロコピー及び/又はその

他の複写方法に従って選択するのが望ましい。

6.  投影方向及び船の向き   
6.1

投影方向  投影方向は,次による。

a)  平面図は,下向きに投影する。

b)  側面図は,左げん(舷)向きに投影する。

c)  横断面図は,前向きに投影する。

備考  代表的図示例を,参考図に示す。

6.2

船首方向及び図示げん(舷)

a)  図面における船首の方向は,向かって右側とする(平面図,側面図,外板展開図など)。

b)  図示するげん(舷)は,左げん(舷)とするのがよい。

なお,右げん(舷)だけにある部分は,必要な場合その部分を右げん(舷)に示してもよい(平面

図,側面図,横断面図,外板展開図など)

備考  代表的な図示例を,参考図 に示す。

7.  表示方法 
7.1

部材寸法  形鋼(組立材も含む。),ブラケットなどの寸法表示法は,表 による。


5

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  3  部材寸法の表示方法

表示方法

種類

組立材方式

形鋼方式

組立材(

3

)

(T)

A

2

×t

1

B×t

2

 (T)

A

1

×B×t

1

/t

2

 (T)

組立材(

3

)

(L

1

)

A

2

×t

1

B×t

2

 (L

1

)

A

1

×B×t

1

/t

2

 (L

1

)

組立材(

3

)

(L

2

)

A

2

×t

1

B×t

2

 (L

2

)

A

1

×B×t

1

/t

2

 (L

2

)

組立材(

3

)

(L

3

)

A×t

1

B×t

2

 (L

3

)

組立材(

3

)

(L

4

)

A

2

×t

1

B

2

×t

2

 (L

4

)

A

1

×B

2

×t

1

/t

2

 (L

4

)

形鋼

A×B×t

1

/t

2

  IA

      又は 
∟ A×B×t

1

/t

2

球平形鋼

A×t  BP 
      又は

A×t



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表  3  部材寸法の表示方法(続き)

表示方法

種類

組立材方式

形鋼方式

平鋼

(スラブバー)

A×t  FB

A×t  FB (T)

面材

A×t  FB (L

2

)

溝形鋼

A×B×t

1

/t

2

  CH

      又は 
A×B×t

1

/t

2

丸鋼

− PILL

φ ×t


(H)

A

2

×t

1

B×t

2

 (H)

A

1

×B×t

1

/t

2

 (H)

ピラー


A

1

×B×t

1

/t

2

 (H)  ,

A

1

×B×t

1

/t

2

 (I)  ,

A

1

×B×t

1

/t`

2

 (H)  又は

A

1

×B×t

1

/t

2

 (I)


7

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表  3  部材寸法の表示方法(続き)

表示方法

種類

組立材方式

形鋼方式

ちゅう(肘)板

半丸鋼

注(

3

) T,  L

1

,  L

2

,  L

3

及び L

4

の意味については,

表 を参照。

  (

4

) ( FL)  の表示は,フランジ付きの場合に適用する。

7.2

部材寸法及び部材位置の表示方法

7.2.1

寸法線の表示  寸法線の表示は,JIS Z 8317 による(図 1)。寸法線はすべてモールドラインを示

す。ただし,特に注記をすれば,板逃げの表示として使用してもよい。

単位  mm

  1  寸法線の表示例

7.2.2

寸法数字の記入法  寸法数字を記入するには,水平方向の寸法線に対しては上向きに,垂直方向の

寸法線に対しては左向きに,寸法線の上側にこれに沿って寸法数字を寸法線からわずかに離して書く。斜

め方向の寸法線に対してもこれに準じて書く(

図 2)。ただし,ハッチング部は,できるだけ表示を避ける。



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単位  mm

  2  寸法表示の記入例

7.2.3

間隔が狭い寸法数字の記入法  寸法補助線の間隔が狭くて寸法数字を記入する余地がないときは,

引出し線を用いるか[

図 3a)]又は,寸法線の延長線上に記入する[図 3b)]。

単位  mm

  3  間隔が狭い寸法数字の記入例

7.2.4

等間隔の寸法数字の記入法  等間隔の寸法が並ぶ場合は,両端だけに寸法数字を記入し,中間の寸

法は記号  "〃"  で表す(

図 4)。

単位  mm

  4  等間隔の寸法数字の記入例

7.2.5

ガース沿いの寸法の記入法  曲がった部材の寸法は,その曲線に平行な寸法線を描き,その上部に

数字を記入する(

図 5)。

単位  mm

  5  ガース沿いの寸法の記入例

7.2.6

円弧の寸法記入法  円弧の寸法記入法は,次による。

a)  寸法線を描く場合は,弧の側にだけ矢印を付ける[図 6a)]。 
b)  円弧の中心が弧から遠い場合は,寸法線の中心側を省略してもよい[図 6b)]。 
c)  縮尺度が大きくて矢印を描く余裕がない場合には,弧の内側に,例えば R150 のように記入する[図


