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D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

2

3  用語及び定義  

2

4  試験路面の要求事項  

4

4.1  寸法及び形状  

4

4.2  伝ぱ領域の路面特性  

7

4.3  走行路の路面特性  

7

4.4  適合性試験  

8

4.5  路面特性の均一性  

9

4.6  経時変化に対する安定性及び維持管理 

10

4.7  試験路面の安定化  

10

5  測定方法及びデータ処理  

10

5.1  凹凸量の測定方法  

10

5.2  テクスチャの測定方法  

10

5.3  吸音率の測定方法  

10

6  適合報告書  

11

7  各国での実施例  

12

8  1993 年版からの主な改良点  

12

附属書 A(参考)路面のテクスチャレベルの変化から予測される 

    通過騒音のレベル差の計算(END

T

  

13

附属書 B(参考)試験用路面の音響特性の経時変化に対する維持管理及び安定性  

17

附属書 C(参考)試験路面の施工実施例  

18

附属書 D(参考)ISO 10844:1994JIS D 8301:1993)からの改善内容  

23

附属書 E(参考)参考文献  

24

附属書 JA(参考)報告書の書式例  

26

附属書 JB(参考)粒度曲線の範囲  

41


D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,公益社団法人自動

車技術会(JSAE)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS D 8301:1993 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 D

8301

:2013

(ISO 10844

:2011

)

自動車及びタイヤの車外騒音測定のための

試験用路面

Acoustics-Specification of test tracks for measuring noise emitted by

road vehicles and their tyres

序文 

この規格は,2011 年に第 2 版として発行された ISO 10844 を基に,技術的内容及び構成を変更すること

なく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。また,

属書 JA 及び附属書 JB は対応国際規格にはない事項である。

一般に,車両の騒音に影響する路面パラメータはテクスチャ特性及び吸音特性である。加えて,表層の

機械インピーダンス特性及び滑り抵抗特性も騒音レベルの測定に影響を与える場合がある。したがって,

異なる試験場で行われる車両騒音及びタイヤ騒音の測定の変動を最小限にするためには,関連する路面特

性を規定し,試験用路面の素材,設計及び構造の特性を規定する必要がある。

この規格の主たる目的は,測定の再現性を高める試験用路面の改正仕様を提供することである。

試験には異なる試験場間における高度な再現性が求められ,路面設計はタイヤ・路面の騒音の試験場間

におけるばらつきを最小限にするだけではなく,使用する路面が騒音の伝ぱに影響を与えることのないよ

うにすることが重要である。この騒音伝ぱの考慮は,空隙の多い路面,並びに動力装置及び他の音源から

の騒音を吸収する特性をもつ路面の使用をしてはならない。

この規格は,より限定的な路面仕様及び試験用路面の施工手順,並びに保守に関する推奨を含む ISO 

10844:1994(JIS D 8301:1993)の改正版である。路面の基本的特性は変更していない。

規格の次期定期見直し前の分析のために,END

T

1)

 を計測し ISO/TC43/SC1/WG42 にデータを伝えること

を,この規格の使用者に奨励する。

さらに,路面特性の定期点検の際には,この規格で規定する非破壊試験法を用いるのがよい。

JIS D 8301 は,JIS D 1024 で引用されている。

1)

  END

T

は,基準路面に対するテクスチャの変化に起因する騒音のオーバオールレベルの変動を予

測する一つの評価値である。

適用範囲 

この規格は,車両及びタイヤの路面騒音測定を目的とする試験用路面の重要な特性について規定する。

この規格に示す路面の考え方は,次のとおりである。

−  車両の騒音試験を含む広範囲の走行条件で,一貫した車両及びタイヤの路面騒音を発生させる。

−  試験場間のばらつきを最小限にする。

−  車両の騒音源の吸音性を小さくする。


2

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

−  通常の道路の施工手順に一致する。

注記 1  この規格においては,騒音(noise)と音(sound)とは同じ意味である。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 10844:2011,Acoustics−Specification of test tracks for measuring noise emitted by road vehicles

and their tyres(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

ISO 362-1,Measurement of noise emitted by accelerating road vehicles−Engineering method−Part 1: M and

N categories

ISO 13472-2,Acoustics−Measurement of sound absorption properties of road surfaces in situ−Part 2: Spot

method for reflective surfaces

ISO 13473-1,Characterization of pavement texture by use of surface profiles−Part 1: Determination of Mean

Profile Depth

ISO 13473-2,Characterization of pavement texture by use of surface profiles−Part 2: Terminology and basic

requirements related to pavement texture profile analysis

ISO 13473-3,Characterization of pavement texture by use of surface profiles−Part 3: Specification and

classification of profilometers

ISO/TS 13473-4,Characterization of pavement texture by use of surface profiles−Part 4: Spectral analysis of

surface profiles

EN 13036-7,Road and airfield surface characteristics−Test methods−Part 7: Irregularity measurement of

pavement courses: the straightedge test

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

吸音率,α(sound absorption coefficient)

平面波が試験対象に垂直入射したときに,試験対象内部で吸収される入射音響パワーの割合。

注記  吸音率は,パーセント(%)で表す。

3.2

路面プロファイル(surface profile)

3.2.1

テクスチャプロファイル(texture profile)

針先又はレーザスポットのようなセンサが路面上をラインに沿って移動しながら,舗装路面に連続して

接触,又は照射する場合に生成される,路面テクスチャの二次元サンプル。

注記  これは二つの座標によって表し,一方は路面に平行で“距離”

(横座標)と呼び,他方は路面に

垂直で“振幅”

(縦座標)と呼ぶ。


3

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

3.2.2

凹凸量(irregularity)

試験用路面の表面に垂直に置いた直定規が接触している 2 点間における,定規と表面との最大距離。

注記  テクスチャの波長以上を考慮して,0.5 m よりも長い波長における舗装の路面特性は,テクスチ

ャの性状よりも波長以上を超える高い位置にあると考えられ,ここでは凹凸量(平たん性)と

する。

3.2.2.1

縦断方向の凹凸量(longitudinal irregularity)

試験用路面の進行方向の凹凸量。

3.2.2.2

横断方向の凹凸量(transversal irregularity)

試験用路面の進行方向に直角方向の凹凸量。

3.2.3

直定規(straightedge)

平面から垂直方向の偏差を計測する装置。

3.2.4

メガテクスチャ(megatexture)

範囲が 63 mm∼500 mm の中心波長を含む 1/3 オクターブバンドのテクスチャ波長に対応する,波長 50

mm∼500 mm の路面に沿った固有の寸法をもつ舗装面の完全平滑面からの偏差。

注記  両振幅は通常,0.1 mm∼50 mm の範囲で変化する。この種のテクスチャはタイヤ・路面の接触

面と同程度の長さの波長をもち,多くの場合,道路のくぼみ(potholes)又は“うねり”によっ

て作り出される。通常,これは路面の欠陥から生じる望ましくない特性である。

メガテクスチャより長い波長をもつ路面粗さは凹凸量を示す。

3.2.5

マクロテクスチャ(macrotexture)

範囲が 0.63 mm∼50 mm の中心波長を含む 1/3 オクターブバンドのテクスチャ波長に対応する,波長 0.5

mm∼50 mm の路面に沿った固有の寸法をもつ舗装面の完全平滑面からの偏差。

注記 1  両振幅は通常,0.1 mm∼20 mm の範囲で変化する。この種のテクスチャは,タイヤ・路面の

接触面のタイヤトレッドエレメント(構成要素)と同程度の大きさの波長をもつテクスチャ

である。路面は通常,タイヤ・路面の接触面において適切な排水を得るのに十分なマクロテ

クスチャで設計されている。マクロテクスチャは,骨材とモルタルとの混合の適切な割合,

又は路面仕上げの技術によって得られる。

注記 2  不要として削除した C.3 のドイツ事例で使われていた用語のため,この規格では,使用され

ていない。

3.2.6

ミクロテクスチャ(microtexture)

