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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

E 4035 : 1995 

鉄道車両部品−高温及び低温試験方法  

Railway rolling stock−High and low 

temperature test methods of parts 

1. 適用範囲 この規格は,鉄道車両用部品の高温及び低温試験方法について規定する。 

備考1. この規格で規定する鉄道車両用部品とは,電気部品,ブレーキ部品,油圧部品などとし,温

度の調節自体を目的とする装置(冷暖房機器類)を除く。 

2. この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS C 0010 環境試験方法−電気・電子−通則 

JIS E 4001 鉄道車両用語 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS E 4001による。 

3. 試験の種類及び記号 試験の種類及び記号は,表1のとおりとする。 

表1 試験の種類及び記号 

試験の種類 

記号 

試験の主目的 

高温放置試験 

TSH  高温中に放置した後,部品の機能,性能を調べる試験 

低温放置試験 

TSL 

低温中に放置した後,部品の機能,性能を調べる試験 

高温動作試験 

TDH 高温中で動作させたときの部品の機能,性能を調べる試験 

低温動作試験 

TDL 低温中で動作させたときの部品の機能,性能を調べる試験 

4. 試験装置 

4.1 

一般 試験に用いる装置は恒温槽とし,恒温槽の能力は4.2〜4.3に示すものでなければならない。 

4.2 

恒温槽内の温度安定 槽内温度は,JIS C 0010の4.6(周囲温度)によって供試品から槽の内壁まで

の距離の21,又は1mのいずれか短い距離で,供試品の下方0〜50mmに位置する水平面上で,部品の個別

規格で規定する数点の箇所に配置した温度検知器で測定した温度の平均値とする。 

4.3 

恒温槽内の温度管理 恒温槽は,6.の表2及び表3に規定する温度を保持する能力がなければならな

い。 

また,槽内の温度分布を均一にするために,強制空気循環を行ってもよい。その場合,空気速度をでき

るだけ遅くすることが望ましい。 

5. 試験条件 恒温槽の置かれる試験場所の環境は,JIS Z 8703に定める常温・常湿とする。 

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E 4035 : 1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

6. 試験温度の種類 試験温度の種類は,部品が車両に取り付けられる位置・周囲温度によって,決定す

る必要があり,高温放置試験及び高温動作試験を実施する場合は表2から,低温放置試験及び低温動作試

験を実施する場合は,表3から選択する。 

表2 高温試験温度の種類 

単位 ℃ 

種類 

試験温度 

H1種 

 35±2 

H2種 

 40±2 

H3種 

 45±2 

H4種 

 50±2 

H5種 

 55±2 

H6種 

 60±2 

H7種 

 65±2 

H8種 

 70±2 

H9種 

 75±2 

H10種 

 80±2 

H11種 

 85±2 

H12種 

 90±2 

H13種 

 95±2 

H14種 

100±2 

H15種 

105±2 

備考 試験温度の選択は,部品

の個別規格の規定,又は
受渡当事者間の協定によ
る。 

表3 低温試験温度の種類 

単位 ℃ 

種類 

試験温度 

L1種 

  5±3 

L2種 

  0±3 

L3種 

− 5±3 

L4種 

−10±3 

L5種 

−15±3 

L6種 

−20±3 

L7種 

−25±3 

L8種 

−30±3 

L9種 

−35±3 

備考 試験温度の選択は,部品

の個別規格の規定,又は
受渡当事者間の協定によ
る。 

7. 試験方法 

7.1 

高温放置試験方法 高温放置試験方法は,部品を恒温槽の中に正規の取付方法,又は取付姿勢に準

じて取り付け,表2の試験温度で一定時間(1)放置した後取り出し,常温において部品の外観の変化を調べ,

別に定められた機能試験又は性能試験を実施する。 

E 4035 : 1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

7.2 

低温放置試験方法 低温放置試験方法は,部品を恒温槽の中に正規の取付方法,又は取付姿勢に準

じて取り付け,表3の試験温度で一定時間(1)放置した後,取り出し,常温において部品の外観の変化を調

べ,別に定められた機能試験又は性能試験を実施する。 

7.3 

高温動作試験方法 高温動作試験方法は,部品を恒温槽の中に正規の取付方法,又は取付姿勢に準

じて取り付け,表2の試験温度で一定時間(1)放置した後,動作させ,そのままの状態で,別に定められた

機能試験又は性能試験を実施する。 

7.4 

低温動作試験方法 低温動作試験方法は,部品を恒温槽の中に正規の取付方法,又は取付姿勢に準

じて取り付け,表3の試験温度で一定時間(1)放置した後,動作させ,そのままの状態で,別に定められた

機能試験又は性能試験を実施する。 

注(1) 部品の熱時定数を考慮し,部品自体の温度が安定に達するに必要な時間。 

関連規格 JIS C 0020 環境試験方法−電気・電子−低温(耐寒性)試験方法 

JIS C 0021 環境試験方法−電気・電子−高温(耐熱性)試験方法 

JIS D 0204 自動車部品の高温及び低温試験方法 

JIS E 3019 鉄道信号保安部品の高温及び低温試験方法 

JIS E 3020 鉄道信号保安部品の温度サイクル試験方法 

JIS E 4118 鉄道車両用ブルドン管圧力計 

JIS E 4202 ジャンパ連結器 

JIS E 4603 鉄道車両用電気式速度計装置 

JIS E 5003 鉄道車両用直流避雷器の試験方法 

JIS E 5004 電気車用制御機器−試験方法 

JIS E 5005 鉄道車両−高速度遮断器−試験方法 

JIS E 5006 鉄道車両用電子機器の試験通則 

JIS E 5007 鉄道車両用主変圧器の試験方法 

JIS E 6002 通勤用電車の性能通則 

JIS E 6101 鉄道車両用直流主電動機の試験方法 

JIS E 6102 鉄道車両用誘導主電動機−試験方法 

JIS E 6201 電気車用チョッパの通則 

JIS E 6602 電車用ユニットクーラ 

IEC 571-1 Rules for electronic equipment used on rail vehicles 

E 4035 : 1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

鉄道車両部品−高温及び低温試験方法 JIS原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

若 生 寛 治 

財団法人鉄道総合技術研究所 

山 村 修 蔵 

工業技術院標準部 

秋 元 孝 生 

運輸省鉄道局技術企画課 

箕 田   誠 

運輸省鉄道局保安車両課 

○ 樋 口 正 勝 

東日本旅客鉄道株式会社鉄道事業部 

大 橋 保 俊 

東海旅客鉄道株式会社東海鉄道事業本部 

山 田 邦 明 

西日本旅客鉄道株式会社鉄道本部 

松 田 繁 範 

日本貨物鉄道株式会社鉄道事業本部 

黒 田 武 定 

社団法人日本民営鉄道協会 

○ 新 井 東 一 

西武鉄道株式会社車両部 

本 城 正 朗 

阪神電気鉄道株式会社鉄道事業本部 

(主査) 

○ 秋 山 弘 之 

株式会社日立製作所水戸工場 

○ 上 田 規 雄 

日本車輌製造株式会社鉄道車両本部 

○ 桜 木 勝 茂 

東急車輌製造株式会社車両工場 

○ 福 田   勤 

富士重工業株式会社宇都宮車両工場 

○ 大 友 昭 三 

株式会社東芝府中工場 

○ 太 田 宣 次 

三菱電機株式会社伊丹製作所 

○ 北 川 好 弘 

株式会社ナブコ車両事業部 

(事務局) 

太 田   治 

社団法人日本鉄道車輌工業会 

備考 ○印は,小委員会委員を示す。