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D 9421

:2009

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  リムの種類及びその記号 

1

4

  構造

3

5

  形状及び寸法 

3

6

  品質

4

6.1

  外観

4

6.2

  めっき

4

6.3

  強度

4

7

  試験方法

4

7.1

  リムの強度試験

4

8

  製品の呼び方 

5

9

  表示

6

附属書 A(参考)自転車用リムの測定方法(例)

13

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

22


D 9421

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人自転車産

業振興協会 (JBPI) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正す

べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS D 9421:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 D

9421

:2009

自転車−リム

Bicycles-Rims

序文 

この規格は,1996 年に第 2 版として発行された ISO 5775-2,及び Amendment 1 (2001)を基に作成した日

本工業規格であるが,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,主として,JIS D 9111 に規定する一般用自転車及び幼児用自転車に用いるリム(以下,リ

ムという。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 5775-2:1996

,Bicycle tyres and rims−Part 2 : Rims  及び  Amendment 1(2001) (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS D 9111

  自転車−分類及び諸元

JIS D 9112

  自転車用タイヤ−諸元

JIS D 9420

  自転車用スポーク

JIS D 9422

  自転車用タイヤバルブ

JIS H 8617

  ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき

JIS K 6302

  自転車用タイヤ

ISO 5775-1

  Bicycle tyres and rims−Part 1: Tyre designations and dimensions

リムの種類及びその記号 

リムの種類及びその記号は,リムの形式及び形状によって区分し,

表 による。リムの種類は,表 

示す BE リム

1)

,WO リム

2)

  [又は SS リム

3)

,HE リム

4)

  [又は HB リム

5)

]及び CT リム

6)

の 4 種類と

する。

1)

  ビーデットエッジリムの略。

2)

  ワイヤードオンリムの略。


2

D 9421

:2009

3)

ストレートサイドリムの略。

4)

  フックドエッジリムの略。

5)

  フックドビードリムの略。

6)

  クロチェットタイプリムの略。

表 1−リムの種類及びその記号 

種類(記号)

形式

リムの呼び幅

a)

形状の例

BE リム

b)

(BE) BE-1

(22.2) 
(25)

WO-2 
WO-4

(20.3) 
(16.5)

WO-3 
WO-5

(22.5) 
(20.3)

WO リム(WO)又
は SS リム

c)

(SS)

SS 

18,20,22,24,27,30.5

HE-1 

(25)

HE-5 

(20)

HE リム(HE)又は
HB リム

d)

(HB)

HB 

20,25,27

CT リム

c)

 CT

13C,15C,17C,19C, 
21C,23C,25C

注記 1 SS リム,HB リム及び CT リムは,ISO 5775-2 に規定するリムに該当するものであって,外幅寸法を規定

していないので,二点鎖線を用いてその形状の例を示す。

注記 2  リムバンドの幅及び厚さは,使用中にスポークヘッドとスポーク穴とを完全にカバーするほかに,横方向

に安定して取り付けられるように,また,タイヤとチューブとを確実に取り付けできるように選択する。

a)

  リムの呼び幅は,表 5,表 6,表 及び表 の図における の寸法を示すが,(  )を付けた呼び幅はリム

の呼び方として用いない。

b)

 BE リムは,JIS D 9112 に規定する BE タイヤに適合する。

c)

 WO リム又は SS リム,及び CT リムは,JIS D 9112 に規定する WO タイヤ及び ISO 5775-1 に規定する“ワ

イヤードエッジ”タイヤに適合する。WO リム又は SS リムは,JIS K 6302 に規定する硬鋼線のビードワイ

ヤを使用したタイヤを使用する。ただし,JIS K 6302 に規定するタイヤのリム外れ強さを満足するアラミド
繊維のビードワイヤを使用したタイヤは使用できる。CT リムは,硬鋼線及びアラミド繊維のビードワイヤ
を使用したタイヤを使用する。

d)

