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日本工業規格

JIS

 E

3701

-1995

踏切諸施設−安全色彩

Railway crossing equipment

Safety colour code

1.

適用範囲  この規格は,踏切道を通行しようとする歩行者,自動車などの運転者に注意を喚起するた

め,踏切諸施設に施す色彩について規定する。

なお,ここでいう色彩とは物体の表面色を意味し,色光によるもの,例えば,踏切警報機のレンズ,列

車進行方向指示器の矢印の色などは含まない。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS Z 8721

  色の表示方法−三属性による表示

JIS Z 9101

  安全色及び安全標識

JIS Z 9117

  保安用反射シート及びテープ

2.

色の種類及び指定

2.1

色の種類  踏切諸施設に施す色の種類は,赤,黄,白及び黒とする。

JIS Z 9101

による色とし,踏切道の周囲状況及び踏切諸施設に応じては JIS Z 9117 の反射シート又はテ

ープを用いるのが望ましい。

2.2

色の指定  色の指定は,次のとおりとする。

(1)

使用する色の指定は,

表 のとおりとする。

表 1  色の種類及び指定

色の指定

許容差

色の種類

基準値

H

V

C

赤 10R5.5/14.5

0

−3

±5 12 以上

黄 7.5YR7.5/16  −

白 N9.5  −

9

以上

黒 N1.0   −

0.5

以下

備考  色は,JIS Z 8721 によって表したもので,標準の光 C による。

(2)

保安用反射シート及びテープの色の種類及び指定は

表 のとおりとし,反射性能は表 の値以上でな

ければならない。反射性能の等級の選択は受渡当事者間の協議による。


2

E 3701-1995

表 2  保安用反射シート及びテープの色の種類及び指定

色の指定

色度座標の範囲(

1

)

Y

値の限界 %

1 2 3 4

色の種類

x

y

x

y

x

y

x

y

上限

下限

色の参考値(

2

)

黄 0.492

0.447

0.534

0.466

0.495

0.505

0.467

0.474

39

29 2.5Y6/12

赤 0.602

0.317

0.727

0.273

0.659

0.341

0.575

0.356

13

8 7.5R4/15

(

1

)

色度座標は,標準の光 C による。

(

2

)  JIS Z 8721

による値

表 3  保安用反射シート及びテープの反射性能

1

級の反射性能

2

級の反射性能

観測角゜

入射角゜

−4 50 14.5

25 10

30 22  6.0 9  4.5

0.2

50  3.5 1.0 0.4 0.1

−4 25  7.5

10  5.0

30 13  3.0 4.0 2.0

0.5

50  2.0 0.5 0.2 0.1

−4  5.0 1.0 2.2 1.6

30  2.5 0.5 1.0 0.6

2.0

50  0.7 0.2 0.1 0.05

3.

色彩の使用方法

3.1

踏切注意さく  踏切注意さくの色は,図 に示すように黄と黒とのしま模様とし,次のとおりとす

る。ただし,裏側及び側面は,必要に応じて塗る。

(1)

しま幅は,黄が 180∼300mm,黒が 120∼200mm とし,黄のしま幅と黒のしま幅との比が,ほぼ 3 : 2

になるようにする。

(2)

しまの角度は,45 度とする。

(3)

さくの隅が黄となるように塗る。

なお,

図 に示すような踏切注意さくは,全部黄とする。

図 1  踏切注意さく


3

E 3701-1995

図 2  踏切注意さく

3.2

踏切警報機  踏切警報機の各部の色は,図 に示すように,柱の頭部覆い,警報灯の灯体,ブラケ

ット,列車進行方向指示器の灯箱及び柱ベースは黒,柱は黄と黒とを交互にしたしま模様とし,警標は地

は黄で,交わる面及び各面の中央部は黒とし,裏側は黄とする。

図 3  踏切警報機


4

E 3701-1995

3.3

踏切遮断機

3.3.1

昇開式踏切遮断機  昇開式踏切遮断機の踏切標板の色は,図 に示すように黄と黒とのしま模様と

し,次のとおりとする。ただし,裏側は黒とする。

(1)

しま幅は,黄が 150∼210mm,黒が 100∼140mm とし,黄のしま幅と黒のしま幅との比が,ほぼ 3 : 2

になるようにする。

(2)

しまの角度は,45 度とする。

(3)

標板の隅が黄となるように塗る。

図 4  昇開式踏切遮断機

3.3.2

腕木式踏切遮断機  腕木式踏切遮断機の色は,次のとおりとする。

(1)