中心波長が,0.50 mm 以下の 1/3 オクターブバンドのテクスチャ波長に対応する,波長が 0.5 mm より短

い路面に沿った固有の寸法をもつ舗装面の完全平滑面からの偏差。

注記  不要として削除した C.3 のドイツ事例で使われていた用語のため,この規格では,使用されて

いない。


4

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

3.3

縦断勾配及び横断勾配(gradient and cross fall)

3.3.1

縦断勾配(gradient)

走行路の進行方向に沿って測定される,高さの差と長さとの比率。パーセントで表す。

3.3.2

横断勾配(cross fall)

走行路の横断方向に沿って測定される,高さの差と長さとの比率。パーセントで表す。

3.4

伝ぱ領域(propagation area)

走行路の両側にある試験路面の一部(

図 参照)。

3.5

走行路(drive lane)

車両が走行する試験路面の一部。

3.6

剛性(stiffness)

垂直力と変位との比率。

3.7

密粒度アスファルトコンクリート(dense asphalt concrete)

連続粒度の骨材とアスファルトとの混合物。

注記  EN 13108-1 からの定義。

3.8

平均プロファイル深さ,MPD(mean profile depth)

100 mm の基準長ごとに算出した,最大ピークを通った水平線とプロファイルとの高さ差の平均値。

注記  ISO 13473-1 の 3.5.4 を適用。

試験路面の要求事項 

4.1 

寸法及び形状 

4.1.1 

寸法 

試験路面は,走行路及び伝ぱ領域の二つの領域で構成する。試験路面の寸法は,

図 及び表 に従わな

ければならない。


5

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

l

s

施工準備区間

l

a

伝ぱ領域外の走行路延長区間

CC'

走行路の中心線

PP'

マイクロホンライン

ドット部

伝ぱ領域

網掛け部

走行路

図 1−試験路面の寸法

走行路は,l

a

の長さを含み少なくとも 3.0 m の幅をもち,PP' 線の前後に位置する。l

a

の値は,

表 に規

定する。

表 1−走行路延長区間の最小長さ

記号

タイヤ,乗用車,二輪

車及び貨物車の試験

基準点(ISO 362-1 で定義する基準点)と前車軸と

の距離が 10 m を超えるリアエンジン車両の試験

l

a

10 m

20 m

a)

注記  安定した施工作業を行うため,少なくとも片側に最小長さ l

s

は 60 m がよい。

a)

 20

m は,この要求事項の目的に従って,ISO 362-1 に定義された試験路の出口

側(BB')においてだけ必要である。

伝ぱ領域は,走行路の中心線から少なくとも 10 m,かつ,PP' 線の両側に少なくとも 10 m なければなら

ない。

試験路の中心から半径 50 m の範囲は,塀,岩,橋又は建物のような大きな反射物があってはならない。

注記  半径 50 m 圏外の建物でも,それら建物からの反射の焦点が試験路に集中するときは,大きな影

響を与える可能性がある。

4.1.2 

形状 

a)  走行路  走行路は,次の要求事項を満足しなければならない。

−  試験路面の適合審査においては,EN 13036-7 に準拠した直定規で測定した凹凸量が,横断方向で

3 mm 以下,縦断方向で 2 mm 以下とする。

−  試験路面の定期検査においては,EN 13036-7 に準拠した直定規で測定した凹凸量が,横断方向で

10 m

10 m

10 m

10 m

l

a

l

a

l

s

R=50 m

P

P'

C'

C


6

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

5 mm 以下,縦断方向で 5 mm 以下とする。

−  適合審査においては,

水平面からの偏差が横断方向で最大 1.0 %

図 参照),縦断方向で最大 0.5 %。

マイクロホンラインを起点とした走行路両側において,l

a

区間の終点から更に 10 m 延長した区間も

凹凸量の要求事項を満足することが望ましい。

b)  伝ぱ領域  伝ぱ領域は,次の要求事項を満足しなければならない。

−  EN 13036-7 に準拠した直定規で測定した凹凸量が 20 mm 以下。

−  片側又は両側が走行路より低くなってもよい。適切な機器で測定した横断勾配は,2.0 %以下(

図 2

参照)

注記  勾配は,排水が可能なように設計したほうがよい。

最大 1.0 %:走行路の横断勾配許容値 
最大 2.0 %:伝ぱ領域の横断勾配許容値

図 2−伝ぱ領域の横断勾配

−  伝ぱ領域と走行路との間の段差又は不連続量は,0∼20 mm とする(

図 参照)。

注記  伝ぱ領域が走行路より高くなる段差又は不連続は,許されない。

走行路

水平面

最大 1 %

伝ぱ領域

最大 2 %

最大 2 %

伝ぱ領域

走行車線

伝ぱ領域

伝ぱ領域

最大 1 %

最大 2 %

最大 2 %

走行車線

水平面

伝ぱ領域

最大 1 %

最大 2 %

最大 2 %

走行車線

最大 1 %

伝ぱ領域

水平面

走行路

走行路

最大 2.0 %

最大 1.0 %

最大 1.0 %

最大 1.0 %

最大 1.0 %

最大 2.0 %

最大 2.0 %

最大 2.0 %

最大 2.0%

伝ぱ領域

伝ぱ領域

伝ぱ領域

伝ぱ領域

伝ぱ領域

伝ぱ領域

走行路

水平面

水平面

水平面

最大 2.0 %


7

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

図 3−伝ぱ領域−段差又は不連続量

4.2 

伝ぱ領域の路面特性 

315 Hz∼1 600 Hz の各 1/3 オクターブバンドにおける吸音率の平均値は,10 %以下でなければならない。

吸音率は 5.3 に準拠して測定する。

測定位置及び測定点数を 4.4 に示す。

4.3 

走行路の路面特性 

走行路の路面は,次を満足しなければならない。

a)  密粒度アスファルトコンクリートである。

b)  吸音率は 5.3 に準拠して測定し,315 Hz∼1 600 Hz の各 1/3 オクターブバンドにおいて 8 %以下である。

c)  最大骨材粒径は 8 mm(許容範囲は 6.3 mm∼10 mm)である。

d)  表層の厚さは 30 mm 以上である。

e) MPD は ISO 13473-1 に準拠して測定し,0.5 mm±0.2 mm である。

f)  骨材の目標とする粒度曲線は,図 に示す範囲内である。 
fA)  全混合物質量の 1 %以下のアスファルト改質材は用いてもよいが,表層又は表層以外のアスファルト

混合物層に弾性材料(ゴム,ポリウレタンなど)を使用しない。

注記  対応国際規格の誤記によって注記から本文に転記した。

走行路

伝ぱ領域

伝ぱ領域

走行路

20 mm

0 mm

許容段差  ≦ 20 mm

20 mm 以下でも許容されない段差


8

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

通過質量

分率 %

ふるいの目開き mm

図 4−粒度曲線の範囲

注記 1  END

T

は,検証のための十分な結果が得られるまでは,この規格の規定に含めない。この方法

に関する現在の技術水準は,

附属書 に記載する。

注記 2  粒度曲線の範囲は,対応国際規格において図 の曲線で記載しており,数字で示されていな

い。

附属書 JB の範囲を参考にするとよい。

4.4 

適合性試験 

各要求事項の路面特性は,次の場合に評価しなければならない。

a)  適合審査の前(表 参照) 
b)  試験路面の定期検査時(表 参照)  全ての測定は,各々の車輪通過部において走行路の全長(l)に

沿って実施する。吸音率,テクスチャ,形状の測定点の始めの点は,PP' 線の近くで任意に選択し, 他

の測定点は走行路全てをカバーするように中央線と同軸上ではない 5 m の間隔で配置する

図 参照)。

注記  l=40 m の場合は,測定点は 8 区間となる。

c)  試験路面の施工後  4 個のコアを採取し,これらの試料からふるい分け粒度試験を行わなければなら

ない。

採取位置は,可能である場合には走行路の施工準備区間の車輪通過部の外側,かつ,10 m 間隔とす

る。

さらに,採取したコアによって,表層の厚さも測定することができる。

注記 1  上記 a)c)は対応国際規格の誤記であり DIS での正しい記載内容に戻した。

注記 2  現場で採取したコアでは粒度試験用試料として足りない場合には,施工時にアスファルトフ

ィニッシャから必要量採取してもよい。

伝ぱ領域の路面の特性を確認するため,走行路中心線の各側で少なくとも二つの測定点を任意に選定す

る。

さらに,伝ぱ領域の吸音率は,マイクロホン位置と PP' 線付近の走行路中心との間について,走行路の

両側で測定しなければならない。

通過質量分

 %


9

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

X  m

5  m

5  m

5  m

5  m

5  m

5  m

5  m

X  m

P

P '