 HE リム又は HB リムは,JIS D 9112 に規定する HE タイヤ及び ISO 5775-1 に規定する“ビーデッドエッジ  ”

タイヤに適合する。


3

D 9421

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構造 

リムの構造は,次による。

a)

リムは,滑らかな輪郭をもち,タイヤ側に鋭い角があってはならない。

b)

継ぎ目のタイヤ側,並びにスポーク穴及びバルブ穴の端面に,著しいばりがあってはならない。

c)

スポーク穴は,リム中心線から交互に離れており,かつ,均一に交互に離れていることが望ましく,

スポーク穴の位置は,リムを外側(タイヤ側)から見たときに,

図 のように,バルブ穴に最も近い

右手にあるスポーク穴が,リム中心線の上側の位置とする。

図 1−バルブ穴位置

形状及び寸法 

リムの形状及び寸法は,次による。

a)

リムの各部の寸法は,種類ごとに

表 5∼表 による。

なお,許容差の記入がない寸法は,推奨寸法を示す。

注記  リムの形状及び測定法の違いによって,測定結果にばらつきが発生しやすい。このため,自

転車用リムの測定方法(例)を

附属書 に記載する。

b)

リムのスポーク穴径は,

表 による。

表 2−スポーク穴径

単位  mm

スポーク径の呼び

JIS D 9420

スポーク穴径

ニップル径(参考)

JIS D 9420

No.12 5.0

4.6

No.13 4.7

4.3

No.13,No.14 又は No.15 4.4

 a)

+0.2 
  0

4.0

+0.2 
  0

a)

  径の呼びが 20 未満,又はリムの呼び径が 422 未満でスポーク径の呼びが No.14 の

場合には,スポーク穴径 4.4 を 4.5 にすることが望ましい。

c) 

リムのバルブ穴径は,タイヤバルブの種類別に

表 による。


4

D 9421

:2009

表 3−バルブ穴径の種類

単位  mm

      タイヤバルブの種類  (JIS D 9422)

バルブ穴径

  英式バルブ VEM,VER 8.2

VAM 8.2

  米式バルブ

a)

VAR 8.7

  仏式バルブ VFM,VFR 6.3

±0.1

a)

   米式バルブで,

ボディー径が 8 mm のバルブは,

バルブ穴径 8.2 mm

に使用できる。

d)

スポーク穴のピッチの差は,2 mm 以下とする。

e)

リム直径寸法の差

(直径ひずみ)

は,

スポーク穴 2 ピッチ相当間隔で任意の 2 か所を測定したとき 1 mm

以下とする。

f)

リムの平面ひずみは,スポーク穴 2 ピッチ相当間隔で任意の箇所を測定したとき,0.3 mm 以下とする。

品質 

6.1 

外観 

リムの外観は,次による。

a)

めっき及び装飾加工を施した面には,素地の露出,はがれ,さび,その他の著しい欠点があってはな

らない。

なお,車輪に組み立てた後,表面に現れる部分には,著しいめっきむらがあってはならない。

b)

めっき及び装飾加工を施さない仕上げ面には,さび,割れ,著しいすりきず,その他の欠点があって

はならない。

c)

マーク類には,打刻不良,位置ずれ,かすれ,色むら,その他の著しい欠点があってはならない。

6.2 

めっき 

めっきを施したリムのめっき厚さ及び耐食性は,JIS H 8617 に規定する

表 の等級 3 級以上とする。た

だし,車輪に組み立てた後,表面に現れない部分及びめっき後加工を施した部分は除く。

6.3 

強度 

リムの強度は,7.1 の試験を行ったとき,永久ひずみは 1 mm 以下とする。

試験方法 

7.1 

リムの強度試験 

図 に示す方法によって中心方向に表 の試験力(F)を静かに加えて 2 分間保持した後,力を取り除

いたときの力の負荷点での永久ひずみを測定する。

 


5

D 9421

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図 2−リムの強度試験

表 4−試験条件

種類

形式

リムの呼び幅

試験力

N

BE リム BE-1

(22.2),(25)

