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E 2001 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,電車線工業協会

(JAOTE)

/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによっ

て JIS E 2001 : 1994 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,日本工業規格を国際規格に整合させるため,IEC 60050 (811) : 1991 (International

Electrotechnical Vocabulary

−Chapter 811 : Electric traction)  及び IEC 60913 : 1988 (Electric traction overhead

lines)

を基礎として用いた。

JIS E 2001

には,次の附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


日本工業規格

JIS

 E

2001

: 2002

電車線路用語

Electric traction contact lines

−Vocabulary

序文  この規格は,1991 年に第 1 版として発行された IEC 60050 (811), International Electrotechnical

Vocabulary

−Chapter 811 : Electric traction 及び 1988 年に第 1 版として発行された IEC 60913, Electric traction

overhead lines

を元に,対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作

成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規格として追加し

ている。

なお,この規格の 4.a)4.e)において,用語及び定義に点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはな

い事項である。追加の一覧表をその説明を付けて,附属書に示す。また,4.f)及び 4.g)の用語の対応国際規

格はない。

1.

適用範囲  この規格は,普通鉄道の電車線路に関する主な用語及び定義について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60050 (811) : 1991

  International Electrotechnical Vocabulary−Chapter 811 : Electric traction

(MOD)

IEC 60913 : 1988

  Electric traction overhead lines (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 3803

  がいし及びブッシング用語

JIS E 2101

  みぞ付き硬銅トロリ線

JIS E 2201

  電車線路用架線金具

JIS E 2219

  電車線路用セクションインシュレータ

JIS E 2220

  電車線路用より線スリーブ

3.

分類  用語の分類は,次による。

a)

電車線路一般

b)

架空電車線設備

c)

導電レール

d)

帰線路

e)

き電システム


2

E 2001 : 2002

f)

特性

g)

その他

4.

用語及び定義  用語及び定義は,次による。

なお,対応英語を参考に示す。

備考1.  用語及び定義で,(  )を付けた部分は,紛らわしくない場合は,省略してもよい。

2.

用語欄で,用語の下の(  )内のかな書きは,

“読み方”を示す。

3.

用語欄で,用語の下の[  ]内は,別称である。

4.

定義欄で,部品名の後に続く[  ]内は,別称である。

5.

定義欄で,定義の後に続く(  )内は,その用語の参照とする付図又は引用規格番号を示す。

6.

対応英語(参考)欄の[  ]内は対応国際規格の用語番号を,次の例によって示す。

1. [811-33-05]

  IEC 60050 (811) Section 33-05

2. [913-1.2.1]

  IEC 60913-1.2.1 

7.

電車線路用架線金具については,JIS E 2201 を参照するのがよい。

a)

電車線路一般 (general terms) 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1101 

電車線路

集電装置を通じて車両に電気エネルギーを供給する導体
システム。

contact line

[811-33-01]

1102 

架空電車線路

架空電車線,き電線,帰線,支持物,接地線及び関係す
る設備を含むシステムの総称。ただし,線路外に離れた
き電線には適用しない。

electric traction overhead line

[913-1.2.1]

1103 

(架空)電車線

上部車両限界の上方(又は側方)に設置し,屋根に取り
付けられた集電装置を通じて車両に電気エネルギーを供
給する電線。

overhead contact line

[811-33-02]

1104 

架空単線式電車
線路

1

系の架空電車線を設け,走行レールを帰線路とする電車

線路(

付図 1.1 参照)。

single overhead contact line

b)

架空電車線設備  (overhead contact line equipment)  

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2101 

直接ちょう架式 
[直ちょう式]

1

本のトロリ線だけからなる架線方式(

付図 2.1 参照)。

single tramway-type equipment,

trolley wire

[811-33-03]

2102 

直ちょう式ダブ
ルトロリ

相近接する同電位の 2 本のトロリ線からなる直ちょう式
架線構造。

double tramway equipment

[811-33-04]

2103 

カテナリちょう
架式

1

本又は 2 本のトロリ線が 1 本以上の(線路方向の)ちょ

う架線からちょう架されているタイプの架線方式。

overhead contact line with

catenary suspension, overhead

contact line

with longitudinal suspension

[811-33-05]

2104 

シンプルカテナ

1

本のちょう架線と,それによって直接ちょう架されてい

る 1 本のトロリ線から構成される架線構造(

付図 2.2 

照)

simple (catenary) equipment

with single contact wire

[811-33-09]

2105 

ダブルトロリ

1

本のちょう架線と,それによって直接ちょう架されてい

る 2 本のトロリ線から構成される架線構造。

simple (catenaly) equipment

with twin contact wires

[811-33-10]


3

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2106 

ツインシンプル
カテナリ

2

本のトロリ線が,2 本の同一ち度,レール面上,同一高

さのちょう架線によってちょう架されているタイプの架
線構造(

付図 2.3 参照)。

doulble catenary equipment

[811-33-11]

twin simple catenary equipment

2107 

コンパウンドカ
テナリ

(主)ちょう架線からちょう架された 1 本の補助ちょう
架線によって 1 本又は 2 本のトロリ線がちょう架されて

いるタイプの架線構造(

付図 2.4 参照)。

compound catenary equipment

[811-33-12]

2108 

斜ちょう式

1

本又はそれ以上のトロリ線が,路線の中心線にほぼ一致

するような経路をたどるように,傾斜したハンガによっ

てちょう架線からちょう架されているタイプの架線構
造。

inclined catenary, skew catenary,

curvilinear catenary

[811-33-13]

2109 

多角張り電車線

曲線において隣接支持物間はそれを結ぶ一連の直線で形
成され,水平面において多角形を形成し,各径間のハン
ガは同一垂直面にある架線構造。

polygonal equipment

[811-33-14]