図 5−試験路面の測定点の例(l40 m

表 2−適合審査及び定期検査における要求事項の確認項目

試験路面の要求事項

適合審査

定期検査

走行路

伝ぱ領域

走行路

伝ぱ領域

勾配

縦断勾配

(最大 0.5 %)

横断勾配

(最大 1 %)

(最大 2 %)

縦断方向の凹凸量

(2 mm 以下)

(20 mm 以下)

(5 mm 以下)

2 年

a)

横断方向の凹凸量

(3 mm 以下)

(5 mm 以下)

2 年

a)

テクスチャ

MPD

0.5 mm±0.2 mm

MPD

0.5 mm±0.2 mm

2 年

a)

吸音率

(最大 8 %)

(最大 10 %)

(最大 8 %)

4 年

a)

粒度曲線

○は実施,−は不適用を示す。 

a)

  検査周期

4.5 

路面特性の均一性 

走行路及び伝ぱ領域の特性が均一であることを保証するために,全ての測定点の平均及び個々測定点の

80 %が,次の項目において要求事項を満足しなければならない。

−  吸音率

−  路面テクスチャ

−  形状

最初の点は任意に選択する

P'


10

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

4.6 

経時変化に対する安定性及び維持管理 

試験路面は試験装置の一つであり,損傷から保護し,管理しなければならない。試験路面は,騒音測定

だけに使用したほうがよい。

テクスチャの深さを著しく減らすような破片又はちりは,路面から除去しなければならない。

試験路面の音響性能(4.2 及び 4.3)に影響を与えない限り,ひび割れを補修してもよい。

附属書 の参照を推奨する。

4.7 

試験路面の安定化 

テクスチャ及び吸音の特性は,施工後 4 週間又は 1 000 回走行より早い時期に検査してはならない。

大型車両(3.5 t 超えの M2,M3,N2 及び N3 カテゴリー)の試験だけに試験路を使用するときは,この

安定化規定の適用を必要としない。

測定方法及びデータ処理 

5.1 

凹凸量の測定方法 

走行路の凹凸量は,長さ 3.0 m の直定規及び斜辺上に 1 mm ごとの目盛が刻まれたくさび形定規を用い

て,EN 13036-7 に準拠して測定しなければならない。

5.2 

テクスチャの測定方法 

5.2.1 

プロファイルの測定 

テクスチャプロファイルの測定は,MPD においては ISO 13473-1 に,END

T

においては ISO 13473-2 

準拠して行う。

測定機器は ISO 13473-3 で規定するクラス D 及び E の要求事項を満足しなければならない。

ISO 13473-1 に追加する事項として,MPD は走行路の車輪通過部で測定しなければならず,次の二つの

いずれかを選択して測定するとよい。

−  連続測定:MPD は走行路全体を連続的に測定する。測定したプロファイルは 5 m 長さごとの 8 区間に

分割し,一区間内の MPD の平均を個々の区間で求めなければならない。測定作業は,各車輪通過部

で合計 2 回実施する。

注記 MPD の平均値を求める区間が 8 区間となるのは,走行路長が 40 m の場合の例である。

−  区分測定:MPD は二つの車輪通過部のそれぞれにおいて,最低 4 か所の位置で測定する(もし,試験

路が二輪車のために使用される場合は 8 か所。

。これらの位置は走行路の全長に対して均等に分布し

ていなければならない。統計的に独立した MPD 値を得られるような各測定位置で,1 回の測定は少な

くとも 0.8 m の長さで,合計 2 m 以上のプロファイルを測定しなければならない。

4.3 における MPD の要求事項は,8 か所のそれぞれの区間又は位置で満足しなければならない。

END

T

を計算する際,波長 100 mm∼5 mm の 1/3 オクターブバンドプロファイルスペクトラムを ISO/TS 

13473-4 の規格に準拠して求めなければならない。テーパコサイン窓関数を用いるのがよい(ISO/TS 

13473-4 参照)。

5.2.2 

テクスチャプロファイルデータの事前処理 

テクスチャプロファイルデータは,異常値の除去が必要である。詳細については,ISO/TS 13473-4 を参

照する。

5.3 

吸音率の測定方法 

吸音率は,ISO 13472-2 の規定を満足する現場測定装置を用いて,280 Hz∼1 800 Hz の周波数範囲で測定

しなければならない。測定結果は,ISO 13472-2 に記載された手順に準拠して 1/3 オクターブバンドごとに

示すものとする。


11

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

適合報告書 

試験路面の報告書には,適合審査及び定期検査に必要な次の情報を全て含まなければならない。

注記  報告書の書式例は,附属書 JA を参考にするとよい。

a)  一般情報

−  所有者

−  施工者名

−  試験路面の施工日

−  試験路面の所在地

−  認証機関(該当する場合)

−  認証状況

−  試験路面の主な使用目的(例えば,トラックタイヤの惰行走行試験,乗用車の加速走行試験)

−  特記事項(例えば,路面の下部,加温装置)

b)  寸法及び形状

1)  寸法

1.1)  走行路の寸法

−  全長(m)

−  幅(m)

−  l

a

(m)

−  l

s

(m)

1.2)  伝ぱ領域の寸法

−  長さ(m)

−  幅(m)

1.3)  自由音場領域

−  半径(m)

−  特記事項

2)  形状

2.1)  走行路

−  横断方向と縦断方向との凹凸量(mm)

−  横断勾配(%)

2.2)  伝ぱ領域

−  凹凸量(mm)

−  横断勾配(%)

−  段差又は不連続量(mm)

c)  路面特性

1)  材料

1.1)  走行路

−  吸音率

−  最大粒径

−  表層厚さ

−  テクスチャ


12

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

−  粒度曲線

−  弾性材料

1.2)  伝ぱ領域

−  吸音率

2)  路面特性の均一性

d)  要求事項の証明

−  測定位置の図解

−  測定装置の説明

−  測定方法の説明

e)  路面特性の均一性

各国での実施例 

附属書 に実施例を示す。

8 1993 年版からの主な改良点 

附属書 に主な改良点を 1993 年版と比較して示す。


13

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 A

(参考)

路面のテクスチャレベルの変化から予測される

通過騒音のレベル差の計算(END

T

A.1  一般情報−原理 

END

T

は,基準路面に対するテクスチャの変化に起因する騒音のオーバオールレベル dB(A)の変動を

予測する一つの評価値である。基準路面は,テクスチャの波長(λ)の関数である 1/3 オクターブテクスチ

ャプロファイルスペクトラム L

tx,ref,  λ

と,周波数(f)の関数である 1/3 オクターブノイズスペクトラム L

mi

とで表す。

END

T

は,試験路面の 1/3 オクターブテクスチャプロファイルスペクトラム L

tx, λ

で評価する。END

T

は,

テクスチャによるタイヤベルトの振動及び放射,並びにエアポンピング現象の二つのタイヤ・路面騒音の

発生メカニズムを取り扱うために二つの項から成る[式(A.5)参照]