WO-2 
WO-3 
WO-5

SS

(20.3) 
(22.5) 
(20.3)

20,22,24,27,30.5

500

WO リム又は SS リム

WO-4

SS

(16.5)

18

300

HE リム又は HB リム HE-1

HE-5

HB

(25) 
(20)

20,25,27

19C,21C,23C,25C

500

CT リム CT

13C,15C,17C 300

製品の呼び方 

製品の呼び方は,次による。

a) BE

リム,WO リム及び HE リムの場合,規格番号又は“自転車用リム”

(名称)

,リムの呼び及びリム

の種類を表す記号による。

例 1  JIS D 9421  26×1⅜ WO

例 2  自転車用リム  26×1⅜ WO

b) SS

リム及び HB リムの場合,規格番号又は“自転車用リム”

(名称)

,リムの種類を表す記号,リムの

呼び径及びリムの呼び幅による。

例 1  JIS D 9421  SS 349×20

例 2  自転車用リム  SS 349×20

c) CT

リムの場合,規格番号又は“自転車用リム”

(名称)

,リムの呼び径,リムの呼び幅及び CT リムで

あることを示す“C”による。


6

D 9421

:2009

例 1  JIS D 9421  622×13C

例 2  自転車用リム  622×13C

表示 

リムには,リムの表面に刻印,ラベルを付けるなどの容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

a)

製造業者名又はその略号

b) 

製造年月又はその略号

c)

リムの呼び(SS リム,HB リム及び CT リムの場合は,リムの呼び径及びリムの呼び幅)

d)

種類を表す記号(ただし,CT リムの場合は C と表示する。

表 5BE リム 

単位  mm

記号

リム各部の名称


D

2

 


R

2

 

リム外幅 
規定リム幅 
外周

リム外径 
リム高さ 
ビードフランジ高さ

耳の深さ 
フランジ半径

形式

リムの呼び

(径の呼び×幅

の呼び)

b A 

C D

2

E

H K 

スポーク穴

の数(参考)

26×1

3

/

8

26×1

1

/

2

40 22.2

1

885

600

14.9

10.5  4

BE-1

26×1

3

/

4

 44

25

±0.8

1 885

±3

600

16.3

±0.8

11 5

32 又は 40


7

D 9421

:2009

表 6WO リム又は SS リム 

単位  mm

a)

  WO リム 

記号

リム各部の名称

D

2

 

R

2

 

リム外幅 
規定リム幅 
リム外径

リム高さ 
ビードフランジ高さ 
フランジ半径

形式

リムの呼び

( 径 の 呼 び
× 幅 の 呼
び)

リム

の呼
び径

b A

D

2

E

F

H R

2

  スポーク穴の数

(参考)

16×1

3

/

8

 349

362

1

097

20

18×1

3

/

8

 400

413

1

257

20×1

3

/

8

 451

464

1

416

22×1

3

/

8

 501

514

1

575

28

24×1

3

/

8

 540

552

1

695

26×1

1

/

2

 584

597

1

835

26×1

3

/

8

 590

603

1

854

26×1

1

/

4

 597

610

1

876

27×1

3

/

8

27×1

1

/

4

630 643

1

978

28×1

1

/

2

 635

647

1

994

WO-2

28×1

3

/

8

 642

28 又は 26 20.3

655

11.6

2 016

36

16×1

3

/

8

 349

362

1

097

20

18×1

3

/

8

 400

413

1

257

20×1

3

/

8

 451

464

1

416

22×1

3

/

8

 501

514

1

575

28

24×1

3

/

8

 540

552

1

695

25×1

3

/

8

 565

578

1

775

26×1

1

/

2

 584

597

1

835

WO-3

26×1

3

/

8

 590

32.5 22.5

603

14.1

1 854

2

26×1

1

/

4

 597

610

1

876

27×1

1

/

4

 630

643

1

978

WO-4

700C 622

23 16.5

635

10.8

1 955

1.6

36

20×1

3

/

8

 451

464

1

416

22×1

3

/

8

 501

514

1

575

28

24×1

3

/

8

 540

552

1

695

25×1

3

/

8

 565

578

1

775

WO-5

26×1

3

/

8

 590

28 又は 26 20.3

±0.8

603

12.6

±0.8

1 854

±2

6.3

2

36

注記  ビード周 の測定方法を,附属書 に示す。


8

D 9421

:2009

表 6WO リム又は SS リム(続き) 

