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D 6026

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  製造

2

5

  試験一般

2

5.1

  試験項目 

2

5.2

  試験の適用 

3

6

  静荷重試験 

3

6.1

  試験荷重 

3

6.2

  手順

3

6.3

  要求事項 

4

7

  衝撃試験

4

7.1

  試料採取 

4

7.2

  手順

4

7.3

  要求事項 

4

8

  疲労試験

4

8.1

  試験条件 

4

8.2

  手順

4

8.3

  要求事項 

4

9

  表面の亀裂検査 

4

10

  表示

5

10.1

  表示項目 

5

10.2

  フォークリフト製造業者関連項目の表示

5

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

6


D 6026

:2011

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本産業車両協会(JIVA)及び財

団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 D

6026

:2011

フォークリフトトラック−フォーク−

技術特性及び試験

Fork-lift trucks-Fork arms-

Technical characteristics and testing

序文 

この規格は,2002 年に第 3 版として発行された ISO 2330 を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,フォークリフトトラック(以下,フォークリフトという。

)のフォークであって,取付方式

によらず,全ての量産する中実断面フォークに対する製造,試験及び表示の要求事項について規定する。

フォークの取付方式にはフック式,軸式,ピン式,ねじ式又はローラ式があるが,それ以外の取付方式も

適用範囲に含まれる。

受渡当事者間の合意によって,これらの要求事項を,量産しないフォークに適用してもよい。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 2330:2002

,Fork-lift trucks−Fork arms−Technical characteristics and testing(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS D 6024:1998

  フォークリフトトラック−フック式フォーク及びフィンガバーの取付寸法並びに構

注記  対応国際規格:ISO 2328:1993,Fork-lift trucks−Hook-on type fork arms and fork arm carriages

−Mounting dimensions(MOD)

JIS D 6201:1999

  フォークリフトトラック−用語

注記  対応国際規格:ISO 2331:1974,Fork lift trucks−Hook-on type fork arms−Vocabulary(MOD)

JIS G 7501:2000

  焼入焼戻し非合金鋼及び低合金鋼(ISO 仕様)


2

D 6026

:2011

注記  対応国際規格:ISO 683-1:1987,Heat-treatable steels,alloy steels and free-cutting steels−Part 1:

Direct-hardening unalloyed and low-alloyed wrought steel in form of different black products

(IDT)

JIS Z 2242

  金属材料のシャルピー衝撃試験方法

注記  対応国際規格:ISO 148:1983,Steel−Charpy impact test (V-notch)(MOD)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS D 6201 によるほか,次による。

3.1 

試作フォーク(prototype fork arm)

量産前提の,材料特性又はブレード,シャンクの断面,フック若しくはヒールの形状のいずれかを初め

て生産するフォーク。フォークの各部名称を,

図 に示す。

図 1−フォークの各部名称 

3.2 

フォークの許容荷重(capacity)

一対のフォークの個々が,規定の荷重中心に積載できる荷の質量。単位はキログラム。

製造 

フォークは,中実断面材料から製造しなければならない。

試験一般 

5.1 

試験項目 

試作フォークは,箇条 及び箇条 に従って試験を行い,その要求事項を満たさなければならない。

さらに,フォークの許容荷重が 4 000 kg 以下の試作フォークは,箇条 に従って試験を行い,その要求

事項についても満たすものとする。


3

D 6026

:2011

5.2 

試験の適用 

量産するフォークに対して,受渡当事者間の合意によって,箇条 及び箇条 の試験は定期的に繰り返

してもよい。

静荷重試験 

6.1 

試験荷重 

試験荷重 F

T

は,キログラム表示のフォークの許容荷重に重力の加速度(9.8 m/s

2

)を乗じた値の 3 倍と

する。

注記  労働安全衛生法の関連規定への適合を図るため,試験荷重の値を変更している(附属書 JA 

照)

6.2 

手順 

フォークリフトで使用される状態と同様にフォークを試験装置に取り付ける。ひずみ計測装置をフォー

クのブレード先端上面に取り付ける。

図 に示すように,シャンク前面から距離 の位置に徐々に衝撃がないように,規定された試験荷重

F

T

を 2 回かけ,毎回 30 秒間維持する。

第 1 回試験後及び第 2 回試験後のブレード先端上面のひずみを測定する。

荷重中心はシャンク前面からの距離で表し,フォークの許容荷重が 5 500 kg 未満のフォークに対しては,

JIS D 6024

の基準荷重中心に基づく

表 の値とする。また,フォークの許容荷重が 5 500 kg 以上のフォー

クに対しては,フォークリフト製造業者が指定した値とする。

図 2−荷重中心及び表示位置 

表 1−荷重中心 

フォークの許容荷重

500

未満 500 以上

2 500

未満

2 500

以上

5 500

未満

荷重中心  D

mm

400

(600)

500

(600)

