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日本工業規格

JIS

 F

0046

-1992

舟艇用語−ぎ装品

Pleasure boat

−Vocabulary−Fittings

1.

適用範囲  この規格は,スポーツ及び娯楽用の舟艇(

1

)

のぎ装品に関する主な用語及び定義について規

定する。

(

1

)

小形船の総称。

備考1.  スポーツ及び娯楽用の舟艇のことを,“プレジャーボート”と呼ぶことがある。

2.

この規格の引用規格を,次に示す。

JIS F 0013

  造船用語(船体編−外ぎ装)

JIS F 0014

  造船用語(船体編−管ぎ装)

2.

分類  用語の分類は,次のとおりとする。

(1)

係船設備

(2)

操だ設備

(3)

航海用具

(4)

信号設備

(5)

救命設備

(6)

消火及び排水設備

(7)

通風設備

(8)

居住設備

(9)

その他

3.

用語及び定義  用語及び定義は,次のとおりとする。

なお,参考のために対応英語及び慣用語を示す。

備考1.  用語欄の括弧内のかなは,読みを示す。

2.

定義欄の挿絵は,一例を示す。


2

F 0046-1992

(1)

係船設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

1001 

アイボルト

アイが付いたボルト。

eye bolt

1002 

アイプレート  アイが付いた板。 ey plate

1003 

アイストラッ

ロープ端,シャックル,滑車などを

構造物に固定するのに用いる金具。

eye strap

1004 

クリート

係留索,えい航索,ハリヤードなど
を止めるため,甲板などに取り付け

られた金具。

cleat

1005 

フェアリーダ  係留索及びえい航索を導くため

げん側近くの甲板に取り付けら
れた金具。

fairlead

チョック

1006 

ビット

もやい索など係留索を取るため,
甲板に設けられた柱。

bitt

1007 

クロスビット  十字形のビット。

cross bitt

1008 

ウインチ

ロープ類を巻き揚げる機械。 mooring

winch

1009 

ウインドラス  アンカーを揚げる機械。

windlass

揚びょう機

1010 

アンカー

船を係留するために,チェーン又はロープに連結

して水底に沈める係止力をもつおもり(JIS F 0013
参照)

anchor

いかり

1011 

アンカーロー

アンカーに付けるロープ。 anchor rope

1012 

アンカーブイ  水中に投下したアンカーの位置を知るための浮

標。

anchor buoy

1013 

係留索

係留に用いるロープ(JIS F 0013 参照)

。 mooring

rope

もやい索

1014 

ボートフック  離着岸時にボートを引き寄せたり,押し離すため

のかぎのあるさお(竿)

boat hook

つめ竿

1015 

フェンダ

ボートのげん側に取り付け,又はつり下げ,他の
ボート,桟橋などに接触したときの損傷を防ぐた
めの緩衝材。

fender

防玄物

1016 

ボートカバー  ボートを収納しておくときに,雨などから守るた

めの保護覆い。

travel & mooring

  cover

1017 

えい航索

えい航するためのロープ。 tow line


3

F 0046-1992

(2)

操だ設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

2001 

だ輪

かじ取り用のハンドル。 steering

wheel

ステアリングホイ
ル, 
操舵輪

2002 

操だ装置

かじを操縦する装置(JIS F 0013 参照)

。 steering

gear

操舵装置

2003 

ステアリング
ケーブル

操だ用に使うワイヤロープ。 steering

cable

2004 

機械式操だ装

力の伝達を機械系で行う操だ装置。 mechanical

steering

system

メカニカルステア

リング

2005 

油圧式操だ装

力の伝達を油圧系で行う操だ装置。 hydraulic

steering

 system

2006 

自動操だ装置  船が設定針路からそれないように自動的に保針す

る操だ装置(JIS F 0013 参照)

auto pilot

自動操舵装置

2007 

だ角指示器

かじの角度及び方向を指示する装置。 rudder

indicator

(3)

航海用具

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3001 

海図

海洋,港湾などの形状,底質,海流,水深,暗礁
その他の障害物 Tel 島沿岸の地形,地物などを表
示した図面(JIS F 0013 参照)

chart

3002 

チャートテー
ブル

海図の展開,海図の格納などに使用する机。 chart

table

(4)

信号設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

4001 

航海灯

夜間航行する際に点灯する船灯。 navigation

light

4002 

両色灯

右げん灯及び左げん灯を一つにまとめた船灯。 bi-colored

light

4003 

三色灯

右げん灯,左げん灯及び船尾灯を一つにまとめた
船灯。

tri-colored light

4004 

右げん灯

船体の右げんを示す緑色の船灯。 starboard

light

4005 

左げん灯

船体の左げんを示す赤色の船灯。 Port

light

4006 

全周灯

全周に白色の光を発する船灯。 all-round

light

白色灯

4007 

停泊灯

夜間停泊している際に点灯する船灯。 anchor

light

4008 

船尾灯

船体の船尾を示す白色の船灯。 stern

light

4009 

マスト灯

船体の前部を示す白色の船灯。 mast

light

4010 

紅灯 
(こうとう)