単位  mm

b)

  SS リム 

記号

リム各部の名称

規定リム幅

規定リム径

D

1

 

測定リム径

フランジ高さ

ビードシート幅

H

1

リムバンドを取り付けたときの,リム
ベース上のタイヤ装着最小自由深さ

L

1

リムバンド面上のウエル幅

R

2

フランジ半径

R

3

ビードシート半径

R

4

ウエル上部半径

β 

ビードシート角度

A G P 

H

1

a) b)

 

L

1

 b)

 

R

2

 

R

3

 

R

4

 

β 

c)

 

リ ム の
呼び幅

±1

±0.5

最小

最小

最小

最小

最大

最小

±5°

18

d)

 18

6.5  1.8  1.8

10  1.5

1

1.5  10°

20 20  6.5 2  2

11 1.8  1  1.5 10°

22

22 6.5

2.2

3  11

1.8 1 2 10°

24 24  7  3  3

11 2

1  2.5 10°

27 27  7.5 3.5 3.5  14 2.5  1  2.5 10° 
30.5 30.5  8

3.5  3.5

14  2.5

1  2.5  10°

a)

  リム径が 400 mm 以下のものは,深さ H

1

に 1 mm を加える。

b)

  H

1

及び L

1

の寸法は,リムバンドを取り付けたときの,リムベースとニップル頭部上におけるタイヤ装

着可能スペースとして定める。リムの実際のウエル深さは,上記の目的を達成させるために,リム製

造業者の判断による。

c)

  リムの呼び径が,400 mm 以下の SS リムは,β=15°±10°とする。

d)

  の許容差は,        とする。

  0
−1


9

D 9421

:2009

表 7SS リムの規定リム径及び測定リム径 

単位  mm

リムの呼び径

規定リム径

測定リム径

a)

D

1

リムの呼び径

規定リム径

測定リム径

a)

D

1

194 194.2  193.85  438 437.7  437.35 
203 203.2  202.85  440 439.9  439.55 
222 222.2  221.85  451 450.8  450.45 
239 239.4  239.05  484 484  483.65 
248 247.6  247.25  489 488.6  488.25 
251 250.8  250.45  490 490.2  489.85 
279 279.2  278.85  498 497.5  497.15 
288 287.8  287.45  501 501.3  500.95 
298 298.4  298.05  507 507.3  506.95 
305 304.7  304.35  520 520.2  519.85 
317 317  316.65  531 530.6  530.25 
330 329.8  329.45  534 533.5  533.15 
337 336.6  336.25  540 539.6  539.25 
340 339.6  339.25  541 540.8  540.45 
349 349.2  348.85  547 546.5  546.15 
355 355  354.65  559 558.8  558.45 
357 357.1  356.75  565 564.9  564.55 
369 368.6  368.25  571 571  570.65 
381 380.9  380.55  584 583.9  583.55 
387 387.1  386.75  590 590.2  589.85 
390 389.6  389.25  597 597.2  596.85 
400 400.1  399.75  609 609.2  608.85 
406 405.6  405.25  622 622.3  621.95 
419 418.6  418.25  630 629.7  629.35 
428 428.1  427.75  635 634.7  634.35 
432 431.6  431.25  642 641.7  641.35

注記  リムの呼び幅とリムの呼び径との組合せは,ISO 5775-1 を参考にして組み合わせるとよい。

a)

  ビードシートの円周(π×測定リム径)を測定したときの許容差は,±1.5 mm。


10

D 9421

:2009

表 8HE リム又は HB リム 

単位  mm

a)