2110 

変形 Y 形カテナ

トロリ線が支持点付近だけ,短い補助ちょう架線[Y 線]
から 1 本又はそれ以上のハンガによってちょう架されて
いるタイプのシンプルカテナリ。

Y

線は,

(主)ちょう架線支持点の両側でそれぞれ(主)

ちょう架線に接続されている。

stiched catenary suspension

[811-33-17]

2111 

剛体ちょう架式

上部に剛性導体を設け,その下部にトロリ線を固定する
方式。

overhead rigid conductor

equipment

2201 

ちょう架線

1

本又は 2 本のトロリ線を直接又は間接にちょう架する

(線路方向の)より線。

catenary, messenger wire (USA)

[811-33-06]

2202 

(主)ちょう架

補助ちょう架線をドロッパによって支持するちょう架

線。

main catenary, principal carrier

[811-33-07]

2203 

補助ちょう架線

主ちょう架線からちょう架され,1 本又は 2 本のトロリ線
をハンガによって直接ちょう架するちょう架線。

auxiliary catenary, auxiliary

carrier

[811-33-08]

2204 

トロリ線

架空電車線において集電装置が接触する電気導体(JIS E 

2101

参照)

conact wire, trolley wire (USA)

[811-33-15]

2205 

剛体電車線形材

導線性及び剛性をもつトロリ線架設用形材。 trolley

bar

2206  Y

変形 Y 形カテナリ式電車線に用いる短い補助ちょう架
線。

stitch wire

[811-33-18]

2207 

バイパスき電線

駅構内の電車線がその両端にあるセクションによって電

気的に絶縁されている場合,その二つのセクションの外
方どうしを接続する電気導体。

by-pass feeder

[811-33-16]

2208 

架空地線

雷に対して架空電車線を防護するために,その上方に架
設された接地金属電線。

lightning protection cable (in

electric traction)

[811-33-58]

2301 

支持物

架空電車線の導体及びがいし連を支持する部品。

supports (in electric traction),

structures

[811-33-19]

2302 

電柱

かた(堅)木,コンクリート又は鋼鉄(鋼ラチス構造を
含む。

)の主支持物。

pole (in electric traction), mast

[811-33-20]

2303 

基礎

支持物を建植するための構造物。一般的にはコンクリー
ト構造で安全性を確保するために全部又は一部を地中に
埋めてある。

foundation

[913-1.2.18]

2304 

支線

電柱又はブラケットを安定させるために用いられる(張
力調整装置又は電線の張力によって)張力のかかった棒,

単線又はより線。

stay (in electric traction),

tie,

guy [811-33-47]


4

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2305 

ブラケット

電柱から線路直角の方向に突き出た 1 本又はそれ以上の
部材からなる支持物。

cantilever (in electric traction)

[811-33-30]

2306 

可動ブラケット

架空電車線の線路方向の動きを許し,限定的ではあるが
上下方向の移動調節も可能とするブラケット。それは柱
に取り付ける(

付図 2.5 参照)

hinged cantilever

[811-33-31]

2307 

スパン線

通常は電気的に絶縁され,線路に交差して架設された単
線又はより線。 
−  1 本又はそれ以上の架空電車線を支持するもの(スパ

ン線ビーム)

−  横張力を受け止めるもの(振止めスパン線)

cross-span,

span wire

[811-33-34]

2308 

門形支持物

線路を横断するビームと線路の両側に建植された柱から
なる支持物。

portal stracture (in electric

traction)

[811-33-38]

2309 

スパン線ビーム

ビームがスパン線に置き換えられた支持物。 head-span

suspension

[811-33-39]

2310 

張力調整装置

電線の張力を調整できる装置。

tensioning equipment, tensioning

device, tensioner

[811-33-45]

2311 

自動張力調整装
置[テンション
バランサ]

ある温度の範囲内では,自動的に電線の張力を一定に維
持する張力調整に用いられる装置(

付図 2.6 参照)。

automatic tensioner

[811-33-46]

2312 

重錘式自動張力
調整装置

釣合い錘によって電線の張力を一定に保つ,電柱に取り
付けられた自動張力調整装置。

balance weight tensioner

[811-33-48]

2320 

自動張力調整付
き電線

自動張力調整装置によって張力が調整されるトロリ線又
はちょう架線。

auto-tensioned conductor

[811-33-49]

2321 

固定引留式電線

張力の調整が自動張力調整装置によって行われない電
線。

fixed termination conductor,

fixed equipment

[811-33-50]

2322 

わたり線

トロリ線がある角度で交差する場所に使用され,いずれ
のトロリ線に沿っても集電装置がしゅう動できるように
なっている装置。

overhead crossing

[811-33-41]

2323 

フロッグ

二つの架空電車線の分岐点で用いられ,集電装置が通過
できるようになっている装置(

付図 2.7 参照)。

frog (for tramway or trolleybus)

[811-33-42]

2324 

クロッシング

トロリ線の交差箇所において,交差するトロリ線の相互
位置を保持する金具(

付図 2.8 参照)。

crossing (for tramway or

trolleybus)

2325 

交差分岐

架空電車線の分岐点のタイプの一種で分岐線路のトロリ
線が主線路のトロリ線の上を乗り越える分岐。

cross-over junction (for tramway

or trolleybus)

[811-33-43]

2326 

無交差分岐

分岐点における架空電車線の一形式で,分岐線路のトロ
リ線が主線路のトロリ線に接近した後は,両者が互いに
平行して設置されている分岐。

tangential junction (for tramway

or trolleybus)

[811-33-44]

2401 

ちょう架金具

ちょう架線又はトロリ線と支持金具との間の機械的接続
を行う金具。

suspension clamp

[811-33-24]

