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E 1311

:2002

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日

本工業規格である。

これによって,JIS E 1311:1994 は改正され,この規格に置き換えられる。


E 1311

:2002

(2)

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目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  分類

1

4.

  番号,用語及び定義

1

 


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日本工業規格

JIS

 E

1311

:2002

鉄道―分岐器類用語

Railway

―Turnouts and crossings vocabulary

1.

適用範囲  この規格は,鉄道の分岐器類に関する主な用語について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS E 1101

  普通レール及び分岐器類用特殊レール

JIS E 1301

  鉄道用分岐器類の番数

JIS E 3013

  鉄道信号保安用語

3.

分類  分岐器類用語の分類は,次のとおりとする。

a)

分岐器一般

b)

ポイント

c)

クロッシング

d)

ガード

e)

レール

f)

部品

g)

線形その他

4.

番号,用語及び定義  番号,用語及び定義は,次による。

なお,参考として対応用語を示す。

備考1.  慣用語を,定義欄に参考として示す。

2.

用語の読み方が紛らわしいものは,用語の下に読み方を括弧を付けて示す。

3.

定義の中でこの規格に規定している用語が出てきた場合,その用語の後に括弧を付けてその

番号を参考のために示す。

4.

規定している用語の JIS がある場合,定義の後に括弧でその JIS 番号を参考のために示す。


2

E 1311

:2002

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a)

分岐器一般

番号

用語

定義

対応英語(参考)

101 

分岐器類 
(ぶんぎきるい)

分岐器,ダイヤモンドクロッシング,シーサースク

ロッシング,スリップスイッチ及び渡り線の総称。

turnouts and crossings

102 

分岐器

軌道を二つ以上に分ける軌道構造。 turnout

103 

ダイヤモンド 
  クロッシング

二つの軌道が交差する軌道構造。

 
 
 
 
 
 
 

diamond crossing

104 

シーサース 
  クロッシング

隣り合う 2 軌道間の,二つの渡り線(124)が交差
する軌道構造。

scissors crossing,

double crossover

105 

スリップスイッチ

ダイヤモンドクロッシング(103)に渡り線を付け
た(124)軌道構造で,シングルスリップスイッチ
(116)及びダブルスリップスイッチ(117)の総称。

slip switch,

diamond crossing with slip

106 

片開き分岐器 
(かたびらきぶんぎき)

直線の軌道で他の 1 軌道が,直線の左側又は右側に
分かれる分岐器。

simple turnout

107 

両開き分岐器 
(りょうびらきぶんぎき)

直線の軌道が,左右対称に 2 方向に分かれる分岐
器。

symmetrical turnout

108 

振分分岐器 
(ふりわけぶんぎき)

直線の軌道が,左右非対称に 2 方向に分かれる分岐
器。

asymmetrical turnout

109 

曲線分岐器

曲線の軌道で他の 1 軌道が,曲線の内方又は外方に

分かれる分岐器。

curved turnout

110 

内方分岐器 
(ないほうぶんぎき)

曲線の内方に分かれる曲線分岐器。

curved turnout in the

  same direction

111 

外方分岐器 
(がいほうぶんぎき)

曲線の外方に分かれる曲線分岐器。

curved turnout in the

  opposite direction


3

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

112 

固定ダイヤモンド 
  クロッシング 

固定クロッシング(306)を用いて構成される,ダ
イヤモンドクロッシング。

 
 
 
 

rigid diamond crossing

113 

可動ダイヤモンド 
  クロッシング

可動クロッシング(305)を用いて構成するダイヤ

モンドクロッシング。

movable diamond crossing,

switch diamond

114 

普通シーサース 
  クロッシング

隣り合う 2 軌道が平行な直線で,渡り線(124)の

交差する形状が前後・左右対称のシーサースクロッ
シング。

 
 
 
 