  HE リム 

記号

リム各部の名称


D

2

 

R

2

 

リム外幅 
規定リム幅

外周 
リム外径 
リム高さ

フランジ半径

 

形式

リムの呼び

(径の呼び×
幅の呼び)

リ ム の 呼

び径

b A 

C  D

2

 E 

スポーク穴の数

(参考)

12

1

/

2

×2

1

/

4

− 691

220

14×1.75 HB

270

848

270

20

16×1.75

HB 321

1 007

321

20 又は 28

18×1.75

HB 372

1 167

371

20×1.75

HB 422

1 327

422

22×1.75

HB 473

1 486

473

28

24×1.75

HB 524

1 646

524

HE-1

26×1.75 HB

575

33 25

1 805

575

14.8

36

14×1.50 HB

270

848

270

20

16×1.50

HB 321

1 007

321

20 又は 28

18×1.50

HB 372

1 167

371

20×1.50

HB 422

1 327

422

HE-5

22×1.50 HB

473

28 20

±0.8

1 486

±3

473

14.0

±0.8

28


11

D 9421

:2009

表 8HE リム又は HB リム(続き) 

単位  mm

b)

  HB リム 

記号

リム各部の名称

D

2

 

R

2

R

7

 

規定リム幅 
リム外径 
ビードフランジ高さ

フランジ半径 
ウエル半径

a)

  自由すき間は,1 mm を超えてはならない。

A R

2

 

リムの呼び幅

±1

最小

±0.5

R

7

最小

20 20

13

2

30

25 25

14

2

50

27 27

15

2

70

HB

リムの規定リム径及び外周 

リムの呼び径

規定リム径 D

測定リム外周 πD

±2.5

270 269.9  847.9 
321 320.7 1

007.5

372 371.5 1

167.1

422 422.3 1

326.7

459 458.8 1

441.4

473 473.1 1

486.3

510 509.6  601 
524 523.9 1

645.9

560 560.4 1

760.6

575 574.7 1

805.5

611 611.2 1

920.1

注記  リムの呼び幅とリムの呼び径との組合せは,ISO 5775-1 を参考

にして組み合わせるとよい。


12

D 9421

:2009

表 9CT リム 

単位  mm

記号

リム各部の名称


D

1

 


R

1

R

2

 

規定リム幅 
フック幅 
規定リム径

測定リム径 
フランジ高さ 
ビードフランジ高さ

クロチェット半径 
フランジ半径

a)

  R

2

2 以上は,タイヤをきずつけないように,滑らかで損傷の原因になら

ない表面とする。

リムの呼び幅

A

±0.5

±0.3

±0.5

H

 b)

以上

R

1

b)

13C 13

15C 15

0.9±0.1

17C 17

5.5 2.2

19C 19 
21C 21

3.5

23C 23

25C 25

1.5

6.5

4.5

1.1

2

.

0

1

.

0

+

注記  リムの呼び径は,SS リムの表 による。 

b)

  及び R

1

の寸法は,リムバンドを取り付けた状態で,クロチェット形リム

にタイヤを確実にはめ込むためのリムベース及びニップルヘッド上の邪魔
されない最小空間を定義する。


13

D 9421

:2009

附属書 A

(参考)

自転車用リムの測定方法(例)