まず一つ目の項の 10 log(A/B)は,波長 λv/におけるテクスチャレベルの違いから評価する。ここで,

は対象としている回転速度(タイヤ進行速度)である。便宜上,波長 v/のテクスチャレベルは,基準の

λ の値(A.3 参照)におけるテクスチャレベルから一次補間によって評価する。二つ目の 項は,λ=5 mm

におけるテクスチャレベルの違いによって評価する。

A.2  走行路の路面特性−END

T

によるテクスチャの測定 

テクスチャは,この箇条で規定される END

T

の方法を使って測る。基準テクスチャプロファイルは,

A.1 に示す。得られる評価値の許容差は,±1.5 dB でなければならない。

注記  走行方向が異なると,様々な周波数域で転動音に影響を及ぼすという事実があるため,テクス

チャのスペクトラムの直接の比較は,適切ではない。END

T

の方法では,音の周波数帯及び対応

する波長域の影響を考慮し,オーバオール周波数重み付け特性 A のレベルに対するそれぞれの

寄与に基づいた影響の重み付けをしている。

表 A.1−基準テクスチャ・プロファイルスペクトラム

1/3 オクターブバンド波長

mm

100

80 63 50 40 32 25 20  5

テクスチャ  レベル L

tx

(基準 1 μm)

dB

32.0

34.0

34.5

35.2

36.2

37.3 37.9 38.8 39.8

プロファイルは ISO 13473-2 に準拠して測定する。

試験路面の END

T

値の計算は,1/3 オクターブバンドのスペクトラムレベル L

tx, λ

を測定し,次の説明の手

順に従うことによって可能である。レベル L

tx, λ

は,20 mm と 100 mm との間の全ての 1/3 オクターブバン

ド及び λ=5 mm から求めなければならない。これらのレベルは ISO 13473-2 に準拠して測定され,1 μm に

対するレベルをデシベルで表さなければならない(デシベルの基準は 1 μm)

A.3  L

tx, λ

と試験路面の基準スペクトラム L

tx,ref, λ

との差 ΔL

tx, λ

の計算 

L

tx, λ

と試験路面の基準スペクトラム L

tx,ref, λ

との差 ΔL

tx, λ

の計算は,式(A.1)による。

ΔL

tx, λ

L

tx, λ

L

tx,ref, λ

  (A.1)

ここに,

L

tx,ref, λ

表 A.2 に示す 1/3 オクターブバンドレベル(dB)


14

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 A.2−関連するテクスチャの波長 λ の 1/3 オクターブバンドレベル及び 

80 km/h に対応する音の周波数 f

λ

mm

L

tx,ref, λ

dB

f

Hz

100 32.0 222

80 34.0 278 
63 34.5 353 
50 35.2 444 
40 36.2 556 
31.5 37.3  705 
25 37.9 889 
20 38.8

1 111

表 A.2 の 3 列目は,速度 80 km/h に対応する(音の)周波数 を示す。一次補間によって,音の周波数

250 Hz,315 Hz,400 Hz,500 Hz,630 Hz,800 Hz 及び 1 000 Hz に対する ΔL

tx, i

の値を計算する。添え字

の i=1 は f=250 Hz,i=2 は f=315 Hz に対応することを意味し,以下同様である。

A.4  項の計算 

項の計算は,式(A.2)による。

=





Δ

+

=

13

1

10

,

tx

m

10

i

L

b

L

i

i

i

A

  (A.2)

ここに,

  L

mi

表 A.3 に示す基準騒音レベル(

dB

b

i

表 A.4 に示す定数項

A.5  項の計算 

B

項の計算は,式

(A.3)

による。

=

=

13

1

10

m

10

i

L

i

B

  (A.3)

ここに,

  L

mi

表 A.3 に示す基準騒音レベル(

dB

表 A.3−基準騒音レベルの値

番号 i

f(1/3 オクターブ)

Hz

L

mi

dB

1 250

51.9

2 315

52.1

3 400

55.1

4 500

59.7

5 630

61.6

6 800

64.9

7 1 000

64.6

8 1 250

62.8

9 1 600

62.2

10 2 000

61.3

11 2 500

59.9

12 3 150

56.6

13 4 000

54.2


15

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 A.4−定数項 b

i

番号 i

f

Hz

b

i

 

1 250

0.9

2 315

0.85

3 400

0.8

4 500

0.75

5 630

0.7

6 800

0.65

7 1 000

0.4

8 1 250

0

9 1 600

0

10 2 000

0

11 2 500

0

12 3 150

0

13 4 000

0

A.6  項の計算 

C

項の計算は,式

(A.4)

による。

C

0.25 ΔL

tx,5 mm

   (A.4)

ここに,

  ΔL

tx,5 mm

L

tx,5 mm

L

tx,ref,5 mm

L

tx,5 mm

テクスチャ波長

5 mm

について,路面で測定されたテクス

チャレベル

L

tx,ref,5 mm

基準路面のレベルで,

39.8 dB

A.7  END

T

の計算 

END

T

の計算は,式

(A.5)

による。

C

B

A

END

T

= log

10

   (A.5)

A.8  計算事例 

試験路面上で測定された

1/3

オクターブバンドのスペクトラムを

表 A.5 に示す。

表 A.51/3 オクターブバンドスペクトラムの測定例

λ

mm

L

tx, λ

dB

100 46

80 45 
63 43 
50 41 
40 40 
31.5 39 
25 38 
20 44

5 48


16

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

L

tx, λ

と箇条 の試験路面のスペクトラム

L

tx,ref, λ

との差

ΔL

tx, λ

の計算で算出された

ΔL

tx, λ

の値を,

表 A.6 

示す。

表 A.6ΔL

tx,λ

の計算値

λ

mm

ΔL

tx, λ

dB

F

Hz

100 14.0 222

80 11.0 278 
63 8.5

353

50 5.8

444

40 3.8

556

31.5 1.7 705 
25 0.1

889

20 5.2

1 111

基準の音の周波数

250 Hz

315 Hz

ほか,に対する一次補間の

ΔL

tx, i

表 A.7 に示す。

計算の例を次に示す。

項の計算  表 A.7 

ΔL

tx, i

の値,

表 A.4 

b

i

の値及び

表 A.3 

L

mi

の値を用いて,式

(A.2)

によって算

出する。

A

2.26

×

10

7

表 A.7ΔL

tx,i

の補間値

番号 i

F

Hz

ΔL

tx,i

dB

1 250  12.5 
2 315  9.7 
3 400  7.2 
4 500  4.8 
5 630  2.8 
6 800  0.9 
7 1 000

2.7

項の計算  表 A.3 

L

mi

の値を用いて,式

(A.3)

によって算出する。

B

1.56

×

10

7

項の計算

C

0.25

×

(L

tx,5 mm

L

tx,ref,5 mm

)

0.25

×

(48

39.8)

2.1 dB

L

tx,5 mm

48 dB

は,事例(

表 A.5)における測定値であり,

L

tx,ref,5 mm

39.8 dB

ある。

END

T

の計算

END

T

は,式

(A.5)

によって算出する。

dB

4

.

0

1

.

2

10

56

.

1

10

26

.

2

log

10

log

10

7

7

=





×

×

=

=

C

B

A

END

T

したがって,テクスチャ・データから,事例の路面は基準試験路面より 0.4 dB 騒音が低いと予測できる。


17

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 B

(参考)

試験用路面の音響特性の経時変化に対する維持管理及び安定性

B.1  一般事項 

この附属書では,試験用路面の経時変化に対する安定性及び維持管理について示す。

B.2  維持管理 

路面清掃の際には,鋼製回転ブラシ又は高圧洗浄機のような路面テクスチャを変化させる装置は用いな

いように注意する。ほこりは,吸い込むか,又は掃いて取り除いたほうがよい。

塩は,路面を一時的又は永久に変化させ,騒音を増加させることがあるため,使用を禁止する。

B.3  経時変化 

路面は,施工から,およそ 4 週間後に,又はアスファルト成分を表層から除去するための十分な安定化

走行を行うことによって,要求特性を満たす。

実際の経験から,試験用路面で測定されるタイヤ・路面騒音レベルは,施工後,最初の 6∼12 か月の間

で僅かに増加することが知られている。

トラックの騒音レベルの経時変化は,乗用車よりも一般に小さい。

路面は,主に車輪通過部を走行する頻度に応じて,摩滅(すり減り,流動わだち)し,結果として音響

特性に影響を与えることがある。

路盤及び路床の剛性は,路面の耐久性に影響を与えることがある。

路面が高温のときには,更に損傷する場合がある。

路面温度が 50  ℃以上のときは,この温度以上で使用できるように特別に設計されていなければ,加速

試験を行うことは避ける。

より高い路面温度で使用するために,この規格では,ポリマ改質アスファルトの使用を認める。

B.4  試験路面の再施工 

試験路面の走行路を再施工する場合には,車両が走行する 3 m 幅以外の場所が吸音率の要求特性を満足

していれば,車両が走行する 3 m 幅以外を再施工する必要はない。

走行路の全幅部分は,常にフィニッシャ又は切削機の幅によって,再施工することが望ましい。進行方

向に,新たなジョイント部ができないようにするのがよい。


18

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 C

(参考)