 

standard type scissors

  crossing,

common scissors crossing

115 

特殊シーサース 
  クロッシング

四つの分岐器のうち,少なくとも一つの分岐器の向
きが変わったり,番数が変わったり,両開き分岐器,
振分分岐器,ダイヤモンドクロッシング,スリップ

スイッチなどになったり,又は渡り線の交点が 2
軌道の中心にないなど,普通シーサースクロッシン
グ以外のシーサースクロッシングの総称。

special layout

  scissors crossing,

special layout double

  crossover

116 

シングルスリップ 
  スイッチ

片側に渡り線があるスリップスイッチ(105)

 
 
 
 

single slip switch,

diamond crossing with

  single slip

117 

ダブルスリップ 
  スイッチ

両側に渡り線がスリップスイッチ(105)

 
 
 
 

double slip switch,

diamond crossing with

  double slip

118 

三枝分岐器 
(さんしぶんぎき)

1

軌道を 1 か所のポイント部で 3 方向に分ける分岐

器。

three-throw turnout


4

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

119 

複分岐器

1

軌道を 2 か所のポイント部で 3 方向に分ける分岐

器。 
例 

tandem turnout

120 

三線式分岐器

3

本のレールを並列して,二つの軌間を併用してい

る軌道に用いる分岐器。

combined gauge turnout

  (three rails)

121 

四線式分岐器

4

本のレールを並列して,二つの軌間を併用してい

る軌道に用いる分岐器。

combined gauge turnout

  (four rails)

122 

普通分岐器

片開き分岐器,両開き分岐器,振分分岐器及び曲線

分岐器の総称。

standard turnout

123 

特殊分岐器類

ダイヤモンドクロッシング,シーサースクロッシン
グ,スリップスイッチ,三枝分岐器,複分岐器,三

線式分岐器及び四線式分岐器の総称。

special layout turnouts

124 

渡り線

二つの軌道を連絡する軌道構造。

  隣り合う軌道の場合

 
 
 
 
 

  交差する軌道の場合(スリップスイッチの渡り線
構造)

 
 
 
 
 

crossover

125 

左分岐器

分岐器前端から見て,分岐線が左側にある分岐器。 left hand turnout

126 

右分岐器

分岐器前端から見て,分岐線が右側にある分岐器。 right hand turnout

127 

大正 14 年形分岐器

大正 14 年形ポイント(214)を用いた分岐器。 TAISHO-type

turnout

128 

帽子形分岐器

帽子形ポイント(215)を用いた分岐器。

turnout with full web

  tongue rail

129 N

形分岐器

N

形ポイント(216)を用いた分岐器。 N-type

turnout

130 

ノーズ可動分岐器

ノーズ可動クロッシング(307)を用いた分岐器。

turnout with movable

  nose crossing

131 

乗越分岐器 
(のりこしぶんぎき)

乗越ポイント(209)及び乗越クロッシング(311)
を用いた分岐器。

run-over type turnout

132 

直結分岐器

道床バラストを用いないで,コンクリート床などに
取り付けた構造の分岐器類。

direct fixation turnout

133 

組立分岐器類

製造業者が,ポイント,クロッシング,ガード及び
部品のほか,レール,まくらぎ及び犬くぎ又はレー
ル用ねじくぎを用いて,工場で組み立てた分岐器

類。 
参考  組立分岐器

shop assembling turnouts

  and crossings


5

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

134 

新幹線用分岐器類

新幹線鉄道に用いられている分岐器類。 
参考  新幹線用分岐器

turnouts and crossings

  for SHINKANSEN

b)

ポイント

番号

用語

定義

対応英語(参考)

201 

ポイント

分岐器を構成する部品のうち,軌道を分ける部分の
装置。

point,

switch

202 

直線ポイント

直線のトングレール(507)を用いたポイント。 straight

switch

203 

曲線ポイント

曲線のトングレールを用いたポイント。 curved

switch

204 

弾性ポイント

トングレール後端部が固定されていて,ポイント転
換のときトングレールをたまわせる構造のポイン

ト。

 
 
 
 
 

flexible switch

205 

関節ポイント

ポイント転換のとき,トングレールが後端部を中心
に回転する構造のポイント。

 
 
 
 
 
 
 

articulated switch,

hinged heel switch

206 

滑節ポイント 
(かっせつ――)