9

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6c)]。

単位  mm

  6  円弧の寸法の記入例

7.2.7

傾斜部材の寸法記入法  投影面に対して傾斜して配置された部材の寸法は,実長で表示する[図

7a)]。また,その位置については,投影面における寸法をそのまま用いる[図 7b)]。

その他の方法で記入する場合は,その方法を注記する。

備考  一点鎖線は展開面を示す。 

  7  傾斜部材の寸法記入例

7.2.8

基準線からの寸法の記入法  部材の位置を遠く離れた基準線から指示する場合は,寸法の基点とな

る基準線名を記入することによって,その基準線側を省略してもよい(

図 8)。

単位  mm

  8  基準線からの寸法の記入例

7.3

開口の表現

7.3.1

一般  開口を表現する場合には,直交する中心線と開口の輪郭とを描き,引出し線上に開口寸法及

び出入口,ハッチ開口,搬出入口,諸管貫通孔などの開口名の略語を記入する(

図 9)。


10 
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単位  mm

  9  開口の記入例

7.3.2

連続する開口  同一寸法の開口が連続する場合,中間の開口の図示は省略して,直交する中心線だ

け,又は開口の輪郭だけで表現してもよい(

図 10)。

 10  連続する開口の記入例

7.3.3

同一位置に連続する開口  同一線上に連続して開口する場合,その位置寸法の記入は 1 か所だけで

もよい[

図 11a)]。また,部材間の上下左右の中央に開口する場合,その位置寸法は省略してもよい[図

11b)]。

                                      単位  mm

 11  同一位置に連続する開口の記入例

7.3.4

出入口・搬出入口の高さ  出入口・搬出入口の高さ寸法は,床面から開口下縁までの高さで表示し

てもよい(

図 12)。

単位  mm

 12  出入口・搬出入口の高さ記入例


11

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7.3.5

等間隔の開口  連続して等間隔に開口する場合は,寸法線上の両端だけに寸法数字を記入し,中間

の寸法は記号  “〃”  で記入してもよい(

図 13)。

単位  mm

備考  この表現は,ドレンホールなどの開口位置に用いる。

 13  等間隔の開口の記入例

7.4

二重張板の表現  二重張板の表現は,次による。

a)  パネルの手前側に取り付ける場合は,輪郭を細い実線で描き,内側にハッチングを施す[図 14a)]。 
b)  パネルの裏側に取り付ける場合は,輪郭を破線で描き,内側にハッチングを施す[図 14b)]。

ハッチングは,輪郭線の近傍だけでもよい。

備考  二重張りであることが明確な場合には,ハッチングを省略することができる。

 14  二重板の表現例

7.5

区画の表現  水密,油密,気密などの仕切られた区画が,図面に示す仕切壁より手前側にある場合

は,一点鎖線の対角線で表現し,裏側にある場合は,破線の対角線で表現する(

図 15)。


12 
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 15  区画の表現の例


13

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8.  図記号及び文字記号  図記号及び文字記号は,表 による。

  4  図記号及び文字記号

項目

記号

備考

突合せ継手

接 

重ね継手

一列リベット

二列リベット

三列リベット

千鳥リベット

接 
接 
接 
接 

びょう(鋲)列の止まり

船体中央

船体中心線

板厚

      例

      平面図

折れ線

    断面図

貫通

手手

断接

図面上明らかな場合には,こ

れらの記号を省略してもよ
い。


14 
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  4  図記号及び文字記号(続き)

項目

記号

備考

防とう(撓)材の止まり

フランジの向きを示すため

に,片矢印を用いてもよい。

L

L:ラグ固着  スカラップが 
ある場合は,LH としてよい。

C

C:クリップ固着  スカラッ
プがある場合は,CH として

よい。

S

S:スニップ端

接 

B

上面

下面

接 
接 

上下面

ピラーの断面形状を示す。

(図は円ピラーの場合)

 (T)

 (L

1

)

 (L

2

)

 (L

3

)

 (L

4

)

 (H)