600

注記  括弧内の数値は,必要に応じて使用することができる。 


4

D 6026

:2011

6.3 

要求事項 

第 1 回試験後及び第 2 回試験後のブレード先端上面における測定結果を比較し,永久ひずみがあっては

ならない。

衝撃試験 

7.1 

試料採取 

JIS G 7501

に規定する棒及びワイヤ棒の試験片の位置で,フォーク断面に対して縦方向の試料を採取す

る。

試料は,アッパフックとロアフックとの間の部分から採取することが望ましい。アッパフックより上方

の特別に装備された延長部分,又は適切な大きさ(例えば,長さは幅の少なくとも 2 倍)の半加工材料か

ら試料をとってもよい。ただし,それは同じ断面をもち,同じ材料ロットから採取され,フォークと同じ

熱処理がされているものとする。

7.2 

手順 

−20  ℃において,JIS Z 2242 に規定する V ノッチを付けた試料に対し衝撃試験を行う。

7.3 

要求事項 

試料は,−20  ℃において,インパクト値 27 J 以上とする。

疲労試験 

8.1 

試験条件 

8.1.1 

試験荷重の大きさ 

動的試験荷重の振幅は,一定とする。動的試験荷重の最大値は,キログラム表示のフォークの許容荷重

に重力の加速度(9.8 m/s

2

)を乗じた値の 1.25 倍とし,最小値は,0 より大きく,キログラム表示のフォー

クの許容荷重に重力の加速度(9.8 m/s

2

)を乗じた値の 0.1 倍を超えない範囲の任意の値とする。

8.1.2 

試験荷重の周波数 

動的試験荷重の周波数は,最大 10 Hz とする。フォークの温度が 50  ℃を超える場合,又は共振の兆候

が生じる場合は,周波数を減少させて行う。

8.1.3 

試験回数 

試験回数は,10

6

回以上とする。

8.2 

手順 

フォークリフトで使用される状態と同様にフォークを試験装置に取り付ける。ひずみ計測装置をフォー

クのブレード先端上面に取り付ける。

シャンク前面から距離 の位置(

図 参照)に動的試験荷重を負荷するものとし,試験開始前及び試験

完了時のブレード先端上面のひずみを測定する。

8.3 

要求事項 

試験完了時にフォークに亀裂又は永久ひずみがあってはならない。

亀裂検出の手順は,箇条 による。

表面の亀裂検査 

フォーク製造業者は,全ての量産するフォークについて視覚による亀裂検査を実施するものとする。試

作フォークに対する疲労試験後の亀裂検査も同様とする。


5

D 6026

:2011

溶接部及び熱影響を受けた範囲のシャンク並びにヒールについて,特に注意を払って非破壊亀裂検査を

実施するものとする。熱影響を受けた範囲のシャンクには,アッパフック及びロアフック並びにシャンク

への附属品が含まれる。

亀裂の兆候が検出された場合は,フォークを回収しなければならない。

非破壊亀裂検査は,磁粉探傷検査法によることが望ましい。

10 

表示 

10.1 

表示項目 

個々のフォークには,

図 で示された位置(いずれか片側の面)に,次の項目を容易に消えない方法で

表示する。

a)

フォークの許容荷重。単位はキログラム

b)

荷重中心。単位はミリメートル

c)

フォーク製造業者の識別記号

d)

製造年月若しくは製造年週,又は合意された通し番号

10.2 

フォークリフト製造業者関連項目の表示 

もし要請があれば,フォークリフト製造業者の識別記号及び部品番号を表示してもよい。


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS D 6026:2011

  フォークリフトトラック−フォーク−技術特性及び試験

ISO 2330:2002

  Fork-lift trucks−Fork arms−Technical characteristics and testing

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国 際 規
格番号

箇 条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

3.1

試作フォークを規定

 3.1

JIS

とほぼ同じ

追加

図 1 を追加した。

分かりやすくするための追加であ

り,実質的な技術的差異はない。

3

用 語 及

び定義

3.2

フ ォ ー ク の 許 容 荷 重
を規定

追加

用語の定義を追加した。

分かりやすくするための追加であ

り,実質的な技術的差異はない。

6

静 荷 重

試験

6.1

試験荷重を SI 単位で
規定。

 6.1

JIS

とほぼ同じ

変更

試験荷重の表示単位に関し,

ISO

規格は kgf(非 SI 単位)で

あり JIS は N(SI 単位)である。

SI

単位に伴う変更であり,実質的

な技術的差異はない。

試験荷重 F

T

は,キロ

グ ラ ム 表 示 の フ ォ ー
ク の 許 容 荷 重 に 重 力

の加速度(9.8 m/s

2

)を

乗じた値の 3 倍と規
定。

6.1.1

フ ォ ー ク の 許 容 荷 重

5 500 kg

以下のフォークの試験

荷重 F

T

は,フォークの許容荷

重の 3 倍とする。

6.1.2

フ ォ ー ク の 許 容 荷 重 が

5 500 kg

を超えたフォークの試

験荷重 F

T

は,安全係数 をフ

ォークの許容荷重に乗じた値
とする。

R

=3−0.08(Q−10)

R

≧2.5

Q

=2/1 000

変更

JIS

は安全係数 R=3,ISO 規格

は R≦3 であり,

試験荷重 F

T

は,

JIS

のほうが大きい。労働安全

衛生法の関連規定への適合を
図るため,試験荷重の値を変更
している。

国内法規関連のための変更であり

ISO

への改正提案はしない。

6.2

手順を規定

 6.2

JIS

とほぼ同じ

追加

表 1 を追加した。

分かりやすくするための追加であ
り,実質的な技術的差異はない。

6

D

 6026


20
1

1


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国 際 規
格番号

箇 条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

8

疲 労 試

8.1.1

試験荷重を SI 単位系
で規定

 8.1.1

JIS

とほぼ同じ

変更

試験荷重の表示単位に関し,

ISO

規格は kgf(非 SI 単位)で

あり JIS は N(SI 単位)である。

SI

単位に伴う変更であり,実質的

な技術的差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 2330:2002,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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