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E 3017:2007  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲  1 

2 引用規格  1 

3 試験の種類及び記号  1 

4 試験条件  1 

4.1 部品の取付け  1 

4.2 通気口の処置  2 

4.3 試験場所の状態  2 

4.4 水の温度  2 

4.5 雨量の確認  2 

4.6 試験用水  2 

5 試験方法  3 

5.1 湿気試験1種  3 

5.2 湿気試験2種  3 

5.3 散水試験  3 

5.4 噴水試験  5 

5.5 浸水試験  5 

 

 

 


 

E 3017:2007  

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まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本

工業規格である。 

これによって,JIS E 3017:1992は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

 

 


 

 

  

日本工業規格          JIS 

 

E 3017:2007 

 

鉄道信号保安部品−防水試験方法 

Parts for railway signaling-Waterproof test methods 

 

序文 

この規格は,1978年に制定され,その後1回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1992年に

行われたが,その後の引用規格の改正に対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

 

適用範囲 

この規格は,鉄道信号保安部品(以下,部品という。)の防水試験方法について規定する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

 

試験の種類及び記号 

試験の種類及び記号は,環境条件によって表1のとおりとする。 

表1−試験の種類及び記号 

試験の種類 

記号 

試験の目的 

適用例 

湿気試験 

 1種 

 M1 

湿気に対する部品の機能を調べる試験 

信号機器室内などで用いる機器を対象と
する。 

 2種 

 M2 

高温,多湿における部品の機能を調べる
試験 

信号器具箱内などで用いる機器を対象と
する。 

散水試験 

 1種 

 R1 

鉛直から15度の範囲の水滴に対する部
品の機能を調べる試験 

トンネル内などに設置する機器を対象と
する。 

 2種 

 R2 

鉛直から60度の範囲の風雨又は水しぶ
きを受ける部品の機能を調べる試験 

線路近傍に設置する信号器具箱,信号機構
などを対象とする。 

 3種 

 R3 

鉛直から90度の範囲の風雨又は水しぶ
きを受ける部品の機能を調べる試験 

線路敷地内に設置する回路制御器,フルネ
ス測定器などを対象とする。 

噴水試験 

 ― 

 S 

あらゆる方向から受水状態に置かれる
ことのある部品の機能を調べる試験 

噴水を受ける場所に設置する機器などを
対象とする。 

浸水試験 

 ― 

 D 

水につかることのある部品の機能を調
べる試験 

耐水構造機器を対象とする。 

 

試験条件 

4.1 

部品の取付け 


E 3017:2007  

  

部品を試験するときは,使用時に近い取付方法及び取付姿勢で行う。 

4.2 

通気口の処置 

構造上,通気口,排水口などを設けてあるものは,必要に応じ通気口などを閉じて試験を行ってもよい。 

4.3 

試験場所の状態 

試験場所の状態は,特に指定のない場合は,JIS Z 8703の常温・常湿とする。 

4.4 

水の温度 

試験に用いる水の温度は,常温とする。 

4.5 

雨量の確認 

雨量の確認は,図1に示すように,じょろ口を雨量計の上面から1300 mmの高さに散水面を下向きにし

て固定し,規定圧力で5分間散水し,図1に示す5か所の位置で雨量を測定し,その平均値を求めて雨量

とする。雨量計の口径は,100 mm以上のものを用いる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図1−雨量の確認 

4.6 

試験用水 

防水試験には,ごみなどを含まない水を用いる。 

 

単位 mm 


E 3017:2007  

 

試験方法 

5.1 

湿気試験1種 

湿気試験1種は,部品を収められる大きさの槽を用い,槽内温度20 ℃,槽内相対湿度90 %以上に保ち,

その中に部品を正常な動作状態で8時間置き,引き続き常温・常湿の室内に不動作状態で16時間放置する。

この操作を10回繰り返す。 

5.2 

湿気試験2種 

湿気試験2種は,部品を収められる大きさの槽を用い,槽内温度60 ℃,槽内相対湿度90 %以上に保ち,

その中に部品を正常な動作状態で8時間置き,引き続き常温・常湿の室内に不動作状態で16時間放置する。

この操作を10回繰り返す。 

5.3 

散水試験 

散水試験は,図2に示すように部品を回転台に載せ,図3のじょろ口を,その散水中心軸1) が回転台の

回転中心線と交わり,規定の散水中心角度2) を保ち,しかも,部品を回転させたとき,じょろ口の散水面

から部品の表面までの平均距離が散水中心軸上で1 300 mmとなるように固定し,回転台を毎分約6回転

の回転速度で回転させながら,規定の雨量で10分間散水する。 

ただし,部品を1回転させても,部品の取付面以外の面で,受水範囲に入らない部品があるときは,必

要な数だけじょろ口を追加して試験を行う。この場合,部品のじょろ口に対して最も近い受水面で,各じ

ょろ口からの散水が重複しないようにする。ただし,受水しない部分があっても,その部分が構造上,水

の入るおそれのないものの場合は,じょろ口の追加を省略することができる。また,部品の幅と奥行きと

の比が大きく,部品表面の雨量が場所によって著しく不均一となる場合は,部品を回転させずに,じょろ

口から部品表面までの距離が一定になるようにして散水してもよい。 

散水試験の雨量,じょろ口の穴径,散水中心角度及び水圧は,表2による。 

 注1)   散水中心軸とは,じょろ口からの散水が形成する円すい形の中心軸をいう。 

  

2)   散水中心角度とは,散水中心軸が鉛直と交わる角度をいう。 

表2−散水試験 

試験の種類 

記号 

雨量 

mm/min 

じょろ口の穴径 

mm 

散水中心角度 

度 

水圧(ゲージ圧) 

kPa 

1種 

R1 

3〜5 

φ0.6 

 

15 

20 

2種 

R2 

10〜20 

60 

98 

3種 

R3 

90 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


E 3017:2007  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図2−散水試験装置 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図3−じょろ口 

約6 min−1 

単位 mm 

単位 mm 


E 3017:2007  

 

5.4 

噴水試験 

噴水試験は,図4に示すノズルを用い,部品のあらゆる方向から連続して15分間,ノズルの水圧(ゲー

ジ圧)約49 kPaの水を注水する。 

この場合,部品とノズル先端との距離は3 000 mmとする。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.5 

浸水試験 

浸水試験は,次のいずれかの方法による。 

a) 部品の最上部が水面下150 mmより深く,最下部が水面下1 mより深い位置になるようにして,30分

間水中に放置する。 

b) 部品の外郭表面に石けん液を塗布するか,又は部品の上部表面まで水中に没し,機材内部に4.9 kPa

の空気圧を1分間加える。 

単位 mm 

先端 

単位 mm

図4−ノズル