>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

D 9420

:2010

(1) 

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類

1

4

  強度

1

4.1

  引張強度 

1

4.2

  スポークの繰返し曲げ強度 

2

5

  形状及び寸法 

2

6

  めっき

3

7

  外観

3

8

  試験方法

3

8.1

  引張試験 

3

8.2

  スポークの繰返し曲げ試験 

6

9

  製品の呼び方 

7

10

  表示

7


D 9420

:2010

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人自転車産

業振興協会(JBPI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS D 9420:1994 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 D

9420

:2010

自転車−スポーク及びニップル

Bicycles-Spokes and nipples

序文 

この規格は,1961 年に制定され,その後 4 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1994 年に

行われたが,その後の我が国の使用実態に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていないが,関連する国際規格としてニップルの寸法だけを規

定した ISO 6701 が存在する。

適用範囲 

この規格は,主として JIS D 9111 に規定する一般用自転車及び幼児用自転車に用いるスポーク及びニッ

プルについて規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0225

  自転車ねじ

JIS D 9111

  自転車−分類及び諸元

JIS G 4401

  炭素工具鋼鋼材

JIS H 8610

  電気亜鉛めっき

種類 

スポーク及びニップルの種類は,プレーンスポーク,段付きスポーク及びニップルとする。

強度 

4.1 

引張強度 

スポーク及びニップルの引張強度は,8.1 の試験を行ったとき,

表 の値以上でなければならない。


2

D 9420

:2010

   

表 1−引張強度 

破断力 kN

種類

スポークの呼び

スポーク径

mm

鋼 製 ス ポ ー ク の

場合

ステンレス製

スポークの場合

No.15 1.8

2.1

2.0

No.14 2.0

2.6

2.4

No.13 2.3

3.3

3.0

プレーン 
スポーク

No.12 2.6

4.0

3.6

No.15/16 1.8

−1.6 2.1

2.0

段付き

スポーク

No.14/15 2.0

−1.8 2.6

2.4

4.2 

スポークの繰返し曲げ強度 

スポークは,8.2 の試験を行ったとき,き裂を生じてはならない。

形状及び寸法 

スポーク及びニップルの形状の例及び主な寸法を,

図 及び図 に示す。ただし,許容差の記入がない

寸法は推奨寸法とし,ねじは JIS B 0225 の規定による。

なお,ニップルの円筒部軸線とねじ穴軸線との同軸度公差は 0.2 mm とする。

単位  mm

スポークの寸法

種類

スポークの呼び

d d

1

 l  h  r 

α

 

ねじの呼び

No.15 1.8

− BC 1.8

No.14 2.0

6 1.8

BC 2.0

No.13 2.3

 9

7 1.9

 95

°

BC 2.0

又は

BC 2.3

プレーン 
スポーク

No.12 2.6

− 10 7.5 2.1

100

° BC

2.6

No.15/16

1.8

1.6

 9

6

1.8

 95

° BC

1.8

段付き 
スポーク

No.14/15 2.0

1.8

BC

2.0

図 1−スポークの例 


3

D 9420

:2010

単位  mm

ニップルの寸法

種類

ニップル

(対応するス

ポーク)の呼び

D D

1

 S  L 

ねじの呼び

 No.15

BC 1.8

 No.14

BC 2.0

4.0 6.5

3.4  12

2.5

1.0

BC 2.0

又は

BC 2.3

 No.13

4.3 7.0

3.6

BC 2.3

プレーン

スポーク

 No.12

4.6

7.5

3.9

13 2.7 1.0

BC 2.6

 No.15/16

BC 1.8

段付き

スポーク

 No.14/15

4.0

+0.2

  0

6.5 3.4

+0.2

  0

12 2.5 1.0

BC 2.0

ニップルのねじ部の長さは,

2

1

以上とする。

図 2−ニップルの例 

めっき 

電気亜鉛めっきを施したものは,JIS H 8610 に規定する

表 の 2 級以上とする。ただし,かど部及びね

じ部はこの限りでない。

外観 

スポーク及びニップルの外観は,次による。

a)

各部に著しいばり,かえりなどがあってはならない。

b)

めっきを施した面には素地の露出,はがれ,さび,その他著しい欠点があってはならない。

c)

めっきを施さない面には,さび,割れ,その他著しい欠点があってはならない。

試験方法 

8.1 

引張試験 

スポークとニップルとをねじのはめ合わせ長さ約 5 mm で組み付け,

図 のように試験用ジグに取り付

けて引っ張ったときの破断力を測定する。

なお,試験用ジグの材料は,JIS G 4401 に規定する SK105 又は硬度が 50 HRC 以上のものを用いる。ス

ポーク用ジグの寸法は,

表 のとおりとし,ニップル用ジグの寸法は,表 のとおりとする。


4

D 9420

:2010

   

図 3−引張試験 


5

D 9420

:2010

表 2−スポーク用ジグの寸法 

単位  mm

参考

スポーク用 
ジグの種類

A B C 

D E F 

適用するスポークの

呼び

S1 2.3

No.15

,No.15/16

S2

3.0

2.5

10.0

120

 No.14

,No.14/15

S3 3.5

2.8

0.5 20.0

 No.13

S4 4.0

3.1

+0.2
  0

0.75 24.0

12.0

130

 No.12


6

D 9420

:2010

   

表 3−ニップル用ジグの寸法 

単位  mm

参考

ニップル用 
ジグの種類

G H 

K M N  P 

適用するニップルの

呼び

N1

4.0

4.3

3.0  30.0 20.0 40.0

No.15

,No.15/16

No.14

,No.14/15

No.13

a)

N2 4.5

1.0

4.6 3.5

No.13

b)

N3

5.5 1.5 5.2

+0.2
  0

4.0

35.0 25.0 45.0

No.12

注記  (  )内の寸法は,参考寸法として示す。 

a)

ニップルの 寸法が 4.0 mm のもの。

b)

ニップルの 寸法が 4.3 mm のもの。

8.2 

スポークの繰返し曲げ試験 

スポークは,

図 のようにスポークの中央部で繰返し曲げを 8 回行い,き裂の有無を調べる。


7

D 9420

:2010

単位  mm

図 4−スポークの繰返し曲げ試験 

製品の呼び方 

スポークの呼び方は,規格番号又は“自転車用スポーク”

(名称)

,種類,呼び(No.)及び長さ(mm)

による。ニップルの呼び方は,規格番号又は“自転車用ニップル”

(名称)

,種類,呼び(No.)による。

例 1  JIS D 9420  プレーンスポーク  No.14×305

例 2  自転車用スポーク  段付きスポーク  No.15/16×305

例 3  JIS D 9420  ニップル  No.15

10 

表示 

スポーク及びニップルには,単位個装又は外装容器に印刷する,シールを付けるなどの方法で,次の事

項を表示する。ただし,製造業者間の取引では,受渡当事者間の協定によって,表示を省略してもよい。

a)

製造業者名又はその略号

b)

製造年月又はその略号

参考文献 ISO 

6701:1991

,Cycles−External dimensions of spoke nipples