ポイント転換のとき,トングレール後端部が継目板
と間隔材との間で滑り回転する構造のポイント。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

loose heel switch

207 

鈍端ポイント 
(どんたん――)

ポイントの転換するレールに,鈍端レール(508)

を用いたポイント。 
例 

stub switch


6

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

208 

スプリングポイント

ばね力によってポイントを常時一定方向に開通さ
せ,他の方向から背向(760)で車両が進入する場
合は,ばね力に抗して車輪がトングレールを転換さ

せながら車両を通過させる機能の転換装置を用い
たポイント。

spring switch

209 

乗越ポイント 
(のりこし――)

車両が分岐線を通過する場合,車輪が本線レールを
乗り越える形式のポイント。

run-over type switch

210 

脱線ポイント

車両を脱線させるポイント。 derailing

switch,

catch point

211 

スリップポイント

スリップスイッチに用いるポイント。 slip

switch,

slip point

212 

三枝ポイント

三枝分岐器に用いるポイント。

symmetrical three throw

  switch

213 

マンガンポイント

高マンガン鋳鋼製のレールを用いたポイント。

manganese steel switch

214 

大正 14 年形ポイント

大正 14 年に設計された滑節ポイント。 
備考  大正 14 年形ポイントの主な特徴 
      トングレールは,普通レールを用い,直線形。
      トングレールの上面は,基本レールの上面か

ら 7∼10 mm 高い。締結装置はファングボル
ト式。

TAISHO-type switch

215 

帽子形ポイント

昭和 10 年に設計された,トングレールとして帽子
形レール(510)を用いた関節ポイント。 
備考  帽子形ポイントの主な特徴 
      トングレールは,帽子形レールを用い,入射

角付き曲線形。トングレールの上面は,基本
レール上面と同じ高さ。トングレールの後端

部は,ピボット式。締結装置はファングボル
ト式。

switch with full web

  tongue rail

216 N

形ポイント

N

レール(JIS E 1101 参照)に用いる。関節ポイン

ト。 
備考  N 形ポイントの主な特徴 
      トングレールは,S レール(511)を用い,

入射角なし曲線形。トングレールの後端部
は,ウェブヒンジ式。

      締結は調節式で,ボルト・犬くぎ式。

N-type switch

217 

入射角なし曲線ポイント

ポイント前端部に入射角(721)がない曲線ポイン
ト。 

 
 
 
 
 

tangential curved switch

218 

入射角付き曲線ポイント

ポイント前端部に入射角がある曲線ポイント。 

 
 
 
 
 
 

intersecting curved switch


7

E 1311

:2002

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c)

クロッシング

番号

用語

定義

対応英語(参考)

301 

クロッシング

分岐器類を構成する部分のうち,軌間線(765)が

交差する部分の装置又は特殊形状のレール。

crossing,

frog

(米語)