2402 

ドロッパ,ハン

スパン線から振止スパン線を,ちょう架線から補助ちょ
う架線又はトロリ線を,補助ちょう架線からトロリ線を
ちょう架するために用いられる部品。

トロリ線を直接ちょう架するのに用いる金具をハンガと
いう(

付図 2.9∼付図 2.11 参照)。

dropper,

hanger (USA)

[811-33-22]

2403 

長イヤー

トロリ線を剛体電車線形材に,連続して保持する金具。

long ear


5

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2404 

合成(架線)素

トロリ線又は補助ちょう架線をちょう架線につるための
引上げ・制振機能をもった金具(

付図 2.12 参照)。

composite element

2405 

(トロリ線の)
接続金具

2

本のトロリ線を長さ方向に機械的及び電気的に接続す

る金具。

conact wire splice

[811-33-23]

2406 

スプライサ

トロリ線とトロリ線とを突き合わせて接続する金具(

図 2.13 参照)。

splicer

2407 

ダブルイヤー

トロリ線とトロリ線とを添わせて接続する金具(

付図

2.14

参照)

connecting fittings for conact

wire,

double ear

2408 

トリプルイヤー

トロリ線を 3 本添わせて接続する金具(

付図 2.15 参照)。 triple ear

2409 

曲線引装置

曲線又は分岐器箇所において,電線を正規の位置に保持
するために用いる装置。

pull-off

[811-33-35]

2410 

曲線引金具

曲線引装置のうち,トロリ線に取り付けるイヤー及びイ
ヤーに連結するアーム(

付図 2.16 参照)。

pull-off arm

2411 

カーブイヤー

曲線箇所のトロリ線を保持する金具(

付図 2.17 参照)。 curve

ear

2412 

カーブハンガ

曲線箇所においてカーブイヤーを保持する金具(

付図

2.18

参照)

curve hanger

2413 

振止金具 
(ふれどめかな
ぐ)

トロリ線を正しい偏位に保持するのに用いる金具。常に
横張力がかけられるように振止めパイプに固定される

付図 2.19 参照)。

steady arm

[811-33-37]

2414 

振止パイプ

振止金具を装着する曲がりにくい物質でできた部品。 
支持物から電気的に絶縁され,トロリ線が線路方向又は

垂直方向に移動できるようになっている場合が多い。

registration arm

[811-33-36]

2415 

コネクタ

二つの電気導体間を電気的に接続する金具(

付図 2.20 

付図 2.21 参照)。

electrical connector

2416 

引留金具

単線又はより線を引き留めるためにその端末に取り付け
る金貝。

termination fittings

[81-33-26]

2417 

引留クランプ

単線又はより線を折り返さないで圧縮,ボルト又はくさ
びによって固定し,引留め又は連結する金具(

付図 2.22

及び

付図 2.23 参照)。

strain clamp,

anchor clamp

2418 

ワイヤターミナ

単線又はより線を折り返して,くさびで固定し,引留め
又は連結する金具(

付図 2.24 参照)。

wire terminal

2419 

アンカイヤー

トロリ線の流れを防止する金具(

付図 2.25 参照)。 anchor

ear

2420 

スリーブ

単線又はより線を圧縮して接続する金具(

付図 2.26 及び

付図 2.27 参照)(JIS E 2220 参照)。

sleeve

2421 

連結金具

がいし,電車線金具などを連結する金具(

付図 2.28 参照)。 link

2422 

ワイヤクリップ

単線又はより線を重ね合わせて接続する金具(

付図 2.29

参照)

wire clip

2423 

セパレータ

トロリ線相互の間隔を一定に保つ金具(

付図 2.30 参照)。 separator, spacer

2424 

交差金具

わたり線装置におけるトロリ線相互の高低差を制限する
金具(

付図 2.31 参照)。

crossing clamp

2425 

ヨーク

2

本の電線又はワイヤを一定の間隔を保って引き留める

金具(

付図 2.32 参照)。

yoke

2426 

ワイヤターンバ
ックル

単線又はより線の張力をねじで調整する金具(

付図 2.33

参照)

wire turnbuckle

2427 

保護カバー

電線の支持点などにおける損傷を防止するカバー(

付図

2.34

及び

付図 2.35 参照)。

wire protector

2428 

がいし金具

がいしを支持物に取り付ける金具(

付図 2.36 参照)。

fittings for insulator

2429 

電柱バンド

ワイヤ,電車線金具などを,電柱に取り付ける金具(

図 2.37 参照)。

pole band


6

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2430 

接続金具

二つの電気導体間を機械的に接続する金具。 connector

[811-33-25]

2431 

ピンがいし

心棒の上に堅く固定されたがいし。

pin insulator (in electric traction)

[811-33-27]

2432 

懸垂がいし

張力をかけ得るがいし連の構成要素,又は支持物から懸

垂して使用する絶縁体が円盤形のがいし。

suspension insulator (in electric

traction), disc insulator

[811-33-28]

2433 

井形がいし

絶縁材に圧縮荷重がかけられるように,互いに垂直に交
差する二つの孔が貫通し,縦方向に溝が付けてあるがい
し。

strain insulator (in electric

traction)

[811-33-29]

2434 

長幹がいし

絶縁体の両端にキャップを備えた中実円柱形がいし(JIS 

C 3803

参照)

long rod insulator (in electric

traction)

2501 

ジグザグ偏位

パンタグラフすり板の局部磨耗を避けるため,連続した
支持点に線路中心に対して水平方向にジグザグ状にトロ
リ線を偏位させること。

stagger

[811-33-21]

2502 

固定支持

架空電車線が,移動しないようにその支持物に取り付け
る方法。

rigid support

[811-33-32]

2503 

可動支持

架空電車線をスパン線又はフレッキシブルな装置を介し
てその支持物に取り付ける方法。

flexible support

[811-33-33]

