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日本工業規格

JIS

 E

3015

-1992

鉄道信号保安部品−

衝撃試験方法

Parts for railway signal

−Shock test methods

1.

適用範囲  この規格は,鉄道の信号保安設備の信号機,リレー架,器具箱,動力転てつ機,レールな

どに取り付ける機器及び部品(以下,部品という。

)に対し,衝撃試験機に取り付けて行う一般的な衝撃試

験(以下,衝撃試験という。

)方法について規定する。ただし,車両に搭載する信号保安部品には,適用し

ない。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS E 3013

  鉄道信号保安用語

2.

部品とは,信号機,リレー架,器具箱,動力転てつ機,レールなどの部材に直接又は緩衝材

若しくは緩衝装置を介して取り付けるものをいう。

3.

質量が 100kg 以上の部品については,それを構成している各部分について衝撃試験を行うこ

とができる。

4.

この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

用語の定義  この規格の中で用いる主な用語の定義は,JIS E 3013 に規定するもののほかは,次のと

おりとする。

(1)

衝撃試験  規定の衝撃を与えて,部品の構造及び機能への影響を調べる試験。

(2)

衝撃の大きさ  部品に与える最大加速度 (m/s

2

)

(3)

衝撃時間  部品に衝撃を与えた場合,最大加速度の

2

1

に達してから最大加速度に達するまでの時間の

1.5

倍。

3.

種類及び記号  衝撃試験の種類及び記号は,部品に与える衝撃の大きさ及び衝撃の繰返し回数によっ

て,

表 のとおりとする。


2

E 3015-1992

表 1  種類及び記号

種類

記号

衝撃環境条件

適用部品

1

種 1

機械的な発振器など特に衝撃に

弱い部品

2

種 2

時素リレーなど精密でこん(梱)

包に注意を要する部品

3

種 3

運搬・取扱いの場合に衝撃を受

ける部品

一般リレーなどでこん(梱)包
も普通である部品

A

種 4A

B

種 4B

C

種 4C

4

D

種 4D

動力転てつ機などのまくらぎ上
に設置される部品

A

種 5A

B

種 5B

C

種 5C

5

D

種 5D

使用時に衝撃を受ける部品

接着照査器などのレールに直結
される部品

4.

共通的な条件

4.1

部品の取付け  部品は原則として,ほぼ使用時に近い取付方法及び取付姿勢で衝撃試験機に取り付

ける。

4.2

部品の作動  特に指定のない場合,無作動状態で衝撃試験を行う。ただし,試験開始前及び試験終

了後に部品の作動状態を比較する。

4.3

衝撃の与え方  部品の取付姿勢に対する上下,左右及び前後方向についてそれぞれ衝撃を与える。

ただし,受渡当事者間の協定によって特定の方向を省略することができる。

5.

衝撃試験機  衝撃試験に用いる衝撃試験機は,次の条件を満足するものとする。

(1)

衝撃の大きさは

表 及び表 の各規定値の 120%までの能力があるもので,実測値の許容差は規定値

の±20%とする。

(2)

衝撃波形は,なるべく正弦波に近いものとする。

6.

試験方法

6.1

衝撃試験  衝撃試験は,表 及び表 による。ただし,特に指定のない場合は A 種によるが,試験

機の能力などの条件によっては,B 種,C 種又は D 種によってもよい。

表 2  衝撃試験(運搬・取扱いの場合のもの)

種類

衝撃の大きさ m/s

2

 {G}

衝撃の与え方

1

98.1

{10}

2

294

{30}

3

490

{50}

上下方向,左右方向,前
後方向各 1 回


3

E 3015-1992

表 3  衝撃試験(使用時の場合のもの)

A

B

C

D

種類

衝撃の大きさ

m/s

2

 {G}

繰返し回数 衝撃の大きさ

m/s

2

 {G}

繰返し回数 衝撃の大きさ

m/s

2

 {G}

繰返し回数 衝撃の大きさ

m/s

2

 {G}

繰返し回数

衝撃の与え方

4

1 180 {120}

5

  588 { 60}

5

×10

2

294

{

30}

5

×10

4

147 { 15}

5

×10

6

5

7 850 {800}

3 920 {400}

1 960 {200}

981 {100}

受 渡 当 事 者 間

の協定による。

6.2

衝撃時間  衝撃時間は,表 による。

表 4  衝撃時間

種類

衝撃時間 ms

1

種・2 種・3 種

6

±3

4

種・5 種

0.25

±0.125

関連規格  JIS E 3014  鉄道信号保安部品−振動試験方法

JIS E 4032

  鉄道車両部品の衝撃試験方法

鉄道部会  信号保安部品の振動・衝撃試験方法専門委員会  構成表(昭和 51 年 12 月 10 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

国  枝  正  春

石川島播磨重工業株式会社技術研究所

新  藤  卓  治

運輸省鉄道監督局

田  中  和  夫

運輸省鉄道監督局

福  田  安  孝

運輸省鉄道監督局

若曽根  和  之

工業技術院標準部

吉  越  三  郎

社団法人信号保安協会技術部

和  気  行  雄

社団法人日本民営鉄道協会技術部

阿  部  睦  男

株式会社京三製作所品質管理部

御代田  繁太郎

日本信号株式会社技師長室

菅  野      弘

大同信号株式会社技術部

館      武  夫

東邦電機工業株式会社

伊  藤  喜久治

株式会社三工社

菊  地  得  夫

吉原鉄道工業株式会社

千  年      茂

日本国有鉄道技術開発室

米  山  仁  英

日本国有鉄道電気局

八  木  純  一

日本国有鉄道施設局

片  岡  軌  夫

日本国有鉄道鉄道技術研究所

丸  山  信  昭

京浜急行電鉄株式会社電気部

渡  辺  武  彦

京王帝都電鉄株式会社電気部

箸  蔵  達  郎

帝都高速度交通営団電気部

阿久沢      充

西武鉄道株式会社電気部

小清水  民  男

小田急電鉄株式会社電気部

(事務局)

大久保  和  夫

工業技術院標準部機械規格課

江  口  信  彦

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

藤  田  富  男

工業技術院標準部機械規格課(平成 4 年 4 月 9 日改正のとき)