302 

マンガンクロッシング

高マンガン鋳鋼製の固定クロッシング。

solid manganese steel

  rigid crossing

303 

組立クロッシング

レールを加工して,ボルト,間隔材などで組み立て
た固定クロッシング。

built-up crossing,

bolted rigid frog

304 

組立マンガン 
  クロッシング

レールと高マンガン鋳鋼性レールとをボルトで組
み立てた固定クロッシング。

railbound manganese

  steel frog

305 

可動クロッシング

可動部分があるクロッシングの総称。 movable

crossing

306 

固定クロッシング

可動部分がないクロッシングの総称。 rigid

crossing

307 

ノーズ可動クロッシング

ノーズレールが可動式のクロッシング。

movable nose crossing

308 

ウィング可動クロッシン

ウィングレールが可動式のクロッシング。

spring rail frog,

movable wing rail crossing

309 

鈍端形可動クロッシング

可動レールに鈍端レール(508)を用いた可動クロ
ッシング。

movable stub rail crossing

310 

マンガン可動クロッシン

高マンガン鋳造製の可動クロッシング。 movable

manganese

  steel crossing

311 

乗越クロッシング

車両が分岐線を通過する場合,車輪が本線レールを
乗り越える形式のクロッシング。

run-over type crossing

312 

溶接クロッシング

レールを加工して溶接で組み立てた固定クロッシ
ング。

welded crossing

313 

鍛造クロッシング

鍛造で成形した固定クロッシング。 forged

crossing

314 

盛上げクロッシング

鼻端(749)付近を通過する車輪の落ち込みを防止
する目的で,ウイングレール乗り移り部を高くした

クロッシング。

crossing with wing

  wheel riser

315 K

字クロッシング

ダイヤモンドクロッシングの中央にある K 字形の
クロッシング。 
参考  センタークロッシング

obtuse crossing,

center crossing

316 

エンドクロッシング

ダイヤモンドクロッシングの両端のクロッシング。 end crossing

317 

可動 字クロッシング

可動部分がある K 字クロッシング。

movable obtuse crossing,

movable center crossing

319 

熱処理クロッシング

レール頭部が熱処理された,レール製のクロッシン
グ。

heat treated crossing

320 

圧接クロッシング

ノーズレールを圧接接合によって一体化し,間隔材

を介してウィングレールと接着して組み立てた固
定クロッシング。

pressure welded crossing

321 

接着クロッシング

加工したレールと間隔材とを接着して組み立てた
固定クロッシング。

322 

固定 字クロッシング

可動部分がない K 字クロッシング

rigid obtuse crossing,

rigid center crossing

323 

マンガン固定 字クロッ

シング

高マンガン鋳鋼製の固定 K 字クロッシング

solid manganese steel

  rigid obtuse crossing,

solid manganese steel

  rigid center crossing

324 

マンガンエンドクロッシ

ング

高マンガン鋳鋼製のエンドクロッシング

manganese steel end

  crossing

325 

サイドクロッシング

分岐器のクロッシングで,シーサースクロッシング
に用いる場合の呼び方。

side crossing


8

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

326 

曲線クロッシング

軌間線の片方又は両方が,クロッシングの全長にわ
たって曲線になっているクロッシング。

curved crossing

327 

無開先電子ビーム溶接ク

ロッシング

レール母材同士の溶接面を開先を付けずに密着さ
せ,真空中で密着面に電子ビームを照射させて溶接
したクロッシング。 
参考  NEW クロッシング

Non-groove electron beam

  welding crossing

d)

ガード

番号

用語

定義

対応英語(参考)

401 

ガード 

レールに近接して設ける車輪の誘導装置。 
備考  通常はクロッシング用のガードをいう。

guard

402 

ポイントガード 

ポイント部に用いるガード。

switch point guard

e)

レール

番号

用語

定義

対応英語(参考)

501 

基本レール

トングレールが接するレール。 stock rail

502 

主レール

クロッシングと一対で軌間を構成し,ガードレール
(518)が近接して設けられているレール。ただし,

基本レールと主レールとの間に継目がない場合は,
主レールを含めて基本レールという。

outside rail of guard,

main rail

503 

リードレール

トングレール後端とクロッシング前端とをつなぐ

レール。

closure rail,

lead rail

504 

スリップレール

スリップスイッチの渡り線の中で,トングレール後

端相互をつなぐレール。

 
 
 
 
 
 
 

slip rail

505 

へ形レール

K

字クロッシングの外郭を構成する“へ”の字形に

曲がったレール。 
  固定 K 字クロッシングの場合

 
 
 
 
 

  可動 K 字クロッシングの場合

 
 
 
 
 
 
 
 
 

knuckle rail,

obtuse crossing wing rail


9

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

506 

役レール 
(やく――)

分岐器類を構成するレール。 
備考  通常はトングレール,クロッシング及びガー

ドレール以外のレールをいう。

参考  役金(やくがね)

turnout rail

507 

トングレール

ポイント部に用いる,先端の頭部がとがった転換さ

れるレール。

tongue rail,

switch rail,

switch point,

blade

508 

鈍端レール

鈍端ポイント又は鈍端形クロッシングに用いる,先
端の頭部が細くなっていない転換されるレール。

stub rail

509 

乗越レール

乗越ポイントに用いる,先端側が本線レールにかぶ
さるレール。

elevated rail

510 

帽子形レール

主として分岐器に用いる頭部と腹部とが同じ厚さ

で,断面が帽子形状のレール。

 
 