2504 

径間

支持点から次の支持点までの架空電車線の区間。 span

[811-33-40]

2505 

架高

支持点で測定された(主)ちょう架線とトロリ線との間

の垂直距離。

system height, encumbrance

[811-33-52]

2506 

横方向弾性

線路直角水平方向への単位荷重に対するトロリ線の変位
量。

lateral elasticity, lateral resilience

[811-33-53]

2507 

上下方向弾性

垂直面内における単位荷重に対するトロリ線の変位量。

vertical elasticity, vertical

resilience

[811-33-54]

2508 

硬点

振止パイプ付近などで,架空電車線における上下方向弾
性が低い点。

hard spot

[811-33-51]

2509 

ち度

ちょう架線の支持点の高さと最低点の高さの差。 catenary

sag

[811-33-55]

2510 

(トロリ線の)
サグ

トロリ線の支持点の高さと径間中央点の高さとの差。

contact wire sag

[811-33-56]

2511 

(トロリ線の)
プレサグ

建設中にトロリ線に計画的に与えられたサグの初期値。

contact wire presag

[811-33-57]

2512 

(トロリ線の)
高さ

トロリ線のレール面に対する垂直な高さ。

contact wire height

2513 

(トロリ線の)
こう(勾)配

隣接する二つの支持点において,レール面から測ったト

ロリ線の高さの差と径間長との比率。

gradient (of an overhead contact

line)

[913-1.2.24]

2514 

(トロリ線の)
偏位

トロリ線の軌道中心面からの偏りの寸法。

conact wire deviation

2515 

(トロリ線の)
流れ

パンタグラフ通過時の摩擦力,線路のこう配,電車線の

横張力などによるトロリ線の線路方向の移動。

creeping move (of contact wire)

2516 

(トロリ線の)
しゅう面

パンタグラフがしゅう動するトロリ線の面。 contact

surface


7

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2517 

引き角度

曲線引金具,振止金具などのアーム端部穴の中心とトロ
リ線の中心とを結ぶ線と,トロリ線の中心を通る水平線
とがなす角度。

図 2.1  引き角度

pull angle

c)

導電レール (conductor rails) 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3101 

導電レール,
[サードレー
ル][第三軌条]

がいし上に据え付けられ,架空導体の形態をしているか,

又は走行レール付近に設置された形鋼などの金属体又は
レール。

conductor rail,

third rail [811-34-01]

3102 

中央導電レール

2

本の走行レールの間に設置された導電レール。

centre conductor rail

[811-34-02]

3103 

側方導電ルール

走行レールの側方に設置された導電レール。

side conductor rail

[811-34-03]

3104 

ピット導電レー

走行レールよりも低いレベルのピット内に設置された側

方導電レール又は中央導電レール。

conduit conductor rail

[811-34-04]

3105 

架空剛体電車線

架空電車線を形成する圧延剛体。

overhead conductor rail

[811-34-05]

3201 

帰線レール

走行レールを帰線回路として使わずに,別途帰線電流を
流すために用いられる導電レール。

return conductor rail,

return current rail

[811-34-10]

3301 

導電レール遊間

連続する 2 本の導電レールの間に存在する空げき(隙)

conductor rail gap

[811-34-06]

3302 

エンドアプロー

セクションの各端末にある導電レールのこう(勾)配で,
集電靴の端末(迎入口)への進入又は端末(送出口)か

らの進出を容易にするためのもの。

ramp

[811-34-07]

3401 

ジャンパ線

導電レール遊間において,その導電性を維持するための
絶縁電線。

(track) jumper cable

[811-34-09]

3402 

アンカリング

導電レールの線路方向への動きを阻止するために,導電
レールを固定する装置。

conductor rail anchor

[811-34-08]

d)

帰線路  (return current circuit)  

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4101 

帰線路

走行レール又は帰線レール,それらの電気的接続及び変

電所引込帰線からなる電気回路。

return circuit

[811-35-01]

4102 

単線方式

走行レールが電気運転用電流の帰路の一部を形成するシ

ステム。

track return system

[811-35-02]

4103 

複線方式

帰線路を形成する導体が線路から絶縁されているシステ

ム。

insulated return system

[811-35-03]

4201 

帰線ケーブル

走行レール又は帰線レールから分岐して変電所に接続す
る電線。

return cable, track negative cable

[811-35-04]

4202 

接地線

絶縁破壊時に人及び設備を保護するために,支持物を大
地又はレールに接続している金属電線。それは帰線とし

ても使用できる。

earth wire, ground wire (USA)

[811-35-12]


8

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4301 

吸上変圧器

巻線の一つは電車線に直列に接続され,他の巻線は絶縁
された帰線に直列に接続される,巻線比が 1 : 1 の変圧器。
−  吸上変圧器は,迷走電流を減らす目的で,レール及

び大地から電流を強制的に帰線へ吸い上げるべく,
線路に沿って一定間隔ごとに設置される。

booster transformer

[811-35-06]

4302 

レール電気接続

機械的なレール接続で,帰線路として電気的連続性も確
保されているもの。

electrical rail joint,

bonded rail joint

[811-35-10]

4303 

レール絶縁接続

機械的なレール接続で,両方のレールが互いに電気的に
絶縁されているもの。

insulated rail joint

[811-35-11]

4401 

レールボンド

レール継目箇所で,電気的連続性を確保するための電線。 rail joint bond

[811-35-07]

4402 

溶接ボンド

レール継目箇所でその両端がレール端部に溶接されてい

る電気的接続線。

welded bond

[811-35-08]

4403 

かしめボンド

レール継目箇所で,その両端がレール端部に摩擦によっ

て装着している電気的接続線。

pin type bond

[811-35-09]

4501 

迷走電流 
[もれ電流]