試験路面の施工実施例

C.1  目的 

この附属書の目的は,異なる国々での現在の施工実施例に関する情報を提供することである。試験路面

を建造するときの,標準的な施工手順を記載することが目的ではない。これらの施工手順の一つを適用し

ても,最初の施工そのままで仕様の満足を保証するものではない。この規格における要求事項を満足する

のであれば,ほかの施工方法であっても適用してよい。

C.3 はドイツの事例である。

C.4 は我が国の事例である。

C.5 はアメリカの事例である。

C.6 はオランダの事例である。

C.2  一般事項 

この規格における要求事項は,一般道路の建造よりも厳しい。経験的には,道路建造の優れたノウハウ,

及び規格の要求事項に従った試験路面を施工できる次の技術が必要である。

−  重要事項:上層路盤及び下層路盤は,最良の施工方法によって,安定性及び平たん性を確保する。

−  重要事項:JIS D 8301:1993 では空隙率又は吸音率を要求事項としていたので,次の事例で示す手法は,

抜き取ったコアを用いている。この規格では,空隙率は,非破壊の吸音率に置き換えている。

C.3  ドイツの事例 

(対応国際規格では,この箇条において,ドイツの施工事例についての記載があるが,この規格では不

要であり,不採用とした。この中に

表 C.1∼表 C.4 及び図 C.1∼図 C.11 が含まれている。)

C.4  我が国の事例 
C.4.1  
概要 

アスファルト舗装厚は,CBR(California Bearing Ratio)値及び道路の交通量区分を用いて設計する。CBR

試験は JIS A 1211 に規定している。

加熱アスファルト混合物が,規定の特性を確実にもつために,材料の選定,骨材の粒度及びアスファル

ト量の決定を慎重に行う。

使用する骨材は乾燥を十分に行い,適温に加熱し,十分に混合する。加熱アスファルト混合物は,一様

に敷きならした後,規定の密度を得るため,高温を保持している間に締め固める。舗装は,仕上げ面が平

たんで良好なテクスチャをもつような方法で施工する。

C.4.2  配合設計 
C.4.2.1  
設計の手順 

配合設計は,次の手順で行う。

1)

  規定の品質を備え,必要な量が入手できる材料を選定する。

2)

  選定した各骨材の配合比は,図 C.12 に示す混合物の粒度曲線から決定する。


19

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

3)

  配合された骨材の粒度に対する設計アスファルト量は,C.4.2.2 に示す方法によって決定する。

4)

  アスファルトプラントにおいて,コールドフィーダ及びホットビンの試験練りのための仮配合比を設

定する。試験練りの結果は,マーシャル試験の基準値と比較する。施工現場の状況を観察して,必要

であれば仮に決定した試験室配合を修正して現場配合を設定する。

通過質量分率

%

ふるいの目開き mm

図 C.12−アスファルト混合物における骨材の粒度曲線及び許容曲線

C.4.2.2  設計アスファルト量の設定 

適切な粒度となるように配合した骨材に対する設計アスファルト量は,次の方法によって決定する。

1)

  表 C.5 に示すアスファルト量の範囲内で,0.5 %刻みにアスファルト量を変えてアスファルト混合物の

マーシャル試験用供試体を作成する。

マーシャル試験は,砕石及び砂並びにフィラによる混合物の配合を決めた後に,アスファルト量を

決定するために実施する。アスファルト量を変えても,フィラの量は変えないほうがよい。

2)

  マーシャル試験用供試体は,両面 50 回の突固め回数を標準として作成する。

3)

  供試体の密度,安定度及びフロー値を測定し,空隙率とアスファルトとの飽和度を計算する。

4)

  試験結果は,アスファルト量を横軸に,密度及び空隙率を縦軸にした算術目盛を用いてプロットする。

5)

  4)で描いた図の曲線から空隙率が 4 %∼5 %になるアスファルト量の範囲を求める。

6)

  表 C.5 に示すアスファルト量の許容差及び 5)のアスファルト量の範囲を満足する共通の範囲を求め,

一般的にはその中央値を設計アスファルト量とする。

通過質量分

 %


20

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 C.5−設計の指針

項目

目標値

許容差

混合物の質量分率

骨材の質量分率

砕石

S

M

>2 mm

%

47.6

50.5

±5

砂 0.063

mm<S

M

<2 mm

%

38.0

40.2

±5

フィラ

S

M

<0.063 mm

%

8.8

9.3

±2

バインダ(アスファルト)

%

5 8

±0.5

骨材の最大粒径 mm

8

6.3∼10

アスファルトの針入度 40/60,60/80,80/100

PSV(Polished stone value)(参考文献 EN 933-6 参照)

>50

マーシャル供試体に対する締め固め度

%

98

S

M

:ふるいの目開き

C.4.3  施工 
C.4.3.1  
概要 

表層及び基層は,それらの品質が交通に対する安定性及び,すり減り並びに気象作用に対する耐久性に

影響するので,次の点に特に注意を払って施工する。

1)

  表・基層は,縦横断面の形状を正しく平たんに仕上げる。

2)

  表・基層は,可能な限り大きな密度にする。

3)

  テクスチャは,混合物の粒度に応じて均一にする。

4)

  横継ぎ目及び縦継ぎ目並びに構造物と隣接する継ぎ目は,十分に締め固めて互いに接着させる。

図 C.13 は,施工機械の編成の一例である。

図 C.13−施工機械の編成の例

C.4.3.2  敷きならし 

タックコートは,敷きならし前の表面に行う。加熱アスファルト混合物が冷える前に施工を完了するこ

とが極めて重要である。したがって,加熱アスファルト混合物が現場に到着後,直ちに正しい断面になる

ように均一に敷きならす。

通常,加熱アスファルト混合物は,アスファルトフィニッシャによって敷きならされるが,取付部,巻

込み部又は曲線部のような大形機械装置の制御が難しい狭い箇所においては人力によって敷きならされる

こともある。


21

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

敷きならしに際しては,次の点に留意する。

1)

  敷きならし時の加熱アスファルト混合物の温度は,アスファルトの粘度にもよるが,140  ℃以上とす

る。

2)

  気温が 5  ℃以上あっても,冬季の強風下では敷きならしの作業を行わないほうがよい。

3)

  作業中に雨が降り始めたら,敷きならしの作業を速やかに中止する。

C.4.3.3  締め固め 

加熱アスファルト混合物は,敷きならした後,直ちに鉄輪ローラ及びタイヤローラを用いて締め固めを

行う。規定の密度が得られるように十分締め固める。

初転圧の作業は,加熱アスファルト混合物の変形及びヘアクラックの発生がないことを確かめながら,

可能な限り高い温度で行う。

二次転圧は,初転圧に引き続いて十分に行う。

仕上げ転圧は,ローラマークを消すことが可能なうちに行う。

鉄輪ローラの代表的な速度は 2∼3 km/h,タイヤローラの代表的な速度は 6∼10 km/h である。

締め固め作業の手順を次に示す。

1)

  初転圧(1∼2 往復):鉄輪ローラ

2)

  二次転圧(8∼10 往復):タイヤローラ

3)

  仕上げ転圧(1∼2 往復):鉄輪ローラ

C.4.4  我が国における試験路面の施工実績 

我が国の 40 か所の試験路面について骨材の質量分率に関する調査を実施した。それらの試験路面は,

C.6 に示すように,図 C.12 の許容範囲を満足する結果になっている。

表 C.6−骨材の質量分率(我が国の 40 か所の試験路面)