序文 

この附属書は,本体に関連する事項を補足するもので,規定の一部ではない。

A.1 

目的 

この附属書は,SS リム,HB リム,CT リム及び WO リムの寸法測定及びゲージ測定の方法について示

す。

注記  表 の WO リムのビード周 は,表 A.1 に示す断面寸法のバンドゲージを用いて測定する。

表 A.1−バンドゲージ寸法

単位  mm

バンドゲージの断面寸法

リムの内幅 A

厚さ

16.5 15.3 
20.3 19.1 
22.5 21.3

±0.3 0.30±0.05

A.2 

概要 

測定は,すべてタイヤに取付けできる状態のリムを平たんな面に置いて行う。測定の精度を得るため,

スチール製メジャー及びバンドゲージ(ISO 5775-2 では tape と呼称)は,常に両方のビードシート部でリ

ムフランジに垂直に押し当てる。

A.3 

スチール製メジャーによって測定するリムの主な寸法 

スチール製メジャーによって測定するリムの主な寸法を

図 A.1,図 A.2 及び図 A.3 に示す。


14

D 9421

:2009

単位  mm

図 A.1SS リム

図 A.2HB リム


15

D 9421

:2009

単位  mm

図 A.3CT リム 

A.4 

規定リム径及びビードシート円周の測定方法 

第一の方法(A.4.1)は,SS リムだけに適用可能である。第二の方法(A.4.2)は,SS リム及び CT リム

に適用できる。

A.4.1 

第一の方法 

リムの測定は,マンドレル円周に対応する標準レベル円周の回りで行う。

図 A.4 に示すようにバンドゲ

ージを用いる。バンドゲージはばね鋼で製作し,両方のビードシート部でリムに均等に当てる。バンドゲ

ージには,対応するリムの内幅及びリムの呼び径が明確に表示されていなければならない。バンドゲージ

は,あらかじめ対応するリム径に合致したマンドレル又は平たんな面の上で,その長さを確認する。リム

のビード周 は,バンドゲージを両方のビードシート部でリムに均等に巻き付けたとき,バンドゲージの

まっすぐな先端が,3 mm の切欠きの位置で他端に接するかによって確認する(

表 A.2,図 A.4,図 A.5 

図 A.6 を参照)。

なお,測定場所の周囲温度の参考値は,20  ℃とする。

熟練したリム検査員の場合を除いて,測定は二人で行うとよい。一人がバンドゲージを定位置に保持し

て先端を 50 N 以下の力で引っ張り,もう一人が読み取る。

A.4.2 

第二の方法 

両耳の外周部(

図 A.4 の D

1

)は,伸びのないスチール製メジャー(幅 10 mm,厚さ 0.3 mm,0.5 mm の

目盛付き)で測定する。スチール製メジャーは,リムにぴったりと接触するように注意する。両耳各々の

外周の測定値 U

0A

と U

0B

とを記録する。

適切なノギス(ISO 5775-2 では vernier gauge と呼称,

図 A.7∼図 A.を参照)を使用し,両側のフラン


16

D 9421

:2009

ジの高さ G

A

及び G

B

を各々数点測定し,各々の平均値を算出する。

次の式を用いて円周の測定値,U

1A

及び U

1B

を算出する。

外周で考えると,

A

0A

1A

G

U

U

π

=

B

0B

1B

G

U

U

π

=

半径で考えると,

A

0A

1A

2

2

G

U

U

=

π

π

B

0B

1B

2

2

G

U

U

=

π

π

両方の円周を,

表 で示した

D

1

の値と

π

との積と比較する。

注記

二つの外周

U

0A

U

0B

との差が

2 mm

を超える場合は,ノギスを正しく当て,円周の差を補正

するために厚さが

δ

のスペーサを入れる(

図 A.8 を参照)。

π

δ

2

0B

0A

U

U

=

スペーサは,

図 A.8 に示すように短い方のフランジの先端とノギスとの間に入れる。

図 A.4−リム径の測定


17

D 9421

:2009

単位  mm

図 A.4−リム径の測定(続き)

単位  mm

図 A.5−バンドゲージの寸法


18

D 9421

:2009

単位  mm

図 A.6−バンドゲージの長さを確認するためのマンドレル 

表 A.2−リム及びバンドゲージの幅 

単位  mm

リムの幅

バンドゲージの幅  W

  0 
−0.1

18 16 
20 18 
22 20 
24 22 
27 25 
30.5 28.5


19

D 9421

:2009

単位  mm

図 A.71/20 mm 目盛付きノギス

図 A.8−ノギスとスペーサとの併用 


20

D 9421

:2009

単位  mm

a)