帰線電流の一部で,少なくともその回路の一部において
帰線路以外の経路(例えば,水道管又は電話ケーブル)

を通るもの。

stray currents

[811-35-05]

e)

き電システム  (electricity supply system)  

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5101 

き電システム

外部から動力用電気エネルギーを電気車に供給するシス
テム。き電システムは,電車線に供給される電力の公称

特性,すなわち,交流では電圧,相数及び周波数,直流
では電圧だけによって定義される。

feeding system

[811-36-01]

5102 

独立複線方式

一つの線路の事故が他の線路に影響を与えないように,
線路が相互に機械的及び電気的に独立性を備えた設備。

independence of tracks

[811-36-17]

5103 

複き電方式

電車(線)が 2 種の電化方式からの電気エネルギーを,

切替えによってき電できるようになっている線路。

dual system track

[811-36-19]

5201 

引出き電線

電車と変電所との間を電気的に接続する電線。

feeder cable, feeder

[811-36-08]

5202 

き電線

電車線に平行して架設されるか,又はそれと並列接続で
設置され,き電分岐点で給電したり,又は電車線の有効

断面積を増大させるための架空電線。

line feeder

[811-36-09]

5203 

き電分岐

き電線からトロリ線に電気を供給するための,き電線と

トロリ線との間の接続箇所。

feeding branch

5211 

電気的区分

電車線を区分するための設備。 
−  その隣接する区間は互いに,例えば,負荷開閉器な

どで電気的に絶縁することができる。

sectioning

[811-36-10]

5212 

区分装置

電車線の隣接部分間を絶縁はするが,集電は連続して行

えるような,一連の電車線設備。

sectioning point

[811-36-11]

5213 

エアセクション

電車線の隣接区間の端末をしかるべき長さでオーバーラ
ップさせて形成された区分点。

パンタグラフは両電車線下を短絡走行でき,絶縁は二つ
の電車線設備間の適切な間げき(隙)のエアギャップに
よって確保される。

insulated overlap

[811-36-14]

5214 

ニュートラルセ
クション

電圧及び位相の異なる隣接区間が集電装置の通過によっ
て互いに短絡されないようにした両端にき電区分点を備

えた電車線の一区間。

neutral section

[811-36-16]


9

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5301 

き電用変電所

電気運転システムに給電することを主機能とする変電
所。

(traction) substation

[811-36-02]

5302 

交流き電用変電

電源網の電気エネルギーを電車線電圧に変換する変電
所。

transformer substation

[811-36-03]

5303 

直流き電用変電

一般に交流電源は三相であるが,それを直流に変換して

電車線に供給する変電所。

rectifier substation

[811-36-04]

5304 

移動変電所

電源網への接続設備があるところへ運び,そこで電車線

にき電するために,鉄道又は道路上を走行できる車両に
積載された変電所。

mobile substation,

movable substation

[811-36-05]

5305 

電力回生変電所

列車の回生制動によって送り返された電力を電源網へ返

還することができる変電所。

receptive substation

[811-36-06]

5306 

き電所

変電所(線路から離れている)からのき電線が電車線に

接続されている箇所。

feeder station

[811-36-07]

5307  AT

ポスト

き電線によって電車線電圧の 2 倍で給電する単巻変圧器
を備えた変電所。

−  このポストには,この他に,区分所又はタイポスト

の機能を部分的に又は全面的にもたせることができ
る。

auto-transformer substation (in

electric traction)

[811-36-12]

5308 

き電区分所

平行する電車線を区分及び接続する機能の幾つか又はす
べてを備えた,母線及び遮断機を装備した変電所。

場合によっては,そこに集中してくるすべてのき電線を
包含することもある。

track sectioning cabin (in electric

traction) , track paralleling

cabin (in electric traction)

[811-36-13]

5401 

セクションイン
シュレータ

連続している電車線に挿入された絶縁物によって構成さ

れた区分点で,連続した集電しゅう(摺)動が確保でき
るようなスライダ又はそれに類似の装置が付いたもの

付図 5.1 及び付図 5.2 参照)

JIS E 2219 参照)

section insulator

[811-36-15]

5402 

き電分岐用金具

電車線のトロリ線とき電線との間を電気的に接続する導
電性金具。

feeder clamp

[811-36-18]

5403 

フィードイヤー

電気を供給するため導線とトロリ線とを接続する金具

付図 5.3 参照)。

feeding fittings

5404 

均圧クリップ

同電位のき電線相互を束ねて,電圧を均一にする金具(

図 5.4 参照)。

equalizing clip

f)

特性  (characteristic and test)  