15

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  4  図記号及び文字記号(続き)

項目

記号

備考

平鋼 FB

逆山形鋼

∟,IA

球平形鋼

,BP

溝形鋼

[,CH

H 形鋼

,H

I 形鋼

,I

丸棒 RB

半丸棒 HRB

A 級鋼

無記号

1)  軟鋼の A 級鋼は無記号と

する。

2)  焼ならし材には,記号(N)

を付加する。

3) A,B,C,D 及び E 級鋼に

関しては,船級協会規則に
よる。

4)  高張力炭素鋼の強度に関

しては,記号の後にその強
度を示す数字を付記する。

例 AH32

B 級鋼 B 
C 級鋼 C 
D 級鋼 D

接 

E 級鋼 E

A 級鋼 AH

B 級鋼 BH 
C 級鋼 CH 
D 級鋼 DH

手手

手手手手

E 級鋼 EH

9.  溶接記号   
9.1

溶接記号は,必要な場合だけ記入する。

9.2

突合せ自動溶接以外の溶接については,JIS Z 3021(溶接記号)による。

9.3

突合せ自動溶接の種類は,次によって補足する。

a)  記入箇所  種類は,JIS Z 3021 の溶接記号の特記箇所に,b)  に規定する溶接法又は記号を記入する。

b)  記入内容  記入内容は,次による。

1)  特記箇所に溶接法を英文で記入する。

2)  特記箇所に注意の略記号を記入し,その溶接法を注記する。この場合の略記号は,数字又は 3 けた


16 
F 0201:2005

以上の英字とする。

又は

この場合の注記は,次のとおりとする。

          5……CONTACT BAR SUBMERGED

   又は CBS……CONTACT BAR SUBMERGED

3)  a)  及び b)  にかかわらず,表 に示す溶接法は,表中の記号を使用することによって,溶接法の注

記を省略することができる。

  5  溶接法

接法

記号

手溶接混用サブマージアーク溶接

両面サブマージアーク溶接 S

片面サブマージアーク溶接(RF 法) R

片面サブマージアーク溶接(FAB 法) A

片面サブマージアーク溶接(FCB 法) F

片面サブマージアーク溶接(KL 法) K

消耗ノズル式エレクトロスラグ溶接 CE

エレクトロガス溶接 EG

備考  ここで英字とは,ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ の 26

文字をいう。また,数字とは,0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
のアラビア数字をいう。


17

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a)  平面図は左げん(舷)上面を描く。

b)  側面図は左げん(舷)内面を描く。

c)  横断面図は左げん(舷)後面を描く。

d)  外板展開図は左げん(舷)内面を描く。

参考図  1  代表的な図示例


18 
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附属書 A(参考)適用例

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな

い。

附属書 表 は,表 の規定による線番号の異なった形式の線の適用について定めている。

附属書 表  1  適用例

表示

例,備考

A.1 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

一般に板に取り付けられた形材

壁,甲板などを表示 
 
使用された実際の形材断面も表示して
も差し支えない。 
 
形材の名称は,ISO 5261 に従わなけれ
ばならない。

A.2 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

けた(桁)板を貫通する連続した形材

A.3 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

形材の溶接端部

形材の溶接端部は,矢印で示さなけれ
ばならない。 
 
形材端部が,平面図及び側面図の両方
で表示される場合,矢印は,一方の図
では省略して差し支えない。 
 
線番号は,

図 A.2 参照。


19

F 0201:2005

附属書   1(続き)

表示

例,備考

A.4 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

形材のスニップ端部

横破線は,平面図/側面図での形材の

フランジ端を示すために使用する。端
部の切断角度が 30°又は 40°であるこ
とを追加して引出線で記入しても差し

支えない。 
 
形材が,平面図/側面図又は断面図の

両方に表示される場合,横破線は一方
の図面では省略しても差し支えない。
 
線番号は,

図 A.2 参照

A.5 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

深さの異なる形材間の継手

継手の断面のが表示では,矢印は省略
する。 
 
線番号は,

図 A.2 参照。

A.6 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

形材とブラケットとの重ね継手


20 
F 0201:2005

附属書   1(続き)

表示

例,備考

A.7 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

形材とブラケットとの突合せ継手

線番号は,A.6 参照。

A.8 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

突合せ継手

この記号は,ISO 2553 に規定された溶
接情報がない図面で使用しなければな

らない。 
 
この記号は,隣接する板断面が突合せ

溶接されることを示す。この記号は,
平面図及び側面図では継手上に書く
が,断面図では,01.1 の線で引出線上

に表示する。

A.9 
 
 
 