項目

最大

最小

平均

砕石(S

M

>2 mm) %

54.5

46.9

52.2

砂(0.063 mm<S

M

<2 mm) %

43.9

36.6

39.0

フィラ(S

M

<0.063 mm) %

10.4

7.5

8.8

S

M

:ふるいの目開き

0

5

10

15

20

30 ~ 34

35 ~ 39

40 ~ 44

45 ~ 49

50 ~ 54

55 ~ 59

試験路面

の数

表層厚さ mm

図 C.14−我が国の試験路面の表層厚さ(40 か所の試験路面)

通常,コアは締め固め度及び厚さを確かめるために現場で採取する。締め固め度の目標は 98∼100 %で

試験路面の


22

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

ある。

試験路面の 53 か所の現場から採取したコアにおいて,表層の締め固め度は 96∼99.5 %の範囲にあり,

全体の平均値が 97.5 %である。

気温が高いとき,従来の JIS 試験路面は,大型車両によって大きな損傷を受ける傾向にある。これは,

JIS D 8301

:1993 では,バインダへの要求事項として,ストレートアスファルトだけが認められているため

である。路面温度が 50  ℃以上のとき,加速騒音試験を避けることを推奨している。この規格で認められ

ているポリマ改質アスファルトは,この問題の解決策の一つになる。

注記  参考文献 Manual for asphalt pavement. Japan road association, 1989 参照

C.5  アメリカの事例 

(対応国際規格では,この細分箇条において,アメリカの施工事例についての記載があるが,この規格

では不要であり,不採用とした。

C.6  オランダの事例 

(対応国際規格では,この細分箇条において,オランダの施工事例についての記載があるが,この規格

では不要であり,不採用とした。


23

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 D

(参考)

ISO 10844:1994

(JIS D 8301:1993)からの改善内容

表 D.1ISO 10844:1994JIS D 8301:1993)からの改善内容

ISO 10844:1994

JIS D 8301:1993)

今回の改善点

改善効果

ストレートアスファルトだ

け使用可。

ポリマ改質アスファルトが

認められた。

路面の磨耗による音響特性の経時変化の安定性が向

上。 
試験場の気象条件に合わせて,アスファルトを選ぶ
ことができる。

定義はないが,表面の平たん
さを要求。

路面表面の平たんさを試験
法も含めて規定した。

路面の凸凹に対するメガテクスチャによって,試験
路の品質管理方法を改善。凸凹の限界値を規定。

サンドパッチによる平均テ
クスチャ深さ(MTD)で規定。

ISO 13473-3 に適合した計測
器でテクスチャを計測。

手作業計測によるばらつきの低減。 
人為的ミスの可能性の排除。

テクスチャ(MTD)の規定が
一方向(下限値だけ)

テクスチャの規定を両方向
設定(上・下限値で規定)

テクスチャの値が大きくなる可能性を排除。 
音響的には,音が大きくなる方向のばらつきを低減

する。

粒度曲線は参考として取り
扱われている。

テクスチャの記述として選
択された MPD と同様に粒度

曲線が規格の一部となった。

ばらつきの低減。

吸音率は空隙率で保障する

か,又はコアサンプルから直
接計測し全周波数バンドの
最大値が 10 %以下である。

吸音率は現場測定装置で計

測し,各 1/3 オクターブバン
ドで 8 %以下とする。

a)  現場測定装置は,破壊検査に対しクラック及び

補修の懸念を排除した試験法である。

b)  吸音率の性能要求は,試験路が空隙率には満足

しているが,要求されている吸音率に合致して

いない可能性を排除できる。

c)  吸音率の規定の変更は,試験路の管理ができ,

試験場間(例えば,ある試験場はほかよりうる

さくないなど)のばらつきを低減する。


24

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 E

(参考) 
参考文献

[1]  JIS A 1211  CBR 試験方法 
[2]  JIS D 1024  自動車の加速時車外騒音試験方法 
[3]  ISO 565,Test sieves−Metal wire cloth, perforated metal plate and electroformed sheet−Nominal sizes of

openings

[4]  ISO 10844:1994,Acoustics−Specification of test tracks for the purpose of measuring noise emitted by road

vehicles

[5]  ISO 13325,Tyres−Coast-by methods for measurement of tyre-to-road sound emission 
[6]  EN 933-5,Tests for geometrical properties of aggregates−Part 5: Determination of percentage of crushed and

broken surfaces in coarse aggregate particles

[7]  EN 933-6,Tests for geometrical properties of aggregates−Part 6: Assessment of surface characteristics−

Flow coefficient of aggregates

[8]  EN 1097-8,Tests for mechanical and physical properties of aggregates−Part 8: Determination of the polished

stone value

[9]  EN 1367-1,Tests for thermal and weathering properties of aggregates−Part 1: Determination of resistance to

freezing and thawing

[10]  EN 12591,Bitumen and bituminous binders−Specifications for paving grade bitumens 
[11]  EN 12697-30,Bituminous mixtures−Test methods for hot mix asphalt−Part 30: Specimen preparation by

impact compactor

[12]  EN 13043,Aggregates for bituminous mixtures and surface treatments for roads, airfields and other trafficked

areas

[13]  EN 13108-1,Bituminous mixtures−Material specifications−Part 1: Asphalt concrete

[14]  EN 13286-47,Unbound and hydraulically bound mixtures−Part 47: Test method for determination of

California bearing ratio, immediate bearing index and linear swelling

[15]  AASHTO MP2,Standard specification for super pave volumetric mix design, American Association of State

Highway and Transportation Officials, Washington, D.C., 2001

[16]  AASHTO T 96,Standard method of test for resistance to degradation of small-size coarse aggregate by

abrasion and impact in the Los Angeles machine, American Association of State Highway and Transportation

Officials, Washington, D.C., 2002

[17]  AASHTO T 176,Standard method of test for plastic fines in graded aggregates and soils by use of the sand

equivalent test, American Association of State Highway and Transportation Officials, Washington, D.C., 2002

ASTM E 1926-98, Standard Practice for Computing International Roughness Index of Road from Longitudinal

Profile measurement

[18]  ASTM D 698-00,Standard Test Methods for Laboratory Compaction Characteristics of Soil Using Standard

Effort

[19]  ASTM D 1559-89,Test Method for Resistance to Plastic Flow of Bituminous Mixtures Using. Marshall


25

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

Apparatus

[20]  ASTM D 1883-99,Standard Test Method for CBR (California Bearing Ratio) of Laboratory-Compacted Soils 
[21]  Handleiding voor de bereiding van bitumineuze mengsels, Aanbeveling A72/02, edited by Belgian Road

Research Centre (2002)

[22]  “Handleiding voor de formulering van bitumineuze mengsels” (“Guidance for the formulation of bituminous

mixtures”), Belgian Road Research Centre, A69/97, Brussels (1997)

[23]  Manual for asphalt pavement. Japan road association, 1989

[24] K

LEIN

 P., H

AMET

, J.-F., “END

T

−Expected pass-by Noise level Difference from Texture level variation of the

Road Surface”, Technical Report SILVIA-INRETS-021-00-WP2-25/05/05, INRETS, 2005, can be

downloaded from SILVIA website: www.trl.co.uk/silvia

[25]  Nies V., “ISO 10844 WG TT2 Test track construction, Recommendations for construction, mix design, process

control”, Phoenix, October 2004 (with update of March 2005)


26

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 JA

(参考)

報告書の書式例

JA.1  適合報告書の書式例 

箇条 に示されている報告項目例に従った適合審査用報告書の書式例を,

表 JA.1 に示す。


27

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例

自動車及びタイヤの車外騒音測定のための試験用路面

−  JIS D 8301  −

報  告  書

(適合審査用)