  SS リムの場合 b)  CT リムの場合 

図 A.9−フランジ高さ を測定するためのノギスの詳細

A.5 

リムバンド装着部のくぼみ幅の測定 

図 A.10 及び図 A.11 を参照する。

図 A.10−リムバンド装着部のくぼみ幅 L

1

の測定

図 A.11−寸法 L

1

を測定するためのノギス

A.6 

ビードシート角 β の測定 

図 A.12 及び図 A.13 を参照する。


21

D 9421

:2009

単位  mm

図 A.12−ビードシート角 β の測定

図 A.13β 測定用ツール

A.7 

その他のリム寸法の測定 

ビードシートのリム幅

A

1

,及び規定のリム幅

A

は,

図 A.14 に示すノギスで測定する。

単位  mm

図 A.14−リム幅測定用のノギス 


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS D 9421 : 2009

  自転車−リム

ISO 5775-2:1996

,Bicycle tyres and rims−Part 2 : Rims  及び Amendment 1(2001)

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ)

国 際 規 格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1  適 用 範
 

JIS D 9111

に規定す

る,一般用自転車及び

幼 児 用 自 転 車 に 用 い
るリム。


 

自転車用タイヤのリ
ムの寸法について規

定。

追加

JIS

ではリムの強度,外観まで

規定している。

JIS

では安全性,品質を確保するた

め,規定を追加している。

2  引 用 規
 

リ ム の 種 類 を 表 す 記
号 6 種類(BE,WO,
SS,HE,HB,CT)を
規定。 
リムの種類は BE,WO
又は SS,HE 又は HB,
CT の 4 種類

4 
 

ISO

規格では,SS,

HB,C リムについて
規定する。 
 
ISO

規 格 で は SS ,

HB,C リムについて
規定する(3 種類)。

追加 
 
 
 
追加 
 

JIS

では,WO,HE,BE を追

加,C を CT と呼称している。

JIS

では,BE を追加している。

また,SS を WO 又は SS に,
HB を HE 又は HB に分けてい
る。

日本では市場に合わせ,重量物運
搬用の BE リムが追加され,SS リ
ムが WO と SS に,HB リムが HE

と HB に分けられている。 
混乱を避けるため,注,注記によ
って ISO 規格との対応を表示して

いる。 

3  リ ム の
種 類 及 び
その記号

b)

  BE リムは BE タ

イヤに適合 

c)

  WO,SS,CT リ

ムは WO タイヤ,ISO

規 格 の ワ イ ヤ ー ド エ
ッジタイヤに適合。 

SS 又は C リムに取り
付ける“ワイヤーエ
ッジ”タイヤ 

追加

22

D

 942

1


2

009


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国 際 規 格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

c)

  WO,SS リムに

は,硬鋼線のビードワ
イ ヤ を 使 用 し た タ イ
ヤを使用,適合すれば

ア ラ ミ ド 繊 維 の ビ ー
ド ワ イ ヤ を 使 用 し た
タイヤも使用可。 
CT リムは,硬鋼線及
び ア ラ ミ ド 繊 維 の ビ
ー ド ワ イ ヤ を 使 用 し

たタイヤを使用 

d)

  HE,HB リムは

HE タイヤ及び ISO 
格 の ビ ー デ ッ ド エ ッ
ジタイヤに適合。 
注記 1  SS,HB 及び
CT リムは ISO 規格に
規定するリムに該当。

4.1 
 
 
 
 
 
 
6.1 
 
 
 

SS リムは,ノンフォ
ー ル タ ブ ル タ イ ヤ
(リジッドビードタ
イヤ)だけで使用。
 
 
 
C リムには,リジッ
ド及びフォールタブ
ルビードタイヤだけ

で使用。 
HB リムに取り付け
る“ビーテッドエッ

ジ”タイヤ 

追加 

4  構造 c)