 
 

full web rail

511 S

レール

主として分岐器に用いる腹部を厚くした,特殊断面
形状のレール。ただし,帽子形レールを除く。

S-type thick web rail

512 

可動レール

可動クロッシングに用いる,転換されるレール。 movable

rail

513 

ウィングレール

クロッシングを構成するノーズレール(514)の外
側のレール。 
参考  翼レール

wing rail

514 

ノーズレール

クロッシングを構成する,先端の頭部がとがったレ
ール。 
参考  鼻端レール

nose rail,

point rail

515 

長ノーズレール

2

本のレールでノーズレールが構成された場合,ク

ロッシング交点の近くに先端が出ている方のレー
ル。

参考  鼻端長レール

long point rail,

point rail

516 

短ノーズレール

2

本のレールでノーズレールが構成された場合,長

ノーズレールに組み合わせるレール。 
参考  鼻端短レール

short point rail,

splice rail

517 

クロッシング構

ノーズ可動クロッシングの可動レールを取り付け
るレール。

crossing block

518 

ガードレール

ガード及び固定 K 字クロッシングを構成する,車
輪背面に接して車輪を誘導するレール。 
例 1. 
 
 
 
 

guard rail,

check rail


10

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

518 

ガードレール(続き)

例 2. 
 
 

519 

熱処理トングレール

レール頭部を熱処理したトングレール。

heat treated tongue rail

520 

熱処理ガードレール

レール頭部を熱処理したガードレール。

heat treated guard rail

f)

部品

番号

用語

定義

対応英語(参考)

601 

転てつ棒

転換装置とつなぐために,トングレール又は可動レ
ールに取り付ける棒。 
参考  タイバー

switch rod,

drive rod,

head rod

602 

控え棒

トングレールの横たわみを減らすために,左右のト

ングレールをつなぐ棒。

stretcher bar,

back rod,

helper rod

603 

連結板

転てつ棒又は控え棒を取り付けるため,トングレー
ル又は可動レールに取り付ける金具。

clip,

bearing clip

604 

止め金具

トングレール又は可動レールが車輪横圧でたわま

ないように,レールの腹部に取り付ける金具。

stud,

stop

605 

間隔材

間隔を保つために,近接したレールの腹部間に取り

付ける金具。

filler, block

606 

カラー

間隔を保つために用いる,円筒形の金具。 collar

607 

座金

ボルト・ナットを用いてレール底部を締結する金
具,及びボルト・ナットの座面に挿入する金具。

clip plate,

washer

608 

レールブレス

レールの転棟防止用に,レールの腹部又は首部に当

てる締結金具。

rail brace

609 

床板 
(しょうはん)

主に 2 本以上のレールの下に敷く鋼板で,ポイン

ト・クロッシング及びガードを構成する部品。

base plate, (slide,

  bed, heel) plate

610 

分岐タイプレート

分岐器類に用いる目的で設計されたタイプレート。 tie plate

611 

分岐継目板

分岐器類に用いる目的で設計された継目板。 fish

plate,

joint bar

612 

丸止めくぎ

分岐器類に用いる目的で設計された犬くぎで,床

板,分岐タイプレートなどをまくらぎに取り付ける
ときに用いる,幹部の断面が円形のくぎ。

dog spike

(round stem)

613 

角止めくぎ

分岐器類に用いる目的で設計された犬くぎで,床
板,分岐タイプレートなどをまくらぎに取り付ける
とき又は継目部のレール締結に用いる,幹部の断面

が角形のくぎ。

dog spike

(square stem)

614 

ファングボルト

頭部に回り止め用のつめ付き座金をもち,まくらぎ
の下からレール,床板などを固定するボルト。

 
 
 
 

fang bolt

615 

補支材

乗越レールを構成する。本線レールにかぶさる部
材。

run-over block connect

  with elevated rail

616 

分岐まくらぎ

分岐器類に用いるまくらぎ。 switch

sleeper,

switch tie


11

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

617 

まくらぎ継手

まくらぎを長さ方向につなぐ継手金具。 sleeper

joint,

tie joint

618 

ゲージタイ

軌間保持のため左右のレールをつなぐ器具(JIS E 

3013

参照)

gauge tie

619 

ゲージストラット

軌間縮小防止のために用いる器具。 

 
 