 
 
 
 
 

板及び/又は形材との突合せ継手

この記号は,ISO 2553 に規定された溶
接情報がない図面で使用しなければな
らない。 

A.10 
 
 
 
 

ろっ(肋)骨の向きの変更 01.2 の線を使用して表示する。


21

F 0201:2005

附属書   1(続き)

表示

例,備考

A.11 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

寸法線が板厚のいずれ側かを示す表示

寸法線が板及び形材の板厚のいずれ側

かを示すために,寸法引出線に隣接し
て板厚線を表示しなければならない。

A.12 
 
 
 
 
 
 
 
 

板厚の中心線での寸法表示

中心線けた(桁)板又はその他の厚い
構造物は,寸法が板厚の中心線である
ことを表示する。

A.13 
 
 
 
 
 
 
 
 

継手の連続部材の表示

部材に他の部材が取り付けられている

場合,その部材が連続していることを
矢印で表示する。

A.14 
 
 
 
 
 
 
 
 

継手の不連続部材の表示

部材が,取り付けられている他の部材
によって,切断されている場合,その

部材が切断していることを矢印で表示
する。


22 
F 0201:2005

附属書   1(続き)

表示

例,備考

A.15 
 
 
 
 
 

くさび形継手表示,前面側

くさび形継手の壁では,くさび形状はた

だ 1 個の表示で十分である。 
くさびとくさびとの配置された継手間隔
は,縮尺に合わせて表示しなければなら

ない。 

A.16 
 
 
 
 
 

くさび形継手表示,裏面側

A.17 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

波形隔壁の表示

手前側のナックルは細い実線で表示し,

奥のナックルは細い破線で表示する。

A.18 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

外板展開図の異なった線の適用表示例


23

F 0201:2005

附属書   1(続き)

表示

例,備考

A.19 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

船底構造で防とう(撓)材が取り付けられた縦通けた(桁)材の断面が太い実線で表示される例

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
a)  断面図が書かれていない場合にだけ,形材形状を表示する。

A.20 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

甲板構造で異なる線と記号とが使用される例


24 
F 0201:2005

参考文献

[1]  ISO 2553 : 1992  Welded,brazed and soldered joints−Symbolic representation on drawings

[2]  ISO 5261 : 1995  Technical drawings−Simplified representation of bars and profile sections


25

F 0201:2005

附属書 1(規定)こく板のストレーキ及び継手の記号

並びにフレーム及びガーダの付番

1.  適用範囲  この規格は,船舶の基本船こく構造図に,こく板のストレーキ及び継手の記号並びにフレ

ーム,ガーダの付番を記入する場合に適用する。

2.  一般 
2.1

基本的形式  基本的形式は,次による。

2.2

使用文字  表示は英字又は数字による。英字は大文字とし,I,O 及び X は,単独では使用しない。

ここで英字とは,ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ の 26 文字をいい,また,数字とは,0,1,2,

3,4,5,6,7,8,9 のアラビア数字をいう。

2.3

けた数  特に規定しない。

3.  分類記号  分類記号は,附属書 表 による。ただし,明らかに判別できる場合は,省略してもよい。

附属書   1  分類記号

項目

分類

分類記号

外板 S

隔壁 B

ストレーキ

甲板 D

シーム S

継手

バット B

縦フレーム L

フレーム F

フレーム,

ガーダ

ガーダ G

4.  ストレーキ及び継手の記号 
4.1

ストレーキの記号は,

附属書 表 による。

追加記号又は番号

文字又は数字が続くときに使用する。

ストレーキ,継手の記号又はフレーム,ガーダの番号

分類記号


26 
F 0201:2005

附属書   2  ストレーキの記号

項目

基準位置

基準位置の記号

その他のストレーキの記号

参考図

外板

キールプレート

K

上方に向けて

  A,B,C…… 
ただし,シャーストレー
キは S とする。

甲板

船体中心の板 A

船側に向けて

  B,C,D……

隔壁

最下層の板 A

上方に向けて 
  B,C,D……

備考 1.  ストレーキ数が減少する場合

こく板のストレーキ数が減少する場合は,船体中心線に近い方又は下層のストレーキの記号を残し,遠

い方又は上層のストレーキの記号は消滅させる[

附属書 図 1a)]。

2.  ストレーキ数が増加する場合

こく板のストレーキ数が増加する場合は,ストレーキの記号の後に番号を付ける。番号の付け方は,船

体中心線に最も近いストレーキを親番とし,増加したストレーキに対し,1,2……と順に付ける[

附属書

図 1b)]。

 