20XX 年  YY 月


28

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

( a )  一般情報

この報告書は,自動車の車外騒音測定のための試験用路面の建設に関し,JIS D 8301 の要求事項に対す

る試験結果などを取りまとめたものである。

( a-1 )  所有者及び試験路面の場所

所有者:○○○○  ○○場

場  所:○○県△△市××番地

試験路面の場所は,

図 に示すとおりである。

試験路面の位置図を添付

図 1−試験路面の場所

( a-2 )  施工者及び試験路面の施工日

路面を施工した業者及び施工日は,

表 に示すとおりである。

表 1−施工者及び施工日

施  工  者

○○○○○

施  工  日 20XX 年 YY 月 ZZ 日

( a-3 ) ISO 認証機関及び認証状況

ISO 認証機関及び認証状況は,表 に示すとおりである。

表 2ISO 認証機関及び認証状況

認証機関

△△○○

認証状況

○○


29

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

( a-4 )  試験路面の主要用途

試験路面の主要用途は,

表 に示すとおりである。

表 3−試験路面の主要用途

項  目

内      容

主要用途

○○○○

( a-5 )  試験路面の特記事項

試験路面の特記事項は,

表 に示すとおりである。

表 4−試験路面の特記事項

項  目

内      容

特記事項

特になし

( b )  試験路面の寸法及び形状

( b-1 )  寸  法

試験路面の寸法は

図 に,大きな反射物が存在しない範囲の半径及び特記事項は,表 に示すとおりで

ある。

単位  m

R=50

l

s

=60.0

l

a

=10.0

l

a

=10.0

10.0

10.0

40.0

単位:m

図 2−試験路面の寸法


30

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

表 5−自由音場領域の半径及び特記事項

項  目

内      容

自由音場領域の半径 50

m

特記事項

○○○○

( b-2 )  形  状

( b-2-1 )  走行路

( b-2-1-1 )  凹凸量

走行路の凹凸量は,

表 に示すとおりである。

表 6−凹凸量(走行路)

単位  mm

左車輪通過部

右車輪通過部

JIS D 8301 

測定位置

縦断方向

横断方向

測定位置

縦断方向

横断方向

L1 1  1 R1 0  0

縦断方向 2 以
下,横断方向 3
以下

L2 1  0 R2 0  2 
L3 1  1 R3 0  0 
L4 0  0 R4 0  1

平  均  値

縦断方向 0

横断方向 1

測  点  数

縦断方向 8 点,横断方向 8 点

( b-2-1-2 )  勾配

走行路の縦断勾配及び横断勾配は

表 に示すとおりである。

表 7−縦断勾配及び横断勾配(走行路)

単位  %

左車輪通過部

右車輪通過部

JIS D 8301 

測定位置

縦断勾配

横断勾配

測定位置

縦断勾配

横断勾配

L1  0.03 0.58  R1  0.02 0.61

縦断勾配 0.5 以
下 , 横 断 勾 配
1.0 以下

L2  0.02 0.61  R2  0.01 0.65 
L3  0.02 0.63  R3  0.02 0.63 
L4  0.01 0.66  R4  0.01 0.67

平  均  値

縦断勾配 0.02

横断勾配 0.63

測  点  数

縦断勾配 8 点,横断勾配 8 点

( b-2-2 )  伝ぱ領域

( b-2-2-1 )  凹凸量

伝ぱ領域の凹凸量は,

表 に示すとおりである。


31

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

表 8−凹凸量(伝ぱ領域)

単位  mm

左側領域

右側領域

JIS D 8301 

測定位置

縦断方向

横断方向

測定位置

縦断方向

横断方向

PL1

3 3

PR1

0 0

20 以下

PL2

1 2

PR2

2 1

平均値 2

3 平均値 1

1

測点数

2 点

2 点

測点数

2 点

2 点

( b-2-2-2 )  勾配

伝ぱ領域の勾配は,

表 に示すとおりである。

表 9−横断勾配(伝ぱ領域)

単位  %

左側領域

右側領域

JIS D 8301 

測定位置

横断勾配

測定位置

横断勾配

PL1 1.05 PR1 1.08 20 以下 
PL2 0.99 PR2 1.06

平均値 1.02 平均値 1.07

測点数

2 点

測点数

2 点

( b-2-2-3 )  段差量

伝ぱ領域と走行路との間(継ぎ目)の段差量の最大値は,

表 10 に示すとおりである。

表 10−段差量の最大値(伝ぱ領域)

単位  mm

測定位置

段差量の最大値

JIS D 8301 

L-継ぎ目 0  20 以下 
R-継ぎ目 0

( c )  路面特性

( c-1 )  表層材料

( c-1-1 )  走行路

( c-1-1-1 )  吸音率

吸音率は,

表 11 に示すとおりである。


32

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

表 11−吸音率(走行路)

単位  %

項  目

測定位置

平均値

JIS D 8301

左車輪通過部

右車輪通過部

L1 L2 L3 L4 R1 R2 R3 R4

周波数範囲  315

Hz 2.7 3.2 1.9 2.4 2.1 2.8 3.1 2.5

2.6

400

Hz 3.1 3.6 2.3 2.8 2.5 3.2 3.5 2.9

3.0

500

Hz 3.2 3.7 2.4 2.9 2.6 3.3 3.6 3.0

3.1

630

Hz 3.4 3.9 2.6 3.1 2.8 3.5 3.8 3.2

3.3

800

Hz 3.7 4.2 2.9 3.4 3.1 3.8 4.1 3.5

3.6

1 000

Hz 4.2 4.7 3.4 3.9 3.6 4.3 4.6 4.0  4.1

1 250

Hz 5.2 5.7 4.4 4.9 4.6 5.3 5.6 5.0  5.1

1 600

Hz 5.5 6.0 4.7 5.2 4.9 5.6 5.9 5.3  5.4

最大値

5.5 6.0 4.7 5.2 4.9 5.6 5.9 5.3

5.4

8.0 以下

測点数

8 点

( c-1-1-2 )  表層の厚さ

表層の厚さは,

表 12 に示すとおりである。

表 12−表層の厚さ

単位  mm

コア No.

厚  さ

平  均  値

JIS D 8301 

1 32 33

30 以上

2 33 
3 34 
4 31

( c-1-1-3 )  テクスチャ

テクスチャ測定結果は,

表 13 に示すとおりである。

表 13−テクスチャ測定結果(MPD

単位  mm

左車輪通過部

右車輪通過部

JIS D 8301 

測定位置 MPD 測定位置 MPD

L1 0.35 R1 0.39 MPD

0.5±0.2

L2 0.37 R2 0.36 
L3 0.36 R3 0.34 
L4 0.39 R4 0.32

平  均  値 0.36

測  点  数

8 点

( c-1-1-4 )  最大粒径

表層のアスファルト混合物の最大粒径は,

表 14 に示すとおりである。


33

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

表 14−アスファルト混合物の最大粒径

単位  mm

項  目

内    容

JIS D 8301 

最大粒径 8.0 6.3∼10.0

( c-1-1-5 )  骨材粒度

骨材粒度は

表 15 に,粒度曲線は図 に示すとおりである。

表 15−骨材粒度

単位  %

項  目

(コア No.2,

4)

(コア No.1,

3)

平均値

JIS D 8301 

通過質量分率

9.5 mm

100.0

100.0

100.0

100

8.0 mm

98.2

97.8

98.0

87.0-100

6.3 mm

88.7

88.3

88.5

77.0-100

4.0 mm

71.3

71.7

71.5

57.0-86.0

2.0 mm

50.5

50.5

50.5

38.0-63.0

1.0 mm

35.6

35.4

35.5

25.0-46.0

0.5 mm

25.4

25.6

25.5

19.0-32.0

0.25 mm

17.3

17.7

17.5

14.0-21.0

0.125 mm

13.1

12.9

13.0

10.0-16.0

0.063 mm

9.2

8.8

9.0

6.0-12.0

ふるいの目開き mm 

図 3−骨材粒度の平均値の粒度曲線

通過率(質量)

%


34

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

( c-1-2 )  伝ぱ領域

( c-1-2-1 )  吸音率

吸音率は,

表 16 に示すとおりである。

表 16−吸音率(伝ぱ領域)