運転不自由時に使用する紅色の船灯。 red

light

4011 

黒色球形形象

座礁,航行不能,びょう泊,
潜水作業などのときに掲げ
る黒色の標識。

 

anchoring ball

4012 

黒色円すい形
形象物

帆船が機帆走するときに掲
げる黒色標識。

steaming cone


4

F 0046-1992

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

4013 

ホーン

警笛。 horn

4014 

手用信号炎 
(しゅようし
んごうえん)

紅色の炎を発するものを手に持って行う信号(JIS

 F 0013

参照)

hand flare

信号紅炎

4015 

自己点火灯

ライフブイに取り付けて使
用するもので,海面に投下

すると自動的に発光する信
号灯(JIS F 0013 参照)

self-igniting light

4016 

自己発煙信号  ライフブイに取り付けて使用するもので,海面に

投下すると自動的に発煙する信号(JIS F 0013 

照)

self-activating

  smoke signal

4017 

発煙浮信号

水面に浮遊しながら発煙し,遭難船の位置を知ら
せる遭難信号。

buoyant smoke

  signal

4018 

落下さん付信

火薬によって打ち上げ,落下さんを開いて落下し
ながら赤色星火を発する信号(JIS F 0013 参照)

parachute signal

4019 

火せん

火薬によって打ち上げ,爆発して赤色星火を発す
る信号(JIS F 0013 参照)

rocket signal

ロケット信号

(5)

救命設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

5001 

ライフジャケ
ット

人体に浮力をもたせるために着用する胴衣(JIS F

 0013

参照)

life jacket,

life vest

救命胴衣

5002 

ライフブイ

浮力材料をリング状又は馬てい形状にしたもの
で,人命救助に使用する浮き輪。

life buoy,

life ring

救命浮環

5003 

ライフライン  人命の救助,安全のために使用するロープ。 life-line

5004 

ライフラフト  遭難の際,救助を待ついかだ。 liferaft

救命いかだ

5005 

セーフティー
ハーネス

荒天時などに落水を防
ぐために人と船とをつ
なぐロープ。

safety harness

(6)

消火及び排水設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

6001 

自動拡散式消
火装置

周囲温度が一定以上になると,消火剤が自動的に
拡散して消火する装置。

automatic dispersion

type liquid fire

extinguisher

6002 

炭酸ガス消火
装置

炭酸ガスを放出して消火する装置(JIS F 0014 

3018

による。

CO

2

 fire extinguish

  ing system

6003 

あかくみ

船内にたまった水をくみ出す道具。 bailer

6004 

ビルジポンプ  船底にたまった水をくみ出すポンプ。 bilge

pump

6005 

布バケツ

海水をくみ上げるための布製バケツ。 canvas

bucket

6006 

貫通金物

排水,吸水するための,船体に取り付ける金物。

through hull fitting

6007 

排水口

甲板及び外板に設けた排水管の開口部(JIS F 0014

参照)

scupper

スカッパ

6008 

ドレンプラグ  上架時に船内にたまった水を抜く栓。 drain

plug


5

F 0046-1992

(7)

通風設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

7001 

ベンチレータ  換気するための装置。 ventilator

(8)

居住設備

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

8001 

ダイネット

机を挟んで対座している,食事ができる座席。 dinette

8002 

スウォート

オールをこぐため横方向に渡した座席。 thwart

8003 

スカイライト
ハッチ

船室の天井に取り付けた採光及び脱出用のハッ
チ。

sky light hatch

8004 

コンパニオン
ウェイ

コックピットと下の船室との間にある,昇降用の
通路。

companion way

8005 

ギャレー

船室内の調理区画。 galley

(9)

その他

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

9001 

ステムバンド  ステムを保護するために取り付けられた帯状の金

属。

stem band

9002 

バウスプリッ

船の前方に突き出た縁材又は台(

図 参照)。 bowsprit

9003 

スイミングプ
ラットフォー

水泳,ダイビングに使用するトランサムから突き
出た水平板(

図 参照)。

swimming platform

トランサムステッ

9004 

トランサムド

乗降及びスイミングプラットフォームヘの出入り
に使用するために,トランサムに設けられたドア

図 参照)。

transom door

9005 

ハッチカバー  甲板上の開口部のふた(蓋)。 hatch

cover

図 

図 

図 


6

F 0046-1992

船舶部会  舟艇専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

杉  崎  昭  生

東京商船大学運送工学科

小  郷  一  郎

財団法人日本船舶標準協会標準部

東      伊一郎

日本小型船舶検査機構技術部

高  橋      哲

社団法人日本舟艇工業会

玉  利  為  宇

財団法人マリーンスポーツ財団事業部

岡  田  光  豊

運輸省海上技術安全局

山  村  修  蔵

工業技術院標準部

太  田  治  孝

横浜ヨット株式会社設計部

山  本  啓  吉

ヤンマー造船株式会社技術部

伊  藤      仁

IHI

クラフト株式会社技術部

大  橋  且  典

社団法人日本外洋帆走協会

小  林      昇

ヤマハ発動機株式会社マリン本部

中  村  正  和

中村船具工業株式会社

坪  井      勇

三信工業株式会社技術管理部

工  藤  慎  一

トーハツ株式会社技術部

栗  原  宏  一

日産自動車株式会社マリーン事業部

(事務局)

中  田  幹  夫

工業技術院標準部機械規格課