附属書   1

4.2

継手の記号は,

附属書 表 による。


27

F 0201:2005

附属書   3  継手記号

項目

記号

参考図

シーム

船体中心線から遠いストレーキの記号

の前に S を付けて,シーム記号とする。
同一シームは,通常同じ記号を連続さ
せる。

バット

船尾側のフレーム番号の前に B を付け
て,バット記号とする。

備考 1.  シーム数が減少する場合[附属書 図 2a)]。

2.  シーム数が増加する場合[附属書 図 2b)]。

a)

b)

備考 3.  同一フレームスペース内に複数個のバットがある場合は,船体中心線に近い方から

追番号を付ける[

附属書 図 2C)]。

 

c)

附属書   2

5.  フレーム及びガーダの付番  フレーム及びガーダの付番方法は,附属書 表 による。


28 
F 0201:2005

附属書   4  フレーム及びガーダの付番

構造部材

付番基準位置

基準位置番号

付番

参考図

横フレーム

任意

一般に,後部垂線の
近傍

0

前方に向けて

  1,2,3,…… 
後方に向けて 
  −1,−2,−3,

……

甲板 
  縦フレーム

船体中心線 0

船側に向けて 
  1,2,3,……

外板

  縦フレーム

船体中心線 0

船側又は 上甲 板に

向けて 
  1,2,3,……

二重底 
  縦フレーム

船体中心線 0

船側に向けて 
  1,2,3,…… 
船底の縦 フレ ーム

と番号を合わせる。

縦通隔壁

  縦フレーム

ビルジ  縦ろっ(肋)骨

又は

最外側の船底縦ろ
っ(肋)骨

n

上甲板に向けて

  n+1,n+2,n+3,
…… 
船側縦フ レー ムと

番号を合わせる。

ビルジホッパ

頂板 
  縦フレーム

二重底の最外側の

けた板

n

船側に向けて

  n+1,n+2,n+3,
……

ト ッ プ サ イ ド
タンク底板 
  縦フレーム

トップサイド 
タンクの内端

n

船側に向けて 
  n+1,n+2,n+3,
……

上甲板縦 フレ ーム
に番号を合わせる。


29

F 0201:2005

附属書   4  フレーム及びガーダの付番(続き)

構造部材

付番基準位置

基準位置番号

付番

参考図

ガーダ付きの縦

ろっ(肋)骨

パネル

  ガーダ付きの 
  構造部材

0

ガーダの 遊縁 に向

けて 
  1,2,3,……

ガーダ,縦通隔

壁 又 は 甲 板 を
挟 む 縦 フ レ ー

ガーダ,縦通隔壁又

は甲板を,仮想の縦
フレーム とみ なし
て,飛ばして付番す

る。

n 番と (n +1) 
番 の フ レ ー ム
間 に あ る 中 間
フレーム

n 番のフレーム N

 (n+1)  番のフレー
ムに向けて 
  n−1,n−2,n−3,
……

デッキガーダ,
ボトムガーダ

船体中心線 0

船側に向けて 
  m,n,……

  m,n は,m<n
の条件下で任意の
整数

ホ リ ゾ ン タ ル

ガ ー ダ 縦 通 隔
壁 , ス ト リ ン
ガ,サイドスト

リンガ

上甲板 0

船底に向けて

  m,n,……

  m,n は,m<n
の条件下で任意の

整数

備考1.  縦フレーム数が減少する場合

 
 

2.  縦フレーム数が増加する場合

 

 


30 
F 0201:2005

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS F 0201 : 2005    基本船こく構造図の自動製図通則

ISO 128-25    製図−一般原則−第 25 部:造船製図の線

(Ⅰ) JIS の規定 
 
 

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技
術的差異の項目ごとの評価
及びその内容 
評価解析:本体,附属書 
表示方法:点線の下線又は
実線の側線

