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日本工業規格

JIS

 D

6605

-1994

トラックトラクタ及びトレーラ用

エアブレーキカップリング

Air brake line couplings between truck tractors and trailers

1.

適用範囲  この規格は,トラックトラクタとトレーラとのエアブレーキ系統の連結に使用するブレー

キカップリング(以下,カップリングという。

)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS D 1601

  自動車部品振動試験方法

JIS Z 2371

  塩水噴霧試験方法

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 1728-1980

  Road vehicles−Pneumatic braking connections between motor vehicles and towed

vehicles

−Interchangeability

2.

種類  カップリングの種類は,重ね式及び差し込み式とする。

3.

性能

3.1

気密性  カップリングは,結合した状態で空気圧 0.9MPa 以下で,漏れがあってはならない。

3.2

耐温度性  カップリングは,70℃及び−30℃に放置した後に漏れがあってはならない。

3.3

着脱性  カップリングは,重ね式では 4.4∼19.6N・m のトルクで着脱ができなければならない。

また,差し込み式では着脱が容易でなければならない。

3.4

耐引張荷重  カップリングは,結合した状態で軸方向の引張荷重が加えられたとき,重ね式では離

脱荷重の範囲は 0.2∼1.4kN とし,差し込み式では 1kN 以上の荷重に耐えなければならない。

3.5

耐振性  カップリングは,結合した状態で車の振動によって離脱してはならない。

3.6

圧力損失  カップリングは,結合した状態で空気流量 500l/min(基準状態)における圧力損失は,

0.02MPa

以下でなければならない。

3.7

耐食性  カップリングの金属面,めっきを施した面及び塗装面は,耐食試験のあとも構造上有害な

腐食の発生,ふくれ,はがれ,塗膜の軟化,はく離などがあってはならない。

3.8

耐圧性  カップリングは,結合した状態で 1.5MPa の内圧に耐えなければならない。

4.

構造,形状及び寸法  カップリングの構造,形状及び主要寸法は,付図 1,付図 及び付図 に示す

とおりとする。

5.

外観  カップリングの外観は,次のとおりとする。


2

D 6605-1994

(1)

さびの発生するおそれがある部分には,適当なめっき又は塗装を施し,きれつ,凹凸,しわ,うきな

どの有害な欠点があってはならない。

(2)

シーリングリングの表面には,きれつ,凹凸,しわなどの有害な欠点があってはならない。

(3)

本体,特に接続ねじ部及びシーリングリングの接触部に有害な欠点があってはならない。

6.

試験

6.1

気密試験  カップリングは,結合した状態で空気圧 0.1MPa 及び 0.9MPa の内圧をそれぞれ 3 分間加

える。

6.2

耐温度試験

6.2.1

高温試験  6.1 の試験を行い,温度を 70℃にして 50 時間保持した後常温に戻し,更に空気圧 0.1MPa

及び 0.9MPa の内圧を加える。

6.2.2

低温試験  6.1 の試験を行い,温度を−30℃にして 50 時間保持した後常温に戻し,更に空気圧

0.1MPa

及び 0.9MPa の内圧を加える。

6.3

着脱試験  重ね式では,着脱に必要なトルクを測定する。差し込み式では,手により着脱を繰り返

し,その状況をみる。

6.4

耐引張試験  結合したカップリングの軸方向に引張荷重を加え,結合が外れる荷重を測定する。

6.5

耐振試験  耐振試験は,正規の使用状態で振動試験台上に取り付け,JIS D 1601 に規定する 3 種 B

種によって試験を行う。

6.6

圧力損失試験  カップリングを結合し,空気流量 500l/min(基準状態)で,カップリング自身の圧

力損失を測定する。

6.7

耐食試験  金属面,めっきを施した面又は塗装面は,JIS Z 2371 に規定する方法で 48 時間行う。

6.8

耐圧試験  カップリングを結合した状態で 1.5MPa の水圧又は油圧を 3 分間以上加える。

7.

検査  カップリングの検査は,性能,構造,形状,寸法及び外観について行い,3.5.の規定に適合し

なければならない。

8.

製品の呼び方  カップリングの呼び方は,規格番号又は名称及び種類による。

  JIS D 6605  重ね式

又はエアブレーキカップリング重ね式

9.

表示  カップリングには,適当な位置に長期間にわたり明りょうに判別できる方法で,製造業者名又

は略号を表示する。

関連規格  JIS D 6604  トラックトラクタ及びトレーラのブレーキカップリング及び電線カップリングの

取付方式


3

D 6605-1994

付図 1  重ね式サービスライン用カップリング


4

D 6605-1994

付図 2  重ね式エマージェンシライン用カップリング


5

D 6605-1994

付図 3  差し込み式カップリング


6

D 6605-1994

自動車  航空部会  自動車専門委員会  構成表(昭和 59 年 4 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

黒  田      堯

社団法人自動車技術会

大久保  和  夫

工業技術院標準部

柴  藤  良  和

運輸省交通安全公害研究所

堤      富  男

通商産業省機械情報産業局

松  波  正  壽

運輸省自動車局

瀬  倉  久  男

防衛庁装備局

井  口  雅  一

東京大学工学部

石  渡  正  治

財団法人日本自動車研究所

大  沼  広  洲

全日本トラック協会

佐  藤      武

慶応義塾大学

関      保  彦

日本自動車整備振興会連合会

田  中  兼  吉

社団法人日本バス協会

轟          秀

社団法人日本自動車連盟

伊  藤  薫  平

株式会社本田技術研究所

改  田      護

トヨタ自動車株式会社

清  水      宏

日産自動車株式会社

椎  原  英  一

いすゞ自動車株式会社

鈴  本  作  良

社団法人日本自動車部品工業会

高  原  昭  二

三菱自動車工業株式会社

西  原  孝  雄

東洋工業株式会社

大  槻  耕  一

日野自動車工業株式会社

(専門委員)

齋  藤      巌

財団法人日本規格協会

武  永  三  郎

日本道路公団

永  田      充

日産ディーゼル株式会社

福  西  豊  二

鈴木自動車工業株式会社

(事務局)

川  口  廣  美

工業技術院標準部機械規格課

武  藤  晃  雄

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

笹  尾  照  夫

工業技術院標準部機械規格課

(平成 6 年 9 月 1 日改正のとき)