標板付腕木式の色は,

図 に示すように,柱及び腕木は黄とし,標板は 3.3.1 のとおりとする。

(2)

腕木だけのものの色は,

図 に示すように,柱は黄で,腕木は黄と黒とを交互にしたしま模様とし,

次のとおりとする。

(a)

しま幅は,黄が 180∼300mm,黒が 120∼200mm とし,黄のしま幅と黒のしま幅との比が,ほぼ 3 :

2

になるようにする。

図 5  標板付腕木式踏切遮断機

図 6  腕木式踏切遮断機


5

E 3701-1995

3.3.3

自動遮断機  自動遮断機の各部の色は,図 に示すように,機構部,遮断かん(桿)取付金具,及

びおもり取付部は黒,平衡おもりは黒又は黄とし,遮断かん(桿)は,次のとおりとする。

(1)

遮断かん(桿)は黄と黒とを交互にしたしま模様とし,しま幅は 3.3.2(2)(a)のとおりとする。

(2)

かん(桿)灯の代わりに反射板などを用いる場合は,その反射板などの色は保安用反射シート及びテ

ープの赤とする。

なお,機構部は遮断かん(桿)と同様な黄と黒とを交互にしたしま模様を主とする。ただし,黒だ

けを用いてもよい。

図 7  自動遮断機

3.4

踏切警標  踏切警標の警標の色は,図 に示すように,地は黄で,交わる面及び各面の中央部は黒

とし,裏側は黄とする。

なお,注意札は,3.6 のとおりとする。

図 8  踏切警標

3.5

踏切反射鏡  踏切反射鏡の各部の色は,図 に示すように,柱は黄とし,柱ベース,ひさし及び鏡

枠は黒とする。

なお,注意札は,3.6 のとおりとする。


6

E 3701-1995

図 9  踏切反射鏡

3.6

踏切注意札  踏切注意札の色は,図 10 に示すように,長方形の白地に黒で横又は縦に文字を書く。

なお,書体は,なるべく丸ゴシック体又は角ゴシック体とする。

図 10  踏切注意札


7

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3.7

踏切支障報知装置用操作スイッチ  踏切支障報知装置用操作スイッチの色は,図 11 に示すように,

ふたの凸部,パネルの枠及び非常ボタンの文字は赤とする。

図 11  踏切支障報知装置用操作スイッチ


8

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JIS

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

高  重  哲  夫

財団法人鉄道総合技術研究所

山  村  修  蔵

工業技術院標準部運輸航空規格室

秋  元  孝  生

運輸省鉄道局技術企画課

片  岡      章

電気技術開発株式会社信号通信部

佐々木  孝  一

東日本旅客鉄道株式会社施設電気部信号通信課

松  田      紀

東海旅客鉄道株式会社静岡支社工務部

土  師  総  一

西日本旅客鉄道株式会社電気部信号通信課

斉  藤  茂  行

東武鉄道株式会社電気部信号通信課

沼  野  恵  一

相模鉄道株式会社電気部通信課

五月女  絋  一

日本信号株式会社信号技術部

代  田  哲  也

株式会社京三製作所信号第三技術部

坂  田      修

大同信号株式会社メカニクス設計部

斉  藤  進  一

東邦電機工業株式会社開発室

内  野  博  正

株式会社三工社技術開発部

鴫  原  和  夫

社団法人日本鉄道電気技術協会

(幹事長)

若  林  武  夫

財団法人鉄道総合技術研究所高重研究室

高  橋      潔

工業技術院標準部機械規格課

松  村      昇

運輸省鉄道局技術企画課

森  田  悦  夫

東日本旅客鉄道株式会社施設電気部信号通信課

清  水  文  雄

東海旅客鉄道株式会社工務部信号通信課

広  瀬  雄  造

西日本旅客鉄道株式会社電気部信号通信課

寺  内  章  治

東武鉄道株式会社電気部信号通信課

金  城  正  浩

相模鉄道株式会社電気部通信課

飯  野  弘四郎

日本信号株式会社信号技術部

田  所      実

株式会社京三製作所信号第三技術部

弘  光      勉

大同信号株式会社メカニクス設計部

今  枝  慎  一

株式会社三工社技術開発部

(事務局)

長谷川  集  三

社団法人日本鉄道電気技術協会

:幹事会メンバーを示す。

◎:委員会メンバーと幹事会メンバーを兼務。