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6101 

締付トルク試験

金具のボルト,ナット,袋ねじ,押しねじなどを,トル
クレンチなどによって徐々に締め付け,金具各部の変形,

破壊,ひずみなどを調べる試験。

clamping torque test

6102 

最大締付トルク

締付トルク試験の経過中,金具が耐えた最大締付トルク。 maximum clamping torque

6103 

引張荷重試験

引張試験機などを用いて,金具を徐々に引っ張り,金具
各部の変形破壊,ひずみ,滑りなどを調べる試験。

tensile load test

6104 

最大引張荷重

引張荷重試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などに至
るまでの最大荷重。

maximum tensile load

6105 

耐引張荷重

引張荷重試験で,金具を一定時間引っ張り,金具各部に
ひずみ,伸び,永久変形,脱落,破壊などの異状を生じ
ない荷重。

endurable tensile load

6106 

圧縮荷重試験

圧縮試験機などを用いて,金具を徐々に圧縮し,金具各
部の変形,破壊,ひずみ,たわみなどを調べる試験。

compressive load test

6107 

最大圧縮荷重

圧縮荷重試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などに至
るまでの最大荷重。

maximum compressive load


10

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6108 

耐圧縮荷重

圧縮荷重試験で,金具を一定時間圧縮し,金具各部にひ
ずみ,たわみ,脱落,破壊などの異状を生じない荷重。

endurable compressive load

6109 

ねじり試験

ねじり試験機などを用いて,金具を徐々にねじり,金具
各部の変形破壊,たわみ,電線のつかみ状況などを調べ
る試験。

torsional test

6110 

最大ねじり荷重

ねじり試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などに至る
までの最大荷重。

maximum torsional load

6111 

耐ねじり荷重

ねじり試験で,金具を一定時間ねじり,金具各部にひず
み,伸び,永久変形,脱落,破壊などの異状を生じない
荷重。

endurable torsional load

6112 

滑り試験

金具を電線に取り付け,引張試験機などを用いて,電線
の長手方向に,金具に荷重を徐々に加え,金具の保持力,
滑り,変形・破壊などを調べる試験。

sliding test

6113 

最大滑り荷重

滑り試験で,金具が滑り始めるまでの最大荷重。

maximum sliding load

6114 

耐滑り荷重

滑り試験で,金具に一定時間力を加えて,滑りを生じな

い荷重。

endurable sliding load

6115 

振動試験

金具を電線に取り付け,振動試験機などを用いて振動さ

せ,金具の保持力,変形,破壊などを調べる試験。

vibration test

6116 

耐加振回数

振動試験で,金具に規定の方向,複振幅及び周期の振動
を多数回加えた場合,保持力の低下,金具各部の変形,

破壊などを生じない回数。

endurable number of cycles on

vibration test

6117 

調整トルク試験

金具に張力を加え,トルク測定器などを用いて,金具の

調整ねじの締付トルク又は戻しトルクを調べる試験。

adjusting torque test

6118 

調整トルク

調整トルク試験で,規定の張力を加えたときの締付トル
ク又は戻しトルク。

adjusting torque

6119 

繰返し曲げ試験

丸線などを,同一平面内で,交互に反対方向に屈曲して,
試料の破断,割れなどを調べる試験。

reverse bend test

6120 

耐屈曲回数

繰返し曲げ試験で試料の破断,割れなどを生じない回数。

備考  丸線の中心線を含む一つの平面内で,試料を約

90

°曲げ(これを曲げ 1 回とする。

,次に元の

状態に戻し(これを曲げ 2 回とする。

,次に反

対の方向に約 90°曲げ(これを曲げ 3 回とす
る。

,次に元の状態に戻す(これを曲げ 4 回と

する。

図 6.1  耐屈曲回数

endurable number of cycles on

bend test

6201 

絶縁試験

金具の絶縁部に対して,絶縁抵抗耐電圧,漏れ電流,破
壊電圧などを調べる試験。

insulation test

6202 

絶縁抵抗

金具の絶縁部を,絶縁抵抗計などによって測定した電気
抵抗。

insulated resistance

6203 

耐電圧

金具の絶縁部に電圧を一定時間加え,規定を超える漏れ
電流,せん絡,絶縁破壊などを生じない電圧。

withstand voltage

6204 

破壊電圧

金具の絶縁部に電圧を徐々に加え絶縁部が破壊したとき
の電圧。

puncture voltage


11

E 2001 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6206 

接続部抵抗試験

電流計,電圧計又はダブルブリッジを用いて,金具の電
気的接続部分の電気抵抗を調べる試験。

test of joint resistance

6207 

接続部抵抗

金具の電気的接続部分における導体抵抗と接触抵抗とを
含めた全電気抵抗。

resistance of joint

6208 

温度上昇試験

金具の電気的接続部分に電流を通じ,金具各部の発熱状

態,温度上昇などを調べる試験。

temperature rise test

6209 

温度上昇

温度上昇試験で,一定の電流を一定時間通じたときの金

具各部の測定温度と周囲温度との差。

differential temperature in the

temperature rise test

6210 

過電流試験

金具の通電部分に所定の過電流を通じ,金具各部の発熱,
溶損などを調べる試験。

overcurrent test

6211 

耐過電流

金具に一定条件のもとに過電流を通じ,異常発熱,溶損
などが生じない電流。

withstand current in the over

current test

6213 

吸湿試験

フクシン,アストラゾンなどの試薬をメタノールに溶解
した液に試料を浸し,規定時間及び規定圧力を加え試料
に液の浸透程度を調べる試験(JIS C 3803 参照)

porosity test

6301 

試験用トルク

金具の機械試験又は電気試験をボルト,ナット,袋ねじ,
押しねじなどを締め付けるトルク。

testing torque

g)

その他  (component fittings and other)  

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7001 

コッタ

クレビスとアイとを連結するために用いる棒状の金具。

図 7.1  コッタ

cotter

7002 

コッタボルト

先端付近にねじ加工したコッタ。

図 7.2  コッタボルト

cotter bolt

7003 

袋ねじ

頭部に棒スパナを差し込む穴を設けたボルト。

図 7.3  袋ねじ

socket head cap screw

7004 

押しねじ

先端でトロリ線などを押さえて止めるねじ。

図 7.4  押しねじ

set screw

7005 

イヤー

トロリ線を,パンタグラフのしゅう動に支障なく挟持す

る架線金具又はその部分。

ear


12

E 2001 : 2002

付図 1.1  架空単線式電車線路 

付図 2.1  直接ちょう架式(直ちょう式) 

付図 2.2  シンプルカテナリ 

付図 2.3  ツインシンプルカテナリ 

付図 2.4  コンパウンドカテナリ


13

E 2001 : 2002

付図 2.5  可動ブラケット 

付図 2.6  自動張力調整装置(テンションバランサ) 

付図 2.7  フロッグ

付図 2.8  クロッシング


14

E 2001 : 2002

付図 2.9  ドロッパ

付図 2.10  ハンガ(カテナリ式用)