 
 
 
 

strut,

gauge strut

620 

床敷板 
(とこしきいた)

分岐器と転換鎖錠装置との固定などに用いる鋼板 
JIS E 3013 参照)

sole plate

621 

ポイントリバー(おもり付

き)

おもり付きのポイント転換装置。 
参考  だるま

switch box with

  weighted lever

622 

ポイントリバー(形)

クランクによる鎖錠機構をもち,背向割りだし可能

なポイント転換装置。

623 

横圧受装置

直結分岐器で,床板,分岐タイプレートなどの固定
に用いる装置。

direct fixation device

624 

転てつ棒ボルト

転てつ棒を連結板に取り付けるボルト。 
参考  タイバーボルト

switch rod bolt

g)

線形その他

番号

用語

定義

対応英語(参考)

701 

分岐器類の線形

分岐器類の基本的平面形状及び寸法

geometry of turnouts and

  crossings,

alignment

702 

軌間線欠線

軌間線(765)が中断している部分。

gap in gauge line

703 

分岐器類のスケルトン

分岐器類の最も簡略化した線形で,分岐交点,分岐
方向,並びに分岐器の前端及び後端を図に表したも

の。 
参考  スケルトン

skeleton

704 

リード長

トングレール先端からクロッシング交点までの,ト

ングレール先端における基準線基本レールの接線
方向の直線距離。

lead,

lead length

705 

理論リード長

入射角がない分岐器で,基準線基本レールと分岐線
トングレール理論上の先端との接点からクロッシ
ング交点までの,接点における基本レールの接線方

向の直線距離。 
例 1. 

theoretical lead


12

E 1311

:2002

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

番号

用語

定義

対応英語(参考)

705 

理論リード長(続き)

例 2. 

706 

実際リード長

入射角がない分岐器で,分岐線トングレール先端か
らクロッシング交点までの,基準線基本レールと分
岐線トングレール理論上の先端との接点における

基本レールの接線方向の直線距離。

actual lead

707 

基準線

分岐器を構成する軌道のうち,基準となる軌道。 main

line,

main track

708 

分岐線

分岐器を構成する軌道のうち,基準線から分かれる
軌道。

branch line,

diverged line

709 

基準線半径

基準線の軌道中心半径。ただし,振分分岐器の場合
は,基準線の外軌の半径。

radii of main

  line (or track)

710 

分岐線半径

分岐線の外軌の半径。

radii of branch

    line

711 

リード半径

リード曲線の外軌の半径。

radii of lead curve

712 

クロッシング交点

クロッシングにおける二つの軌間線の交点。 theoretical

  intersection point

  of crossing,

theoretical point

713 

分岐交点

クロッシング後端位置で分岐線の軌道中心線の接

線が,基準線の軌道中心線と交わる点。

turnout middle point

714 

分岐角

クロッシング後端位置で分岐線の軌道中心線の接

線が,分岐交点における基準線の軌道中心線の接線
となす角(分岐交点における交角)

例 1.

 
 
 
 
 
 
 
 
 

                θ:クロッシング角 
                α:分岐角

turnout angle


13

E 1311

:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

714 

分岐角(続き)

例 2. 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
              θ:クロッシング角

              α:分岐角

715 

クロッシング角

クロッシング後端位置で,二つの軌間線の接線がな
す角,又はクロッシング交点における軌間線の交角

JIS E 1301 参照)

