>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 F

0043

-1989

舟艇用語(舟艇の種類及び運航者)

Glossary of Terms for Pleasure Boat (Class and Operator)

1.

適用範囲  この規格は,スポーツ及び娯楽用の舟艇(

1

)

の主な用語について規定する。

(

1

)

小形船の総称。

備考  スポーツ及び娯楽用の舟艇のことを,“プレジャーボート”と呼ぶことがある。

引用規格: 

JIS F 0010

  造船用語(船舶一般編)

2.

分類  用語の分類は,次のとおりとする。

(1)

舟艇の種類

(a)

推進方法による分類

(b)

用途による分類

(c)

形状・構造による分類

(2)

運航者

3.

用語及び意味  用語及び意味は,次のとおりとする。

なお,参考のために対応英語及び慣用語を示す。

備考  意味欄の挿絵は,一例を示す。

(1)

舟艇の種類

(a)

推進方法による分類

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1001 

エイト

8

人のこぎ手で,それぞれが 1 本のオールをこぐ,競

走艇。

eight

1002 

カッター

手こぎ又は帆走ができる舟艇。

注  1012 に別用語の規定あり。

cutter


2

F 0043-1989

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1003 

カヌー

軽量で人が持ち運びできる,パドルでこぐ舟艇。

canoe

1004 

カヤック

フレームに皮などを張った,パドルでこぐ舟艇。

kayak

1005 

シェル

ラウンドボトムの軽い競走艇。

shell

1006 

スカル

一人のこぎ手が,2 本のオールでこぐ競走艇。

scull

1007 

ナックルフォア

4

人のこぎ手がそれぞれ 1 本のオールでこぐ,船形が

角形の競走艇。

knuckle four

1008 

フォア

4

人のこぎ手がそれぞれ 1 本のオールをこぐ,競走艇。four

1009 

ペア

2

人のこぎ手がそれぞれ 1 本のオールをこぐ,競走艇。pair

1010 

ペダルボート

足踏みペダルによってプロペラなどを回し進む舟艇。 pedal boat

1011 

セールボート

帆装を備えた舟艇。 sa boat,

sailing boat

1012 

カッター

カッターリグを備えた舟艇。

cutter

1013 

ケッチ

ケッチリグを備えた舟艇。

ketch


3

F 0043-1989

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1014 

スループ

スループリグを備えた舟艇。

sloop

1015 

ヨール

ヨールリグを備えた舟艇。

yawl

1016 

ディンギー

オープンデッキの小形(セール)舟艇。

dinghy

1017 

ハイドロジェット
ボート

船底部から吸い込んだ水を後部に噴出させて走る舟
艇。

jet propulsion boat

1018 

プロペラボート

空中プロペラをもち,その推進力で走る舟艇。

air boat

1019 

エアクッション船  船底から噴射した空気で海面上に船体を浮上させ,空

中プロペラで推進する船。 
JIS F 0010[造船用語(船舶一般編)

]の 1108 によ

る。

air cushion vehicle

1020 

モータボート

エンジンを推進動力とする舟艇。 motor

boat

パワーボート


4

F 0043-1989

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1021 

モータヨット

エンジンを推進動力とするヨット。

motor yacht

1022 

モータセーラ

機走及び帆走ができる舟艇。

motor sailer

1023 

センタボーダ

センタボードをもつセールボート。

center boarder

1024 

セールボード

簡易なマストを備え,帆走できる板状の艇体。

sail board

1025 

サーフボード

波乗りをするための板。 surf board


5

F 0043-1989

(b)

用途による分類

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1101 

ヨット

スポーツ,レジャーに使用する船 yacht

1102 

オフショアレーサ  外洋で競技を行う舟艇。 offshor racer

1103 

クルーザ

巡航できる装備をもつ舟艇。 cruiser

1104 

キャビンクルーザ  船室をもつクルーザ。 cabin cruiser

1105 

デークルーザ

日帰り用のクルーザ。 day

cruiser

1106 

デーセーラ

日帰りのセーリングができる装備をもったヨット。 day

sailer

1107 

外洋ヨット

外洋を航行できる構造・装備をもったヨット。 offshore

yacht

巡航ヨット

1108 

トローラー

トローリングするための舟艇。

troller

1109 

ハウスボート

居住施設としての上部構造物をもつ舟艇。

house boat

1110 

テンダー

親船への交通又は補給運搬に用いる舟艇。 tender

1111 

フィッシングボー

主にスポーツとしての釣を目的とした舟艇。

sports fishing boat

1112 

ランナバウト

オープンコックピットの舟艇。

runabout

1113 

レーシングボート  競技に使用する舟艇。 racing boat,

racer

1114 

競走艇

手こぎの競技用の舟艇。 rowing boat

1115 

救助艇

人命救助を行う舟艇。 rescue boat

1116 

審判艇

競技において審判員を乗せる舟艇。 jury

boat


6

F 0043-1989

(c)