付図 2.11  ハンガ(直ちょう式用)


15

E 2001 : 2002

付図 2.12  合成(架線)素子 

付図 2.13  スプライサ 

付図 2.14  ダブルイヤー

付図 2.15  トリプルイヤー


16

E 2001 : 2002

付図 2.16  曲線引金具 

付図 2.17  カーブイヤー

付図 2.18  カーブハンガ 


17

E 2001 : 2002

付図 2.19  振止金具 

付図 2.20  コネクタ(カテナリ式用) 

付図 2.21  コネクタ(直ちょう式用)


18

E 2001 : 2002

付図 2.22  引留クランプ(圧縮式)

付図 2.23  引留クランプ(ボルト式)

付図 2.24  ワイヤターミナル

付図 2.25  アンカイヤー

付図 2.26  スリーブ(直線)


19

E 2001 : 2002

付図 2.27  スリーブ(平行) 

付図 2.28  連結金具 

付図 2.29  ワイヤクリップ 

付図 2.30  セパレータ


20

E 2001 : 2002

付図 2.31  交差金具 

付図 2.32  ヨーク

付図 2.33  ワイヤターンバックル 

付図 2.34  保護カバー(カテナリ用)

付図 2.35  保護カバー(き電線用)


21

E 2001 : 2002

付図 2.36  がいし金具 

付図 2.37  電柱バンド 

付図 5.1  セクションインシュレータ(カテナリ式用) 


22

E 2001 : 2002

付図 5.2  セクションインシュレータ(直ちょう式用) 

付図 5.3  フィードイヤー

付図 5.4  均圧クリップ 


23

E 200

1 :
 20
02

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS E 2001 : 2001

  電車線路用語

国際規格  IEC 60050 (811) : 1991  国際電気工学用語−第 811 章:電気運転

IEC 60913 : 1988

  架空電車線路

(I)  JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:

表示方法:

項目番号

内容

(II)

国際規格番号

項目番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対

1.

適用範囲

電車線路に関する主
な用語及び定義

IEC 60050 (811) 811-33-01

811-36-19

架空電車線設備,導電
レール,帰線路及びき

電システム

MOD

/追加 国内で使用されている用語

及び定義を加える。

IEC 60050 (811) 

のうち,車両

に直接関係しているものを除

いて,地上設備に関するもの
を収録する。

IEC 60913 1.2.1

,1.2.18

及び 1.2.24

架空電車線路,基礎及
びこう(匂)配

IDT

国内独自の用語で,国際規格
への織込みは不要。

IEC 60913

に規定してある用

語のうち,IEC 60050 (811)  
規定と重複しているものを除
の規定と重複しているものを

除いて,収録する。

1101

  電車線路

IEC 60050 (811) 811-33-01 JIS

と同じ IDT

4.a)

電 車 線 路

一般 1102  架空電車線路  IEC 60913 1.2.1

JIS

と同じ IDT

 1103

(架空)電車線  IEC 60050 (811) 811-33-02 JIS と同じ IDT

 1104

  架空単線式電

車線路

− MOD/追加 IEC では規定されていない。 国内独自の用語で,国際規格

への織込みは不要。


24

E 200

1 :
 20
02

(I)  JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

項目番号

内容

(II)

国際規格番号

項目番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対

4.b)

架空電 車

線設備

附属書付表 に示す
用語(53 語)

IEC 60050 (811) 811-33-03

∼58(22,47
及び 51 を除
く。

JIS

と同じ IDT

 2303

  基礎

IEC 60913 1.2.18

JIS

と同じ IDT

 2304

  支線

IEC 60050 (811) 811-33-47

張力調製装置付きを規

定している。

MOD

/追加 張力調製装置がない場合を

追加。

国内独自の用語で,国際規格

への織込みは不要。

 2402

  ドロッパ,ハ

ンガ

IEC 60050 (811) 811-33-22

ドロッパ,ハンガを並
列規定している。

MOD

/追加 トロリ線を直接ちょう架す

るものをハンガという定義

を追加する。

 2508

  硬点

IEC 60050 (811) 811-33-51

支持点下だけ規定して
いる。

MOD

/追加 支持点下以外も含ませる。

 2513

(トロリ線の)

こう(勾)配

IEC 60913 1.2.24

JIS

と同じ IDT

附属書付表 に示す
用語(31 語)

− MOD/追加 IEC では規定されていない。

4.c)

導 電 レ ー

附属書付表 に示す
用語(10 語)

IEC 60050 (811) 811-34-01

10

JIS

と同じ IDT

4.d)

帰線路

附属書付表 に示す
用語(12 語)

IEC 60050 (811) 811-35-01

12

JIS

と同じ IDT


25

E 200

1 :
 20
02

(I)  JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所: 
表示方法:

項目番号

内容

(II)

国際規格番号

項目番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対

4.e)

き 電 シ ス

テム

附属書付表 に示す
用語(19 語)

IEC 60050 (811) 811-36-01

19

JIS

と同じ IDT

 5203

  き電分岐

− MOD/追加 IEC では規定されていない。 国内独自の用語で,国際規格

への織込みは不要。

 5403

  フィードイヤ

− MOD/追加 IEC では規定されていない。

 5404

  均圧クリップ

− MOD/追加 IEC では規定されていない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  IDT  ……………技術的差異がない。 
    −  MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  MOD……………国際規格を修正している。


26

E 2001 : 2002

附属書付表 1  国際規格と技術的差異がない (IDT) 用語(架空電車線設備)