備考  曲線分岐器・曲線ダイヤモンドクロッシング

のクロッシング及び三枝分岐器,複分岐器,

三線式分岐器などの中央のクロッシングの
場合は,通常後者を意味する。

crossing angle

716 

クロッシング番数

クロッシング角を,次の式の で表したもの。

1

cot

2

2

N

θ

=

×

    ここに,

:クロッシング番数

            θ:クロッシング角

crossing number

717 

分岐器の番数

分岐器が分岐する度合いを示すもので,その分岐器
に用いるクロッシングのクロッシング番数で表す。

turnout number

718 

ダイヤモンドクロッシン

グの番数

ダイヤモンドクロッシングの交差角を示すもので,
そのダイヤモンドクロッシングに用いるクロッシ
ングの場合には二つの軌道中心線の交角をクロッ

シング角として,そのクロッシング番数による。

diamond crossing number

719 

シーサースクロッシング

の番数

シーサースクロッシングに用いる主な分岐器の番
数で表す。

scissors crossing number

720 

振分率 
(ふりわけりつ)

振分分岐器において,分岐角を直線軌道の延長線に
よって振り分けた比率で次の式によって mで表

す。

1

2

m

n

θ

θ

=

ここに,θ

1

>θ

2

        θ:クロッシング角 
        及び は整数とする。

split ratio of turnout

721 

入射角

主に,ポイント前端における分岐線外軌と基本線基
本レールとの軌間線が交わる角度。 
例  直線ポイントの場合 

switch angle,

entry angle


14

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:2002

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

722 

走入角

走行する車輪がレールに当たる角度。 
 
 
 
 
 
 
参考  アタック角

angle of attack

723 

誘導角

ガードレール及びウィングレールの誘導部の,フラ
ンジウェー幅をてい(逓)減する角度。 
例  ガードレールの場合 
 
 
 
 
 
 
 
参考  導入角                  α,β:誘導角

flare angle

724 

無誘導長

固定 K 字クロッシングなどの軌間線欠線部におい

て,ガードレールによる車輪の誘導がない区間の長
さ。

guideless length

725 

リード曲線

リード部の曲線。 lead curve

726 

分岐

一つの軌道から他の軌道が分かれること。 branching,

diverging

727 

分岐付帯曲線

分岐器内及びその前後の曲線。 curve

incidental

  to turnout

728 

分岐器内曲線

分岐付帯曲線中の分岐器内の曲線。 
参考  分岐内曲線

turnout curve

729 

分岐器後方曲線

分岐器後端に近接した曲線。

curve behind turnout,

second curve of turnout

730 

分岐器前端

分岐器の分岐する手前の基本レール端の位置。 beginning

of

turnout

731 

分岐器後端

分岐器の分岐した後の基準線及び分岐線の,最遠の
クロッシング端又はレール端の位置。

end of turnout

732 

ポイント前端

ポイントのトングレール先端の位置。ただし,両ト
ングレール先端位置が食い違っている場合は,分岐
器前端に近い方をいう。

toe of switch,

front of switch,

point of switch

733 

ポイント後端

ポイントのトングレール後端の位置。ただし,両ト
ングレール後端位置が食い違っている場合は,分岐

器後端に近い方をいう。

heel of switch

734 

トングレール先端

トングレールの頭部がとがった方の端。 
参考  トングレール前端

real switch toe,

toe of tongue rail

735 

トングレール後端

トングレールの他のレールと接続する側との端。

heel of tongue rail

736 

クロッシング前端

クロッシングのポイント側の端。

toe of crossing

737 

クロッシング後端

クロッシングの分岐器後端側の端。

heel end of crossing

738 

クロッシングの前端長

クロッシングの交点からクロッシングの前端まで

の長さ。

toe length of crossing

739 

クロッシングの後端長

クロッシングの交点からクロッシングの後端まで

の長さ。

heel length of crossing

740 

先端の開き

トングレール又は可動レールを転換して開いた場
合,これらの先端と基本レール又はへ形レールとの

間隔。

opening at the

  switch toe

741 

クロッシング前端の開き

クロッシング前端の軌間線の間隔。 toe

spread


15

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

742 

クロッシング後端の開き

クロッシング後端の軌間線の間隔。 heel

spread

743 

行程

トングレール又は可動レールを転換するとき,これ

らの転てつ棒の位置における移動量。

throw of switch,

opening at the drive

744 

フランジウェー

近接したレール間を車輪フランジが通る場合の,レ
ール頭部間のすきま。

flangeway

745 

フランジウェー幅

フランジウェーの軌間線位置における幅。 flangeway

width

746 

フランジウェーの深さ

レール面から,フランジウェーの下にある間隔材な

どの上面までの深さ。 
例  ガードの場合

単位  mm

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

flangeway depth

747 

レールの弾性部

弾性ポイントのトングレールなどにおいて,転換す
るとき横にたわみやすくするために底部幅を縮小

した部分。

flexible portion of

  tongue rail

748 

ピボット

トングレール後端部などで,回転中心となる円柱形

又は半円柱形の軸。

pivot

749 

鼻端 
(びたん)