スポーク穴の位置

追加

JIS

では,スポーク穴の位置を

規定している。

JIS

では強度,安全性を確保するた

め追加している。

a)  リムの各部の寸法
を種類ごとに規定。

2 , 4.1 ,
5.1,6.1 

SS,HB,C リムにつ
いては JIS と同じ。
WO,BE,HE につい
ては規定なし。

追加

JIS

では,WO,BE,HE リム

について追加している。

日本では,WO,BE,HE リムとし

て定着しているため,追加してい
る。

b)  リムのスポーク穴
径を規定。

追加

JIS

では,

項目を追加している。 JIS では強度,安全性を確保するた

め追加している。

5  形 状 及
び寸法

c)  リムのバルブ穴径
を規定。

3.2   

バルブ穴はリムのく

ぼみの中心にあるこ
と。

追加

JIS

では,バルブ穴径も規定し

ている。

JIS

では強度,品質を確保するため

規定を追加している。

23

D

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1


2

009


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国 際 規 格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

d)  スポーク穴のピッ
チの差は 2 mm 以下。

追加

JIS

では,

項目を追加している。 JIS では品質を確保するため,項目

を追加している。

e)  リムの直径ひずみ
は,1 mm 以下。

追加

JIS

では,

項目を追加している。 JIS では品質を確保するため,項目

を追加している。

f)  リムの平面ひずみ
は,0.3 mm 以下。

追加

JIS

では,

項目を追加している。 JIS では品質を確保するため,項目

を追加している。

リムの外観(めっき,
マーク類)について規
定。

追加

JIS

ではめっき,装飾加工,マ

ーク類まで規定している。

JIS

では品質を確保するため,項目

を追加している。

6  品質

6.3  強度  リムの強度
は,7.1 の試験を行い,

永久ひずみは 1 mm 以
下。

追加

JIS

では,

項目を追加している。 JIS では安全性を確保するため追

加している。

7  試 験 方

7.1  リムの強度  表 4
の試験力を 2 分間加

え,永久ひずみを測定
する。

追加

JIS

では,

項目を追加している。 JIS では安全性を確保するため追

加している。

8  製 品 の
呼び方 

BE,WO,HE:(タイ
ヤ外径のインチ記号)
×(タイヤ幅のインチ
記号)・種類 
SS,HB:リムの種類・
( リ ム の 呼 び 径 ) ×
(リムの呼び幅) 
CT:(リムの呼び径)
×(リムの呼び幅)・
リムの種類

4.3 
 
 
 
5.3 
 
 
6.3 

SS:リムの種類・(リ
ムの呼び径)×(リ
ムの呼び幅) 
 
HB:リムの種類・

(リ

ムの呼び径)×(リ
ムの呼び幅) 
C:(リムの呼び径)
×(リムの呼び幅)・
リムの種類

追加 SS,HB,CT リムについては

ISO

規格と JIS は一致。しかし,

WO,HE,BE については,JIS
ではリムをはめ合わされるタ

イヤの呼びで呼称し,しかもイ
ンチ記号の呼び表記が使われ
ている。

長年日本では,リムをはめ合わさ

れるタイヤの呼びで呼称してきて
おり,変更するとユーザーの混乱
が予想される。ISO 規格で規定さ

れている SS,HB,CT リムについ
ては完全に一致しており,問題は
ない。

24

D

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1


2

009


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

9  表示

製 造 業 者 名 , 製 造 年
月,リムの呼び(SS,
HB,CT の場合はリム
の 呼 び 径 及 び リ ム の
呼び幅),リムの種類

な ど 表 示 す べ き 事 項
を規定。

4.3,5.3,
6.3   

リムの種類,リムの
呼び径,リムの呼び

幅を表示する。

追加

JIS

では,製造業者名,製造年

月も表示するよう規定されて

いる。

JIS

では消費者の利便を考え,規定

を追加している。

附 属 書 A
(参考) 

自 転 車 用 リ ム の 測 定
方法

(Ⅱ) 
国 際 規 格
番号

附属 書 A
(参考) 

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 5775-2:1996 及び Amendment 1(2001),MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。 

25

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