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D 9454

:2007

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類

1

4

  部品名称及び形状

2

5

  寸法

2

6

  材料

2

7

  構造

2

8

  めっき及び塗装

3

8.1

  めっき

3

8.2

  塗装

3

9

  外観

3

10

  表示

3


D 9454

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人自転車産

業振興協会(JBPI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これ

によって,JIS D 9454:1983 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


  

日本工業規格

JIS

 D

9454

:2007

自転車−チェーンケース

Bicycles

−Chain cases

1

適用範囲

この規格は,JIS D 9111 に規定する一般用自転車及び幼児用自転車に用いるチェーンケース(以下,チ

ェーンケースという。

)について規定する。

注記  この規格は,チェーンケースの特性について規定するものであるが,その特性にかかわる規定

は一般的な特性値を示すものであり,この規格によって適合性評価を行うことは意図していな

い。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0205-1

  一般用メートルねじ−第 1 部:基準山形

JIS B 0205-2

  一般用メートルねじ−第 2 部:全体系

JIS B 0205-3

  一般用メートルねじ−第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ

JIS B 0205-4

  一般用メートルねじ−第 4 部:基準寸法

JIS B 0209-1

  一般用メートルねじ−公差−第 1 部:原則及び基礎データ

JIS B 0209-2

  一般用メートルねじ−公差−第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

JIS D 0202

  自動車部品の塗膜通則

JIS D 9111

  自転車−分類及び諸元

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3507-2

  冷間圧造用炭素鋼−第 2 部:線

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS G 4315

  冷間圧造用ステンレス鋼線

JIS H 4000

  アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条

JIS H 8610

  電気亜鉛めっき

JIS H 8617

  ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき

3

種類

チェーンケースの種類は,構造によって,

表 の 4 種類とする。


2

D 9454

:2007

  

表 1−チェーンケースの種類

種類

構造

全ケース

チェーン,ギヤ板及びフリーホイールの全部を覆うもの。

半面ケース

全ケースの裏側に当たる部分を欠くもの。

半ケース

主としてチェーンの上部及びギヤクランクとチェーンとのかみ合い開始部から 90 度以上覆うもの。

リングケース

ギヤ板の外側面を覆うもの。

4

部品名称及び形状

チェーンケースの主な部品名称及び形状の例を,

図 1∼図 に示す。

5

寸法

チェーンケースの寸法は,次のとおりとする。

1)

主な寸法は,

図 1∼図 による。

なお,許容差の記入がない寸法は,推奨する寸法である。

2)

ねじは,JIS B 0205-1JIS B 0205-4 による。

なお,許容限界寸法及び公差は JIS B 0209-1JIS B 0209-3 の公差域クラス 6H・6g 以上とする。

6

材料

チェーンケースの材料は,

表 によるもの,又はこれと同等以上の品質のものとする。また,半面ケー

ス本体,半ケース本体及びリングケース本体の材料については,合成樹脂としてもよい。

表 2−チェーンケースの材料

部品名称

材料

全ケース本体

半面ケース本体

半ケース本体

リングケース本体

目玉

JIS G 3141

JIS G 4305JIS H 4000

取付金具

JIS G 3141

JIS G 4305

小ねじ

JIS G 3507-2

JIS G 4315

7

構造

チェーンケースの構造は,次のとおりとする。

a)

各部の接合,結合及び組立は,確実でなければならない。

b)

チェーンケースを自転車に組み付けるための取付け金具及びねじ類は,十分な固定力が得られるもの

でなければならない。また,締め付けたとき,ねじ部は,ナット面からねじの呼び径以上に長く突き

出すものであってはならない。ただし,保護キャップ,チューブなどで覆われているもの又は容易に

人体と接触するおそれがないものは除く。

c)

チェーンケースを自転車に組み付けたとき,人体に触れるおそれがある部分には,鋭いかど,とがり,

ばり,かえりなどがあってはならない。

d)

リングケースの円周部の平面ひずみは 1.5 mm 以下でなければならない。


3

D 9454

:2007

8

めっき及び塗装

8.1

めっき

めっきを施した面のめっきの厚さ及び耐食性は,JIS H 8617 に規定する

表 の 2 級以上又は JIS H 8610

に規定する

表 の 2 級以上とする。ただし,かど部,ねじ部及びチェーンケースを自転車に組み付けたと

き,表面に現れない部分は,この限りでない。

なお,ニッケルめっきの最上層には必要に応じて,厚さ 0.05 µm 以上のクロムめっきを施す。

8.2

塗装

塗装を施した面は,JIS D 0202 の規定によって,硬度 F の鉛筆を用いて鉛筆ひっかき抵抗性試験を行っ

たとき,試験面の塗膜に破れがあってはならない。

9

外観

チェーンケースの外観は,次のとおりとする。

なお,外観は,目視などによって調べる。

a)

めっき又は塗装を施した面は,素地の露出,はがれ,さび,その他著しい欠点があってはならない。

b)

めっき又は塗装を施さない仕上げ面には,さび,割れ,その他著しい欠点があってはならない。

c)

スクリーン印刷を施したものは,印刷のかけ,ずれなどがあってはならない。

d)

マーク類には密着不良,打刻不良,ずれなどがあってはならない。

10

表示

チェーンケースの包装容器に,容易に消えない方法で製造業者名又はその略号を表示する。

単位  mm

番号

部品名称

板厚

1

全ケース本体

2

補強版

3

後部取付金具

0.36

以上

4

十字穴付き小
ねじ

a)

5

目玉 0.36 以上

a)

すりわり付き小ねじもあ

る。

図 1−全ケースの形状及び寸法


4

D 9454

:2007

  

単位  mm

番号

部品名称

板厚

1

半面ケース本体 0.45 以上

2

前部取付金具 1.2

以上

3

後部取付金具 0.36 以上

4

十字穴付き小ね

a)

a)

すりわり付き小ねじもある。

図 2−半面ケースの形状及び寸法

単位  mm

番号

部品名称

板厚

1

半面ケース本体 0.45 以上

2

前部取付金具 1.2

以上

3

後部取付金具 0.36 以上

4

十 字 穴 付 き 小 ね

a)

a)

すりわり付き小ねじもある。

図 3−半ケース(1)  の形状及び寸法


5

D 9454

:2007

単位  mm

番号

部品名称

板厚

1

半面ケース本体 0.45 以上

2

前部取付金具 1.2

以上

3

後部取付金具 0.36 以上

4

十字穴付き小ねじ

a)

a)

すりわり付き小ねじもある。

図 4−半ケース(2)  の形状及び寸法

単位  mm

番号

部品名称

板厚

1

リングケース本体 0.45 以上

図 5−リングケースの形状及び寸法