ノーズレールの頭部がとがった端部。 nose,

crossing nose,

frog point

750 

ウィングレール盛上げ部

鼻端(749)付近を通過する車輪の落ち込みを防止

する目的で,ウィングレール乗移り部を高くした部
分。

wing wheel risers

751 

誘導部

ガードレール,ウィングレールなどにおいて,車輪

を基準のフランジウェーに誘導する部分。

参考  導入部

flare portion

752 

誘導部の開き

誘導部におけるフランジウェーの最も広い幅。 
参考  導入部開き

flare opening


16

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

753 

導線

ガードレール,ウィングレールなどのフランジウェ
ーにおいて,車輪の背面を誘導する軌間線に対応し
た線。 
例  ウィングレールの場合

単位  mm

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

guard line

754 

バックゲージ

ガードレールの導線と,対応するノーズレールの軌
間線との距離。

guard check gauge,

dimension for

  point protection

755 

ガード面距離

ガードレールとウィングレールとの導線間距離。 guard

face

gauge

756 

縦距 
(じゅうきょ)

曲線又は折線の形状・寸法を表す値で,一直線から
の垂直距離で示す。 
例 1.

例 2.

 

例 3.

 
 
 

offset

757 

突合せ

二つの分岐器の前端が近接している状態。

 
 
 
 
 

toe to toe layout of turnouts

758 

突付け

分岐器の前端が,他の分岐器の後端に近接している

状態。

toe to heel layout of

  turnouts


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番号

用語

定義

対応英語(参考)

759 

対向

分岐器の前端側から後端側への向き。 facing

760 

背向 
(はいこう)

分岐器の後端側から前端側への向き。 trailing

761 

トングレールの接着

圧力なしでトングレールが,基本レールと所定の部
分で一様に接している状態。

contact of switch

762 

トングレールの密着

接着状態にあるトングレールが,基本レールに圧力
をもって接している状態。

fixing of switch

763 

定位

分岐器類の常時開通している方向。 normal

positoin

764 

反位

分岐器類の常時開通していない方向。 reverse

positoin

765 

軌間線

軌間を表示する場合のレール面から 14 mm 下がっ
た位置の線

gauge line

766 

外軌 
(がいき)

曲線軌道において,軌道中心線より外側のレール。
参考  軌道中心線より内側のレールを内軌という。

outside rail

767 

ガードの有効長

ガードにおいて,基準のフランジウェー部分の長

さ。

actual length of guard

日本工業標準調査会標準部会  鉄道技術専門委員会  構成表

氏名

      所属

(委員会長)      秋  田  雄  志      財団法人鉄道総合技術研究所

(委員)

鵜  川  浩  正

財団法人日本鋼索交通協会

遠  藤      隆

東日本旅客鉄道株式会社 JR 東日本研究開発センター

木  村  謙  治

株式会社日立製作所電力・電機グループ交通システム事業部

久  保      敏

社団法人日本鉄道電気技術協会

中  島  将  文

社団法人日本鉄道施設協会

鯛      清  一

鉄道分岐器工業協会

富  樫      敏

株式会社電業

長  崎  邦  夫

信号工業協会

中  島  正  博

日本鋼管株式会社鉄鋼技術総括部

西      重  樹

日本貨物鉄道株式会社物流システム本部技術開発部

沼  沢  隆  治

社団法人日本民営鉄道協会技術部

野  竹  和  夫

国土交通省鉄道局技術企画課

水  元  亜紀雄

東京都交通局車両電気部

安  原  碩  人

社団法人日本鉄道電気技術協会

山  田  桑太郎

社団法人日本鉄道車輌工業会