項    目

測定位置

JIS D 8301 

左側領域

右側領域

PL1

PL2

PL3

PR1

PR2

PR3

周波数

315

Hz 5.8 5.0 6.0 6.2 6.4 4.9

400

Hz 6.1 5.6 6.3 6.8 7.2 5.5

500

Hz 6.4 5.8 6.6 7.1 7.4 6.0

630

Hz 6.9 6.3 7.2 7.6 7.9 6.7

800

Hz 7.3 6.8 7.5 8.0 8.2 7.0

1 000

Hz 7.5 7.1 7.7 8.2 8.5 7.3

1 250

Hz 7.8 7.3 8.1 8.5 8.8 7.6

1 600

Hz 8.4 7.8 9.0 8.9 9.2 7.8

315∼1 600 Hz の平均値 7.0 6.5 7.3 7.7 8.0 6.6  10.0 以下

各領域の平均値 6.9

7.4

測点数

3 点

3 点

( c-2 )  路面特性の均一性

( c-2-1 )  走行路

走行路における各要求項目の平均値は

表 17 に,均一性は表 18 に示すとおりである。

表 17−各要求項目の平均値(走行路)

要求項目

平均値

JIS D 8301 

凹凸量

縦断方向

0 mm

2 mm 以下

横断方向

1 mm

3 mm 以下

勾配

縦  断

0.02 %

0.5 %以下

横  断

0.63 %

1.0 %以下

吸音率

5.4 %

8.0 %以下

テクスチャ(MPD)

0.36 mm

0.5 mm±0.2 mm

表 18−各要求項目の均一性(走行路)

要求項目

測点数

満足した測点数

均一性

JIS D 8301 

凹凸量

縦断方向

8 点

8 点

100 %

80 %以上

横断方向

8 点

8 点 100 %

勾配

縦  断

8 点

8 点 100 %

横  断

8 点

8 点 100 %

吸音率

8 点

8 点 100 %

テクスチャ(MPD)

8 点

8 点 100 %

( c-2-2 )  伝ぱ領域

伝ぱ領域における各要求項目の平均値は

表 19 に,均一性は表 20 に示すとおりである。


35

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

表 19−各要求項目の平均値(伝ぱ領域)

要求項目

平均値

JIS D 8301 

左側領域

右側領域

凹凸量

縦断方向

2 mm

1 mm

20 mm 以下

横断方向

3 mm

1 mm

勾配

横  断

1.02 %

1.07 %

2.0 %以下

吸音率

6.9 %

7.4 %

10.0 %以下

表 20−各要求項目の均一性(伝ぱ領域)

要求項目

測点数

満足した測点数

均一性

JIS D 8301 

左側領域

凹凸量

縦断方向

2 点

2 点

100 %

80 %以上

横断方向

2 点

2 点 100 %

勾配

横  断

2 点

2 点 100 %

吸音率

3 点

3 点 100 %

右側領域

凹凸量

縦断方向

2 点

2 点 100 %

横断方向

2 点

2 点 100 %

勾配

横  断

2 点

2 点 100 %

吸音率

3 点

3 点 100 %

( d )  要求事項の検証方法

( d-1 )  各試験の測定位置

( d-1-1 )  凹凸量及び段差測定位置

凹凸量及び継ぎ目の段差を測定した位置は,

図 に示すとおりである。

単位  m

図 4−凹凸量及び継ぎ目の段差の測定位置


36

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

( d-1-2 )  縦横断勾配測定位置

縦横断勾配を測定した位置は,

図 に示すとおりである。

単位  m

図 5−縦横断勾配測定位置

( d-1-3 )  吸音率測定位置

吸音率を測定した位置は,

図 に示すとおりである。

単位  m

図 6−吸音率測定位置


37

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

( d-1-4 )  テクスチャ測定位置

テクスチャ(MPD)の測定は区分測定とし,その位置は

図 に示すとおりである。

単位  m

図 7−テクスチャ(MPD)測定位置(区分測定)

(連続測定の場合:

図 参照)

単位  m

図 8−テクスチャ(MPD)測定位置(連続測定)


38

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

( d-1-5 )  コア採取位置

コア採取位置は,

図 に示すとおりである。

(施工準備区間から採取できる場合)

単位  m

図 9−コア採取位置(施工準備区間から採取)

(施工準備区間から採取できない場合:

図 10 参照)

単位  m

図 10−コア採取位置(走行路から採取)

( d-2 )  測定方法及び測定装置

要求事項の検証を行った測定装置及び測定方法は,

表 21 に示すとおりである。


39

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

表 21−測定装置及び測定方法

要  求  事  項

測定装置

測定方法

縦横断勾配

レベル,巻尺

水準測量及び距離測定

凹凸量 
段差量

3 m 直定規

Road and airfield surface characteristics−Test methods−Part 7: Irregularity 
measurement of pavement courses: the straightedge test (EN 13036-7)

テクスチャ

レ ー ザ 式 テ ク ス チ
ャメータ

Characterization of pavement texture by use of surface profiles−Part 1: 
Determination of Mean Profile Depth (ISO 13473-1)

吸音率

吸音率試験機 Acoustics−Measurement of sound absorption properties of road surfaces in

situ−Part 2: Spot method for reflective surfaces (ISO 13472-2)

付  録

付録 1  測定及びコア採取日付

吸音率,テクスチャ,形状及びコアを採取した日付は,

  付 に示すとおりである。

  付 1−測定及びコア採取日付

項    目

日            付

備          考

縦 横 断 勾 配 測 定 20XX 年 YY 月 ZZ 日

取 20XX 年 YY 月 ZZ 日

定 20XX 年 YY 月 ZZ 日

定 20XX 年 YY 月 ZZ 日

テ ク ス チ ャ 測 定 20XX 年 YY 月 ZZ 日

付録 2  アスファルト混合物の温度及び気象

施工時のアスファルト混合物の温度及び気象状況は,

  付 に示すとおりである。

  付 2−アスファルト混合物の温度及び気象状況

作  業  項  目

施工温度(℃)

気  象  条  件

敷  き  な  ら  し

・外気温        ℃

・風速          m/s

初  転  圧

二  次  転  圧

仕  上  転  圧

付録 3  転圧方法

アスファルト混合物の転圧に用いた機種及び転圧回数は,

  付 に示すとおりである。

  付 3−転圧機械の機種及び転圧回数

転  圧  機  種

仕  様(質量 t)

台  数

転圧回数

工  事  用  途

初  転  圧

二  次  転  圧

仕  上  転  圧


40

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

表 JA.1−適合報告書の書式例(続き)

付録 4  アスファルト混合物の配合

アスファルト混合物の骨材配合比及び設定アスファルト量は,

  付 に示すとおりである。

  付 4−骨材配合比及び設定アスファルト量

項              目

配合設計値

骨材配合

(%)

調整砕石 6 号

砕  石 7 号

スクリーニングス

粗      砂

石      粉

混合物

設定アスファルト量    (%)

か  さ  密  度      (g/cm

3

理論最大密度    (g/cm

3

付録 5  アスファルトの種類

アスファルト混合物に使用したアスファルト種類は,

  付 に示すとおりである。

  付 5−アスファルトの種類

項目

内容

アスファルトの種類

付録 6  骨材の種類

使用した骨材の種類及び性状は,

  付 に示すとおりである。

  付 6−骨材の種類及び性状

項  目

材料種

調整砕石 6 号

a)

砕石 7 号

スクリーニングス

粗    砂

石    粉

密度

(g/cm

3

表    乾

見  か  け

吸  水  率        %

︵質

量︶

9.50 mm

8.00 mm

4.00 mm

2.00 mm

1.00 mm

0.50 mm

0.25 mm

% 0.125

mm

0.063 mm

a)

  調整砕石 6 号は,通常の砕石 6 号(13∼5 mm)を最大粒径○○ mm に調整。


41

D 8301

:2013 (ISO 10844:2011)

附属書 JB

(参考)

粒度曲線の範囲

JB.1  具体的な粒度曲線の範囲 

4.3 の図 の粒度曲線の範囲の具体的な数値を,表 JB.1 に示す。

表 JB.1−粒度の範囲

ふるいの目開き(mm)

粒度範囲(%)

通過質量分率

10.0 98∼100

8.0 87∼100 
6.3 77∼100 
4.0 57∼86 
2.0 38∼63 
1.0 25∼46 
0.5 19∼32 
0.25 14∼21 
0.125 10∼16 
0.063 6∼12