番号

用語

番号

用語

番号

用語

2101 

直接ちょう架式

2302 

電柱

2413

振止金具

2102 

直ちょう式ダブルトロリ

2305 

ブラケット

2414

振止パイプ

2103 

カテナリちょう架式

2306 

可動ブラケット

2416

引留金具

2104 

シンプルカテナリ

2307 

スパン線

2430

接続金具

2105 

ダブルトロリ

2308 

門型支持物

2431

ピンがいし

2106 

ツインシンプルカテナリ

2309 

スパン線ビーム

2432

懸垂がいし

2107 

コンパウンドカテナリ

2310 

張力調整装置

2433

井形がいし

2108 

斜ちょう式

2311 

自動張力調整装置

2501

ジグザグ偏位

2109 

多角張り電車線

2312 

重錘式自動張力調整装置

2502

固定支持

2110 

変形 Y 形カテナリ

2320 

自動張力調整付き電線

2503

可動支持

2201 

ちょう架線

2321 

固定引留式電線

2504

径間

2202 

(主)ちょう架線

2322 

わたり線

2505

架高

2203 

補助ちょう架線

2323 

フロッグ

2506

横方向弾性

2204 

トロリ線

2325 

交差分岐

2507

上下方向弾性

2206 

Y

2326 

無交差分岐

2509

ち度

2207 

バイパスき電線

2401 

ちょう架金具

2510

(トロリ線の)サグ

2208 

架空地線

2405 

(トロリ線の)接続金具

2511

(トロリ線の)プレサグ

2301 

支持物

2409 

曲線引装置

附属書付表 2  国際規格にないので追加した(MOD/追加)用語(架空電車線設備)

番号

用語

番号

用語

番号

用語

2111 

剛体ちょう架式

2415 

コネクタ

2427

保護カバー

2205 

剛体電車線形材

2417 

引留クランプ

2428

がいし金具

2324 

クロッシング

2418 

ワイヤターミナル

2429

電柱バンド

2403 

長イヤー

2419 

アンカイヤー

2434

長幹がいし

2404 

合成(架線)素子

2420 

スリーブ

2512

(トロリ線の)高さ

2406 

スプライサ

2421 

連結金具

2514

(トロリ線の)偏位

2407 

ダブルイヤー

2422 

ワイヤクリップ

2515

(トロリ線の)流れ

2408 

トリプルイヤー

2423 

セパレータ

2516

(トロリ線の)しゅう面

2410 

曲線引金具

2424 

交差金具

2517

引き角度

2411 

カーブイヤー

2425 

ヨーク

2412 

カーブハンガ

2426 

ワイヤターンバックル

附属書付表 3  国際規格と技術的差異がない (IDT) 用語(導電レール)

番号

用語

番号

用語

番号

用語

3101 

導電レール

3105 

架空剛体電車線

3401

ジャンパ線

3102 

中央導電レール

3201 

帰線レール

3402

アンカリング

3103 

側方導電レール

3301 

導電レール遊間

3104 

ピット導電レール

3302 

エンドアプローチ

附属書付表 4  国際規格と技術的差異がない (IDT) 用語(帰線路)

番号

用語

番号

用語

番号

用語

4101 

帰線路

4202 

接地線

4401

レールボンド

4102 

単線方式

4301 

吸上変圧器

4402

溶接ボンド

4103 

複線方式

4302 

レール電気接続

4403

かしめボンド

4201 

帰線ケーブル

4303 

レール絶縁接続

4501

迷走電流


27

E 2001 : 2002

附属書付表 5  国際規格と技術的差異がない (IDT) 用語(き電システム)

番号

用語

番号

用語

番号

用語

5101 

き電システム

5213 

エアセクション

5306

き電所

5102 

独立複線方式

5214 

ニュートラルセクション

5307

AT

ポスト

5103 

複き電方式

5301 

き電用変電所

5308

き電区分所

5201 

引出き電線

5302 

交流き電用変電所

5401

セクションインシュレータ

5202 

き電線

5303 

直流き電用変電所

5402

き電分岐用金具

5211 

電気的区分

5304 

移動変電所

5212 

区分装置

5305 

電力回生変電所

JIS E 2001

(電車線路用語)改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(本委員会)

(委員長)

木  村  脩  之

東邦電気工業株式会社

(主査)

藤  井  保  和

財団法人鉄道総合技術研究所

(委員)

白  取  健  治(前半) 運輸省鉄道局

野  竹  和  夫(後半) 国土交通省鉄道局

橋  本      進

財団法人日本規格協会技術部

土  屋  忠  巳

東日本旅客鉄道株式会社鉄道事業本部設備部

加  藤  慎一郎

東海旅客鉄道株式会社技術本部

関      一  郎

西日本旅客鉄道株式会社鉄道本部電気部

沼  沢  隆  治

社団法人日本民営鉄道協会技術部

五  味  保  雄(前半) 関東鉄道協会(京王電鉄株式会社車両電気部)

松  田  明  行(後半) 関東鉄道協会(帝都高速度交通営団電気部)

石  井  良  夫

三和テッキ株式会社

冨  樫      敏

株式会社電業

西  辻  保  昭

日本架線工業株式会社製造部

萬  葉  重  雄

電車線工業協会

(小委員会)

湯  田  豊  人(前半) 運輸省鉄道局

法  月  達  二(後半) 国土交通省鉄道局

三  留      弘

日本電設工業株式会社鉄道統括本部

横  澤  芳  廣

東日本旅客鉄道株式会社鉄道事業本部設備部

角  平      巌

東海旅客鉄道株式会社技術本部

有  間  正  信

社団法人日本民営鉄道協会技術部

尾  崎      匡(前半) 関東鉄道協会(西武鉄道株式会社電気部)

駒  井  憲  次(後半) 関東鉄道協会(京浜急行電鉄株式会社鉄道本部)

竹  内      優

株式会社電業

大  山  一  男

日本架線工業株式会社製造部

(事務局)

吉  川  武  司

電車線工業協会業務部