項目番号

内容

(Ⅱ)  国際 
規格番号

項目番号

内容

項目ごと
の評価

技 術 的 差 異 の
内容

(Ⅴ) JIS と国際
規 格 と の 技 術
的 差 異 の 理 由
及 び 今 後 の 対

1.  適用範

造船製図の線の形式の
基本原則 
及びその適用規則 
基本船こく構造図作成
のための一般事項の規

ISO 128-25 
 

1

造船製図の線
の形式の基本
原則及びその
適用規則

MOD/ 
追加

JIS F 0201 とし
て 従 来 規 定 さ
れ て い た 事 項
の追加

従来の JIS F 
0201 
で規定さ
れた事項を
ISO 128-25 
規定と整合。
ISO 128-25 
ない従来規定
はそのまま追
加した。

2.  引用規

JIS Z 3021 (ISO 2553 : 
1992) 
JIS Z 8312 (ISO 128-20 : 
1996) 
JIS Z 8313-0 
(ISO/FDIS 3098-0 : 1997) 
JIS Z 8313-10 
JIS Z 8314 (ISO 5445
JIS Z 8317 (ISO 129
ISO 3098-2 : 2000 
ISO 6428 : 1982

ISO 128-25 

2

ISO 128-20 
ISO 6428 
1982

MOD/ 
追加

JIS Z 3021 
JIS Z 8313-0 
JIS Z 8313-10 
JIS Z 8314 
JIS Z 8317 
ISO 3098-2 

:

2000

引用 ISO 規格
と の 整 合 及 び
従 来 の JIS F 
0201 
で引用さ
れ た 規 格 の 追
加。

3.  一般原

基本的な線の形式,名
称,寸法は基本規則と同
様 JIS Z 8312 による。 
マイクロコピーの要件
は,ISO 6428 による

ISO 128-25


 

JIS に同じ 
 
 

IDT 
 

− 
 

4.  線の形
式 及 び そ
の適用 
表 1

異なる線及びその適用
は,表 1 による。線形番
号の最初の部分は JIS Z 
8312
。 
ただし,注記として規定
された線を規定以外に
も使用しても差し支え
ない 3 項目を追加。

ISO 128-25 
 
 
 
ISO 128-25


 
 
 
表 1

JIS に同じ 
 
 
 
注 記 以 外 は
JIS に同じ

IDT 
 
 
 
MOD/ 
追加

− 
 
 
 
一 部 の 線 の 適
用に,旧 JIS F 
0201 
の規定を
注として追加。

− 
 
 
 
従 来 か ら の 規
定を存続。

5.  線の太
さ 及 び 線
の グ ル ー

線の太さの比は 1:2 以
上,1:3 の比 
でも差し支えない。 
線のグループは,表 2 に
規定する。

ISO 128-25

5

JIS に同じ

IDT

6.  投影方
向 及 び 船
の向き

投影方向 
船首方向及び図示げん
(舷)

ISO 128-25

MOD/ 
追加

国 際 規 格 に は
規 定 さ れ て い
ない。

従来の JIS F 
0201 
に規定さ
れていた事項
を追加

(Ⅰ) JIS の規定 
 
 

(Ⅱ)  国際 
規格番号

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技
術的差異の項目ごとの評価
及びその内容 
評価解析:本体,附属書 
表示方法:点線の下線又は
実線の側線

(Ⅴ)  JIS と国際
規 格 と の 技 術
的 差 異 の 理 由
及 び 今 後 の 対


31

F 0201:2005

項目番号 

内容

項目番号

内容

項目ごと
の評価

技 術 的 差 異 の
内容

7.  表示方
法 

部材寸法と部材位置の
表示方法開口の表現,二
重張板の表現,区画の表

ISO 128-25

MOD/ 
追加

国 際 規 格 に は
規 定 さ れ て い
ない。

従来の JIS F 
0201 
に規定さ
れていた事項
を追加

8.  記号

図記号及び文字記号

ISO 128-25 
 

MOD/ 
追加

国 際 規 格 に は
規 定 さ れ て い
ない。

従 来 の JIS F 
0201 
に規定さ
れ て い た 事 項
を追加。

9.  溶接記

溶接記号の図面表示方

ISO 128-25 
 

MOD/ 
追加

国 際 規 格 に は
規 定 さ れ て い
ない。

従 来 の JIS F 
0201 
に規定さ
れ て い た 事 項
を追加。

附属書 A 
(参考) 

適用例 
A.1 から A.20 までの実際
の適用例を ISO 128-25
と整合

ISO 128-25 
 

附属書 A

JIS  に同じ

IDT

附属書 1 
(規定) 

こく板のストレーキ及
び継手の記号並びにフ
レーム及びガーダの付

ISO 128-25 
 

MOD/ 
追加

国 際 規 格 に は
規 定 さ れ て い
ない。

従 来 の JIS F 
0201 
に規定さ
れ て い た 事 項
を追加。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 
 

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。