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日本工業規格

JIS

 E

2101

-1990

みぞ付き硬銅トロリ線

Hard

−Drawn Grooved Trolley Wires

1.

適用範囲  この規格は,みぞ付硬銅トロリ線(以下,トロリ線という。)について適用する。

備考  この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであっ

て,参考として併記したものである。

なお,この規格の中で従来単位及び数値と,その後に  {  }  を付けて SI による単位及びそれ

に基づく換算値が示してある部分は,平成 3 年 1 月 1 日以降  {  }  を付けて示してある単位及

び数値に切り換える。

引用規格: 

JIS C 3001

  電気用銅材の電気抵抗

2.

種類  トロリ線の種類は,公称断面積 70mm

2

,85mm

2

,110mm

2

,150mm

2

及び 170mm

2

の 5 種類とす

る。

3.

品質  トロリ線の品質は,均一かつ表面平滑で,きず,さび,裂け目,よじれその他の欠点があって

はならない。

4.

導電率  トロリ線の導電率は,JIS C 3001(電気用銅材の電気抵抗)によって 97.5%以上とする。

5.

引張性能  トロリ線の引張荷重及び伸びは,次の各項によって試験し,表 に適合しなければならな

い。

(1)

試験片の標点距離は,250mm とする。

(2)

試験片が標点内で標点から 25mm 以内又は標点外で切断し,その成績が

表 に合わないときはその試

験を無効とする。

(3)

試験の成績が

表 に合わないときは,その試験片 1 個について同じ供試材から更に 2 個の試験片を取

り,3 個の平均値でその線の試験成績とする。


2

E 2101-1990

表 

(平成 2 年 12 月 31 日まで適用)

種類

(公称断面積)

mm

2

引張荷重

kgf {N}

伸び(250mm につき)

%

  70

2 510 {24 620}

以上

2.5

以上

  85

3 090 {30 300}

以上

2.7

以上

110

3 900 {38 250}

以上

3.0

以上

150

5 240 {51 390}

以上

3.3

以上

170

5 900 {57 860}

以上

3.4

以上

6.

曲げ  トロリ線をその両弧面の中心線を含む平面内で,その径によって表 に示す半径をもつ円弧に

沿って小弧面を内側とし,約 90°曲げ(これを屈曲 1 回と呼ぶ。

,次に原位に復し(これを屈曲 2 回と呼

ぶ。

,更に反対の方向に約 90゜曲げ(これを屈曲 3 回と呼ぶ。

,次に原位に復し,このように屈曲 8 回を

行っても切断分離してはならない。

なお,この操作は徐々に行う。

表 2

種類

(公称断面積)

mm

2

円弧の半径

mm

 70

20

 85

25

110 25

150 30

170 30

7.

形状及び寸法  トロリ線の形状及び寸法は,表 及び図のとおりとし,径(表 及び図の をいう。

以下,同じ。

B

及び の寸法は,毎条のトロリ線について少なくともその両端及び中央の 3 か所で測る。径の許

容差は±1%,B及び の許容差は±2%とする。

C

FG及び は,標準寸法を示したものである。

表 3

種類

(公称断面積)

mm

2

計算断面積

mm

2

A

mm

B

mm

C

mm

D

mm

E

mm

F

mm

R

mm

G

H

70

70.29  10.00 9.90 5.00 5.42 8.10  0.8  0.38 27

゜ 51゜

 85

87.09

11.00

11.00

5.70

6.12

8.50

1.5

0.38

27

゜ 51゜

110 111.1

12.34

12.34

6.85

7.27

9.75

1.7

0.38

27

゜ 51゜

150 150.7

14.40

14.40

6.85

7.27

9.75

3.2

0.38

27

゜ 51゜

170 170.0

15.49

15.49

7.32

7.74

11.43

2.4

0.38

27

゜ 51゜

備考  計算断面積は,上表  及び  図に対する計算値とする。


3

E 2101-1990

8.

質量  質量は,表 による。

また,質量の許容差は±2%とする。

表 4

種類

(公称断面積)

mm

2

質量 kg/km

 70

624.9

 85

774.2

110 987.7

150

1

340

170

1

511

参考  質量は表 の計算断面積を用い,密度

は 20℃で 8.89g/cm

3

とみなして計算した

ものである。

9.

1

条の長さ  トロリ線の 1 条の長さ及びこれに対する接続箇所数は,表 に示すとおりとする。

表 5

種類

(公称断面積)

mm

2

1

条の標準長さ

m

標準長さに対する

接続箇所数

 70

1 200

5

以下

 85

1 000

5

以下

110

800

5

以下

150

600

5

以下

170

600

5

以下

前項の標準長さに対しては,特に注文者の指定のない限り 5%以下の増減を許す。

10.

接続  接線は,銀ろう付又はこれと同等以上の方法によって線引作業前に行い,その線軸方向に測っ

た仕上長さは銀ろう付のものでは径の 6 倍以上とする。

接続箇所の引張荷重は,

表 の 95%以上とする。

接続箇所に対しては,5.の伸び及び 6.の規定を適用しない。


4

E 2101-1990

11.

荷造  トロリ線 1 条ごとに,丈夫なドラムにトロリ線の小弧面を外方にしてねじれないように巻き,

強じんな横木で囲むものとする。

前項のドラムは,胴の径をトロリ線の径の 45 倍以上,外幅を 75cm 以下,つばの径を 120cm 以下とし,

径 6.5cm 以上の丈夫な軸穴を設ける。

ドラムの側面には,種類・長さ・質量(総質量及び正味質量)

・ドラムの運搬中の回転方向・ドラム番号・

製造業者名及び製造年月日を明記する。

12.

製品の呼び方  製品の呼び方は,名称・種類による。

例: みぞ付硬銅トロリ線 110mm

2


5

E 2101-1990

附属書

規格本体の 5.(3)に規定の従来単位による引張荷重の規格値は,平成 3 年 1 月 1 日以降,ここに記載する SI

単位による規格値を適用する。

5.

引張性能

(3)

試験の成績が

附属書表に合わないときは,その試験片 1 個について同じ供試材から更に 2 個の試験片

を取り,3 個の平均値でその線の試験成績とする。

附属書表 

(平成 3 年 1 月 1 日から適用)

種類(公称断面積)

mm

2

引張荷重

kN

伸び(250mm につき)

%

 70

24.6

以上 2.5 以上

 85

30.3

以上 2.7 以上

110 38.2

以上 3.0 以上

150 51.4

以上 3.3 以上

170 57.8

以上 3.4 以上