形状・構造による分類

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1201 

ステッパ

滑走時の縦安定及び抵抗減少を図るため,船底に段差
をつけた舟艇。

stepper

1202 

トリマラン

中央及びその左右に船体部分をもつ舟艇。

trimaran

1203 

カタマラン

左右に二つの船体部分をもつ舟艇。

catamaran

1204 

三点支持形船

左右に分割した前滑走面と,後滑走面の 3 点とで滑走

する舟艇。

three point hydro

plane

1205 

水中翼船

水中翼によって船体を水面上に浮上させ航行する舟
艇。

hydrofoil craft

1206 

無甲板船

甲板をもたない舟艇。

open boat


7

F 0043-1989

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

1207 

フォールディング
ボート

船体を折り畳むことができ,持運びしやすくなってい

る舟艇。

folding boat

折り畳みボート

1208 

膨張式ボート

ゴム,プラスチックなどで作られた気室を,空気,ガ

スによって膨張させ,船体を形成する舟艇。

inflatable boat

1209 

ハイドロプレーン  段差によって二つ以上に区切られた滑走面をもつ,競

走用の小形で高速な舟艇。

hydro plane

1210 

滑走艇

船底に平面部をもち,走ることによって生ずる揚力に

よって船体を支えられる,高速な舟艇。

planing boat

1211 

排水形艇

浮力によって船体を支えて走る舟艇。 displacement

boat

1212 

半滑走艇

滑走艇と同様な構造をもち,排水形艇と滑走艇の中間
速力域で走る舟艇。

semi planing boat

1213 

和船

平板キール,側板を主な部材として組み立てた日本在
来の角形の木船。

WASEN

(2)

運航者

参考

番号

用語

意味

対応英語

慣用語

2001 

艇長

舟艇の最高責任者。 skipper

2002 

クルー

舟艇の乗組員。 crew

2003 

ヘルムスマン

かじ(舵)をとる人。 helmsman

2004 

ナビゲータ

航海中,船の位置,航路及び進路についての責任者。 navigator

2005 

そう(漕)手 
(そうしゅ)

パドル又はオールを使って舟艇をこぐ人。こぎ手とも
いう。

rower

2006 

コックス

こぎ手を掌握し,かつ,かじ(舵)を受け持つ人。 coxswain

原案作成団体又は会社

原案担当作業委員会

日本工業標準調査会

審議専門委貝会

制定年月日

ヤマハ発動機株式会社

アイ・エイチ・アイ・クラフト株式会社

財団法人  日本船舶標準協会

横浜ヨット株式会社

プレジャーボート等小形船委員会

舟艇専門委員会

平成元年 6 月 15 日

日産自動車株式会社

(委員長  杉崎  昭生)

有限会社岡本造船所


8

F 0043-1989

船舶部会  舟艇専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

杉  崎  昭  生

東京商船大学

飛  田      勉

工業技術院標準部

佐々木  博  通

運輸省海上技術安全局

小  郷  一  郎

財団法人日本船舶標準協会

久  富  俊  光

社団法人日本舟艇協会

玉  利  為  宇

財団法人日本モーターボート協会

竹  内  高  志

日本小型船舶検査機構

東  森  俊  博

ヤンマー造船株式会社

金  子      陽

横浜ヨット株式会社設計部

伊  藤      仁

アイ・エイチ・アイ・クラフト株式会社設計部

蒲  谷  勝  治

ヤマハ発動機株式会社舟艇技術部

久  保  和  男

社団法人日本外洋帆走協会

中  村  正  和

中村船具工業株式会社

坪  井      勇

三信工業株式会社技術管理課

山  辺  邦  詮

日産自動車株式会社マリーン部

工  藤  愼  一

トーハツ株式会社技術部

(事務局)

小  林  秋  穂

工業技術院標準部機械規格課

山  形  智  幸

工業技術院標準部機械規格課